感情タグBEST3
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「老いを愛づる」中村桂子著
生命誌という人間は生き物のひとつという考え方から、地球温暖化、二酸化炭素削減、などを論じ、優しい言葉で寅さんや北の国からの板野五郎をひきあいに、今の社会に警鐘をならしてます。
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国語の教科書で中村桂子さんの文章を読んだときの感動が忘れられません。
中村さんと同じ年の父が入院して気落ちしている母に贈ろうと、まず自分で読みました。
母のためでしたが、今、人生何度目かの選択に悩んでいる私にとっても、中村さん自身40歳で悩み始め、53歳で気づき、生命誌研究館ができたのは57歳のとき、と知って、励みになりました。
いつも父のことを思い、家族中心で過ごしてきた母。本を読んでいるところを見たことはほぼありませんが、これを読んで少しは前向きな気持ちになってもらいたいと思います。
Posted by ブクログ
老いを悲しむことなく、毎日大切に生きて、生きていることに感謝しながら、いろいろと勉強していき新たな発見を得る。素晴らしい生き方。ぜひ真似をさせていただきたいです。
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・50歳代、60歳代、70歳代・・・とそれぞれの年齢の自分は一度しか味わえないのですから、その時を楽しむ方が人生を充分味わったことになるのではないかしら。そんな風に考えています。
・バカボンのパパのこのセリフは、「ありのままを受け入れる」というお釈迦様の悟りの境地に重なると開設されていました。~中略~私は「今を大切に」生きていこうとしています。
・「人間は何のために生きてんのかな・・」(満男)
~中略~「ああ生まれてきてよかったなって思えることが何べんかあるんじゃない、ね。そのために人間生きてんのじゃねぇのか。おまえにもそういう時が来るよ、うん、まあ、がんばれ」(寅さん)
・いままで土埃の中で体を洗ったこともないという人々が暮らすところに水が出るようになった時、真っ先に来たのが牛と馬と子供だったそうです。素直な気持ちで動く牛と馬と子供が大喜び。(中村哲、『わたしは「ゼロ弾きのゴーシュ」など』
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白髪を染めていたけれど、染めるのをやめようと思った。
女性なら悩むのも当然だ。
染めれば伸びてくる白髪が気になり、マスカラタイプで凌いだり、帽子を被ったり、髪型を変えたり
色々試しても老けて見える自分のこと姿に納得が行かない。
著者はそんな自分に潔く染めない選択をさせたのに、美容師が許してくれないとある。
これは白髪染に限らず、日本人の悪い癖◯◯らしくとの考えを押し付ける癖の代表だ。
子供だからとか若者だから、色々決めつけてしまう。
一節を取り上げて感想を記したけれど、老いていくからこそ言える未来への想いや
老いていく自分との折り合いの付け方
著者の穏やかな語り口調が優しく説いてくれた。