作品一覧

  • マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

    マルセロ・イン・ザ・リアルワールド

    小説・文芸

    4.1
    1巻2,090円 (税込)
    「リアルな世界」を経験してほしいという父親の望みに応え,ひと夏の間,法律事務所で働くことになった,マルセロ.心を揺さぶられる日々のなかで,次第に自らの進むべき道を見いだしていきます.社会に出ていく若者が経験する不安や成長を,発達障害をもつ17歳の少年の内面から描いた,さわやかな青春小説.

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  • ホッキョククジラのボウ ~200年のたび~

    ホッキョククジラのボウ ~200年のたび~

    小説・文芸

    3.0
    1巻1,782円 (税込)
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ホッキョククジラが見た海の変化とは? 北極のひろびろとした海にくらすホッキョククジラは、 200年もの長い時間を生きるといいます。 その長い一生で、たくさんのなかまと交信し移動して生活しています。 これは、ホッキョククジラのボウが見た北極海の物語です。 200年の長いときの中で、環境はどのように変化してきたのでしょうか? ボウと一緒に見てみましょう。 ※この作品はカラーです。
  • 消えたモナ・リザ

    消えたモナ・リザ

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,683円 (税込)
    名画モナ・リザを一躍有名にした事件とは? 1911年モナ・リザが、ルーブル美術館から盗まれた。迷路のようなルーブル美術館の警備はどうなっていたのか? どうやって持ち去ったのか? 美術館でそれほど重要な扱いを受けていなかったモナ・リザが盗まれ、この名画は一躍注目をあびるようになる。 一方で、レオナルド・ダ・ヴィンチは、この絵を描いてなかったかもしれない……と、この名画が生まれた経緯にも触れ、レオナルド・ダ・ヴィンチの人となりを浮かび上がらせる。 盗まれて初めてその存在が認められ有名になったモナ・リザだが、どのように発見されて、ルーブルに帰還したのか、その陰に隠された現代美術の巨匠の秘密を暴きつつ、事件のあらましが語られる。 読みごたえのあるノンフィクション。
  • 起業家フェリックスは12歳

    起業家フェリックスは12歳

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    12歳の男の子のアイディアで商品が大ヒット!イギリスに住む12歳のフェリックスは、お母さんにプレゼントした手作りのバースデーカードが好評だったので、カードを売ってみることにしました。オンラインショップを立ち上げると、カードはすぐに売れて、とうとう税金まで払うまでになりました。大人目線だと、子どもがお金を稼ぐということに抵抗があるようで、児童書のテーマとして使われることはほとんどないのですが、人は誰もがいずれ世間にでて自分の力で稼いでいかなくてはならないのですから、子どものころから読書によってふれる機会があってしかるべきではないでしょうか。本作は、仕事をする上での注意点が細かい部分までとてもリアルに書かれています。それから、ビジネスを成功させるには、実は家族や友だちとの関係を大切にすることが大前提であることも描かれています。 物語を楽しみながら、起業と仕事のしくみがわかってくる、異色のビジネス入門児童文学です。
  • かせい ~ちきゅうの みなさん、ようこそ!~

    かせい ~ちきゅうの みなさん、ようこそ!~

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 地球に似ている火星には、わくわくがある。 「こんにちは、地球のみなさん。みなさんをご招待します。わくわく惑星・火星に!」と、火星本人が語り出す、わかりやすい宇宙科学絵本。 地球と比べてみてどんなところが似ているか、地球の人が火星に旅行へ行くときのアドバイスなど、わくわくがいっぱいつまった火星の魅力を、科学的に楽しく紹介します。 監修は、国立天文台上席教授・渡部潤一先生。 <推薦コメント> 夜空に赤くかがやいて、とってもよく目立つのが、火星。 わたしたちの地球のおとなりさんだから、ときどきずいぶんと近づくことがあるんだ。 そんな火星から、みんなにしょうたいじょうがとどいているよ。 面白そうな火星について、この本で学んでみよう! ※この作品はカラーです。
  • ダーウィンのドラゴン

    ダーウィンのドラゴン

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,485円 (税込)
    ダーウィンの助手シムズの大冒険! ダーウィンの助手として、世界一周の途上、ガラパゴス探検に出かけた少年シムズ。ある島を探索中、嵐に見舞われ、ボートからふたりとも投げ出されてしまう。 シムズはひとり孤島に打ち上げられた。そこは活火山が頻繁に噴火を起こしている島で、水も食べ物もない。 絶体絶命のシムズ。 謎の空飛ぶ巨大生物に何度も襲われるが、とても賢い緑のトカゲに命を救われる。 シムズは、相棒のトカゲ、ファージングと火山島大脱出の冒険を繰り広げる。 シムズの運命はいかに? 大先生ダーウィンと再会できるのか? 大脱出の際に、救い出した、宝ものとは?
  • わたしが鳥になる日

    わたしが鳥になる日

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,485円 (税込)
    傷ついた心に響く希望に満ちた物語。   わたしは、鳥。翼は、ブルーだ。   その翼で飛んで自分の家を見つける。   ついにその時が来た。   あとは枝をけって飛びだせばいい。   わたしは空を飛ぶ。 主人公の少女デセンバーは、鳥が大好きで『鳥類完全ガイド』を丸暗記している。そして、自分も鳥で、背中から翼が生えてくると信じていた。ある日、動物保護センターで傷ついたノスリが自力で飛ぶ訓練をすることになる。 空を飛びたいと願う11歳の少女の悲しくも希望に満ちた感動物語。
  • 世界ショートセレクション1 ルブラン ショートセレクション 怪盗ルパン 謎の旅行者

    世界ショートセレクション

    小説・文芸

    3.8
    1~5巻1,320円 (税込)
    フランスの作家、モーリス・ルブランが産み出した傑作、「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」シリーズから、ルパンがルパンを追うという、摩訶不思議かつ巧妙な設定にひきこまれる表題作はじめ四つの短編を選び、新訳で紹介する。
  • シートン動物記「オオカミ王ロボ」 8

    シートン動物記「オオカミ王ロボ」

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,210円 (税込)
    シートンが書いた動物物語の代表作「オオカミ王ロボ」。カランポー平原で牛をおそうロボを、なんとしてもとらえようと、毒やわなをしかけるが、知恵深いロボは全く動じない。だが、シートンたちが使った最終手段とは?さくさく読める世界名作シリーズ第8弾。
  • 小学館世界J文学館 ドリトル先生航海記

    小学館世界J文学館 ドリトル先生航海記

    小説・文芸

    -
    1巻990円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 動物とおしゃべりできるドリトル先生の、奇想天外大冒険。 動物の言葉が話せる博物学者、ドリトル先生の物語は、全12巻からなる児童文学の人気シリーズ。なかでも「ドリトル先生航海記」は高い人気を誇る傑作だ。物語は、少年トミーがドリトル先生を訪ねるところから始まる。ようやく会えたドリトル先生の家には、ハト、フクロウ、コクマガラス、ハツカネズミ、アナグマ、ブタ、犬、さまざまな色や大きさのカエル、いろいろな鳥、オコジョ、リクガメなど。庭の動物園にはアルマジロ、ウッドチャック、ミンク、アンテロープ、謎の動物・オセバヒケ。蝶の家にはたくさんの種類の花と蝶や蛾が幼虫から育って翔んでいる。ドリトル先生は生き物みんなとおしゃべりできるのだ。そんな先生の元には傷ついた生き物がたくさんやってくる。トミーは毎日通って手伝っているうちに先生のような博物学者になりたいと思い、住み込みの助手になった。そんなある日、ドリトル先生が尊敬する最高の博物学者ロング・アローが行方不明になったと、ムラサキゴクラクチョウが知らせに来た。偶然にも次の航海の目的地は、ロング・アローが最後に目撃されたクモザル島に決定! さあ、ドキドキの大冒険が始まる! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 小学館世界J文学館 クリスマス・キャロル

    小学館世界J文学館 クリスマス・キャロル

    小説・文芸

    -
    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 クリスマスの夜、3人の不思議な幽霊が奇跡を起こす。 ロンドンの商人スクルージは、金もうけのことしか頭にない冷酷な男。明日はクリスマスだというのに、貧しい人への寄付を断り、雇用人に冷たく接し、甥からパーティに誘われてもひとかけらも関心を持たない。その夜、スクルージの前に現れたのは、7年前に死んだはずの仕事仲間の男の幽霊だった。幽霊はスクルージに告げる。「これからおまえは、3人の幽霊にとりつかれる」  クリスマスの夜、孤独なスクルージの人生は、3人の幽霊によって変わるのか!?  「クリスマスの楽しみ方を変えた本」とまで言われて世界中で愛読され続ける、イギリスの文豪、チャールズ・ディケンズの傑作小説! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • ハックルベリー・フィンの冒険 上

    ハックルベリー・フィンの冒険

    小説・文芸

    4.7
    1~2巻880円 (税込)
    十九世紀,南北戦争以前のアメリカ南部.気ままに生きる少年ハックルベリー・フィンは,トム・ソーヤーとの冒険のあとで大金を手に入れたものの,未亡人に引き取られてかたくるしい生活を送っていた.そこへ金を目当てに飲んだくれの父親があらわれ,ハックは黒人奴隷のジムとともに,筏でミシシッピ川をくだる冒険の旅に出る.初の少年文庫化.

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ユーザーレビュー

  • 世界ショートセレクション3 ジャック・ロンドン ショートセレクション 世界が若かったころ

    Posted by ブクログ

    世界の名作家たちの短篇を青少年にも読みやすいように編纂された世界ショートコレクションシリーズ。表紙と各短編の扉絵はヨシタケシンスケです。
    ジャック・ロンドンはやっぱり切れ味鋭く、しかしすっとぼけたような皮肉的なユーモラスがあり、自然描写が抜群です。雪の描写は自分の息が白くなりそう。
    この本では、ヨシタケシンスケの影響か、一般書で読むよりもすっとぼけた感じや、広い世界からはちまちましているようだけれども一生懸命生きる人間の様子が感じられた。

    『荒野の人々』
    荒野にぽつんと建つ炭鉱夫たちの小屋に、ジャック・ウェストンデールという若者が訪ねてきた。自分の犬ぞりが盗まれたから追いかけている、少し休ませてほしい、というのだ。炭鉱夫たちは承知する。なかでもマラミュート・キッドは彼に親近感を持って接する。ジャックが出立する時にマラミュートは「本当は逃げているんだろう?あの道を行くんだ。気を付けてな」と送り出す。そのすぐ後に警官がやって来て「賭博場の金を奪って逃げた男を探している」という。マラミュートは目線で他の炭鉱夫たちを黙らせる。警官がジャックの橇のあとを追って出ていったあとに、マラミュートは皆に伝える。「ジャックは妻と生まれたばかりの子供を残して真面目に働いていた。だが二度も騙された。彼が盗んだのは、騙し取られた金と同じ金額だよ。」荒野に生きる者たちは、自分たちと同じように厳しい環境で働く男同士の心の絆があったのだ。


    『世界が若かったころ』
    「世界が若かったころ」って想像力が膨らむ題名だなあ、と思ったんだけど、物語最初は「ある夜、ある男が通りかかった森で巨大な類人猿のような野蛮人に遭遇した!なんだあいつ、コヨーテを追いかけてるぜ!見つかったらあっぶねー!逃げろーー」という描写。
    実はこの巨大野蛮類人猿は、昼間は企業社長のウォード氏だった。彼は幼少期から抑えきれない野蛮な衝動があった。野山が、高原が、俺を呼んでいる!成長してから彼は、昼間はやりてアメリカ人として起業を成功させ、夜は叫び声を上げて森を放浪し獣と戦うという二重生活を充実させていた。この夜の巨大野蛮類人猿の口から出る歌は古代のドイツ語で初期のチュートン語なんだそうだ。彼は「世界が若かったころ」の住人なのだ。
    だが人間のウォード氏はそろそろ結婚したい。婚約者リリアンに知られないようにするにはどうすればいいだろう?
    ある時彼は屋敷にリリアン、その母、友人たちを招いた。なんとかこらえた彼の古代巨大野蛮類人猿の衝動を必死に抑えながら。そこにちょうど「サーカスから巨大凶暴クマが逃げ出したぞ―」という知らせが入る。庭先にその巨大凶暴クマの影。もうウォード氏の衝動は抑えきれない!彼は服を引きちぎりクマに向かっていった!!!
    …なんか妙な勢いのあるお話だったな・笑


    『キーシュの物語』
    名誉ある狩人だった父が死んでから、息子のキーシュとその母は困窮した。村の掟で「余った獲物は分け合うこと」と決まっているのに、キーシュと母は滑られて食べ物を分けてくれないんだ。キーシュは村の会合で言う。「ぼくの父は、多くの獲物を獲り、足りない人々に分け与えました。今は僕たちが困っています。食べ物を分けてください。」しかし村の男達は「このガキを追い出せ!」と相手にしない。そこでキーシュは「ではぼくは自分の力で獲物を獲ってきます。ぼくと母には少しでいいので余った分は足りない人に分けます。」と宣言する。
    そしてキーシュは多くの獲物を一人で獲り、あまりは村の人々に分け与えた。さすがに恥ずかしく、不思議に思った村の人々はキーシュの後を着ける。そして彼の知恵による狩りを知る。
    その後キーシュは偉大な村の長となり、長い間尊敬された。


    『たき火』
    大人向けでは『火を熾す』という題名の、自然のシビアさ、それを甘く見た人間の手痛い最期が書かれて文章も内容も静かで鋭い物語でした。しかしこちらで読んだらやっぱりヨシタケシンスケの影響かなあ、シビアさより、眼の前の自分だけの利益に目がくらんで死を招いた男の、笑い事じゃないんだけど皮肉な突き放したような笑いが感じられました。
    冬の炭鉱地(違うかも)で、木材独り占めを目論んだ男が、仲間と離れて犬だけを連れて駐屯地まで移動している。マイナス45度を舐めるな!と言われていたけれど、自分はできるさ、と思っている。
    しかしあまりの寒さ、一人での行動、犬に冷たい仕打ちをしていたことの全てが彼を死へと向かわせる。
    …読んでいて自分の息も凍りそうブルブル


    『王に捧げる鼻』
    王朝時代の朝鮮が舞台。
    横領で死刑判決を受けたやりて官僚が、鼻の絵を描いて「この鼻で、自分の命と、王国の命運を救います!」と言って数日の自由をもらう。
    頭のいいヤツがうまく立ち回ったお話。


    『マーカス・オブライエンの行方』
    炭鉱夫たちの町では自分たちの法律を決める。裁判官役に選ばれたマーカス・オブライエンは、炭鉱の権利を得て成功者になりそうだった。
    でも急に消えた。
    生きているんだけど、どこに行ったかを説明しに戻るつもりはない。
    その時目が覚めたらボートに乗って漂流していたんだ。それは自分が判決を下した通りのやり方だった。俺、何かしでかしたのか!?運良く町に流れ着いて、全く別のことで一定の成功治めたから、これでいいや。


    『命の掟』
    これは最初に読んだ時には切れ味の鋭い物語だなあと思ったんだけど、やっぱりヨシタケシンスケの影響か、自然の中でどうしようもない小ささが目についたかなあ。

    雪原地を移動して暮らす部族がいる。生きるのに足手まといになった老人は置いていかれる。彼の番になった。焚き火一つ、手に届く範囲の薪が少し。
    多くの老人たちが、自分が、そしていつかは彼の息子や孫たちに巡る運命だ。
    やがて飢えた狼に囲まれる。
    彼は命にしがみつき、だが手放す。

    0
    2026年06月21日
  • かせい ~ちきゅうの みなさん、ようこそ!~

    Posted by ブクログ

    ファンキーで可愛らしいCGで描かれたイラストの火星紹介絵本。
    火星が読者を火星に招待してパーティーを開いてくれます。
    火星の紹介を火星本人が詳しくしてくれていて、とても楽しく火星を学ぶ事ができます。
    地球に近い移住できる可能性がある星、火星。
    息子達は大きくなったら絶対行くよ!とワクワクしながら言っていました。
    オススメです。

    0
    2026年06月12日
  • 起業家フェリックスは12歳

    Posted by ブクログ

    面白くて、一気に読めた。子供達が起業して、様々な出来事が起こる話だけど、登場人物の描写がありありと描かれていて、教養っぽい部分に当たるところも決して嫌味もなく、爽やかにするするっと駆け抜けていった。とても完成度の高い作品。著書の作品をさらに読んでみたくなった。

    0
    2026年03月31日
  • ハックルベリー・フィンの冒険 下

    Posted by ブクログ

    後半はハラハラドキドキしながらあっという間に冒険が進んでいく。一気に読みたい内容なのに、なかなか家事育児や仕事で毎日15分ずつほどちまちま読みやっと読み終えた。

    子どもの頃に確かトムソーヤの冒険は読んだような気がするけど、トムがなかなかにこだわりが強くて危なっかしくて、印象がガラリと変わった。

    トムは元々安全な暮らしをしているからこそ刺激を求めて自ら危険に向かっていくけど、ハックは危険から生き残るための冒険。
    そんな2人の考え方は対照的だったりするけど、ハックの懐の深さと適応力で何とかなっていく。

    前半に続いてジムの優しさ、人柄に胸を打たれた。ジムが大好きなだけにお医者さんの言葉には、分かる人には分かってもらえるのねと私まで嬉しくなった。
    ハックの勇気、友情にも胸が熱くなった。

    黒人は同じ人間として、心を持った生き物として扱われていなかった時代にあって、ジムをこれだけ豊かな人間に書き上げたマーク•トウェイン。現実世界できっとジムのような素晴らしい人との出会いがあったのかなとか、ハックに作者の思いが投影されているのかなと想像した。

    0
    2026年01月23日
  • 消えたモナ・リザ

    Posted by ブクログ

    1911年8月21日、モナ・リザは盗まれ、世界一有名な絵になった。この本は、この盗難事件の捜査の様子と、モナ・リザを描いたレオナルド・ダ・ヴィンチの人生を描き出すノンフィクションだ。

    全く異なる時代の捜査陣とダ・ヴィンチをつなぐのは絵画モナ・リザだけだったが、本を読み進むにつれ、ダ・ヴィンチがもっていた素質が事件を解く鍵だと理解できるようになるだろう。ノンフィクションだが、ミステリーの小説のように楽しめる作品だった。

    本の内容ももちろん面白いが、著者ニコラス・デイの書き方も面白かった。おかしみを生み出す言葉の使い方が秀逸で、何度も意表を突かれ、くすっと笑わされ、それが心地よかった。文章を読んでいる自分の理解が、ジェットコースターのように上に下に揺さぶられるかんじ。

    「女性は永遠の命を得た。女性はけっして死なない。それでも、誘拐されることはある。」P7

    「なにもかもがスケジュールどおりだった。つまり、なにもかもがスケジュールより大幅におくれていた。それがレオナルドなのだから。もともと、スケジュールなどあってないようなものだ。それでも、すべてがうまくいっていた。フランスが進軍してくるまでは。」P105

    「レオナルドは得意な油絵の技法をフレスコ画にとりいれた。そのような描き方は、それまでだれもやったことがなかった。
     そして、それ以降も、だれもやらない。
     数年で『最後の晩餐』ははがれ落ち始めた。」P109

    他にも、対比からユーモアを生んでいたり・・・

    「男はルーブル美術館からふたつのものを盗んだ。ひとつはドアノブだ。そのドアノブのことはだれも気にしなかった。ふたつめは名画『モナ・リザ』だ。モナ・リザについては、たくさんの人々が、ものすごく気にした。」P17

    皮肉で読者を楽しませたり・・・

    「だれもが、かつてあの絵がかかっていた場所をながめた。人々は、ルーブル美術館に幽霊を見にきた。ジャーナリストが調べたところ、ほとんどの人は、以前、モナリザを見たことがなかった。いいかえれば、人々は、一度も見たことのない絵を、見ないためにやってきていた。」P116

    何度も「ふふっ」と笑ってしまうようなユーモアが散りばめられている楽しい作品であり、スリリングで骨太なノンフィクションでもあった。

    0
    2025年11月28日

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