≪2023年1月号≫月刊 書店員すず木

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≪2023年1月号≫月刊 書店員すず木
この道10年以上のプロ書店員・すず木です!
前月に配信された新作マンガで実際に読んで面白かったものの中から<少年・青年マンガ><少女・女性マンガ>それぞれ1作品を勝手に「今月の書店員すず木賞」としてご紹介!

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今月の書店員すず木賞

少年・青年マンガ

      • BLAST(1)

        BLAST(1)

        「才能がこっち向いてなくても俺は音楽の方、向いてるから」 中学3年間、吹奏楽部でメンバーに入れなかった晴光が入学したのは、強豪「登坂高校」。 そこで厳しくも温かい先輩達と個性豊かな同級生に囲まれて、晴光はさらに吹奏楽にのめり込んでいく。 夢、挫折、絆......吹奏楽の全てが詰まった爽快な物語...

        才能がなくても吹奏楽にかける熱い思いは止められない!!文科系スポ根青春マンガの新星登場!!

        央道 晴光(おうどう はれみつ)は、吹奏楽部でトランペットを吹いていましたが、下手さ故にコンクールメンバーに選ばれることなく中学3年間を終えます。
        心が折れボロボロになった晴光でしたが、吹奏楽の強豪校登坂高校に入り再び吹奏楽部に3年間を注ぎ込む決心をするのです。

        晴光の演奏は色んな人から下手クソと言われています。
        間違ったり音を外したり…それでも彼は一切の迷いを見せません。
        彼の演奏を聴いた剛上 猛(ごうじょう たける)は、晴光に可能性を感じるほどです。
        晴光のとにかく吹奏楽が好き!という思いと、下手な自分を受け入れた上でそこからどうするか?という姿は、我々も学ぶところが多いのではないでしょうか。
        晴光の強い心は読んでいるこちらが勇気を貰えます。
        中でも、才能がないと言われた時に晴光が言った
        「才能がこっち向いてなくても俺は音楽の方、向いてるから」
        というセリフに衝撃を受けました。

        多くの人は、人前での失敗を恥ずかしく思ったり、人から否定されることを恐れたりします。
        そういった思いから、自分には向いていないと諦めたことが1回くらいはあるのではないでしょうか。
        このセリフを言えるようになるまで、晴光はどれだけの葛藤をしたのか…。
        その姿は1巻でサラっとしか描かれていませんが、彼の辛さは想像に難くありません。
        挫折を経験したからこそ彼はこれだけ前向きに強くなれたのでしょう。
        心が折れそうになった時、晴光の前向きな姿を思い出したいものです。

        晴光と共に吹奏楽部に入部したメンバーも曲者ぞろいです。
        登録者数10万人のチャンネル配信者である剛上や、 強豪中学出身の平河(ひらかわ)、全国初出場で金賞をとった春岡(はるおか)など…中々に有能なメンバー。
        彼らと晴光がどう切磋琢磨してゆくのか、青春マンガとしても期待が持てます。

        演奏シーンも圧巻です。
        特に吹奏楽部全体の演奏シーンは迫力が凄く、画面から音圧を感じるほど。
        メロディが聞こえてきそうというよりは、音が質量となってぶつかってくるような感じがします。

        副部長である3年の威達 龍之介(いたち りゅうのすけ)の指導を受け、晴光のトランペットは上達するのか!?
        強豪吹奏楽部で晴光は高校生活の内にコンクールメンバーに選出されるようになれるのでしょうか?
        彼と彼をとりまく吹奏楽部メンバーの成長にワクワクが止まりません。

少女・女性マンガ

      • 山田家の女 1

        山田家の女 1

        祖母はバツ3、母はバツ2、姉はシンママ。女だけの家で育った山田三葉は学年主席の秀才だけど、自立より何より誠実な旦那さまと幸せな家庭が将来の夢の高1女子。でも、よりによって、そんな三葉が好きになったのは校内で評判のよくない金髪男子・窪龍之介で…!? 見る目があるのかないのか。令和の夢見る乙女のラ...

        金髪柔道男子と男を見る目に不安がある秀才女子の、ピュアラブストーリー!!

        祖母はバツ3、母はバツ2、姉はシンママ。女だけの家で育った山田 三葉(やまだ みつば)。
        学年主席の秀才である彼女の夢は幸せな結婚をすること!
        そんな三葉はある日、同級生の金髪男子 窪 龍之介(くぼ りゅうのすけ)の右手にひびが入る怪我を負わせてしまいます。
        お詫びとして窪のパシリをすることになった三葉。
        不良っぽい窪君に最初は怯えていましたが、彼と話すうちに本当の姿を知り…。
        三葉は幸せを掴むことができるのでしょうか…?
        中々に男を見る目がない山田家の女たち。
        男性に対する夢は抱けなさそうな家庭環境ですが、三葉はかなり夢見る乙女。
        「将来は結婚したい」という願望を抱きつつも、実際にどんな男性ならいいのか解らずにいました。
        自分の好きなものを好きと言えない三葉ですが、窪君だけは輝いて見えるように…。
        窪君と仲良くなるために柔道部のマネージャーになったり、窪君の勉強のサポートをしたり…頑張る姿を見ると彼女の恋を応援したくなります!

        一方、その髪色のせいで周りから誤解されがちな、窪君。
        見た目チャラそうながらも柔道男子というギャップがたまりません。
        若干言葉足らず…というか、誤解されても弁解しないため悪評が独り歩きしているところに不憫さを感じるのですが、そんな不器用なところもポイント高いです!

        この物語は三葉と窪君が中心ですが、忘れてはいけないのが中学時代に柔道部で窪君と会っていた現サッカー部に所属する好青年 広瀬 大晴(ひろせ たいせい)。
        広瀬君は、実は三葉のことが好きという…!!
        世間的には窪君よりも広瀬君の方が圧倒的にウケが良さそうなのですが、そんな彼から思われているなんて三葉は全く気付く気配もありません。

        三葉の思いは窪君に届くのか?
        そして広瀬君の思いに三葉は気付くのか!?

        湯木のじん先生が繊細でキラキラしたタッチで描くピュアな恋。
        「恋に恋したっていいじゃない!!」そう思えるラブストーリーです。

こちらもオススメ!!

惜しくも今月の書店員すず木賞からは漏れたものの、オススメの作品をご紹介!!

書店員すず木

2005年より電子書籍サイトの仕事に携わる、この道10年以上のプロ書店員。
年間に読むマンガの冊数は2000冊以上。
「面白いマンガを多くの人に読んで欲しい」をモットーに、オススメのマンガをご紹介します。

最近の書店員すず木:
最近日本酒の熱燗がマイブームです。
やっぱり寒い時期は温かいお酒が良いですね…。

今年の目標は「新しいことに挑戦する!」。
2023年も多くの作品をご紹介していきますので、よろしくおねがいいたします!

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