角岡伸彦のレビュー一覧

  • よりみち部落問題

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    ネタバレ

    部落問題がインターネットでとりあげられることでどのようになるのか、という現在の問題を提起している本である。今までの様々な部落問題はあるが、現在はどうなっているかで、かなり状況が変わっていることを示している。事実、YouTubeでは部落と言われる場所を動画で撮影したものが出回ってる状態であり、YouTubeの規制をかいくぐっって掲載されているのが現状である。

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    2025年08月24日
  • とことん!部落問題

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    東京に住んでいるとあまり意識することはないのですが、部落問題は今も根強く残っていることを知りました。

    この本を読んたあと、京都の柳原銀行記念資料館にも行ってきました。この銀行は、被差別部落の住民によって過去に設立された、日本で唯一の銀行です。

    When you live in Tokyo, you hardly ever give it much thought, but I learned that the discriminated Buraku issue is still deeply rooted today.

    After reading this book, I also v

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    2025年06月15日
  • ふしぎな部落問題

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    これまで茫洋とした輪郭でしか認識したことのなかった部落問題の今を非常にクリアに見ることができた。全国の被差別地域が第4章で紹介された大阪・北芝のような活発でポジティブな「おもしろ共同体」と同様の位置に辿り着けているわけではもちろんないだろう。益のない、もはや全く意味をなさない差別など1日も早く解消されてこの小さな島国のどこででも一人一人が自分らしく生きられる、そんな日が来ることを願ってやまない。

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    2017年05月31日
  • とことん!部落問題

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    『「差別の真相」、どこまで知ってますか?同和対策事業の変遷、潜在する「身元調査」、いまだに残る「恋愛・結婚・就職」(中略)』知らないことはたくさんありますね。

    こういう問題が比較的ないところで育った僕がこの問題を追うきっかけになったのは「ゴー宣」とベタといえばものすごくベタなんだけど。島崎藤村の『破戒』この二つを 中学生のころに読んでいたからなんですが、そういうものが現在でも表には出ない形で『ある』と知ったのは東京で暮らしていたときなのかもしれません。

    僕が見聞きしたことで、具体的なことはあれこれあげませんが。やはり、存在はします。著者の出身は関西の「ムラ」ですので。言ってみれば『当事者』

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    2011年08月15日
  • 被差別部落の青春

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    『普段は気にしないが、ある場面で差別にぶつかる。そんな人々の日常を書きたいと思った――。』とあるように、「ムラ」に住んでいる人間から彼ら自身の生活の見た記録です。結構あっけらかんとして面白いのですが。

    僕はもともと北海道出身のなので、いわゆる『同和問題』というのは東京で暮らすまでは縁遠かったのですが、僕の身近に京都の大学にいっていた人がいたので、その人に
    『関西地方に行くとこういう問題は今でも根深いものなのか?』と聞いてみると
    「関西地方にはそういうものは根強く残っている。特に奈良、大阪、京都はそう。だから、そういうことは知っていても公の場では決して口にはしない。」
    とのことでした。

    なる

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    2015年03月21日
  • 被差別部落の青春

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    現在の被差別がわかる
    大きく変化してきている
    部落差別がなくなるのはいいが、部落差別の存在を消してしまうのはいけない
    いま臭いものに蓋で消し去られようとしている
    今はよいが過去の差別の戦い、未来の差別の恐怖が残ってしまう
    真実を知り、そこから新たな道を創りだすことが重要だと感じた
    蓋をして、ことなかれですましてはいけない

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    2011年03月29日
  • 被差別部落の青春

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    良書。ちゃんとした知識を知らなければいけない。これはきちんと取材して、“今”を伝える。それと私は(部落差別とかは関係なく)、いじめを受けていたのですが、それほど酷いものではなかったので、何だか「部落に生まれながら差別は受けたことがない」著者と気持ちがダブってしょうがなかったです。中学生ですが……私の学校はちゃんと教えてくれるほうですが、でも部落の知識は足りませんね。中2まで部落の意味を知らなかったし、人権作文を書けば同級生は殆ど「部落」以外を選ぶ。確かに普段、近くにはありませんが……なんだかなあ。


    っていうのを読書メーターさんの方に投稿しました。悪文ですみません。時間がないので今回はこれで

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    2011年06月14日
  • カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀

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    70年代から現在にいたる障害者運動における、CP(脳性マヒ)障害者と介助者の歩んできた道のりの理想と現実、闘争と内省、ぶっちゃけこれだけのリアルを丹念に描き出した書物は過分にして知らずの名著。

    兵庫青い芝を出発点に、それぞれの道を歩んでいく様々な立場の人たちの証言の悲喜こもごもは、障害者運動に関わった人なら必ずぶつかり感じてきたことを余すことなく語っているので、「わかるわかる!」「あ〜これ、あの人みたいだな〜」と膝を打ってニヤリとすることもしばしば。
    これから障害者問題を知りたいと言う人にも、変な学術書とか堅苦しい本を読むより、とにかくコレを読んだらと全面的に推薦できる。色々な障害者運動の現

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    2019年01月16日
  • 被差別部落の青春

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    大変なルポルタージュ・フィールドワークだと思うが、肩の力も抜けている。最近の事例なので、今この瞬間に読むことも大事。

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    2010年03月07日
  • 被差別部落の青春

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    題名から、小説なのかなと思ったら、ルポタージュだった。筆者の経歴を見ると、同じ時期に同じ大学にいたことになる。本書を執筆するにあたり彼自身が部落出身であることをあかして、百人以上の人に取材をしたそうだ。

    僕自身も「部落問題」については何か釈然としない違和感を感じていたのだが、この本を読むことにより、少しすっきりしたような気がする。部落問題の歴史を「水平社宣言」を中心に勉強しなければならないと思うし、日本にもこんな歴史があったことは知るべきだと思う。でもその頃にあった差別がそのまま今も残っているはずはなく、でも、差別がなくなっているとも言えず、でも有効に使われているとは思えないお金のばら撒き方

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    2010年01月20日
  • 被差別部落の青春

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    ネタバレ

    「同和教育」手島先生
    の授業で読むように指定された本。

    被差別部落の現状が読めます。

    部落民であることを隠すのか隠さないのか。
    差別はまだあるのか。
    精肉場での仕事。
    被差別部落出身の若者の夢。
    家族の中での思いの違い。
    運動や支援をいつまでするべきか。
    食生活。教育問題。
    ・・・etc.

    2008.11.12

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    2011年10月17日
  • 被差別部落の青春

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    本当に難しい問題だと思います。
    このまま自然に無くなってしまうのでしょうか…
    それでも差別自体は無くならないでしょうが・・・

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    2009年10月04日
  • 被差別部落の青春

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    「部落”とは?」を分かり易く、しかもユーモアを交えながら描写していく筆者に脱帽。 その筆者自身も部落出身者でありながら殆ど差別らしい差別を受けず成長した為、被差別者による”生の声”に時々戸惑う場面も見られる。日本の”裏”の部分をいま白日の下へ、必読です。

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    2009年10月04日
  • 被差別部落の青春

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    私の住む地域では、部落がありません。ですので去年関西地方に旅行に行くまではわからない事実でした。分からないというのは怖いことだということがわかった一冊。わかったからどうということもないのかもしれないけれど、わかろうとする気持ちは大切。

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    2009年10月04日
  • よりみち部落問題

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    部落問題の歴史的背景や現状の課題を分かりやすく解説している。差別の根深さと、それに立ち向かうための意識改革の重要性を訴えている。

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    2024年12月10日
  • ふしぎな部落問題

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    被差別部落をなくすのではなく、残したまま部落差別を伝えていくことこそ、差別をなくす方法。
    部落を隠したところで解決にはならない。

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    2023年07月18日
  • 被差別部落の青春

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    感想
    つまらない現実はいつも中間にある。部落は非日常。そんなはずはない。人々は生活し笑い、差別を受ける。まずは知って考えるところから。

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    2023年03月05日
  • 被差別部落の青春

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    面白かった。俺は東京都下で育って部落に接することも同和教育を受けることも無かったけど、部落差別についてはかなり早くから何かで読んで知っていた。しかし西日本ではこんな感じなんだなあと改めてびっくり。ムラ全体が差別されてひどい環境で市営住宅に建て替えられて安価で暮らして、とか何にも知らないもんな。なので、部落の当事者たちの話を読んでも正直に言って遠い世界の話にしか思えなかった。ただ、例えば自分や自分の子が結婚するときに、相手が自分は部落出身です、と言ったとして、それによって何の影響も受けないかについては100%受けないと言えない気がした。こうやって部落差別の実態を知った上で、笑い飛ばせるか、不愉快

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    2022年03月16日
  • ふしぎな部落問題

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    「差別をなくすための部落解放運動や同和対策事業が結果的には部落民を残すことになった」というパラドックス。

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    2019年08月16日
  • ふしぎな部落問題

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    同和対策審議会が発足した年に生まれ、同和対策事業特別措置法が施行されたのは小学校3年生のとき。しかし、当時は学校で同和教育をなされず、同じ校区に被差別部落の友達がいたのに、その歴史、問題をろくに知らないでいた。部落の友達に対する教師を含めた大人たちの接し方に漠然と違和感を抱き、振り返れば明確な差別があった。隣席の女の子に、君の家も学校から距離はあるけど僕の家より随分近いよと彼女の町名を口にしたら、泣いて帰ってしまったのには面食らった。橋下徹氏に関する記事問題の取り上げ方は執拗過ぎるが、部落問題に対してどう向き合っていくのかを示唆してくれる。被差別者の人たち自身も、これまでの施策から脱皮せんと歩

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    2016年08月19日