作品一覧

  • アガサ・クリスティー自伝(上)
    4.3
    1~2巻1,320円 (税込)
    一八九〇年九月十五日、英国の海辺の避暑地トーキイで、ひとりの少女が誕生した。アガサと名付けられた彼女は空想好きで内気な少女に成長する。思い出深い子供時代。音楽家を志した少女時代。電撃的な出会いと結婚。世界大戦。そして名探偵ポアロの誕生……興味深いエピソードで綴る傑作自伝。

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  • チャイナ・オレンジの秘密
    4.0
    1巻550円 (税込)
    切手・宝石収集家として知られる出版業者のオフィスで、一人の男が殺されていた。驚いたことには何もかもが“あべこべ”だ──死体の衣服、絨毯、本棚・・・・・・この奇妙な“あべこべ”殺人は何を意味するのか?そして被害者の正体は?秀れた着想による密室トリックで世の激賞を浴びた国名シリーズ中の大傑作!
  • 復讐の女神
    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    マープルは、かつてともに事件を解決した富豪の死を知る。その一週間後、「ある犯罪調査をしてほしい」と富豪が記した手紙が届く。だが、具体的な犯罪の内容については何も書かれていなかった。マープルは手紙の指示通り旅に出るが、そこには様々な思惑をもつ人々が待ちかまえていた。『カリブ海の秘密』の続篇。

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  • パーカー・パイン登場
    3.9
    1巻1,012円 (税込)
    「あなたは幸せ? そうでないならパーカー・パイン氏に相談を」。こんな広告をみて夫の浮気に悩む夫人が彼の事務所を訪れるが……。「中年夫人の事件」をはじめ、人生に退屈した軍人の話や、旅先で起こる殺人事件の話など、統計学に優れた心の治療専門医が活躍をみせる短篇十二篇を収録。

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  • バートラム・ホテルにて
    3.6
    1巻1,100円 (税込)
    古き良きエドワード朝時代の面影を今なお残すバートラム・ホテル。ミス・マープルも淡い過去の思い出を求めて訪れた客のひとりだった。だが、その優雅な雰囲気の陰に彼女が見たのは、巧妙にしくまれた大陰謀……はたして巻き起こった驚愕すべき犯罪とは? 香り高き本格ミステリの逸品!

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  • 大列車強盗
    3.5
    1巻605円 (税込)
    時は華やかなりし一八五〇年代、謎の英国紳士ピアースは一世一代の大強奪計画を思いついた。列車輸送される金塊一万二千ポンドをかすめとろうというのだ!ロンドンでは名うての悪党どもを従えて、警察や銀行、鉄道会社を相手に彼が繰り広げる大胆不敵な計画の成否は? ヴィクトリア朝を舞台に描く大強奪小説。
  • 北人伝説
    3.5
    1巻605円 (税込)
    バグダッドの使節イブン・ファドランは、旅の途上で屈強の一団と遭遇した。彼らこそ勇猛で知られる北人――バイキングであった。彼らの客となったイブン・ファドランは、北方のロスガール王国の救援に馳せ参じる北人の勇士十二人に同行することになる。王国は邪悪な死者常食族ウェンドルによって危機に瀕していた。かくして北人とウェンドルの激烈な闘いが幕を開ける! 十世紀の北欧に展開する血湧き肉踊る伝奇ロマン。

ユーザーレビュー

  • 復讐の女神

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回マープルにバスツアーの依頼が!依頼人は富豪(故人)ラフィール氏(カリブ海の秘密に出てきたおじいちゃん)。マープルに何をしてほしいのかが全く解らない。バスツアー中に出てくる、ワンステッド教授、テンプル(元校長)、3姉妹、怪しい2人。バスツアー中に色んなヒントが。。。ラフィールの息子が女殺しで逮捕されている。もう1人の女性が行方不明。さらに事件が!テンプルが登山中に落石で瀕死の状態。マープルに遺言(女殺しの理由は愛だ!)を残す。犯人は外れたが、今回もドキドキの展開でした。マープルシリーズあと1冊で制覇だ!

    0
    2024年11月17日
  • バートラム・ホテルにて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マープルシリーズ10冊目?甥のレイモンドから旅行をプレゼントされたっマープル、ロンドンのバートラムホテルに滞在中。そこで牧師失踪事件が勃発、しかしマープルは牧師が失踪した日の深夜に牧師の後ろ姿を見かけていた!ロンドンでは銀行強盗など悪組織による犯罪が多発していたが、警察の捜査が難航。そこで起きた牧師の失踪事件だった。登場人物の冒険家・ベス、彼女の娘・エルヴィラ、レーサー・マリノスキーが中心に話しは進むが真相はわからない。珍しく犯人は当たったが動機などはハズレ。でも久しぶりに楽しいクリスティ作品だった。⑤

    0
    2024年10月20日
  • バートラム・ホテルにて

    Posted by ブクログ

    【マープル】
    冒頭のシーンが魅力的。
    舞台は都会ロンドン、古き良きエドワード王朝時代そのままの佇まいを保つバートラム・ホテル。

    高級で優雅でゆったりとした時間が流れるホテルに完璧なサービス。
    ピカピカの銀製ティーポットで飲む最高級のインド茶葉の紅茶の味は最高だろうなぁ。
    その描写がまるで映像のように鮮明に浮かぶ。

    「ほんもののシード・ケーキでしょうね?」
    出た出たー!!この名セリフ!料理の本で気になってたやつだ。
    「だって彼は殺されたんでしょ?」
    「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」
    など、クリスティー作品はセリフも魅力的で、1度目にすると忘れられない。

    由緒正しいイギリ

    0
    2024年08月15日
  • バートラム・ホテルにて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     反則級の真相かもしれないが、それを予想させた上で上回ってくるからこそ成立する話。序盤から何かホテルに秘密がある(従業員は悪人?)ことを匂わせておいて、その真相は従業員はおろか宿泊客、その他大勢が皆強盗団というどこのオーシャンズ11やというお話。そんなんあり!?と言いたくなるけど、結末が予想外過ぎるから面白い!!そして、ドアマン殺しの真相は、ホテルとは別に二転三転するから楽しい。全く異なる思惑が入り込み、事件を起こし、最後には黒幕の人生すら左右してしまう。一人の女の金への妄執から一つの特大の強盗団が潰れることになるなんて。
     事件の内容とは別に、何だかノスタルジーを感じさせてくれるお話。シード

    0
    2024年01月22日
  • 復讐の女神

    Posted by ブクログ

     まず、なにより邦題も「ネメシス」でよかったのではと。日本語にしてしまうと名称としての力強さがなくなり、少し説明じみたイメージになってしまう。ネメシスの方が復讐の女神より力強さや恐ろしさを感じるのは僕だけだろうか。
     
     僕はクリスティがミステリにおける殆どの試行やトリックを編み出し使い尽くしたと考えており、彼女以降の作家は新たなジャンルや作風の工夫こそ出来うるかも知れないが、ミステリの観点でアイデアで彼女の創作を超えていく事は難しいと常々偉そうに語っている(笑)
     ミステリの形式としては、1.犯人は誰か2.何故事件は起きたのか3.事件の過程を解き明かす4.叙述トリックなどが考えられるのだが、

    0
    2023年09月30日

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