家族の事情や問題は多種多様。外からは見えにくい困難を抱えた家族の中で子どもはどのようにSOSを出せば良いのか。本書では9名の社会的養護のもとで育った若者たちの体験を紹介している。
9人のエピソードが多種多様で、社会的養護のもとでも苦しみがあったりと、気付きが多かった。子どもたち一人ひとりが幸せに暮
...続きを読むらせるような世の中にしたい。
■メモ:
・家族の事情や問題は多種多様で、あなたと全く同じクローン家族は世の中に存在しない。
・親は家庭を自分の色に染めやすい。
・ほとんどの人が自分の家族しか知らず、自分の家族の「オリジナル性」に気づいてない。
・子どもはわがままでいい。
・里親になる人、養子を迎える人は、家庭環境や経済力を重視するのに加え、社会的養護が必要な子について深く勉強する仕組みが必要。ー実の親から愛情を受けられなかった子を他人が迎えて養育するからには、専門的な知識をしっかり身につけてほしい。