増田俊也の作品一覧
「増田俊也」の「KIMURA~木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか~」「七帝柔道記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「増田俊也」の「KIMURA~木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか~」「七帝柔道記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
愛知県立旭丘高等学校卒。2006年『シャトゥーン ヒグマの森』でデビュー、同作は第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞。『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で第43回大宅壮一ノンフィクション賞、第11回新潮ドキュメント賞をダブル受賞。その他作品に『七帝柔道記』などがある。
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Posted by ブクログ
2作目を読んだ時はどういう展開になるかなと思ったけど、時系列をなぞったもので、増田本人としてはOBとしての物語だった。。。
北海タイムス物語からすると、こちらが本編かな。VTJ前夜の中井祐樹が出版当時は外伝扱いだったけど、結局は正当な4作目にあたるね。思い返せばショックなラストは外伝でも触れられてた気がするな。
全く覚えてなかったけど。
個人的にはやはり、増田本人が燃え尽きてると、試合展開も熱量がイマイチ足りないな。伝聞と言うこともあるのかな。
彼女を連れて北大に行くところが白眉です。
避けていたものの、贖罪的な衝動で行くのもとても良いです。
真実はさておき、増田が七帝戦で辞めたのを見てるから、中井もスパッと辞めた説はあると思う。
優勝、おめでとうございます。
Posted by ブクログ
少し前に読み終わっていた作品です
すごく面白かったです!
キャラが立っていて魅力的でした
物語もしっかりとした社会派テーマで大変惹き込まれました
多くのことを考えさせられました
テーマは性風俗です
しかも高齢者になった女性が身体を売ることについて考えさせられる内容です
買う男がいるから売る女がいて、売る女がいるから買う男もいる
その中で一線を超えた感情が生まれることもある…
人が歳をとるということについても深く考えさせられます
一人で生きていくこと、それが出来ない人もいること
誰かがいないと自分の足で立っていられない人のこと
たくさんのことを考えさせられる作品でした
Posted by ブクログ
『このミステリーがすごい!』大賞の優秀賞受賞作ですが、いわゆる一般的な謎解きミステリーではなく、極限状態のサバイバルを描いた王道の動物パニック小説です。
とにかく描写のリアリティが凄まじく、まるで作者が実際に体験したかのような臨場感があります。舞台は真冬の北海道・天塩の山林。マイナス数十度の厳冬という環境自体が命を脅かす凶器であり、その厳しい気候描写がヒグマの恐怖をさらに引き立てています。
特に、最初の犠牲者であるバーヤネンの捕食シーンは、ヒグマが人間を完全に「餌(肉)」として淡々と解体していくプロセスが容赦なく描かれており、何度読んでも強烈なインパクトと絶望感に襲われます。
しかし、単なるグロテスクなパニックホラーに終わらないのが本作の素晴らしいところ。作中にはヒグマ以外の動植物の生態も緻密に描かれています。 登場人物たちが飢えを凌ぐためにヤチネズミやリスを食べるシーンでは、「寄生虫は大丈夫か…!?」とハラハラさせられますが、その後に獲れたオショロコマを美々が「美味しい」と食べる場面には、極限状態だからこその命の瑞々しさと救いを感じました。
また、人間が中に入れるほど巨大な「オジロワシの巣」を寝床にするという知恵の描写にも驚かされます。しかし、地上から何百キロもある巨体で悠々と大木を登り、圧倒的な嗅覚で隠れた人間を確実にロックオンしてくるヒグマの身体能力と執念には、あらためて自然の驚異を思い知らされました。
容赦のない残酷さに圧倒されつつも、北海道のダイナミックな自然への畏敬の念が伝わってくる、一級のネイチャー・サバイバル小説。グロテスクだけど、やっぱり最高に面白い傑作です!