老いを愛づる 生命誌からのメッセージ

老いを愛づる 生命誌からのメッセージ

902円 (税込)

4pt

4.4

白髪を染めるのをやめてみた。庭の掃除もキリがないからほどほどに。大谷翔平君や藤井聡太君、海の向こうのグレタさんのような孫世代に胸をときめかせる――年を重ねるのも悪くない。
人間も生きものだから、自然の摂理に素直に暮らしてみよう。ただ気掛かりなのは、環境、感染症、戦争、成長一辺倒の風潮。そこで、老い方上手な諸先輩(フーテンの寅さんから、アフガニスタンで井戸を掘った中村哲医師まで)に学び、若い人たちにどんな「命のバトン」を手渡すか考えてみよう。
生命誌研究のレジェンドが軽妙に綴る、晩年のための人生哲学。

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老いを愛づる 生命誌からのメッセージ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月31日

    「老いを愛づる」中村桂子著
    生命誌という人間は生き物のひとつという考え方から、地球温暖化、二酸化炭素削減、などを論じ、優しい言葉で寅さんや北の国からの板野五郎をひきあいに、今の社会に警鐘をならしてます。

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    Posted by ブクログ 2022年11月29日

    国語の教科書で中村桂子さんの文章を読んだときの感動が忘れられません。

    中村さんと同じ年の父が入院して気落ちしている母に贈ろうと、まず自分で読みました。

    母のためでしたが、今、人生何度目かの選択に悩んでいる私にとっても、中村さん自身40歳で悩み始め、53歳で気づき、生命誌研究館ができたのは57歳の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月13日

    白髪を染めていたけれど、染めるのをやめようと思った。
    女性なら悩むのも当然だ。
    染めれば伸びてくる白髪が気になり、マスカラタイプで凌いだり、帽子を被ったり、髪型を変えたり
    色々試しても老けて見える自分のこと姿に納得が行かない。

    著者はそんな自分に潔く染めない選択をさせたのに、美容師が許してくれない...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年08月21日

    老いを悲しむことなく、毎日大切に生きて、生きていることに感謝しながら、いろいろと勉強していき新たな発見を得る。素晴らしい生き方。ぜひ真似をさせていただきたいです。
    ----
    ・50歳代、60歳代、70歳代・・・とそれぞれの年齢の自分は一度しか味わえないのですから、その時を楽しむ方が人生を充分味わった...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年09月25日

    期待したほどの読みごたえではなかったが、新書なのでわかりやすく書いたのだろう。
    老いるとは、衰えではない。これからの世代に生きやすさや幸福、学びの意義を伝えていくことが年寄りの務め。

    老人論ではなく基本は生命倫理観であり、戦争反対、公害、エコロジー、内容は多岐にわたる。暇潰しに読むには適切な量。

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