作品一覧 2024/02/26更新 「生きている」を見つめる医療 ゲノムでよみとく生命誌講座 試し読み フォロー 生きもの上陸大作戦 試し読み フォロー いのちのひろがり 試し読み フォロー 老いを愛づる 生命誌からのメッセージ 試し読み フォロー 科学者が人間であること 試し読み フォロー 科学はこのままでいいのかな ──進歩?いえ進化でしょ 試し読み フォロー こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方 試し読み フォロー 生命誌とは何か 試し読み フォロー 中村桂子 ナズナもアリも人間も 試し読み フォロー 二重らせん 試し読み フォロー 「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと 試し読み フォロー やわらかな遺伝子 試し読み フォロー リレートーク 言葉の力 人間の力 試し読み フォロー 1~13件目 / 13件<<<1・・・・・・・・・>>> 中村桂子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー こどもを野に放て! AI時代に活きる知性の育て方 養老孟司 / 中村桂子 / 池澤夏樹 / 春山慶彦 養老孟司さん 自然の中で身体を動かすことで無意識に教育を受けている 中村桂子さん たとえ都会の真ん中でも、小さい子にとって、自然はいくらでもある 池澤夏樹さん 遊びや余白にこそ、私たち人類の可能性がある 三人の話はどれも、自然を特別なものとせずというより、人も自然の一部であることを感じることの...続きを読む大切さを教えてくれる Posted by ブクログ 老いを愛づる 生命誌からのメッセージ 中村桂子 「老いを愛づる」中村桂子著 生命誌という人間は生き物のひとつという考え方から、地球温暖化、二酸化炭素削減、などを論じ、優しい言葉で寅さんや北の国からの板野五郎をひきあいに、今の社会に警鐘をならしてます。 Posted by ブクログ 「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと 中村桂子 「ふつうのおんなの子」のちから 中村桂子著 今八十代半ばの生物学者の書いた本です。2018年出版の本ですから、安倍政治絶頂のころ、戦争のできる国になりかげ新自由主義、すべて経済優先、科学信仰が叫ばれてたころの時代を憂慮されて、おんなの子の発想、人間観、社会観、を子供のころ読んだ本を土台にして展開...続きを読むしてます。「あしながおじさん」「ハイジ」「モモ」「やかましむらの子どもたち」etc 中村先生は生命誌という分野の学問を確立してそれを基礎に平和、経済を多岐にわたり教えてくれてます。 コロナ後の、地球沸騰、戦争と経済成長一辺倒のこの時代に半分を占める女性の考え方が主流にならなければと思いました。 Posted by ブクログ 科学者が人間であること 中村桂子 880 科学的とは多くの場合数字で表わせると いうことです。 東京への一極集中は、生きものとして生きるとい う生き方を許しません。しかも、多くの発信が東京からなので、社 会としての価値観や生き方の選択が東京で決められてしまうことに なります。北海道から沖縄までさまざまな自然の中でそれを生かし た...続きを読む暮らしを作っていくことが、「ヒト」としての豊かな暮らしにつ ながるのに、です。 生命誌の立場から、 一極集中は改めなければならないと言えます。 科学が明らかにしてきた知は放棄しない。しかし同時に、大森の示したような二元論 に基づく「科学」では、痛みや美しさの感じなどが語れないことは明らかなのですか ら、科学だけで世界を理解することはできないとする必要があります。 科学はすべてに答があるとするものです。しかも最近 は、答えるのがよいという風潮がありますので、答のない問いを問い続けることを大切 にしません。そのために、心は最もわからないものと思いこむのではないでしょうか。 ところが日本が近代科学を取り入れた時に、その基本にあるキリ スト教が多くの人々に受け入れられることはありませんでした。日 本の風土として培われた、自然の中に多数の神を見る文化は一神教 とは合いません。しかし、先進国となるためには、ある意味キリス ト教の申し子とも言える科学は、取り入れなければなりませんでし た。 このような考え方には、熊楠の日常にあった仏教が生きているよ うに思います。事実熊楠は、「科学哲学は仏意を賛するものとでも 見て」と言っています。西欧の科学を知識として学ぶだけでなく、 自身の中に取りこみ、それを仏教と組み合わせて新しいものを生み 出そうとする心意気が見えてきます。熊楠は科学を仏教の眼で見よ うというだけでなく、仏教も科学に眼を向けることで隆盛すると考 えています。 そのためにはまず、自然科学者であっても人文・社会科学を学ば なければいけないというのが当然言われることでしょう。 Posted by ブクログ 「ふつうのおんなの子」のちから 子どもの本から学んだこと 中村桂子 お会いしたことはないけれど、ちょっとだけ、ある方を通じて存じている中村先生の著書 温厚なお人柄をかねがね聞いてはいた。本業の研究者としても、書き手としても一流であるということも。 この著書の中でご自身も書いていらっしゃるけれど、喧嘩したことない、人の悪口を言わない、聞き上手。 そばにいてくれるとき...続きを読むっとすごく安心感を与えてくださるお人柄なのだろうな。 ちょっとしたことで動揺してイラっとしてしまう自分のなんと愚かなことか。 ここに出てくる名作はおそらく小さいころに読んだことのある人の多いことだろう、事実、赤毛のアンの故郷のカナダの島へは毎年多くの日本人が訪れるという。 でもなぜだろう、本が好きなのは昔からのはずなのに私は赤毛のアンも若草物語もちゃんと読んだことがない。 自分は読んでいないのに娘には今しか読めないから、と半ば押し付けるように与えたけれどやっぱり蛙の子は蛙。彼女も赤毛のアンは途中で放り出してしまったようだ。 時代背景が違うと読みづらいものなのだろうか。 唯一ハイジは本ではなくアニメを何度も見て大好きなキャラクターなので すんなりと入ったけれど。 そんな私でもこの本のハードルは高くない。 むしろ、ああ、今からでも遅くない、ちゃんと読まなければ、と思わせてくれた。 ふつうのおんなの子って、うまく言葉で言えないけど、 先生のおっしゃりたいことはすごく伝わってくる。 素直で勇敢で・・・ Posted by ブクログ 中村桂子のレビューをもっと見る