山本昭宏の作品一覧
「山本昭宏」の「核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ」「教養としての戦後<平和論>」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山本昭宏」の「核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ」「教養としての戦後<平和論>」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
難しい内容だったので、丁寧にメモを取りながら時間をかけて読み進めてきた。1989年から現在まで平和主義がなぜどのように変質してきたかを、分かりやすく解説している。「力による平和」などという言説が、なぜ一部の日本人にも受け入れられるのか、全く理解できないで悶々としていたが、その答えがここにあったのだと多くの点で納得した。
日本の経済発展やグローバル化、新自由主義の進展などを経て9条を基礎とする日本の平和主義がなし崩し的に破壊されてきた経過も、納得できる説明がなされている。現実的な選択として日米安保、集団的自衛権、平和安全法制を成立させていて、それが自己欺瞞であったとしても、日本は平和主義を標榜
Posted by ブクログ
平和主義の変質を議論する著作だが、あとがきで次のような要約がある.「戦争のない状態」としての「平和」に関する認識としては、九条の理想を掲げる戦後的な反戦・平和主義があるが、これは年長世代を中心に残存しているものの、その弱体化は疑えない.弱体化や影響力の低下をながらく指摘されながらも、確かに残っているという事実を軽視すべきではないけれども、それが弱体化することで、日本社会のより根底部にある生活保守主義に基づいたしたたかとも呼べる平和主義が目立ち始めた.230頁の内容をこのようにまとめる力に驚嘆した.その直後の解説に「したたか」が出てくるが、その通りだと思う.第二、三、四章で語られる歴史的事項はほ
Posted by ブクログ
ちょうどこの瞬間、バイデン大統領と菅首相と日米首脳会談が行われています。なぜアメリカ新大統領の最初の会談相手が日本なのか?それは中国の専制政治に対する民主主義の国家の連携強化というアメリカの戦略により実現したとの解説を聞きました。今や世界の中で民主主義が根付いている国の代表として日本が選ばれている、ということでしょう。その我が国の民主主義が1945年の敗戦以降に「戦後民主主義」としてどのように育まれどのように論ぜられどのように疎まれていったかを一望する意欲的な新書です。なにしろ最終章のひとつ手前の章が「限界から忘却へ 一九九二〜二〇二◯」と来て最後が「戦後民主主義は潰えたか」ですから。ではアメ