美樹本晴彦の作品一覧
「美樹本晴彦」の「【合本版】新ロードス島戦記」「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「美樹本晴彦」の「【合本版】新ロードス島戦記」「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
慶應義塾大学卒。『超時空要塞マクロス』をはじめ『メガゾーン23』、『トップをねらえ!』などの人気作・話題作のキャラクターデザインを多く手がける。他にも『マクロス7 トラッシュ』、『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル 天空の学校』などの漫画作品も手がける。
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Posted by ブクログ
p.11 "それが、その夜の三人の居場所だった。"
思うところはあれど、富野由悠季の小説を読むのをやめられない理由がここにある。
p.32 “モビルスーツの主要部分は、水深数百メートルの圧力に耐えるほどのものでなければならないのは、これが白兵戦用の兵器であって、航空機などと根本的にちがうところだった。”
劇場版逆シャアの続きのつもりで読んでいたが、どうも違うらしい。クエスを自ら手にかけたと、本巻で語っている。調べてみると『ベルトーチカ・チルドレン』の後段という位置づけらしい。これを知って、映像版『閃光のハサウェイ』に対する違和感も拭えた。劇中のハサウェイが抱えるトラウマは、劇場版逆シャアからは読み取れないものだったからだ。
なお、逆シャアの小説版はいずれも今に至るまで未読である。
p.200 ミノフスキー粒子の影響下では2km程度の距離でも電波障害が起る。
原作小説はほとんど記憶になかったが、映像版の味わいがあまりに違うので原作小説を読み直すことにしたわけだが。
映像版が、「特定世代の日本人が抱く権力との闘争」を強化しすぎ、ケリア・デースを掘り下げすぎであることはわかった。そういうの、富野節じゃないんだよね。
Posted by ブクログ
p.262 "使いつづけていたのではなく、パックされていたものをひきだした"
作中で連邦軍が運用し、撃沈された250年前の潜水艦について。「パック」が保管されていたの意味だとしても特別な措置を講じたように聞こえる。月光蝶につながる技術はすでに確立していたということだろうか。にしても、現役でない兵器が緊急時に運用できるものなのか。
p.274 "身構えている時には、死神は来ない。それも戦場の摂理なのだ。"
アムロのセリフにしたのは、このフレーズを使いたかったからだろうか。
初読は高校生の頃か大学生の頃か。斜めになりながら読んだことは覚えている。逆シャアの記憶も新しかった当時、ハサウェイを嫌う気持ちが先に立っていた。
ハサウェイはおろか、ガンダムに対する熱もだいぶ冷めた今、そんな作品が滅法面白い。
Posted by ブクログ
ガンダムというと、ロボットアニメと早合点する人が多いが、ロボットが戦うだけが、ガンダムではないということは認知して頂きたい。
本書は元々、映像化不可能、と言われるまでのストーリーの複雑さと、メカニックデザインの細かさ、人物描写の難解さであった。また、主人公がテロリスト、ということも倫理的に危なかったのかもしれない。
一番の面白みはやはり、人物どうしのセリフの掛け合いであろう。youtubeでもアップロードされて、既に映像化されている、ケネスとギギの政治的なセリフ。その中でも「子どもの論理は時に正しいことがある。しかしそれは現実を見なさすぎで、事件や事故は社会の潤滑油。だがそう評価するのは"パターン"だ」というような掛け合いがある。
ここは自分も凄く好きなところで、客観的に見て、評価し、「子どもじみている」と嘲笑するのは簡単でそっから現実の大人の思想と、どう止揚するのか、というようなメッセージが込められていると、勝手ながら推測している。
個人とは、組織とは、社会とは。そういった哲学的メッセージが込められている一作である。