作品一覧

  • 犬を連れた奥さん

    犬を連れた奥さん

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    サハリン旅行後メリホヴォ村に落ち着いたチェーホフは、「六号室」にはじまる円熟期の多くの傑作を書いた。本巻に収めた「箱に入った男」「すぐり」「恋について」の連作を含む5編はこの時期の最後のもの(1898年、作者38歳)。肺を病んだ作者は翌年、クリミヤ半島のヤルタに転地、「可愛い女」「犬を連れた奥さん」の晩年の傑作はここで生まれた。
  • カラマーゾフの兄弟(上)

    カラマーゾフの兄弟

    小説・文芸

    4.2
    1~3巻1,045~1,155円 (税込)
    物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。
  • カラマーゾフの兄弟(上中下)合本版(新潮文庫)

    カラマーゾフの兄弟(上中下)合本版(新潮文庫)

    小説・文芸

    -
    1巻3,300円 (税込)
    物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。 ※当電子版は新潮文庫版『カラマーゾフの兄弟』上中下巻をまとめた合本版です。
  • 狩場の悲劇

    狩場の悲劇

    小説・文芸

    3.2
    1巻1,100円 (税込)
    「五月の朝に詩的な《赤いワンピースの娘》に出会って以来、おびただしい数の犠牲者が、人生の暗い波間に、永久に姿を消し去った」……モスクワの新聞社へ持ち込まれた、ある殺人事件をめぐる小説原稿。そのテクストの裏に隠された「おそろしい秘密」、そして読み終えてなお残り続ける「もう一つの謎」とは何か? 近代ロシア文学を代表する作家が若き日に書いた唯一の長篇小説にして、世界ミステリ史上に残る大トリックを駆使した恋愛心理物語の古典。巻末に、江戸川乱歩による評論を収録。 江戸川乱歩――「チェーホフともあろう作家の、こういう作品を知らなかったのだから、われわれの全く気づかない面白い探偵小説が、まだどれほど残っているかと思うと楽しくなる。……探偵小説のトリックの歴史から考えても、相当大きな意味を持つ」。 解説・佐々木敦
  • クロイツェル・ソナタ 悪魔

    クロイツェル・ソナタ 悪魔

    小説・文芸

    4.2
    1巻605円 (税込)
    嫉妬のため妻を殺した男の告白を通して、惨劇の理由を迫真の筆に描き、性問題に対する社会の堕落を痛烈に批判した『クロイツェル・ソナタ』、実在の事件に自身の過去の苦い経験を交えて懺悔の気持をこめて書いた『悪魔』。性的欲望こそ人間生活のさまざまな悪や不幸、悲劇の源であるとして、性に関するきわめてストイックな考えと絶対的な純潔の理想とを披瀝した中編2作。
  • 人生論

    人生論

    小説・文芸

    3.9
    1巻649円 (税込)
    いっさいの自己愛を捨て、理性的意識に生きることによってのみ、人間は真の幸福を獲得することができる――人間いかに生きるべきか? 現世において人間をみちびく真理とは何か? 永年にわたる苦悩と煩悶のすえ、トルストイ自身のこの永遠の問いは、本書にみごとに結実した。誤ることのない鋭い観察力と、愛の直感と心の目で綴った、人生についての内面的、哲学的な考察。
  • チェーホフ四大戯曲(分冊版) 桜の園

    チェーホフ四大戯曲(分冊版)

    ビジネス・実用

    -
    1~4巻440~550円 (税込)
    南ロシアの地主であるラネーフスカヤ夫人は夫と死別後、愛人とパリで暮らしていたが、愛人に裏切られ、経済的にもいきづまって、古い領地に帰ってくる。だが、その領地も抵当に入っており、破産は目前……美しい「桜の園」を舞台に、旧地主・貴族階級の没落とそれに取ってかわる新興ブルジョワジーの台頭を描く。チェーホフ四大戯曲の中でももっとも完璧な作品としてしばしば上演される名作。2004年はチェーホフ没後100年にもあたる。
  • 賭博者

    賭博者

    小説・文芸

    3.9
    1巻693円 (税込)
    ドイツのある観光地に滞在する将軍家の家庭教師をしながら、ルーレットの魅力にとりつかれ身を滅ぼしてゆく青年を通して、ロシア人に特有な病的性格を浮彫りにする。ドストエフスキーは、本書に描かれたのとほぼ同一の体験をしており、己れ自身の体験に裏打ちされた叙述は、人間の深層心理を鋭く照射し、ドストエフスキーの全著作の中でも特異な位置を占める作品である。
  • 幼年時代

    幼年時代

    小説・文芸

    4.0
    1巻330円 (税込)
    10歳になったわたしは、父の領地で何不自由のない生活をしていたが、勉強のために、兄と一緒にモスクワで暮すことになった。最後の狩、母との別れ、都会での貴族的な生活、そして母の死――。みずみずしさ、屈託のなさ、愛への渇望、純粋な信仰心に満ちた、人生における最も美しい時代を描きながら、のちのトルストイ文学の特質をあますところなく備えもつ、自伝的処女中編である。

ユーザーレビュー

  • カラマーゾフの兄弟(上)

    Posted by ブクログ

    15年ぶり?ぐらいに再読
    こんなにエンタメだったっけ!?
    当時は四大長編の最後に息切れぎみに読んだ(直前に読んだ悪霊が濃すぎて)からあまり覚えてなかったけど、各章に盛り上がりシーンがあってアツかった
    伏線?ブーメラン?みたいなものも多分に盛り込まれてるんだな
    プロとコントラのイワンの苦しみも分かる、どうしたらいいんだろうね
    随所に二部の匂わせがあって読めないことが苦しい

    0
    2026年09月23日
  • クロイツェル・ソナタ 悪魔

    Posted by ブクログ

    性の欲望の恐ろしさが生々しく伝わってきて、トルストイの小説を初めて「怖い」と感じた。
    それと同時に、純潔でありつづけたリーザを美しいと思ったし、悲しませないでほしかったな。

    『アンナ・カレーニナ』と同じように、実際にあった事件を題材にしているということに驚いた。
    解説を読んで、『悪魔』はトルストイの私小説的要素も含んだ作品だと知り、一瞬トルストイに嫌悪感を抱いたけれどそれはもし自分の近くにいる人だったらという気持ちからで、作家としてのトルストイはやはり私にとっての神だと思っている。

    0
    2026年09月16日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

    Posted by ブクログ

    ついに佳境へ(裁判)。

    詳しくは書けないけれど、3兄弟のバラバラな人生経験と3兄弟に降りかかる父親殺しに対するの壮絶なラスト。

    中巻でちょいちょい出てきた脇役の裏側も出てくる下巻。なるほど。

    150年近く前のロシア文学だし和訳されているので若干違和感はあれど、最後まで楽しめた。


    分厚いの3冊は長すぎる〜っ!

    0
    2026年09月15日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

    Posted by ブクログ

    光文社古典新訳文庫から乗り換えたので、第三部の第八編「ミーチャ」からスタート。
    挫折が怖くてとにかく読みやすさ重視の光文社版をここまで読んできたものの、流石にここから挫折することもないだろうから定評のある新潮文庫で続きを読むことにした。

    なお、ネットで探せばすぐに見つかるが光文社の亀山訳にはロシア文学者や有識者からのかなり痛烈な批判がある。
    玄人からすれば許せない訳でも門外漢なら気づかないレベルだろう、と高をくくって光文社版で読み始めたものの、読んでいてどうも腑に落ちない箇所がちらほら。調べてみたら誤訳として指摘されていた。

    内容についてだが、「予審」がすこぶるよかった。

    僕は人間というものを、時折、それもこと人生の大切な局面において、信じられないほど不合理なことをしてしまう生き物だと思っている。
    しかし一方で、世の中のほとんどの犯罪や事件は常識や社会通念で説明がつくのもまた事実。人間の考えることなんて所詮はみんな似たり寄ったり、およそ常識では信じがたい釈明なんていうものは嘘に決まっている。そう思いたくなる時もある。

    そんな僕自身の鬱屈した気持ちを晴らしてくれるような真実味が、ミーチャの釈明にはあった。
    いくぶん狂気じみてはいるものの、どこまでも真摯なミーチャの話ぶりと、聞く耳を持たずに瑣末なこと(捜査上の必要があるのは理解できるが、当事者からすればやはり「瑣末なこと」だろう)ばかりを白けた表情で質問する官憲の鈍麻した感覚。
    文章にして説得力のあるもの以外は存在しないも同然、とでも言わんばかりの行政官的な、もっと広くいえば法的な思考様式は、人間が人間に対して抱くべき敬意や謙虚さを蝕んでしまうのかもしれない。

    安易に権力批判をしたくはないが、この滑稽ですらある対比は、僕にはいささか心苦しいものだった。

    0
    2026年09月17日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

    Posted by ブクログ

    「カラーマゾフの兄弟」を締めくくるクライマックスの巻。
    いよいよ父殺しの容疑をかけられたドミートリイの裁判がはじまる。
    イワン、アリョーシャの供述、心の動き。
    裁判の進展は、いよいよ読み進めるのが止まらなくなる。
    何度読んでも読みごたえがある名作中の名作。

    0
    2026年09月10日

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