作品一覧

  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻
    完結
    4.5
    全15巻880円 (税込)
    昭和19年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。当時、東洋一と謳われた飛行場奪取を目的に襲い掛かる米軍の精鋭4万。迎え撃つは『徹底持久』を命じられた日本軍守備隊1万。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか――!?『戦争』の時代に生きた若者の長く忘れ去られた真実の記録!

ユーザーレビュー

  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

    Posted by ブクログ

    副題にある「ゲルニカ」という言葉を知っていますか。

    1937年、スペインの天才画家パブロ・ピカソが発表した巨大壁画のタイトルです。ドイツ空軍による無差別爆撃を受けた都市「ゲルニカ」をモチーフにしており、死んだ子を抱いて泣き叫ぶ母親、苦悶する馬、折れた剣を持つ兵士——すべてがモノトーンで描かれた、20世紀を代表する「反戦の叫び」です。

    この漫画のタイトルに「ゲルニカ」が置かれているのは、偶然ではありません。

    パラオ諸島のペリリュー島は、透き通る青い海と南国の自然に囲まれた、まさに「楽園」と呼ぶべき場所でした。しかし太平洋戦争において、その美しい島は日本軍とアメリカ軍による壮絶な消耗戦の舞台

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    2026年05月07日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 4巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昭和19年11月下旬から昭和20年元旦まで。
    本部はすでに陥落している。
    田丸たちは米軍を避けつつ食べ物を求めてさまようだけの日々。そんな中で米軍と出くわす度に何人かが命を落とす。正気を保てない兵士もいる。
    別の部隊では徹底抗戦を続けている。自分たちが死ぬまでに一人でも多くの米兵を殺すために・・・。
    極限状態の毎日だがなんとか生き延びている。しかし事態が好転することはまったくない。
    その場その場で身勝手な行動を取る伍長は最後まで生き延びるのかな。

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    2026年04月28日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

    Posted by ブクログ

    戦争という言葉が、単なる事象にすぎず、そこで生きる人たちの息遣い、気持ち、思いは全てを語ることはできない。それだけでも辛いことだ。玉砕せず持久せよという言葉の意味は重い。指示した人を責めることはできないが、責めたくもなるものだ。

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    2026年03月28日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

    Posted by ブクログ

    先日、かつて日本軍が空爆を行った豪州・ダーウィンを訪問し戦争跡地を見てきた。一番心に残ったのは真っ青な空と海、寂れた戦車に絡まる植物の緑の鮮やかさと湿度90%超のうだるような蒸し暑さ。この海のさらに先の島々で、これと似たような環境で、日本軍の壮絶な戦いがあったのだろうかと思いながら海辺を眺めていた。
    そのような体験が最近あったから尚更だと思うが、この漫画で描かれる戦場の景色が異様にリアルに感じられて、泣きながらでないと読み進められなかった。まるで自分もペリリュー島にいるかのようで。絵がデフォルメされていて多少表現がやわらかくなっていたから助かった。ペリリュー島の戦いで、守備の中核を担ったのは私

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    2026年03月03日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2巻

    Posted by ブクログ

    二巻にしてこんなにも辛いのか…。
    南方行き=脱出手段がないってことなのか…。
    それでも、自分の戦いが本国のためになるって信じて、玉砕したいのに持久しなきゃいけないのか…。武器とか食料って敵や味方の死体から取るんだ…。

    二巻目にして、戦争の惨さに思いを馳せられる本。水木しげるさんを思い出す。

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    2026年02月14日

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