作品一覧

  • 中国4.0 暴発する中華帝国
    4.2
    1巻815円 (税込)
    2000年以降、中国は三度、その戦略を転換してきた。 「チャイナ1.0」 =平和的台頭 「チャイナ2.0」 =対外強硬路線 「チャイナ3.0」 =選択的攻撃 来たる「チャイナ4.0」とは、どのような戦略なのか? そして日本がとるべき道とは。 戦略論の分野で世界的な名声を確立した本物のストラテジストが語る。 戦略家ルトワックのセオリー ・大国は小国に勝てない ・中国は戦略が下手である ・中国は外国を理解できない ・「米中G2論」は中国の妄想 ・習近平は正しい情報を手にしていない ・習近平暗殺の可能性 ・日本は中国軍の尖閣占拠に備えるべし
  • 日本4.0 国家戦略の新しいリアル
    3.9
    1巻866円 (税込)
    内戦を完璧に封じ込めた「1.0」=江戸、 包括的な近代化を達成した「2.0」=明治、 弱点を強みに変えた「3.0」=戦後。 そしていま、日本は自ら戦える国「4.0」に進化する! 世界的戦略家による緊急提言! 日本に核武装はいらない。 必要なのは「先制攻撃能力」と「作戦実行メンタリティ」だ。 [ルトワック語録より] ●日本のチャンスは北朝鮮の非核化が本格的に開始されてからだ。 ●戦争で必要なのは、勝つためになんでもやるということだ。そこにはズルをすることも含まれる。目的は「勝つこと」であり、「ルールを守ること」ではないからだ。 ●見事なパレードを行う軍隊は、ほぼ実戦で役に立たない。無駄なことにコストを使っているからだ。 ●米中の対立の主戦場は、もはや軍事的な領域から、地経学(ジオエコノミックス)的領域に移りつつある。 ●もし日本が本当にリアルな戦略を考えるならば、最優先されるべきは少子化対策だ。
  • 戦争にチャンスを与えよ
    4.0
    1巻866円 (税込)
    国連・NGO・他国の介入が戦争を長引かせるのだ! ベストセラー『中国4.0』の著者、待望の最新作! 著者は古今東西の歴史に通じる一方で、実際の戦場も経験しており、各国の安全保障アドバイザーとして活躍しています。 そのルトワック氏はこう断言しています。良心や正義感、人道的配慮にもとづく国連、NGO、他国による中途半端な介入が、「戦争」を終わらせるのではなく、「戦争」を長引かせている、と。なにも戦争を奨励しているわけではありません。「本当の平和は、戦争の当事者自身が戦争を倦むほど、徹底的に戦った後でなければ訪れない」のです。 「難民支援が難民を永続化させる」「軍事力ではなく同盟関係がすべてを制す」など、見誤りがちな「戦争」と「平和」の見方を正してくれます。 また、「平和のためにこそ尖閣に武装人員を常駐させろ」「日本の「あいまいさ」が中国の誤解を生む」「北朝鮮の核・ミサイル能力を侮るな」「日本が国連常任理事国になる秘策」といった日本への具体的な提言も満載。 【目次】 日本の読者へ――日本の新たな独立状態と平和 1 自己解題「戦争にチャンスを与えよ」 2 論文「戦争にチャンスを与えよ」 3 尖閣に武装人員を常駐させろ――中国論 4 対中包囲網のつくり方――東アジア論 5 平和が戦争につながる――北朝鮮論 6 パラドキシカル・ロジックとは何か――戦略論 7 「同盟」がすべてを制す――戦国武将論 8 戦争から見たヨーロッパ――「戦士の文化」の喪失と人口減少 9 もしも私が米国大統領顧問だったら――ビザンティン帝国の戦略論 10 日本が国連常任理事国になる方法 <訳者解説>
  • ラストエンペラー習近平
    4.2
    1巻880円 (税込)
    ますます緊張を高める米中関係。「習近平は、完全に全方位敵対路線に入った」と著者は語る。 「最後の皇帝」習近平は何を目指すのか? ・習近平は毛沢東以来の「皇帝」となった ・最新の外交戦略「チャイナ4.0」は最悪の選択だ ・アメリカvs中国を超えた、「世界」vs中国の対立 ・仏英独がフリゲート艦、空母を派遣する理由 ・ジャック・マーはなぜ「罰」を受けたのか? ・アメリカ真の敵はスパイ国家としての中国 ・本当は役に立たない「世界最大の中国海軍」 ・オーストラリア、EU、日本、インドが習近平をつまずかせる ・台湾有事、日本はスウェーデンに学べ  ほか
  • ルトワックの日本改造論
    4.3
    1巻1,430円 (税込)
    強の戦略家、最新書き下ろし! ・北朝鮮が核弾頭小型化に成功、米中経済戦争の激化、韓国との衝突、少子化と財政難...内憂外患の危機を「戦争と戦士の文化」がチャンスに変える。 ・最新の情報に基づく、日本人のための戦略的思考。『日本4・0』の続きとして、この難局を切り抜けるのに必要な「柔軟かつ反応的(リアクティブ)」な戦略の要諦を徹底指南。 ・韓国との歴史問題への対処、中国への「受動的封じ込め」、北朝鮮への抑止力整備など、長期かつ全体的な視野で、具体的なプランを次々と提示。日本に本気の改革を迫る。 -目次- 序章 戦略思考で日本を救う 第一章 韓国よ、歴史の真実に学べ 第二章“中国封じ込め”の時代 第三章 変化する北朝鮮と、その脅威 第四章 自衛隊と情報機関への提言 第五章 経済戦争と国家の本性
  • エドワード・ルトワックの戦略論
    4.0
    1巻2,860円 (税込)
    “汝、平和を欲するなら、戦いに備えよ” 軍事戦略論の世界的名著ついに完訳! 日本人にとって最高のバイブル ──野中郁次郎氏(『失敗の本質』共著者/富士通総研理事長) 「平和を欲すれば戦争に備えよ」という逆説に込められたメッセージほど、現在の日本で軽んじられているものはない。未来の戦争に備えるには戦略と戦争の研究が欠かせないが、戦略に普遍的に作用する「逆説的論理」を解き明かし、戦争のリアリティーに迫るこの名著は、現代の日本人にとって最高のバイブルとなろう。 戦争に関する卓越した洞察力 ──西原 正氏(平和・安全保障研究所理事長/元・防衛大学校長) 当代最高の戦略思想家ルトワック博士は、戦争に関する卓越した洞察力をもとに戦略の逆説性を説く。国連平和維持部隊は戦争を長引かせるだけだとの主張は、 常識を適用すると望まぬ結果をもたらすという逆説的分析で鋭い。著者はまた、 中国が2008年の世界金融危機を乗り切ったことで自己抑制を怠り、「G2」を目指すが、それは逆説的に幻想だと指弾する。日中対立時代の今日、日本人にとっても貴重な示唆である。 本書は、戦略研究の第一人者であるエドワード・ルトワック博士の代表的著作、 Strategy: The Logic of War and Peace (Belknap Press of Harvard University Press, First edition, 1987. Revised and enlarged edition, 2001.)の全訳である。すでに中国、韓国、フランス、ロシア、トルコ、イタリア、ドイツ、エストニアなどで翻訳され、現代の古典的名著として世界中の読者を魅了してきた本書を、遂に日本の読者にも御披露目できることは、訳者二人にとってこの上ない喜びである。(訳者あとがき)

ユーザーレビュー

  • 戦争にチャンスを与えよ

    Posted by ブクログ

    戦争を始めたら中途半端に休戦したりしてはならない。難民キャンプなどを作ってしまうと越境攻撃したりする拠点になってしまい難民以外の生き方をしらない世代も生まれてしまう。そのため徹底的にやらせるべきだし二度と歯向かう気が起きないようにすべきであると。つまり戦争当事者の両国の戦争欲を失くすために、心を折るまで戦わせるということ。
    「うまくいくだろう」という考えはなにもしていない以上にひどい最悪の状態。降伏したほうがましなくらい。やるかやられるかしかない。備えよ常にや平和のために備えよが正しい。
    男は戦士であるべきで、女は戦士を好む、としてそれが少子化や衰退の原因であるとしている。イーリアスの戦士の文

    0
    2025年01月03日
  • 日本4.0 国家戦略の新しいリアル

    Posted by ブクログ

    2018年トランプ政権下で出版された軍事専門家による国家戦略論

    日本の高度な戦略文化論から入る

     1.0 江戸システム 幕藩体制をもって敵を消失させる戦略論
     2.0 明治システム 西洋近代から日本を防衛し、近代化を達成した戦略
     3.0 戦後システム 防衛費をGNPの1%に抑えながら経済大国に押し上げた戦略
     4.0 今求められているシステム 北朝鮮の核や、中国の尖閣から日本を守るために必要な戦略

     4.0に必要なもの
      ①北朝鮮のすべての核関連施設とすべてのミサイルを排除するために、先制攻撃を行う能力
      ②国家の衰退を防ぐために少子化を解消する。
      ③アメリカの同盟軍としての期

    0
    2022年11月15日
  • 日本4.0 国家戦略の新しいリアル

    Posted by ブクログ

    日本のやるべきことはよくわかる。それをやっていないこともよくわかる。どうすれば良いかは読書が考えるほかない。

    0
    2022年09月03日
  • ラストエンペラー習近平

    Posted by ブクログ

    字数は少ないが内容は豊富な本。
    2021年現在の国際環境は、日本にとってかなり有利になっている。チャイナ4.0の戦狼外交はチャイナ2.0の悪化版。世界的に反中ムードが高まっている。シーパワー=海軍力、マリタイムパワー=海洋力で、これは中国の理解していない同盟の戦略。
    人材が常に入れ替わるため、ジェットエンジンのようなチームワークが必要な技術は開発できない。
    日本が中国に対する戦略としては、冷戦期にスウェーデンがソ連とフィンランド国境に精鋭を配置したように、中立のまま台湾を支援できるような体勢をとることで抑止する。そして習近平をつまづかせる、すなわち中国からの様々な要請に全てノーと答えて習近平は

    0
    2021年11月07日
  • ラストエンペラー習近平

    Posted by ブクログ

     予想以上におもしろい本でした。現代中国については、とにかく猛烈な経済成長をしているので、経済力で世界第一位となるのは時間の問題なので、習近平の支配が成功していると考えたくなります。彼は政敵になる可能性のある共産党員幹部たちなんと153万7000人を虐殺や投獄によって一掃し、憲法改正までして終身国家主席という地位を確保して独裁者となりました。
     任期が決まっていて、後継者は選挙で選ばれるなら、クーデターによる暗殺の影に怯える必要はあまりないのですが、終身独裁者は常に暗殺に怯えて政敵を抹殺し続けなければならないところに彼の最大の弱みがある。そして彼がその地位を守るためには、経済成長と国力拡張を臣

    0
    2021年07月29日

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