この道20年以上のプロ書店員・すず木です!
前月・前々月に配信された新作マンガで実際に読んで面白かったものの中から<少年・青年マンガ><少女・女性マンガ>それぞれ勝手に「今月の書店員すず木賞」としてご紹介!
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今月の書店員すず木賞
少年・青年マンガ
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かつて恋した女性を探して吸血鬼の青年・ザハが訪れたのは、日本の静かな町の古い家。そこには老婦人とその孫娘の3人が住んでいた。人間とは生きる時間も価値観も違うザハだが、彼女たちと共に暮らすうち、人間を知り、大切な女性の数奇な人生を紐解くことになっていく。
静かな時の流れとすれ違いに翻弄される吸血鬼の青年による60年越しの恋の答えあわせ。切なさだけでなくミステリー要素もたまりません!!
生きながらえることに絶望し、死を渇望していた吸血鬼の青年ザハ。彼が出会ったのは、女優を夢見る女性でした。
しかし共に生きる決意を告げる直前、誤って日の光に焼かれ灰となってしまいます。
なんとか蘇り、再び想い人を探して日本の古い家へたどり着いたザハ。
そこにいたのは老婦人ツグミと孫ヒマリ。
インターホン越しにヒマリへ想いを告げますが、覚えがないと彼の言葉は受け入れられず…。
偶然ザハと出会った妹の夢子の協力で再会へ――ザハの恋の相手は…!?
静かな家で紡がれる、60年越しの恋の答えとは。
吸血鬼と切ない恋――この二つの親和性は、古今東西の物語で証明されています。
本作はその王道を踏まえながら、まったく新しい角度から切なさを描き出す作品です。
永い時を生きることに疲れ、死を渇望する吸血鬼ザハ。彼が恋したのは、太陽のような美しさを持つ、女優を夢見る女性でした。
夜や闇を象徴する吸血鬼と、光を象徴する女性――決して交わることのない二つの存在の対比が、この恋に深い陰影を与えています。
愛しの女性と会う約束を日の光によって遮られ果たせなくなったザハ。
しかも想い人から聞かされていた名前は本名ではなくいつか名乗る予定であった芸名。
それでも彼は年を経た想い人の姿を間違えなかったのです。
この物語の切なさは、すれ違いの始まりが60年前にあること。そして、ザハが恋した女性は「ヒマリ」ではなく、実は老婦人ツグミであるという事実にあります。
吸血鬼にとっての数年は、人間にとっての60年に相当する――この時間の非対称性が、胸を締めつけるような切なさを生み出します。
さらに本作の魅力は、吸血鬼という存在を恐怖や血の匂いで描かない点にあります。ザハは、人間の命を奪う怪物ではなく、ただ「探している人の居場所」と「その人に関わる時間の真実」に近づこうとする青年です。だからこそ、物語は静謐でありながら、ページをめくるたびに深い余韻を残します。
そして、ツグミの過去には何かワケアリであることが次第に明かされます。
「記憶」と「写真」、そして「語られなかった時間」というキーワードが物語を紡ぎ、恋の主語がしばしば“ズレる”構造が読者を引き込みます。
果たしてザハの恋はどうなるのか。
隠されたツグミの過去とは…?
この先の物語に注目していただきたいです。
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大学生活に馴染めず、岡山の寺に身を寄せることになった夕(ゆう)。住職の息子で、型破りな僧侶の千暁(ちあき)と出会い、夕の運命は大きく動き出す――。心揺さぶるヒューマンドラマ、開幕!!
「ねばならない」という思考を解きほぐし、感情に名前を与えることで心の霧が晴れていく。「正しさ」や「効率」から解き放ってくれるヒューマンドラマ!
大学生活に馴染めず、心に深い孤独を抱え大学に通えなくなってしまった園田夕(ゆう)は、岡山の寺に身を寄せることに。そこで出会ったのは、住職の息子でありながら型破りで奔放な僧侶・立川千暁(ちあき)。
千暁は寺だけでなく町の「何でも屋」を兼業しています。
千暁は夕の些細な心の揺らぎや閉塞感に、穏やかに、時に強く触れていきます。
そのため千暁に対して腹が立って仕方のない夕。こんなに心をかき乱すのは、千暁が今まで夕の人生にはなかった生き方をしているからなのか…それとも…。
自分の気持ちを把握するまでに時間がかかる夕。電車に乗ることさえできなくなるほどのパニック障害に苦しみ、その苦しみが彼をどんどん追い詰めていきます。
そんな彼の苦しみの根源は、幼いころから父親が課してきた期待とプレッシャーの積み重なりであると示唆するシーンがそこかしこに登場します。
恐らく父親の存在は、夕が自身を縛る「こうしなければいけない」という呪縛の源であり、それが彼の心に深い漣をたて続けているのではないでしょうか。
そんな父親とは正反対に、夕を包み込む存在として現れるのが、千暁です。
田舎のお寺の息子で、大学生活になじめずに逃げ込んだ夕の居場所となった千暁の
「後のことは後で考えよう」
という柔軟な言葉で、夕の気持ちを驚くほど軽くしてくれます。
その一言は、夕が縛られていた自分自身への不安と焦りを一瞬で解きほぐし、感情の荷物を下ろさせるきっかけになりました。
夕が自身の心の漣を細分化して自己分析するシーンが度々登場します。
何が怖いのか、何が苦しいのか、どんな感情が渦巻いているのかを、一つ一つ言葉に置き換え、図式化し、再確認していくのです。
"自分が、何を怖がっているのか""どうして電車が怖くなったのか"を一つずつ言語化することで、漠然とした不安が少しずつ輪郭を持ち始めます。
一度は自分でもはっきりとは認識できなかった「嫉妬」「焦り」「自己嫌悪」「不安」といった感情に名前を与えるたびに、彼の内側の霧は少しずつ晴れていくのです。
物語は、エリートでなければならないという呪縛に縛られた夕と、岡山に暮らす人々との対比を軸に展開します。
「正しくあれ」「うまくあれ」と縛られる夕に対し、千暁は「ダメなら他を選ぼう」と気軽に選び直す。その自由な発想に、夕は無意識のうちに憧れを抱きます。
さらに千暁が姪っ子のような存在である女子高生・朝花(ともか)と仲睦まじく振る舞う姿を見て、夕が感じる嫉妬。その感情にも名前をつけられず、混乱する夕の姿に思わず「これは…!?」となった読者も多いのではないでしょうか。
千暁もまた、笑顔の裏に秘められた影を抱えている人物です。
朝花の父である幼馴染・朝人との場面で見せた、過去に大切なものを失った経験がありそうな雰囲気。彼自身もまた「自分の感情」に蓋をして生きてきたのかもしれません。
そうした二人の不完全さが、互いに響き合うことで緩やかに溶け合っていく様は、この作品の大きな魅力になっていると言えます。
全体として本作は、恋愛漫画なのか心の病と向き合うドラマなのか、どちらに進んでも面白くなることは間違いありません。
夕と千暁が互いに映す鏡として補完し合い、先に進んでいってくれるのではないでしょうか。
少女・女性マンガ
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「見せてあげる、ここが本当はどんな町なのか」
大きな橋を越えた先にある、海に囲まれた誠福町。
ここはずっと犯罪者0・周りはみんないい人ばかり。
他人の悪口を言うことすら、ありえない。
汐崎心も当然そう思っていた。
不思議な転校生・宮部京に出会うまでは――。
◆収録内容◆
「パペット・イン・ザ・シティ」第0話~第4話
特典(おまけイラスト1P)
※「特典(おまけイラスト1P)」は紙コミックスのサポーター書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。
SF好き必読!!人間関係の「面倒くささ」をすべて削ぎ落とした、完璧な街。 その平和を維持しているのは、 秩序か、それとも――。終始漂う「不穏さ」がとにかく凄い!!
海に囲まれた“完璧な街”誠福町。犯罪率はゼロ、悪口も暴力も存在しない——はずでした。
女子高生の汐崎心(しおざき こころ)は、謎の転校生宮部京(みやべ きょう)に「ここが本当はどんな町なのか、見せてあげる」と告げられ、日常の亀裂に目を向け始めます。
心の周囲では、昨日まで仲の良かったカップルが突然よそよそしくなり、街の病院の“健康診断”の後に人柄が変わるという不可解な現象が連続することに気付きます。
この街はどこかおかしい——。
果たして隠された真実とは!?
読み進めるほどに、静まり返ったコマの行間や、登場人物の張り付いたような笑顔から、底知れない「不穏さ」が皮膚の内側へじわじわと沁みてくるような感覚に陥ります。
この街ではいじめは存在せず、どんなに身勝手な振る舞いも周囲が「受け入れる」ことがルール。本来人間社会にあるはずの「摩擦」や「拒絶」が見事に消し込まれ、住民は皆、良き隣人の仮面を被って微笑んでいるのです。
この“善意の連鎖”に、読み手は言いようのない生理的な嫌悪感を抱かずにはいられません。
京の指摘で、自分の家族アルバムに「空白」があることに気づいた心。 日常に紛れ込んだ異常が、視点を少しずらしただけで次々と姿を現す。その危うさが、物語の緊迫感をさらに加速させます。
「犯罪者がいない」という理想郷の正体は、不穏分子と見なされた瞬間に排除・矯正される徹底した監視社会でした。
怒り、嫉妬、憎悪…人間にとって必然とも言える感情の不協和音は、街のシステムという「吸音材」によってことごとく抹殺されているのです。
読み手はここでようやく、誠福町の“善良さ”と“平和”が住民の総意や成熟ではなく、制御と矯正によって成り立っていることに気づくのです。
しかし、感情や記憶を無理やり改変すれば、必ずどこかに歪みが生じます。
その象徴として描かれるのが、外部からやってきたカップル、ひめにゃんと大地のエピソードです。
外の世界では嫌われていたひめにゃんが、この街では「悪口を言わない」というルールの恩恵を受け、瞬く間に人気者に。一方で、彼女を愛していないはずの大地は、街の強制力によって「良き恋人」という役割を演じさせられていく…。
この「矯正された幸せ」は、果たして本当の幸福なのでしょうか。 人間は、意見の相違や拒絶、時には嫌悪し合う過程を経て、初めて関係を深めていけるはずです。その“面倒くさいプロセス”をすべて削ぎ落とした先に残るのは、もはや人間ではなく、ただの「量産型の操り人形(パペット)」ではないでしょうか。
中枢の正体、洗脳のメカニズム、そして“主幹の一族”に生まれた京の真の目的……。 多くの謎を残したまま、物語は加速していきます。
ぜひ、この不穏な感触を抱えたまま、完璧な街の裏側に潜む真実と、揺れ動く人間の心の行方を見届けてください。
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仕事を辞め、家を出た小野寺スイ(23)。アパートの隣人・瀬戸郁(21)がいきなり家に乗り込んでくる。曰く、飼い犬・ティノがスイの家のベランダに入り込んだらしい。この出会いが、スイの人生に淡く溶け込んでいく――。「俺がモテたいのは小野寺サンだけですよ」
「世界のサイズは自分で決めていい」という、今を生きる私たちに必要な合言葉を、静かな生と穏やかな眼差しで紡ぐ物語。
23歳の小野寺スイは、仕事や家族との関係に疲れ、東京のアパートでひっそり一人暮らしを始めます。
ある日、隣人の21歳の青年 瀬戸 郁(せと かおる)が飼い犬・ティノを探して血まみれで部屋を訪ねてくることで、スイの日常が静かに動き出します。
郁は無理に干渉せず、ベランダ越しに「俺がモテたいのは小野寺サンだけですよ」とストレートに語り掛け、スイの閉ざされた心を少しずつ溶かしていきます。
仕事と家族関係で擦り切れた23歳の小野寺スイが、家を出て一人暮らしを始め、隣人の瀬戸郁と犬のティノと出会う——それだけ言うとよくある始まりに見えるかもしれません。
でもこの作品は、派手な事件も、台詞で押し流す説教もありません。散歩に誘うこと、手料理を差し入れること、ベランダ越しに短く声を交わすこと。その小さな行為の積み重ねだけで、人の心が確かに温まっていく様を見せてくれます。
スイは立派な家庭に育ち、厳格な父と「それに従うことが正義だ」と心から信じる兄との生活に徐々にしかし確実に疲弊していきます。
良識や誠実といった言葉の外見だけをまとった価値観が、スイにとっては「合わないもの」なのです。
周りからの期待と期待に応えられない自分。その小さなすれ違いが、日々の蓄積で自己否定へと雪だるま式に転がっていき、顔を上げる力が失われ、ついに限界を迎えてしまうのです。
この物語は彼女の「逃げる」選択を、敗走としてではなく、自己保存のために必要な境界設定として描いています。距離を取ることでしか守れないものが、確かにあると教えてくれています。
この「逃げる」はスイだけのものではありません。ティノにも「逃げる」がありました。
外の世界が苦手で、ドッグランでもすぐバッグに戻ってしまうティノは、かつて“期待どおりに振る舞ってほしい”と願う人間の時間と合わなかったことが示唆されます。
犬を迎えることを楽しみにしていたのに、実際の特性に耐えられず、手放す選択をした元飼い主。——その事実は悲しいけれど、作品の中で断罪されることはありません。彼女もまた頑張りすぎた結果、手放す=逃げるとなってしまったのです。
郁もまた、感情の波がほとんど「無」に見える人として描かれます。
誰かと深く関わることを避けてきたその生い立ちや事情は、最後まで語り切られない余白として残ります。けれど彼らに共通するのは、「逃げることで守ろうとしたものがある」という点です。
描くのは『フルーツバスケット』の高屋奈月先生。
高屋先生は登場人物達の選択を、正しさ/間違いと断罪することなく、ただ「そうすることでしか保てないものが、確かにある」と描写するに留めるのです。
それぞれにあったサイズの世界があること、その選択を大切にすることを繊細な心の機微で描くところは流石としか言えません。
本作は、『逃げることは悪ではない』『逃げることで守れるものがある』と教えてくれます。
歩幅を変えるのは妥協ではなく、自分自身を守るための技術なのです。そして、そんなつつましい生活を守ってくれるのは、人の何気ない優しさや、適度な距離感だと教えてくれます。
また個人的におすすめなのは、普段は無表情な郁が、スイに対してみせるふとした優しい眼差しです。
こんな風に見つめられたら、どんな辛い出来事もなかったことにできそう…!!
スイの選んだ歩幅について。大きくはありません。でも、その一歩は彼女自身の足で踏みしめた確かな一歩です。
世界を小さく保つことは誰かを遠ざけることではなく、関係を長く保つための選択です。小さな世界の中央に、あなた自身がいていい。そう思える物語です。
こちらもオススメ!!
惜しくも今月の書店員すず木賞からは漏れたものの、オススメの作品をご紹介!!
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【購入者限定 電子書籍版特典あり】
当コンテンツを購入後、以下のURLにアクセスし、利用規約に同意の上、特典をお楽しみください。
<link>https://xget.jp/items/2965</link>
愛と暴力うずまく暗殺ファミリア
戦闘民族「角人」のバアル&レヴィ。彼らを拾い育てたものの、高すぎる破壊力となさ過ぎる倫理感に日々怯える暗殺組織のボス。でもバアルもレヴィもボスが大好き!ボスは二人に消えてもらいたい!化け物と人でなしが織りなす、好意×殺意の疑似家族バトルコメディ♪
(C)2025 Ren Kurosaka
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異世界を救う勇者一行の心理カウンセラー
人類と魔族が戦争中の世界。
市民に英雄と称えられながら、決死を前提とした戦いに心病む勇者たち。
賢者・ソフィアは彼らを救いうる存在として、現代日本から異世界転移してきた臨床心理士・霜月星乃の心理療法に一縷の望みをかけて……!?
本格ファンタジーの世界で紡ぐ、臨床心理学異譚!!
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【電子限定!描き下ろし1Pマンガ&雑誌掲載時のカラーページ収録】
極太実家に生まれ落ち、結婚するのは家のため。
「相手くらいは自分で選びたい!!」
日本屈指のお嬢様大学の中でも、ある共通点を持っている3人娘。
ーーそれは、実家が極太なこと!
大手調味料メーカーの一人娘で、ビッチと噂の安藤さん。
大物政治家の孫娘で、孤高のクールビューティー主税さん。
ビストロでバイト中の親しみやすい別所さんも、実は…!?
華々しい人生に見える彼女たちにも、“こちら側”からは窺い知れぬ苦労がありましてーー。
ご令嬢たちの束の間モラトリアムを覗き見る、新世代のリッチなガールズ・コメディ!
◆◇◆単行本カバー・カバー下イラストを収録◆◇◆
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閉じ込められている、産める体に――。
足沢雪、30歳。女。独身。仕事も恋も不明瞭。
「人を好きになること」に諦めを感じつつ、それでも刻一刻と近づいてくる「体の期限」に焦りを感じる今日この頃。ノンバイナリーのきょうだい・慶と一緒に暮らしながら、新たな出会いや転機によって雪のモラトリアムは波打ち始め――!?
マイノリティの二人を取り巻くヒューマン・ラブストーリー開幕!
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古来より恐れられる不思議なモノたち・神怪。孤児の少年・コウは、謎の神怪・シユウと暮らす中、凶悪な神怪の襲撃で彼女の悲惨な過去を知る。大切な存在の全てを取り戻すため、コウは己の命を懸け、怪奇のさばる世界へ冒険に出る!
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漫画編集者3年目の柳井(やない)は、新宿歌舞伎町のトー横で取材中に、少女・美澄(みすみ)に「マンガを見てほしい」と声を掛けられる。
いままで堅実に作品立ち上げを行ってきた柳井だったが、美澄の粗削りでありながら心を打つネームに圧倒され、彼女を担当し連載を目指すことを決心する。
だが、彼女には家も金もない……。才能をあきらめたくない柳井は、決断を迫られる。
若い作家と編集者が、作品で世界に感動の鉄槌を下すべく奔走する、下剋上の物語。
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歌舞伎町のネットカフェに住み、自分を売って生計を立てるキズミは人生に夢も希望も抱けずに惰性で生きている。しかし、同じような生活をする仲間から「漫画家が良い暮らしをしている」という話を聞き、日々出会う男たちのピロートークとネカフェの大量の漫画たちを種にして、漫画を描きクソ人生を脱しようともがき始める。令和の”まんが道”が、欲望渦巻く新宿の片隅で開幕!
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5歳、メロディを口ずさむ。
10歳、宝石に出会えた。
14歳、輝きを失った世界。
17歳、再生の音がする。
ちょっぴり生意気な女子高生・月森百音には、忘れられない人がいる。杏治先輩だけが知る百音の過去とは――?
愛と再生の感動ラブストーリー、開幕!!
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好きっていえない美男美女悶絶両片思いラブ
こいつら揃って好きがいえない!
弟の友達と繰り広げる、悶絶両片思い中ラブコメ★
ネガティブ陰キャお姉ちゃん・灯の楽しみは、
弟が家に連れてくる友達・御景くんと会うこと。
自分にもかまってくれるからかい上手な彼と少しでも仲良くなりたくて、
日々陰キャなりに知恵をしぼっている!
一方で、御景くんもまた灯のことを…!?
【コミックス限定!描き下ろし幕間イラスト】も多数収録★
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5年前よりも、今日。今日よりも、明日。
どんどんあなたへの「好き」が膨らんでいく──。
「…ごめんひなこさん 今日 優しくできないかも……」
羽田 ひなこ(20)と宇佐美 遥(18)は
中学時代から付き合いはじめて5年になる仲良しカップル。
ひなこの大学進学後、2年間遠距離恋愛が続いていたが
この春ようやく遙も進学し再会の日を迎えることに!
以前よりも更に格好良くなった彼に、ひなこはドキドキが止まらなくて……
もっと甘く深い2人の特別な時間が、今始まる──。
一緒にお風呂に…な描き下ろしをたっぷり24ページ+電子書籍特典も収録!全ページフルカラーでお届けします。
※現在配信中の『うさひな -5年付き合ってる大学生カップルの話-【同人版】』の本編を再編し、描き下ろしと電子書籍特典4ページを加えたものとなります
全200ページ
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罪を贖う悪魔狩りファンタジー!!!
闇夜に紛れ、悪魔が蔓延る世界――――
悪魔に脅され悪事を働いていた青年・春川久悟が
次のターゲットにしたのは「進化論」の提唱者、
ダーウィンを名乗る怪しい女だった―――!
彼女との出会いによって春川の人生は
悪魔を地獄へ送り返す戦いへと導かれていく!!
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そば好きのサラリーマン・秋丸泰造、日サロ店員のギャル・百瀬じゅりな。立ち食いそば屋で残り一個の天ぷらをシェアしたことがきっかけで「ソフレ(そばフレンド)」になったふたりは、いっしょにそば屋巡りをすることに…!! 【コロッケそばの過激な食べ方】【生卵の食べ方の流儀】【至高の肉そば対決】など、ギャルとおじさんが“そば”をおいしく食べ尽くす極上のグルメ漫画!(第1~6話&描き下ろしを収録)
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ガイド、旅行会社、お世話役?
この仕事にはマニュアルがあってマニュアルがない。
一人一人にオーダーメイドで旅の体験を提供する
──そんなDMC(デスティネーション・マネージメント・カンパニー)を
ご存知だろうか?
最高の食体験に必要なのは、一流の案内人。
星なき世界で迷える食いしん坊たちに、
運命の一皿を!
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【電子限定!描き下ろし1Pペーパー&雑誌掲載時のカラーページ収録】
「ホタルノヒカリ」「西園寺さんは家事をしない」「聖ラブサバイバーズ」の
ひうらさとるが描く「お金」と「美容」!
「一緒にやろう。″お金と美容″のお悩み配信」
金子かさね。40歳バツイチの税理士。
堅実にひとり慎ましく暮らす金子の前に現れたのは
美容系インフルエンサー″美男(ビナン)″。
彼は実家アパートの火事で離れ離れになった
年下の幼なじみ、美男(よしお)だった──!
悩める人たちのため、″お金″のプロ、
金子と″美容″のプロ、美男はタッグを組むことに──!?
◆◇◆単行本カバー・カバー下イラストを収録◆◇◆
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死んだはずの彼女が違う世界で生きていた。
事故で亡くなったはずの恋人・風花が生きている“別の世界”に迷い込んだ黒男。
つい風花を目で追ってしまうけど、彼女は別の人とつき合っていて--?
切なく燦めくもうひとつの世界線--
パラレルワールドラブストーリー第1巻
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「誰にでも、消し去りたい過去がある――。」
過去に強烈なコンプレックスを抱く村井要は、これまでの自分を捨てるため、死に物狂いで勉強し、晴れて名門大学への入学を果たす。しかし、そこには自分の醜悪かつ卑劣な過去を知る男・山城悠真がいて…? 笑顔の裏に何を隠しているかわからない彼。再会は復讐か、それとも――…。
泥まみれのまま、それでも前に進むアンチ・シンデレラストーリー!
書店員すず木
2005年より電子書籍サイトの仕事に携わる、この道20年以上のプロ書店員。
年間に読むマンガの冊数は2000冊以上。
「面白いマンガを多くの人に読んで欲しい」をモットーに、オススメのマンガをご紹介します。
現在、全国の三省堂書店(※一部店舗を除く)の店内にある「つながる本棚」に、書店員すず木が毎月テーマを決めておすすめ作品をご紹介する「書店員すず木棚」が設置中!!
最近の書店員すず木:年末です!!2025年ラストの更新となりました!!
今年も面白いマンガがいっぱい生まれており、どれをご紹介するか迷いまくる1年でした。
2026年もおすすめ作品をご紹介していきますので、お楽しみに!!