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12歳の男の子のアイディアで商品が大ヒット!イギリスに住む12歳のフェリックスは、お母さんにプレゼントした手作りのバースデーカードが好評だったので、カードを売ってみることにしました。オンラインショップを立ち上げると、カードはすぐに売れて、とうとう税金まで払うまでになりました。大人目線だと、子どもがお金を稼ぐということに抵抗があるようで、児童書のテーマとして使われることはほとんどないのですが、人は誰もがいずれ世間にでて自分の力で稼いでいかなくてはならないのですから、子どものころから読書によってふれる機会があってしかるべきではないでしょうか。本作は、仕事をする上での注意点が細かい部分までとてもリアルに書かれています。それから、ビジネスを成功させるには、実は家族や友だちとの関係を大切にすることが大前提であることも描かれています。
物語を楽しみながら、起業と仕事のしくみがわかってくる、異色のビジネス入門児童文学です。
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Posted by ブクログ
おもしろかったー。グリーティングカードの通販というシンプルなビジネスに適材適所でどんどん友達を巻き込んでいく話。そもそも、絵の得意な友だちに画像を使わせてもらっておばあちゃんに贈ったのが最初。そこから、パソコンやネットに強い友だちにサイトを立ち上げてもらい、注文がたくさん来はじめると、こんどは数学に強い友だちに経理を担当してもらい……。
思いがけず大もうけになって子供だけでは運営できなくなると仕方なく親にも相談して、今までやり取りのなかった叔父さんとも仲良くなる。このおじさんというのが正真正銘の起業家で、豪邸に住んでいて、フェリックスにも押しつけがましくなく、こまやかにアドバイスをくれるすばらしい人なんだけど、そんなすてきな叔父さんと、なぜこれまでやり取りがなかったのか……そこらへんもちゃんと描かれている。結果的に家族の絆も深まったりするのがイイネ。
しっかりともうけが出るので、税金もちゃんと払うんだけど、やがて起業につきもののほろ苦い展開も。でもそこで百戦錬磨の叔父さんの、心からのアドバイスが染みてくる。これ、子どもはもちろんのこと、ふつうに大人で起業したい人にも刺さりそうだし、ていねいに作った2回か3回シリーズのドラマとかで見てみたい。
Posted by ブクログ
面白かった。主人公のあるアイデアがきっかけとなり、それが膨らんで友だちを巻き込み、ビジネスとして成長していく過程が描かれている物語。その後どうなるんだろうとドキドキハラハラしながら読んだ。ルーファス叔父さんが登場するところからビジネスが本格的になり、子どもだけでなくまわりの大人も取り込まれ、その行末を見守ることになる。起業の仕組みが実に具体的でわかりやすく書かれていることに感心すると同時に、これは友情と家族を描いた物語なのだとも実感。ハッピーエンドになっている点も児童書として好ましい。アンドリュー・ノリスの本では『秘密のマシン、アクイラ』が好きでワクワクしたけれど、それに通じるものがある。千葉茂樹さんの訳も読みやすかった。お金儲けやビジネスに興味のある男の子にぜひ薦めたい。読書があまり好きでなくとも引き込まれると思う。
Posted by ブクログ
起業するってこんなちょっとしたことから始まるんだ!お金ってこうして儲けるんだ・・・自分も何かやってみようかな・・などなど、今までの「読書」とはまるで違った体験が得られました。沸き起こった感想をどういえばいいのか、若い時にこういうことを知っていれば・・・とか、経済はもっと勉強しないといけないとか・・まだ整理できてない感想もたくさん。外国の子どもってこういう「教育」をうけてるんだろうか?とも思いました。読みながら、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスなど有名な成功者の名前がちらつきました。とにかく面白くて読み出したら止められません。経済の基礎がやっと少しわかった気がします。それにしても、こういう問題を児童書のスタイルに見事に落とし込んだ著者の筆力には感心します。山あり谷あり、成功と挫折がもれなく書き込まれていて飽きさせません。しかも結末はちゃんとついて読者を納得させます。読後感は爽やか。子どもや孫にもすすめたい。
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