大地動乱の時代 地震学者は警告する

大地動乱の時代 地震学者は警告する

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4.4

幕末にはじまった首都圏の大地震活動期は、関東大震災(一九二三)をもって終わり、その後、東京圏は世界有数の超過密都市に変貌した。しかし、まもなく再び「大地動乱の時代」を迎えることは確実である。小田原地震が七十年ごとに発生することを明らかにした地震学者がその根拠を明快に説き、東京一極集中の大規模開発に警鐘を鳴らす。

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大地動乱の時代 地震学者は警告する のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年05月22日

    人間の歴史を地球の歴史という尺度の中においてみると、時々の人間が作り出す常識というものがいかに限定的なものであるかというのが、地震学のような時間軸の長い研究をしている人から指摘されると、説得力がある。
    日本における比較的近い時代の「大地動乱」の時代は、幕末から始まり、関東大震災で一つの区切りをつけた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月31日

    主に東海・関東地方の地震の歴史とメカニズムについて解説した本。安政の東海地震から大正の関東大震災までを活動期とし、それ以降は静穏期が続いたとする説を中心に、詳細な歴史的事実を追い、プレートの理論と推論で解説している。主な大地震の発生域を地図で示し、それぞれをプレートのメカニズムで解説し、沈み込み速度...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月25日

    関東での地震発生の可能性が高いことを、プレートの構造をみることで論じた本。プレートがどうこうの部分は門外漢には非常に難解でしたが、この本が17年前に発表されて以降関東に大地震がなかったことを考えると恐ろしいですね。懸念や対策については意外と経済合理的。

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    Posted by ブクログ 2011年08月30日

    第1章、第2章の幕末から始まる地震活動期の描写は鮮明で引き込まれる(理想を言えば参考文献が巻末に欲しい)。地震学の知識も必要ないので、専門家ではない方が本書を購入してここだけを読む場合でも十分購入する価値はある。
    3章から5章に書かれている地震学に関する著者の考察も15年たった今でもあまり色あせて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    阪神大震災の直前に出版されてる!警告はある意味当たった…

    「53枚のカードを3年に1枚の割合で41枚までめくったが、ジョーカー(大地震)が出ていない。残りは12枚(当時)しかないから次に出ても少しも驚くにはあたらないが、最後まで出ないこともありうる。」

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月22日

    残念ながらこうなってしまった現在、日本に住む人すべて、読んだ方がいい本だと思う。なお、本の提言は、首都圏集中をやめて分散型社会を目指すこと。私は、自分個人ができることとして、その動きを全力で応援する。

    私にとって、この本のすごいところ。読むのに大変な勇気が要ったので、今回は多めに書いておく。

    ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年08月10日

    前半は日本における(特に近世以降、記録に残っているものを中心とした)地震史。そして後半は地震というもののメカニズムについて述べられている。

    さらに前半の中心となっていることがらは元禄以降、関東~東海地域にかなり大規模な地震が群発し、それが最終的には関東大震災という大惨事でフィナーレを迎える。そして...続きを読む

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