作品一覧 2022/05/20更新 とことん!部落問題 試し読み フォロー 被差別部落の青春 試し読み フォロー ピストルと荊冠 〈被差別〉と〈暴力〉で大阪を背負った男・小西邦彦 試し読み フォロー ふしぎな部落問題 試し読み フォロー ゆめいらんかね やしきたかじん伝 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 角岡伸彦の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ふしぎな部落問題 角岡伸彦 これまで茫洋とした輪郭でしか認識したことのなかった部落問題の今を非常にクリアに見ることができた。全国の被差別地域が第4章で紹介された大阪・北芝のような活発でポジティブな「おもしろ共同体」と同様の位置に辿り着けているわけではもちろんないだろう。益のない、もはや全く意味をなさない差別など1日も早く解消さ...続きを読むれてこの小さな島国のどこででも一人一人が自分らしく生きられる、そんな日が来ることを願ってやまない。 Posted by ブクログ 被差別部落の青春 角岡伸彦 『普段は気にしないが、ある場面で差別にぶつかる。そんな人々の日常を書きたいと思った――。』とあるように、「ムラ」に住んでいる人間から彼ら自身の生活の見た記録です。結構あっけらかんとして面白いのですが。 僕はもともと北海道出身のなので、いわゆる『同和問題』というのは東京で暮らすまでは縁遠かったのです...続きを読むが、僕の身近に京都の大学にいっていた人がいたので、その人に 『関西地方に行くとこういう問題は今でも根深いものなのか?』と聞いてみると 「関西地方にはそういうものは根強く残っている。特に奈良、大阪、京都はそう。だから、そういうことは知っていても公の場では決して口にはしない。」 とのことでした。 なるほどなと思いつつ僕は中学、高校のころに 『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』 などの『同和問題』についての本を読んでいたので10代のころから日常でこそいわゆる『差別』の場面は出くわさなかったものの 「こういうことは今でもあるんだろうなぁ。」 という認識で生きてきていたのです。 しかし偶然、この本を手にとる機会がございまして、それで読んでいました。この本を書いた筆者も彼の言うところの「ムラ」の出身です。でも正直言ってあまりにあっけらかんとして、読んでいるこっちがむしろびっくりしました。特に恋愛や結婚に関するところについては、彼らの『掟』のようなものがあって、読んでいて好感が持てました。 Posted by ブクログ とことん!部落問題 角岡伸彦 『「差別の真相」、どこまで知ってますか?同和対策事業の変遷、潜在する「身元調査」、いまだに残る「恋愛・結婚・就職」(中略)』知らないことはたくさんありますね。 こういう問題が比較的ないところで育った僕がこの問題を追うきっかけになったのは「ゴー宣」とベタといえばものすごくベタなんだけど。島崎藤村の『...続きを読む破戒』この二つを 中学生のころに読んでいたからなんですが、そういうものが現在でも表には出ない形で『ある』と知ったのは東京で暮らしていたときなのかもしれません。 僕が見聞きしたことで、具体的なことはあれこれあげませんが。やはり、存在はします。著者の出身は関西の「ムラ」ですので。言ってみれば『当事者』になるわけです。僕は関西には修学旅行でくらいしかいったことはありませんので。本当のところは詳しくは知りません。でも、ここにある話を読んでいると僕の好きな歌のひとつで代表的な「放送禁止歌」である岡林信康の『手紙』の世界に描かれていることは、決して過去のことではないんだな、ということを思い知らされます。 だからといって今の自分にいったい何ができるか、というのはわかりませんが、この本を取り上げることによって、皆様が少しでもこの問題に関心を持ってくれれば、とは思っているのですが…。 Posted by ブクログ 被差別部落の青春 角岡伸彦 現在の被差別がわかる 大きく変化してきている 部落差別がなくなるのはいいが、部落差別の存在を消してしまうのはいけない いま臭いものに蓋で消し去られようとしている 今はよいが過去の差別の戦い、未来の差別の恐怖が残ってしまう 真実を知り、そこから新たな道を創りだすことが重要だと感じた 蓋をして、ことなか...続きを読むれですましてはいけない Posted by ブクログ 被差別部落の青春 角岡伸彦 良書。ちゃんとした知識を知らなければいけない。これはきちんと取材して、“今”を伝える。それと私は(部落差別とかは関係なく)、いじめを受けていたのですが、それほど酷いものではなかったので、何だか「部落に生まれながら差別は受けたことがない」著者と気持ちがダブってしょうがなかったです。中学生ですが……私の...続きを読む学校はちゃんと教えてくれるほうですが、でも部落の知識は足りませんね。中2まで部落の意味を知らなかったし、人権作文を書けば同級生は殆ど「部落」以外を選ぶ。確かに普段、近くにはありませんが……なんだかなあ。 っていうのを読書メーターさんの方に投稿しました。悪文ですみません。時間がないので今回はこれで失礼致します。 とりあえず、感動の熱だけ感じてもらえたら嬉しいです。 Posted by ブクログ 角岡伸彦のレビューをもっと見る