ビジネス・実用 - 岩波書店作品一覧

  • ルポ 保育崩壊
    3.8
    時間内に食べ終えるのが至上命題の食事風景。燃え尽き症候群に襲われる保育士たちや親との会話も禁じられた“ヘルプ”(アルバイトや派遣)のスタッフたち。ひたすら利益追求に汲々とする企業立保育所の経営陣……。空前の保育士不足の中、知られざる厳しい現状を余すところなく描き出し、「保育の質」の低下に警鐘を鳴らす。

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  • 医と人間
    4.2
    先制医療、iPS細胞、ロボット治療、新しいがん治療、創薬、脳研究など最先端の医学、そしてチーム医療、緩和ケア、地域の医療、災害医療、医療と情報、死生学など第一線での医療。医学は常に人間とともにあり、人間のための学問である。医学会の研究・実践を結集。高齢社会を幸せに生き抜くために必要なことは何かを考える。

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  • 被災弱者
    4.0
    東日本大震災の集中復興期終了を目前に、復興から取り残されている人びとがいる。「いつまで被災者なのか」と弱者を切り捨てるなら、社会はその負債を将来にわたって抱え込む――そして誰にとっても人ごとではない。くらしと生業の再生に必要なものは、巨大プロジェクトではない。災害多発国日本のあやうさを現場から問う。

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  • 日本語の考古学
    3.0
    『源氏物語』を書いたのは誰と聞かれたら、多くの人は迷わず「紫式部」と答えるだろう。しかし現代の我々の常識は、必ずしも過去にはそのまま当てはまらない。残された写本や文献をつぶさに観察してみると、そこにはどんな日本語の姿がよみがえるだろうか。微かな痕跡からさまざまに推理する、刺激的な一書。

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  • ラス・カサス インディアス史 (一)
    3.0
    1~7巻880~1,210円 (税込)
    ラス・カサス(1484-1566)がその後半生を通して書き継ぎ、改訂を加えた同時代史。クリストバル・コロン(コロンブス)による新世界の発見から説き起こし、自らもその一員であったスペイン人植民者によるインディオに対する圧政と残虐の実態を明らかにする。「大航海時代叢書」版を約7割に圧縮し、全7冊同時刊行する。

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  • 哲学の使い方
    3.9
    「答えがすぐには出ない、答えが複数ありうる、いや答えがあるかどうかもよくわからない」──そんな息苦しさを抱えた時代に、社会生活において、人生において、私たちは哲学をどう「使う」ことができるのか? 《初期設定》からの問いかえしを試み、新たな見晴らしよい世界のありかたを求め描く、著者渾身の書き下ろし。

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  • 日米〈核〉同盟 原爆、核の傘、フクシマ
    4.0
    広島、長崎、ビキニ、そして福島。四度の核被害を被りながら、なぜ日本は「核の傘」に依存し続け、核燃サイクルに固執するのか――。日米の膨大な公文書と関係者への取材を駆使して、核の軛につながれた同盟の実態を描く、息詰まるノンフィクション。

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  • 日本語スケッチ帳
    -
    「お・も・て・な・し」は、新語・流行語大賞をとった話題の身ぶり言語だが、エジプトでは、あの動作が「静かに!」を、コロンビアでは「沢山ある」を表わすという。五輪・野球などスポーツ用語の誕生秘話、外国では通用しない外来語、「自分をほめてあげたい」の意外なルーツなど、日本語の面白い世界を楽しめる一冊。

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  • 憲法への招待 新版
    3.6
    「憲法は私たちが守らなくてはならないものか」「憲法改正手続きを定める憲法96条は改正できるか」「日本の上空を通過する他国を攻撃するミサイルを撃ち落とすことは合憲か」など、24の問いに答えながら、日本国憲法の思想と骨格を平明に解説。社会問題となっている事象と憲法との関係をときほぐす、市民のための憲法入門。

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  • 雇用,利子および貨幣の一般理論 (上)
    4.0
    1~2巻880~1,078円 (税込)
    経済学の歴史に「ケインズ革命」と呼ばれる一大転機を画した書。新古典派理論の特殊性と決別し、それに代わる包括的な「一般理論」を打ち立てた。資本主義の抱える大量失業と不安定な経済循環への処方箋として、雇用と有効需要、利子率と流動性とを組み合わせた独自の体系を構想。現代経済学の出発点にして、今なお必読の古典の待望の新訳。

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  • 科学者が人間であること
    3.7
    「人間は生きものであり、自然の中にある」。大震災以後の社会は、この「当たり前」の原点からしか再生できない。まず誰よりも、科学者が一個の人間であることによって、出来ることがあるのではないか。人間も含んだ生きもの全体の歴史として「生命誌」を提示し続けてきた著者が、私たちの未来への熱い思いをこめて語る。

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  • 自省録
    4.2
    あたかも一万年も生きるかのように行動するな。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ──ローマ皇帝でストア派の哲人マルクス・アウレーリウス(121-180)。多端な公務に東奔西走しつつ、透徹した目で自らを内省した記録は、古来、数知れぬ人々の心の糧となってきた。神谷美恵子の清冽な訳文に、新たな補注を加えた。(改版)

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  • 日本財政 転換の指針
    4.3
    「破綻」や「国債暴落」という警告の言葉に脅え、財政を「再建」することが、本当に社会に共通の善なのか。尊厳と信頼の社会を構築するための財政の条件とは何か。赤字の原因を日本社会の構造から解き明かし、「ユニバーサリズム」の視点から、受益と負担の望ましいあり方、そして新しい財政のグランドデザインを提言する。

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  • 現代日本の政党デモクラシー
    4.0
    なぜ日本政治は行き詰まっているのか。1994年の小選挙区制導入から、マニフェスト選挙の開始、2009年の政権交代を経て、現在にいたる政党デモクラシーの構造的変化を解き明かし、これからの政治を考える。

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  • 中国の市民社会 動き出す草の根NGO
    3.6
    深刻な環境破壊、都市と農村の格差が報じられる中国。九〇年代後半以降、その中国で非政府組織が着実に力を伸ばしてきた。出稼ぎ労働者の支援、農村女性の就労、環境調査と汚染追跡。さらに住民参加のコミュニティ支援や、若手起業家とソーシャル・イノベーションへの投資まで。したたかでしなやかな彼らの市民力を知る。

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  • 社会人の生き方
    3.6
    社会人とは本来、自分たちの社会をともに作り上げる人びとのことだ。だが、今の日本では、若者たちの就職難や格差の拡がり、無縁社会化に見られるように、社会人として生きていくのが困難になっている。社会人になるには何が必要か。社会人をどう育んでいったらよいのか。著者の内外での経験にもとづく豊富な事例を織り交ぜながら考えていく。

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  • 欧州のエネルギーシフト
    3.4
    世界の環境・エネルギー政策をリードしてきた感のあるヨーロッパ。だが、実態は、国ごとに事情が異なり、国内にも大きな矛盾や対立を抱えている。風力や太陽光発電をどう普及させるか。原発の廃炉や核のゴミ問題にどう対応するのか。草の根の市民や自治体の動きは? エネルギー革命最前線からの報告。

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  • アラン 幸福論
    4.2
    ルーアンの新聞に「日曜語録」として連載されたのを皮切りに、総計5000に上るアランのプロポ(哲学断章)。「哲学を文学に、文学を哲学に」変えようとするこの独特の文章は、「フランス散文の傑作」と評価されている。幸福に関する93のプロポを収めた本書は、日本でも早くから親しまれてきたもの。折にふれゆっくりと味わいたい。

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  • 女ことばと日本語
    3.6
    女性がつかうべき女らしい言葉が「最近、乱れてきた」と、100年以上も嘆かれ続けるのはなぜなのか――近世から現代までの日本社会の価値や規範、庶民の憧れや国家イデオロギーが埋め込まれてきた、もうひとつの日本語「女ことば」。各時代のさまざまな言説と言語学の知見からその魅力と不思議を読み解く。

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  • ブラジル 跳躍の軌跡
    3.5
    軍事政権からの民主化、巨額の債務国から債権国への転換、女性大統領の誕生、そしてGDP世界6位に――。この四半世紀余りに劇的な変化を遂げたブラジル。発展の軌跡を、政治、経済、社会、対外関係からたどり、その実相に迫る。民主化はなぜ起きたのか、経済発展の原動力は何か、そして、どのような課題が残されているのか。

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  • テレビの日本語
    4.0
    テレビが誕生して来年で60年。当初穏やかに語りかけていたテレビが、今や朝から晩まで声高にしゃべり続ける饒舌なメディアへ変わった。報道番組もお笑い番組も隙間なくしゃべり続けるようになったのはいつからか。ニュースのことばを中心にテレビの歴史をふりかえりながら、その要因を探り、テレビの日本語の今を考える。

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  • 現代中国の政治 「開発独裁」とそのゆくえ
    3.8
    1巻880円 (税込)
    一党支配のもとで急速な経済成長を続ける中国。その政治体制はどのようなもので、改革開放路線によりいかなる変化が生じているのか。中間層の拡大や社会的諸矛盾の深刻化は、民主化をもたらすのか。現在の中国を「開発独裁」として捉え、その政治構造や変動のダイナミズムを丹念に分析。民主化のゆくえをリアルに展望する。

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  • 社会起業家 社会責任ビジネスの新しい潮流
    3.9
    単に収入を得る手段としてだけでなく、自己実現のために、そして環境・人権などの課題に使命感をもつ―このような価値観をもって働く社会起業家がいま注目されている。社会責任投資の高まり、企業とNPOのパートナーシップといった新しい動向を明らかにしながら、アメリカ・日本の社会起業家の生き方を紹介し、その意義を考える。

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  • 論語入門
    3.6
    大古典『論語』から、精選した百四十六条を味読する。その無類の面白さの中核は、孔子という人物にある。約二千五百年のはるかな時を超えて立ち上がる、臨場感あふれる弟子たちとの対話のなかに、不遇にあって大らかさを失わず、ときに笑い、怒り、慟哭し、明朗闊達な精神をもって生きぬいた孔子の、稀有の魅力を読みとく。

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  • キノコの教え
    3.4
    木の根と共生し、落ち葉を分解して、菌類はひっそりと森を支えている。キノコは菌類の繁殖装置。まわりの栄養を吸いあつめておいしくなるが、放射性物質まで濃縮してしまう。植物とも動物とも異なる宿命のもと、共生へと進化したキノコの教えをいま人類は学ぶべきではないか。食と環境と生命をめぐる興味深い話題を満載。(カラー口絵一丁)

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  • マヤ文明 ――密林に栄えた石器文化
    3.8
    ジャングルにそびえ立つ神殿ピラミッド、広場に林立する石碑、交易に用いられた黒曜石……。マヤ文明は中央アメリカに花ひらいた究極の石器文明だった。もはや謎と神秘のベールにくるみ論じる時代ではない。文字は王の事績を語り、考古学は貴族や農民の生活を明らかにする。マヤ文明の実像を、気鋭の考古学者が熱く語る。(カラー口絵一丁)

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  • 遠野物語・山の人生
    3.9
    数千年来の常民の習慣・俗信・伝説には必ずや深い人間的意味があるはずである。それが攻究されて来なかったのは不当ではないか。柳田の学問的出発点はここにあった。陸中遠野郷に伝わる口碑を簡古かつ気品ある文章で書きとめた『遠野物語』、および『山の人生』は、柳田学の展開を画する記念碑的労作である。 (解説 桑原武夫)

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  • 君主論
    4.1
    ルネサンス期イタリアの政治的混乱を辛くも生きたマキアヴェッリ(1469-1527)は外交軍事の実経験と思索のすべてを傾けて、君主たるものが権力をいかに維持・伸長すべきかを説いた。人間と組織に切りこむその犀利な観察と分析は今日なお恐るべき有効性を保っている。カゼッラ版を基に諸本を参照し、厳しい原典批判をへた画期的な新訳。

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  • 日本語雑記帳
    3.7
    父親の呼称が、おとっつぁんからおとうさんへ変ったのはいつごろか? 明治36年、最初の国定教科書が「おとうさん」を採用したのが、そのきっかけだった。しあさって・やのあさって等地域によって意味が異なる言葉、多彩な方言、遷り変る敬語、呼びかけのコトバ、昭和の言葉など、さまざまな話題を取り上げるヨモヤマ話集。

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  • 政権交代とは何だったのか
    3.9
    政権交代直後の期待感は、すぐさま幻滅へと変わり、いまや政党政治に対する忌避感すら拡がっている。なぜ政治主導で「生活第一」への政策転換を進めることに失敗したのか。この二年間の軌跡をたどりながら、政策形成のあり方、政と官の関係、国会政治の形などから民主党政権の成否を検証。大震災後の民主政治の課題を考える。

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  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来
    3.7
    まさしく歴史的な転換点に立つ日本。大震災を経て、とりわけ経済・文化活動のあらゆる側面において根本的な変更をせまられる今、この国に必要な「資源」とは何か? マネーではなく、美を、幸福を、誇りを得るために、立ち戻るべきは「感受性」である──。つねに「ものづくり」の最先端をリードしてきた著者が、未来への構想を提示する。

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  • 脱原子力社会へ―電力をグリーン化する
    4.3
    90年代以降、すでに先進国は「非原子力化」のステージにある。「省エネ」を超えた効率利用、再生可能エネルギーの活用は常識。さらに電力の選択を主張する「グリーン電力」へ。この20年の各国の変化をふりかえり、市民風車やグリーン電力制度の実践を紹介、企業・NGO。消費者・行政の協働と成熟社会による選択を再提言する。

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  • 原発事故を問う―チェルノブイリから、もんじゅへ―
    5.0
    1巻880円 (税込)
    史上最悪の大事故から25年。事故の影響も原因究明も-チェルノブイリは終わっていない。原発作業員からゴルバチョフまで100人以上の証言と内部資料をもとに、隠された真実を発掘。さらに、ソ連一国を越える巨大な「隠す側」の構図を追及。ソ連の原発政策と情報操作の結末は、まさしく「もんじゅ」の国への伝言である。

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  • 大地動乱の時代 地震学者は警告する
    4.4
    1巻880円 (税込)
    幕末にはじまった首都圏の大地震活動期は、関東大震災(一九二三)をもって終わり、その後、東京圏は世界有数の超過密都市に変貌した。しかし、まもなく再び「大地動乱の時代」を迎えることは確実である。小田原地震が七十年ごとに発生することを明らかにした地震学者がその根拠を明快に説き、東京一極集中の大規模開発に警鐘を鳴らす。

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  • 放射線と健康
    3.7
    1巻880円 (税込)
    原発事故や医療事故のニュースは後を絶たない。また検査や医療などで放射線を浴びる機会はますます多くなっている。被曝による傷害やがんのリスクはどのくらいあるのだろうか。遺伝への影響も気にかかる。安心して医療を受け、日常生活を送れるように、目に見えない放射線の実体や身体・環境への影響、さまざまな単位をやさしく解説する。

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  • あいまいな日本の私
    3.6
    「私は渡辺一夫のユマニスムの弟子として,小説家である自分の仕事が,言葉によって表現する者と,その受容者とを,個人の,また時代の痛苦からともに恢復させ,それぞれの魂の傷を癒すものとなることをねがっています.」――一九九四年ノーベル文学賞受賞記念講演ほか,全九篇の講演に語られた,深く暖かい思索の原点と現在.

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  • 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?
    4.4
    「ナチスは良いこともした」という言説は,国内外で定期的に議論の的になり続けている.アウトバーンを建設した,失業率を低下させた,福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ,ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証.歴史修正主義が影響力を持つなか,多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える.

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  • 学び合い,発信する技術 アカデミックスキルの基礎
    4.5
    アカデミックスキルはすべての知的活動の基盤.これからの社会では,いかにして情報を集め,共有し,発信していくかが問われています.本書では,対話,プレゼンテーション,ライティング,リーディング等についてわかりやすく解説.大学や研究だけでなく,ビジネスの場など広く社会で必要とされる知的活動のための入門書です.

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  • 世界の神話 躍動する女神たち
    -
    悪魔王を瞬殺する戦の女神,破滅をもたらす不吉な美女神,戦わずして最強の日本神話最高神,パイナップルになって親孝行するなまけ者娘――ギリシア,北欧,インド,ベトナム,日本,韓国など世界各地や,ネイティブアメリカン,アイヌなどの諸民族に伝わる神話や昔話から,「美しく優しい」だけじゃない多様な女神を紹介!

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  • 「移民国家」としての日本 共生への展望
    4.3
    私たちの周りでは当たり前のように外国人たちが働き,暮らしている.もはや日本は世界的な「移民大国」となっている.しかし,その受け入れは決してフェアなものではなかった.雇用,家族形成,ことば,難民……彼ら彼女らが生きる複雑で多様な現実を描き,移民政策の全体像と日本社会の矛盾を浮き彫りにする.

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  • いま,この惑星で起きていること 気象予報士の眼に映る世界
    4.0
    世界各地で観測されている異常気象は,自然界に多大な影響・変化を及ぼし,人々の日常生活をも脅かしている.数々の事例を気象予報士の立場でわかりやすく解説しながら,私たちに何ができるのか,今後の課題と解決策を考察していく.雑誌『世界』で大好評だった二年間の連載にコラムを加え,まとめた一冊.

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  • 進化の謎をとく発生学 恐竜も鳥エンハンサーを使っていたか
    4.0
    進化しているのは形ではなく形作りであることが明らかになってきました.いったいそれはどういうことなのでしょう.進化発生学をもとに,動物がどうやって進化を続けてきたのかを分かりやすく解説します.はたして鳥は恐竜から進化したのでしょうか.キーワードは,「エンハンサー」です.謎を解明する旅に出発しましょう.

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  • 英語の発想がよくわかる表現50
    4.6
    「ぼくは退屈してる」と「ぼくは退屈な人間だ」を英語で言うと? ”water”は水? お湯? 簡単なようで実は英語学習のつまずきにもなるポイントを,楽しいエピソードをまじえながら解説します.英語・日本語のセット例文50をまるごと覚えてしまえば,英語らしい表現のエッセンスがよくわかります.

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  • 中国のデジタルイノベーション 大学で孵化する起業家たち
    4.0
    キャッシュレス決済やブロックチェーン技術など,中国では目をみはる勢いでデジタル化が進展している.そこには日本からは見えない民間と大学の重要な役割があった.「創業・創新」の中核を担う清華大学に籍を置く著者が,豊富な事例をもとに中国式DXの現状と課題を掘り下げ,日本が学ぶべき点を提示する.

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  • 漢字ハカセ,研究者になる
    4.3
    「漢字博士」として,辞書の編さんや国の漢字政策などに関わってきた著者.様々な当て字を得意になって書いていた小学校時代.秋桜をコスモスと読むのが許せなかった中学時代.進路に悩んだ高校時代.地名漢字を調べに出かけた現地調査など,漢字にまつわるエピソードを交えながら,漢字の魅力や研究者への道のりを語ります

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  • 宇宙ヨットで太陽系を旅しよう 世界初! イカロスの挑戦
    4.5
    世界で初めて,宇宙空間で大きな帆を広げ,太陽光の力で加速した究極の宇宙機「イカロス」.製作が遅れたらただのオモリ?! 日本の折り紙がヒント? イカロスでやさしい物理の法則がわかる? 高校時代からひたすら宇宙への夢をめざしてきた著者が,その道程と宇宙工学の魅力,日本の技術について熱く語ります.

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  • 理科がおもしろくなる12話
    3.7
    20世紀に私たちの生活を限りなく便利で豊かにしたかに見えた科学の発展も,いまや地球温暖化・環境ホルモン・度重なる原発事故など,地球上の生態系全体にかかわる深刻な問題を生み出しています.この本では古代以来の科学の歴史と今日の問題をやさしく解説.新しい「理科総合」と「科学史」の副読本としても最適の1冊です.

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  • 身につく英語のためのAtoZ
    3.8
    授業で勉強しているのになぜ英語を話せない? ネイティブの英語っていつになったら聞き取れる? 英字新聞をすらすら読んでみたい! 自由に英語で文章を書いてみたい! 「読む」「書く」「聴く」「話す」の4つの力を身につけるためのコツが,AからZまで26のキーワードによるエッセイで楽しくわかります.

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  • 自分と未来のつくり方 情報産業社会を生きる
    4.3
    『モモ』の「時間どろぼう」とプラトンの「洞窟の囚人」が現代を読み解くカギ!? 宮沢賢治にフッサール,デカルトまで飛び出す授業はとても刺激的.情報産業社会を生きる僕たち人間は,昔とどう変わり,これからどうなっていくのか.メディア情報学とフランス思想の研究者である著者が,中高生にやさしく語りかけた特別講義.

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  • 親を頼らないで生きるヒント 家族のことで悩んでいるあなたへ
    4.7
    あなたは今,家族のことで悩んでいませんか? 増え続ける虐待,家事に忙殺されるヤングケアラー……,外からは見えにくい困難を抱えた家族の中で子どもはどのようにSOSを出せばよいのでしょうか.本書では親から離れて社会的養護のもとで育った若者たちの体験を紹介し,子どもが子どもらしく,安心して暮らせる道を考えます.

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  • ブッダ物語
    3.9
    ブッダは「お釈迦さま」の名で知られる仏教の開祖です.シャカ族の王子に生まれ,生きる苦しみから悟りを開き教えを説くにいたったその生涯をたどり,仏教の教義をわかりやすく説明します.四苦八苦,因縁,縁起,業などよく使われる言葉の本来の意味を解説し,悟りとは何かを明らかにするやさしい仏教入門.

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  • 万葉集に出会う
    4.0
    約一二〇〇年前に編まれ,古典として親しまれてきた万葉集.しかし実は,ひとつの解釈を拒む歌,よく分からない歌,顧みられなかった歌は数多い.のちの世の評価や解釈にとらわれず,先入観なく歌そのものと向き合えば,古代の人びとの心が見えてくる.万葉集に出会うことで,私たちはほんとうの心に出会うのかもしれない.

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  • 食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?
    4.0
    砂糖や小麦粉など身近な食べものから「資本主義」を解き明かす! 産業革命,世界恐慌,戦争,そしてグローバリゼーションと「金融化」まで,食べものを「商品」に変えた経済の歴史を紹介.気候危機とパンデミックを生き延びる「経世済民」を考え直すために.

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  • はじめての哲学
    3.2
    なんのために生きるのか? と考える自分とはなんだろう? 哲学の問いは,いつも私たちの日常の中から生まれてきました.「自己」「生と死」「真理」「実在」「言葉」……古代から現代まで,人間が考え挑み続けてきた根源的な問いの数々を,やさしい言葉で一から解きほぐします.予備知識は不要です.ようこそ,哲学へ.

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  • 源義経
    3.8
    全国各地に残る数多くの伝説,そして彼の名前に由来する「判官びいき」という言葉--このように今なお高い人気をもち,日本史上最も有名な英雄となっている源義経とはいったいどういう人物だったのか? 義経に関わる文書・記録や物語類などを広く探索して,単なる「悲劇のヒーロー」ではないその実像と魅力の秘密に迫る.

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  • 数字とことばの不思議な話
    4.0
    「二七」では「に」を読むのに,「一七」は「いち」を読まないのはなぜ? 1から10の読み方に隠された謎とは? ふだんなにげなく使っている数字の発音に隠されている「ことばの法則」をさぐってみよう.日常生活でもっとも身近なことばである数字から,日本語の不思議で楽しい仕組みをやさしく解説します.

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  • 人を見捨てない国,スウェーデン
    3.5
    社会を支える基盤は人であると考え,一人一人を大事にする国スウェーデン.その社会の実態や手厚い福祉制度を,若者たちの日々の生活から浮き彫りにする.自立心や民主主義を支える力を知識や技能とともに学ぶ学校,多様な家族のあり方を支える制度や施設等.そこには,日本の目指すべき未来をさぐるヒントが提示されている.

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  • 野生動物と共存できるか 保全生態学入門
    4.5
    ラッコが駆除された.貝やカニを食べて漁業に被害を与えるという理由だったが,増えると思った漁獲量が減った.なぜ? 怖いクマや爆発的に増えるシカと,ほんとうに共存できるのだろうか.絶滅危惧種はどうすれば守れるのか.いま,新しい学問・保全生態学がさまざまなチャレンジを試みている.

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  • 少年法入門
    4.0
    年少者に対する保護か,厳罰か――,少年法をめぐっては激しい意見の対立が見られる.しかし,そもそもの議論の前提として,わが国の少年犯罪の現状と少年法制の仕組みはどうなっているのか,諸外国はどう対応しているか等の知識は必須である.裁判官として少年事件を担当した経験を持ち,外国の少年法の現地調査も続ける著者が徹底解説.

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  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想
    3.6
    グローバル化が進み,ますます一体となりつつある現代世界.従来のヨーロッパを中心とした世界史像は,もはや刷新されるべき時を迎えている.いまこの時代にふさわしい歴史叙述とはいかなるものか.歴史認識のあり方,語り方を問い直し,「世界はひとつ」をメッセージに,地球市民のための世界史を構想する.

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  • 核兵器はなくせる
    3.0
    2017年7月,国連で核兵器の全面禁止を掲げた「核兵器禁止条約」が成立し,条約の成立に大きく貢献したNGOのICANは,同年10月にノーベル平和賞を受賞します.その中心で,今も核兵器廃絶のために奔走する著者が,条約ができていく様子や日々の活動,そして世界のこれからについて,核の現状をふまえながら熱く語ります.

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  • 新聞の読みかた
    3.3
    「新聞なんて読む気にならない」「テレビのニュースで用がたりるよ」と思っている若い人たちのために,情報を知らないといかに損をするか,おもしろい新聞記事,感想文のまとめ方などをやさしく手ほどきします.どこからでも気軽に読めて,社会科その他の勉強や宿題にも役立つ,たいへん便利な一冊.

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  • 〈超・多国籍学校〉は今日もにぎやか! 多文化共生って何だろう
    3.5
    外国籍の児童など様々な文化的背景をもつ子どもたちが多く通う横浜市の公立小学校.ここでは国際教室を中心に多様性を尊重した学校づくりが行われている.習熟度別に分けられた小人数クラス,さまざまな国の言葉が貼り出された昇降口,多文化を意識した華やかな運動会….長年にわたり国際教室を担当してきた著者がこれからの多文化共生のあり方を語る.

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  • アインシュタインが考えたこと
    4.3
    光の速さで走りながら,光を見たらどう見えるのだろうか.少年のころアインシュタインは考えました.相対論によると光に近い速さでは,時間がのびたり,長さが縮んだりします.話はさらに重力や加速度,ブラックホールや宇宙のはじまりにまでおよびます.相対論のやさしい解説とアインシュタインの生い立ち,思想を語ります.

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  • 障害者とともに働く
    4.0
    「働く」って何だろう? 「仕事」をするのは何のため? 「障害のある人の労働」をテーマに,障害者が働くさまざまな企業や事業所の事例を紹介します.テレワークの広がりやAIの導入など人々の働き方が大きく転換するなかで,誰もが笑顔で働ける社会のあり方を考えます.

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  • 人類VS感染症
    3.7
    紀元前からわたしたちを脅かす天然痘や,ペスト,ハンセン病などの感染症.人類がいかにしてその病原体とたたかい,犠牲をはらってワクチンを開発したかを語る.そして,今度は新型インフルエンザやSARS,HIV,風疹など,新たにやってくる感染症と向き合うために,免疫やウイルスなどの基礎知識を身につけよう.

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  • 10代から考える生き方選び
    3.0
    「バリバリ働きたい」「家族も仕事も大事にしたい」「専業主婦になりたい」等々,10代は具体的な職業だけでなく理想の生き方をあれこれ思い描く時.どの生き方なら納得して選べるのか,幸せになれるのか.社会や家族の変容を直視し,それぞれの選択が孕むメリットやリスクを俯瞰しながら,生き延びる方法を具体的にアドバイスする.

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  • オリンピック・パラリンピックを学ぶ
    -
    なぜオリンピックは「平和の祭典」と言われるのでしょうか? パラリンピックはどのようにして生まれ,発展してきたのでしょう.オリンピズムやパラリンピズムと言われる理念とは? 「4年に1度のスポーツイベント」「メダルを競い合う競技大会」だけではない,本来のオリンピック・パラリンピックの意義を学ぶための基礎知識.

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  • グローバル・タックス 国境を超える課税権力
    4.3
    所得税のフラット化,法人税率の引き下げ,タックス・ヘイブン利用による租税回避・・・.GAFAはじめ巨大多国籍企業が台頭する中,複雑化し,苛烈を極める「租税競争」.その巧妙な仕組みを解き明かし,対抗していくためにEU各国などの国際社会で模索が進む,旧来の国民国家税制と異なる新しい「課税主権」の在り方を展望する.

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  • SDGs 危機の時代の羅針盤
    3.8
    地球1個分のキャパシティを超えない「続く世界」を目指す17のゴール.2030年の期限まで10年を切り,パンデミック下の今こそ,危機の時代の羅針盤としてその真価が問われている.日本政府の交渉官と開発・環境関係のNGO代表とが,SDGsのイロハ,交渉秘話,SDGsの現状,プロが見たその強みと展望などを漏れなく紹介する.

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  • 「中国」の形成 現代への展望
    4.5
    さまざまな勢力が併存,角逐する一七世紀.そのカオスを収拾し,東アジアに君臨した清朝の「盛世」から,多元共存システムがほころびをみせる一八世紀.西洋の衝撃,革命と独立によって清朝が潰え,ふたたび混迷する一九世紀,そして現代へ――.一元化と多元化を往還しつづける,平和と騒乱の四百年を描く.シリーズ完結.

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  • ひとりで、考える 哲学する習慣を
    3.5
    二〇二〇年の教育改革を目前にひかえ、今、教育現場では大きな変化が起きています。「アクティブラーニング」「主体的な学び」「探究的な学習」などに代表されるように、自分で「考える」ことがますます重視されるようになります。では、「考える」とはどういうことなのでしょうか? フランスの事例などを紹介しながら、「考える」について考えます。

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  • 10代のうちに考えておくこと
    3.8
    どうすれば親や友だちとうまくつき合っていけるんだろう? 将来どんな進路に進もうかな? 自分のことを好きになれない…,同世代の少年事件にショックを受けた….中高生の誰もが直面するココロの悩みや疑問に答え,その解決法をアドバイスします.精神科医カヤマさんが提案する10代のための実践的生き方ガイド.

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  • これからのエネルギー
    3.0
    石油の終わりが近づき,原子力の危険性が再確認された現在,私たちは真剣に未来のエネルギーを考えなければならない.世界でつぎつぎ発表されている再生可能エネルギー100%シナリオをながめ,いまの技術レベルと今後の展開予測をあわせて,どんな形が可能なのかを検討する.さらに必要な省エネにも新しい技術が登場している.

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  • 農学が世界を救う! 食料・生命・環境をめぐる科学の挑戦
    3.8
    研究対象は,地球全体から顕微鏡で見る世界まで! 人びとの暮らしを豊かにし,自然環境を保全し,生物たちの役に立つ.そんな可能性を秘めた夢のある学問――それが「農学」です.本書では,農業経済学,生命科学,食料や環境科学など,農学に含まれるさまざまな分野の第一人者が,その研究成果や未来を語ります.

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  • 研究するって面白い! 科学者になった11人の物語
    3.8
    数学,医学,化学,農学,薬学,生物など理系の専門分野で活躍する女性科学者11人による研究案内.それぞれの研究内容やその魅力を余すところなく伝えると共に,どのようにして進路を決め,今があるのかについても語ります.時に迷い,回り道をしながらもまい進していく姿に元気や生きるヒントももらえます.

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  • ドイツ統一
    3.0
    一九九〇年一〇月三日.第二次世界大戦の敗戦によって東西に隔てられていたドイツは,ふたたび統一された.この出来事は,冷戦末期の変容する世界政治がヨーロッパにもたらしたもっとも大きな成果であり,その後のすべての始まりでもあった.さまざまなアクターの思惑を越えて進む市民革命を,傑出した歴史家が明快に描く.

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  • 性からよむ江戸時代 生活の現場から
    3.9
    小林一茶はなぜ妻との交合をつぶさに書き留めたのか.生まれた子は自分の子ではないと言い張る夫と妻の裁判の行方は.難産に立ち合った医者の診療記録にみる妊婦の声や,町人が記す遊女の姿…….史料の丹念な読み込みから,江戸時代に生きた女と男の性の日常と,それを規定する「家」意識,藩や幕府の政策に迫る.

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  • 人口の中国史 先史時代から19世紀まで
    3.5
    一八世紀に突如起こった人口の爆発的増加は,中国を知るための鍵である.それはなぜ,どのように起き,今まで続いてきたのか.文明の始源からの歴史がもたらしたさまざまな条件と,大変化のメカニズムを明らかにし,現在,そして未来までも人口史から読み解く.ヒトの生態を羅針盤にゆく,中国四千年のタイム・トラベル.

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  • 美しい数学入門
    3.5
    「同値」概念を用いた「分類」法から説き起こし,美しい証明のための集合と論理,自然数から複素数へと広がる数の美しい世界,対称性の美学である群論,身近な線形代数学による連立方程式の美しい解法,さらには数学者の「心の目に見える数学の美しさ」まで.文系・理系を問わない,美しい現代数学入門講義.

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  • 江南の発展 南宋まで
    4.0
    ユーラシアを見わたせば,中国は,北は遊牧世界,南は海域世界へと開かれている.第二巻は,長江流域に諸文化が展開する先秦から,モンゴルによる大統一を迎える南宋末までの長いスパンで「海の中国」を通観.中原と対峙・統合を重ねながら,この地域が経済・文化の中心として栄えゆく姿を,社会の重層性にも着目しつつダイナミックに描く.

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  • 生物学の基礎はことわざにあり カエルの子はカエル? トンビがタカを生む?
    3.5
    「犬も歩けば棒に当たる」からイヌの五感を解説し,「ニワトリが先かタマゴが先か」から生命の誕生と進化をひもとき,「病は気から」は本当かを考える――.よく知られたことわざや成句を入り口にして,生き物たちの生態,人の健康や体のしくみ,遺伝と進化,そして生物多様性まで,生物学の基礎を楽しく学びましょう!

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  • 居場所がほしい 不登校生だったボクの今
    4.5
    中学時代に2年近くにわたる不登校・引きこもりを経験。昼夜逆転の生活の中でネトゲに没頭するも、一念発起して高校、大学へ進学。その体験から、現在は、生き難さを抱える当事者と親たちに寄り添う活動やプロジェクトを展開中。ネガティブに語られがちな「不登校」を、人生のチャンスと考え生きる著者が語る過去、今、そして夢。

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  • ハンドブック 原発事故と放射能
    5.0
    福島第一原発の原子炉は「格納容器の小ささが重大な欠陥になる」と技術者が警告していたマークⅠ型だった。同じタイプが日本の原発に多い。今回の事故の実態、構造の欠陥、制御の困難さを述べ、放射能と被ばく、エネルギーについての基礎知識を解説する。年間被ばく当量と危険度、エネルギー変換効率などの最新データ表も。

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  • 国際協力ってなんだろう 現場に生きる開発経済学
    3.3
    貧困削減や開発援助、感染症対策、平和構築、紛争予防、環境保全、ジェンダーなど、国際協力に関する24のテーマを取り上げる。現場の研究者の目に映った開発途上国の厳しい現状や課題を中心に、開発経済学の視点から、ダイナミックに変化している開発途上国の姿を伝え、国際開発の取り組みを紹介する。

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  • クマゼミから温暖化を考える
    3.7
    大阪に生息するセミの7割がクマゼミと言われ、同時に分布域も東へ北へと拡大している。クマゼミ増加の原因は、温暖化にともない冬の寒さが緩和されたせいなのか? はたまた乾燥が進んだことが原因なのか? 地道な調査・実験から温暖化との関係を明らかにする。科学的真理を探究する過程の奥深さと楽しさも味わえる一冊。

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  • 「孤独な育児」のない社会へ 未来を拓く保育
    3.0
    ワンオペ育児、産後うつ…。家族の形も変わる中、「孤独な育児」が日常化している。保育所やこども園は大きな支えになるのに育休中の退園や保育所建設反対はなぜ起きるのか。現場を長年取材し、今後に向けて提言する。

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  • 社会保障再考 〈地域〉で支える
    3.0
    いま社会保障制度を持続可能にするには、どうしたらいいのか。全国各地で始まっている、生活に困窮したり、社会から孤立している人たちへの「相談支援」が育む可能性を明らかにし、そこで生まれている住民と行政による新たな〈地域〉づくりを社会保障制度、そして法律の中に位置づけていく。

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  • 「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる
    4.2
    「個性」が大事というけれど、集団の中であまり目立つと浮いてしまう、他人の視線を気にしながら、本当の自分は抑えつけていかないと……。この社会はどうしてこんなに息苦しいのだろう。もっと自分らしく、伸び伸びと生きていきたい! そんな悩みをかかえるアナタにとっておきのアドバイス。「空気」を読んでも従わない生き方のすすめ。

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  • ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学
    3.5
    ミシェル・フーコーは顔を持たない哲学者だ。今の自分にとって「正しい」とされることを徹底的に疑いぬき、自己を縛り付けようとする言説に抗い、危険を冒してでも常に変化を遂げようとした。だからこそ彼の著作は、一冊ごとに読者を新たな見知らぬ世界へと導いていく。その絶えざる変貌をたどる。

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  • 行動経済学の使い方
    3.8
    学ぶだけではもう足りない。研究と応用が進み、行動経済学は「使う」段階に来ているのだ。本書では「ナッジ」の作り方を解説する。人間の行動の特性をふまえ、自由な選択を確保しつつ、より良い意思決定、より良い行動を引き出す。その知恵と工夫が「ナッジ」だ。この本を通して、行動経済学の応用力を身につけよう。

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  • 女性のいない民主主義
    4.2
    日本では男性に政治権力が集中している。何が女性を政治から締め出してきたのか。そもそも女性が極端に少ない日本の政治は、民主主義と呼べるのか。客観性や中立性をうたってきた政治学は、実は男性にとって重要な問題を扱う「男性の政治学」に過ぎなかったのではないか。気鋭の政治学者が、男性支配からの脱却を模索する。

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  • 現代論理学入門
    3.0
    論理学は現実と無関係な学問ではない。数学、物理学、生物学、電子工学、言語学などの学問領域と密接な関係をもち、現代諸科学の方法論を基礎づけるものとして重要視されている。アリストテレス以来の形式論理学の発展のみちすじをたどりながら、記号論理学など現代論理学の体系を、現実の問題と関連させてわかりやすく説明する。

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  • 相対性理論入門
    4.5
    アインシュタインの相対性理論によって物理学は新しい段階を迎えた。超マクロの宇宙の分野から超ミクロの素粒子の世界にいたるまで、この理論が果している役割はめざましいものがある。相対性理論の第一人者である著者が、この理論の完成までの経緯とその考え方を、厳密に、しかし誰にもわかるように解説したユニークな入門書。

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  • 憲法講話
    4.5
    日本国憲法に結実した人間主義・平和主義の精神は、国民が旧憲法下でのにがい体験から学びとったものであり、敗戦による荒廃から立ち上る戦後民主主義の基本原理であった。だが、今日なお、「いつか来た道」へ戻そうとする動きが執拗に続いている。日本国憲法のふくむ問題点とその意味を、旧憲法とかかわらせつつ分りやすく語る。

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  • 日本神話
    4.5
    日本神話といえばまず古事記や日本書紀を思い浮べる。しかし、記紀は政治的目的のもとに体系化されたもので、古代人の心の中に生きていた神話の世界はもっと素朴で生き生きしたものではなかったか。考古学や民俗学の成果をとり入れつつ、記紀および風土記などの諸文献を徹底的に再検討することにより、日本神話の原像を追求する。

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  • 日本人の心理
    3.7
    日本人の心理には「長いものには巻かれろ」といった処世法が生きている一方で、権威を否定し自我を主張する生き方が存在している。また合理主義的な思考が広く定着しつつあるなかで、「物事は気の持ちよう」といった精神主義も根強い力を持っている。複雑な日本人の心理とあいまいな人間関係を鋭く分析した、海外にも知られた名著。

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  • 日本の精神的風土
    -
    終戦と共に日本は、平和憲法の下、民主主義国として再出発した。制度も組織も、戦前とは確かに大いに変った。しかし、日本人の考え方や行動が古いまま取残されているならば、この国は何時でも、“復活の季節”を迎えることが出来る。表面的な変貌の裏にひそむ日本の精神的風土をくわしく調査し、記録した本書は、つい昨日の大失態を、再びくり返しかねない今日このごろ、人をして再思三考させるものがある。

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  • 人間であること
    3.2
    ことばを話し、笑い、手を使ってものを造る。また群れをなして社会を形成し、時間を考え、学習し、死の恐怖を知る。いずれも人間にのみ備わった能力である。その人間としての機能を司る中枢、すなわち脳の働きと、知性、感情、行動との関連をとらえ、人間の全体像を明らかにする。教育をはじめ、あらゆる領域に対する問題提起の書。

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  • この世界の片隅で
    -
    「これが広島じゃ」「ウチも隣も、全部々々焼けてしもうたんじゃ」――戦争が終わっても広島は被爆を生きねばならなかった。市井の声を丹念に拾い集め被爆体験からの思索の歩みを追求してきた人たちが、その成果を共同で綴った。長年にわたる「世界の片隅」での闘いを積み重ねてきた思いが結実した一冊。

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