検索結果

  • 父とガムと彼女
    -
    小学4年生のある日まで、忙しい母にかわって学校の送り迎えをし、自分の世話をしてくれた初子さん。脚本を書きあぐねていた父と、家計をささえていた母。母が実家に行ったきりになったときは、父と初子さんと私で数か月暮らしたこともあった。そしてある日を境にふいに消えてしまった。父が亡くなり、通夜ぶるまいの席で再会した初子さんは……。これは「忘れられない香り」の記憶をテーマとして競作されたアンソロジーの一篇です。
  • 時速四十キロで未来へ向かう
    -
    2カ月前までは毎日化粧しててきぱきと会社で働いていたのに、今の私はどうだろう。自分がもっとも憎んでいたタイプの女になってしまった。一日じゅうパジャマ兼部屋着姿で、そのままコンビニだって行く。部屋にはビールの空き缶だらけの資源ゴミが3つ、溜まっている。アイロンがけ、靴磨き、化粧、ブロウ、爪の手入れ。ぜんぶぜんぶ嫌になった。ひとりのクリスマス、ひとりの正月。そんなある日、突然訪ねてきたのは……。
  • 夜道の家族
    5.0
    小泉今日子主演で映画化された『空中庭園』のみじかい続篇。あの頃ミーナは、京橋家の息子コウの家庭教師/父(タカぴょん)の愛人だった。それから3年、ミーナの家に深夜、ファクスが届いた。「ミーナ先生へ。 突然のファクスごめんね。本日午後四時すぎ、母、木ノ崎さと子が永眠いたしました。」ぴょん妻からの、葬儀の知らせだった。あの家族、今はみんなどうしてるんだろう? 好奇心で訪れた郊外の斎場でミーナが見たものは……これって希望なんだろうか?
  • 牡羊座 -12星座の恋物語-
    -
    1~12巻165円 (税込)
    牡羊座は「トップくん」と「まっすぐちゃん」――。人気作家と人気占星術研究家の夢のコラボがついに実現! 女と男それぞれに星が与えた真のメッセージを、せつないラブストーリー&納得のホロスコープガイドで説く、初めての星座小説集。本当のあなたの姿と、気になる彼の秘めた心に迫ります。

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  • オカルト・ニッポン
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●触れ得ない存在となった現代のイタコ 失われた「死者の声を聞く日常」 大道晴香 ●魔術研究とエロトロジー 戦前昭和のインテリとオカルティズムの交差 大尾侑子 ●ノストラダムスから聖徳太子へ 五島勉による終末論の行方 オリオン・クラウタウ ●人と世界を把握する営みはどこへ向かうか 占いとスピリチュアリティが滲む社会 鏡リュウジ
  • 幾千の夜、昨日の月
    値引きあり
    4.0
    友と語り明かした林間学校、初めて足を踏み入れた異国の日暮れ、終電後恋人にひと目逢おうと飛ばすタクシー、消灯後の母の病室…夜は私に思い出させる。自分が何も持っていなくてひとりぼっちであることを。
  • ピンク・バス
    値引きあり
    3.2
    子供を妊娠し浮かれているサエコの家に、夫の姉・実夏子が突然訪れる。長い間消息不明だったという実夏子は、そのまま勝手に住み着いてしまった。真夜中に化粧をしたり、冷蔵庫のハムを丸ごと食べたり、と不審な行動を繰り返す実夏子。何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく……。出産を目前に控えた女性の心の揺れを描いた表題作ほか、「昨夜はたくさん夢を見た」の一篇を収録。瑞々しい筆致で描き出された、心に染みる極上中篇集。
  • 恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。
    値引きあり
    3.9
    「褒め男」にくらっときたことありますか?褒め方に下心がなく、しかし自分は特別だと錯覚させる。ついに遭遇した褒め男の言葉に私は……。著者と、ゆるゆると語り合っているうちに元気になれる、傑作エッセイ集。
  • 「いじめ」をめぐる物語 空のクロール
    -
    1巻330円 (税込)
    「いじめ」をテーマにした短編を収めた競作アンソロジー『「いじめ」をめぐる物語』から著者別に制作した電子版オリジナル短編。 ※文庫版『「いじめ」をめぐる物語』を底本とし再制作したものです。
  • 人生ベストテン
    値引きあり
    3.6
    40歳を目前にして、人生のイベントベストテンを自虐的に並べてみれば、我が身には25年間、なにも起きてはいないのだ。年相応の達成感も充実感もない日々に愕然としながら、私は岸田有作に会いに行く。13歳の夏に恋をした相手に――どこにでもある出会いが生み出す、おかしくいとしいドラマ、全6篇。
  • ロック母
    値引きあり
    3.9
    作家としての苦悩のはじまりに"しょぼんとたたずむ"忘れ難い作品、「ゆうべの神様」。シングルマザーになる覚悟で離島の実家に帰った私を待っていたのは、恐ろしいほど変わらない風景と"壊れた"母親だった。――川端康成賞受賞作、「ロック母」など、15年にわたる作家活動をあまさずとらえた傑作作品集。
  • ちいさな幸福 All Small Things
    3.7
    恋人と過ごした、どんな時間が1番心に残ってる? デートといってもひとそれぞれ。中学生だった頃の帰り道、地味なパートナーとの淡々としたひととき、年上の女性を追っていったギリシャ旅行……ていねいに紡ぎ出された12の恋模様。読者100人のアンケートによる「最も好きなデート」の実態も収録した短篇集。
  • エコノミカル・パレス
    3.5
    34歳フリーター、年下の同棲相手は失業中。エアコンは壊れ、生活費の負担は増えていく。昔の知り合いが彼女を連れて転がり込む。どんづまりの生活を変えたのは、はたちの男からかかってきた「テキ電」だった。――生き迷う世代を描き、フリーター文学とも呼ばれた著者の転換点となった傑作。
  • キッドナップ・ツアー
    3.9
    5年生の夏休みの第1日目、私はユウカイ(=キッドナップ)された。犯人は2か月前から家にいなくなっていたおとうさん。だらしなくて、情けなくて、お金もない。そんなおとうさんに連れ出されて、私の夏休みは一体どうなっちゃうの? 海水浴に肝試し、キャンプに自転車泥棒。ちょっとクールな女の子ハルと、ろくでもない父親の、ひと夏のユウカイ旅行。私たちのための夏休み小説。

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  • マザコン
    3.3
    「あなたはマザコンよ、正真正銘の」と妻に言われ、腹立ちまぎれに会社の女の子と寝てしまったぼく。夫より母親を優先する妻のほうこそ、マザコンではないのか。苛立つぼくの脳裏に、死の床から父が伸ばした手を拒む母の姿がよみがえり…。表題作ほか、大人になった息子たち娘たちの、母親への様々な想いを描く作品集。疎ましくも慕わしい母と子の関係――胸がしめつけられる、切なくビターな8編。
  • あしたはうんと遠くへいこう
    3.6
    泉は田舎の温泉町から東京に出てきた女の子。「今度こそ幸せになりたい」――そう願って恋愛しているだけなのに。なんでこんなに失敗ばかりするんだろ。アイルランドを自転車で旅したり、ニュー・エイジにはまったり、ストーカーに追い掛けられたり、子供を誘拐したり……。波瀾万丈な恋愛生活の果てに、泉は幸せな“あした”に辿り着くことができるのだろうか? 直木賞作家がはじめて描いた、“直球”恋愛小説!!
  • 真昼の花
    3.3
    行方不明の兄を追うようにしてアジアの国へ来た私。闇両替で所持金のほとんどを失い、一日パン一個で食いつなぎ、安宿をシェアして、とうとう日本企業の前で物乞いを……。帰る気もなく、行くあてもなく、いったい今ここで何をしているのか。それでも、私はまだ帰らない、帰りたくない――。若いバックパッカーの癒しえない孤独を描く表題作他一篇を収録。『地上八階の海』改題。

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  • ぼくとネモ号と彼女たち
    3.1
    中古で買った愛車「ネモ号」に乗って、当てもなく道を走るぼく。とりあえず、遠くへ行きたい。行き先は、乗せた女しだい-高校の同級生だった春香、バーで偶然隣合わせていたトモコ、ヒッチハイク中の年上女…助手席にやってくる奇妙な彼女たちとのちぐはぐな旅はどこまで続く?直木賞作家による青春ロード・ノベル。
  • 東京ゲスト・ハウス
    3.3
    アジア放浪から半年ぶりに帰ってみると、変わらないはずの恋人は、別の男と暮らしていた…。なんとか僕は、旅先で知り合った女性の一軒家に転がり込む。だがそこは、行くあてのない人が一時的な共同生活をおくる、旅の途中のゲスト・ハウスのような場所だった。旅の終わりを探す、直木賞作家の青春小説。
  • みどりの月
    3.3
    恋人のキタザワに誘われ、同居することになった南。ところが、そのマンションには、キタザワの遠い親戚マリコとその恋人サトシが住んでいた……。成り行きまかせで始まった男女四人の奇妙な共同生活を描く表題作ほか、別れの予感を抱えた若い夫婦があてのないアジア放浪に出る「かかとのしたの空」を収録。今を生きる若者たちを包む、明るい孤独とやるせない心をうつしだす作品集。
  • それもまたちいさな光
    3.7
    デザイン会社に勤める悠木仁絵は35歳独身。いまの生活に不満はないが、結婚しないまま1人で歳をとっていくのか悩みはじめていた。そんな彼女に思いを寄せる、幼馴染の駒場雄大。雄大と宙ぶらりんな関係のまま恋愛に踏み込めない仁絵には、ある理由があった…。2人の関係はかわるのか? 人生の岐路にたつ大人たちのラブストーリー。「オール讀物」掲載と同時にTBS「開局60周年記念番組」としてラジオドラマ化した、異例のコラボレーション企画原作。
  • Presents
    4.2
    私たちはたくさんの愛を贈られて生きている。この世に生まれて初めてもらう「名前」。放課後の「初キス」。女友達からの「ウェディングヴェール」。子供が描いた「家族の絵」――。人生で巡りあうかけがえのないプレゼントシーンを、小説と絵で鮮やかに切り取った12編。贈られた記憶がせつなくよみがえり、大切な人とのつながりが胸に染みわたる。待望の文庫化!
  • しあわせのねだん
    3.7
    最新の電子辞書にえいやと24000円を払ったら、品物と一緒にうたぐりぶかい自分がついてきた。アジアン定食8NZドルで寛容に触れた。人助けにと出した1000円には今も怒りが収まらない。生きていれば自然とお金は出ていって、使いすぎればサイフも気持ちもやせるけれど、その全部で私は何を買ったことになるんだろう。家計簿名人のカクタさんが、お金を通して人生の謎に迫る異色エッセイ。
  • 幸福な遊戯
    3.4
    ハルオと立人と私。恋人でもなく家族でもない三人が始めた共同生活。この生活の唯一の禁止事項は「同居人同士の不純異性行為」――本当の家族が壊れてしまった私にとって、ここでの生活は奇妙に温かくて幸せなものだった。いつまでも、この居心地いい空間に浸っていたかったのに……。表題作「幸福な遊戯」(「海燕」新人文学賞受賞作)の他、「無愁天使」「銭湯」の2編を収録。今もっとも注目を集める作家、角田光代の原点がここにある。記念碑的デビュー作!
  • 愛がなんだ
    4.3
    「私はただ、ずっと彼のそばにはりついていたいのだ」――OLのテルコはマモちゃんに出会って恋に落ちた。彼から電話があれば仕事中でも携帯で長話、食事に誘われればさっさと退社。すべてがマモちゃん最優先で、会社もクビになる寸前。だが、彼はテルコのことが好きじゃないのだ。テルコの片思いは更にエスカレートしていき……。直木賞作家が濃密な筆致で綴る、〈全力疾走〉片思い小説!
  • かなたの子
    3.5
    生まれるより先に死んでしまった子に名前などつけてはいけない――なにげない日常の隙間に口を開けている闇。それを偶然、覗いてしまった人々のとまどいと恐怖。日本の土俗的な物語に宿る残酷と悲しみが、現代に甦る。闇、前世、道理、因果。近づいてくる身の粟立つような恐怖と、包み込む慈愛の光。時空を超え女たちの命を描ききる。泉鏡花文学賞受賞の傑作短篇集。連続ドラマ原作。
  • 西荻窪キネマ銀光座
    3.0
    ちっぽけな町の古びた映画館。私は逃亡するみたいに座席のシートに潜り込んで、大きなスクリーンに映し出される物語に夢中になる――名作映画に寄せた想いを三好銀の漫画とともに綴る極上映画エッセイ!
  • 今、何してる?
    3.8
    「この一冊は、私が珍妙な恋愛をしつつ、読んだ本の珍妙な感想をつぶやきつつ、ごくふつうにすぎていく日々をつづったエッセイです。あなたのごくふつうの日々と照らし合わせて読んでくれたらとてもうれしいです」(「序」より)。注目の直木賞受賞作家、角田光代による共感度100%のちょっぴりせつない恋愛エッセイ!

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  • さがしもの
    4.1
    「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。『この本が、世界に存在することに』改題。
  • ナナイロノコイ
    3.4
    愛をおしえてください――恋の予感、別れの兆し、はじめての朝、最後の夜……。恋愛にセオリーはなく、お手本もない。だから恋に落ちるたびにとまどい悩み、ときにおおきな痛手を負うけれど、またいつか私たちは新しい恋に向かっていく。この魅力的で不思議な魔法を、いまをときめく七人の女性作家がドラマティックに贅沢に描いた大好評恋愛小説アンソロジー。
  • 夜かかる虹
    3.2
    ひとり暮らしの私を突然男連れで訪ね、男を置いて帰ってしまった妹リカコ。外見はそっくりで性格は正反対、甘い声で喋り、男に囲まれ、私を慕いながら、一方で恋人まで奪おうとする妹。痛くて切ない姉妹関係をリアルに描く表題作をはじめ、人とのつながり、自分の居場所を誠実に問う作品集。
  • 菊葉荘の幽霊たち
    3.2
    友人・吉元の家探しを手伝いはじめた”わたし”。 吉元が「これぞ理想」とする木造アパートはあいにく満室。 住人を一人追い出そうと考えた二人だが、六人の住人たちは、知れば知るほどとらえどころのない不思議な人間 たちばかり。彼らの動向を探るうち、やがて”わたし”も吉元も、影のようにうろつきはじめている自分に気づき……。 奇怪な人間模様を通じて、人々の「居場所」はどこにあるかを描く長篇。 (解説・池田雄一)
  • トリップ
    3.5
    普通の人々が平凡に暮らす東京近郊の街。駆け落ちしそびれた高校生、クスリにはまる日常を送る主婦、パッとしない肉屋に嫁(とつ)いだ主婦――。何となくそこに暮らし続ける何者でもないそれらの人々がみな、日常とはズレた奥底、秘密を抱えている。小さな不幸と小さな幸福を抱きしめながら生きる人々を、透明感のある文体で描く珠玉の連作小説。直木賞作家の真骨頂。
  • あしたはアルプスを歩こう
    4.2
    なんかへんだ。雪が積もりすぎているのである。視界は白く染まり、風に飛ばされそうになりながら、標高2320メートルの小屋に駆けこんだ。――トレッキングをピクニックと取り違え、いつもの旅のつもりでイタリア・アルプスの雪山に挑んでしまった作家が見たものは? 自然への深い感動を呼ぶ傑作紀行。
  • 薄闇シルエット
    3.7
    「結婚してやる」と恋人に得意げに言われ、ハナは反発する。結婚を「幸せ」と信じにくいが、自分なりの何かも見つからず、もう37歳。そんな自分に苛立ち、戸惑うが……ひたむきに生きる女性の心情を描く傑作長編。
  • いつも旅のなか
    4.2
    ロシアで国境の居丈高な巨人職人に怒鳴られながら激しい尿意に耐え、キューバでは命そのもののように人々にしみこんだ音楽とリズムに驚く。五感と思考をフル活動させ、世界中を歩き回る旅を、臨場感たっぷりに描く。
  • 三月の招待状
    3.6
    8歳年下の彼氏と暮らす充留は、ある日、大学時代からの友人夫婦の「離婚式」に招かれる。昔の仲間が集まるそのパーティで、充留は好きだった男と再会するが、彼は人妻になった麻美とつきあいはじめ…。出会って15年、10代から30代へと年齢を重ねた仲間たち。友情、憧れ、叶わなかった想い――再会をきっかけによみがえるあの頃の記憶と、現在の狭間で揺れる姿を描く、大人の青春小説。
  • これからはあるくのだ
    3.6
    目の前で倒れた老人から、とんだぬれぎぬをかけられたり、路上で突然「着物をもらってくれないか」と、声をかけられたり。ラーメン店の店員のネパール人からは「私のセンセイになってくれ」と懇願されたりで、カクタさんの周辺はなかなか事件に満ちている。ひとり旅が好きで、料理が趣味で、「ロシアの貧しい食卓」なんてもてなしを思いつく、ユニークな発想と、自分の住む町で道に迷う方向感覚をあわせもつ不思議少女。そのまま大人になって、こんな日々を生きてます。
  • LUST
    -
    美青年アレックスは、幼い頃から神を憎み、世を疎んじてきた。そんな彼の前に繰り返し現れる“幻の美女”…。アレックスは彼女の姿を追い求め、背徳の魔術結社に入団し、魔術を極めようとする。幻想に囚われるアレックスの身を案じる幼馴染のリナ。しかし、彼女の想いはアレックスには届かない…。森園みるくが描く、19世紀のイギリスを揺るがすマジカル・スキャンダル!!
  • 空中庭園
    3.6
    郊外のダンチで暮らす4人家族・京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。15歳の長女マナが“自分はどこで生を授かったか”を訊ねると、ママはラブホテルで、と教えてくれた。自分が仕込まれたのが近所の「ホテル野猿」だと知って、どうしても見てみたくなったマナは、同級生の森崎くんを誘って行ってみた……。家族ひとりひとりが、そのモットーとは裏腹に、閉ざしたドアの中に秘密を持ちながら、仲の良い「家族」を演じているさまを鮮やかに描く連作家族小説。
  • 三面記事小説
    3.7
    「私は殺人を依頼しました。恋人の妻を殺してほしいと頼みました…」誰もが滑り落ちるかもしれない、三面記事の向こうの世界。なぜ、姉夫婦の家は不気味な要塞のようになってしまったのか? 家出少年を軟禁する主婦の異常な執着心。「死んでしまえ」と担任の給食に薬物を混ぜる女子生徒。平穏な日常が音をたてて崩れてゆく瞬間のリアルな肌触り、追いつめられていく様子。現実の三面記事に書かれた、いわくありげな事件から著者が幻視した、6つの短篇。
  • わたしの容れもの
    3.9
    人間ドックの結果で話が弾むようになる、中年という年頃。ようやくわかった豆腐のおいしさ、しぶとく減らない二キロの体重、もはや耐えられない徹夜、まさかの乾燥肌……。悲しい老いの兆しをつい誰かに話したくなるのは、変化するカラダがちょっとおもしろいから。劣化する自分も新しい自分。好奇心たっぷりに加齢を綴る共感必至のエッセイ集。
  • おやすみ、こわい夢を見ないように(新潮文庫)
    3.4
    「あたしこれから殺人計画をたてる」。我慢をかさね、やっと受かった高校で待っていたのは、元カレ剛太の「抹殺」宣言と執拗な嫌がらせ。すべての友に去られた沙織は、不登校の弟をコーチに復讐の肉体改造を決意するが……。理不尽に壊された心のゆくえを鮮烈に描く表題作をはじめ、ひそかに芽ばえ、打ち消すほどに深く根を張る薄暗い感情のなかに、私たちの「いま」を刻む7つの風景。
  • 平凡(新潮文庫)
    3.9
    妻に離婚を切り出され取り乱す夫と、その心に甦る幼い日の記憶(「月が笑う」)。人気料理研究家になったかつての親友・春花が、訪れた火災現場跡で主婦の紀美子にした意外な頼みごと(「平凡」)。飼い猫探しに親身に付き添うおばさんが、庭子に語った息子とおにぎりの話(「どこかべつのところで」)。人生のわかれ道をゆき過ぎてなお、選ばなかった「もし」に心揺れる人々を見つめる六つの物語。(解説・佐久間文子)
  • 今日も一日きみを見てた
    4.5
    どこか飼い主に似たアメショーのトト。このやわらかくてあたたかい、ちいさな生きものの行動のいちいちに目をみはり、トイレの掃除をし、病院に連れていき、駆けずりまわって遊び相手をし、薬を飲ませ、いっしょに眠り、もしこの子がいなくなったらどうしようと家の人と話しては涙ぐむ日々――愛猫へのやさしいまなざしが、誰かを愛しく思うすべての人の心を揺さぶる、感涙のフォトエッセイ。
  • 今日もごちそうさまでした
    4.0
    「食べられない」から「食べる」に移行するときには、ダイナミックな感動がある(あとがきより)。自他共に認める肉好きのカクタさんに、食革命が起こった。なんと苦手だった野菜、きのこ、青魚、珍味類が食べられる! 次々出会う未知の食材は、買って作って味わう毎日を楽しい発見で彩ります。三度の食事に思いをこめて。読むほどに、次のごはんが待ち遠しくなる絶品エッセイ。
  • おまえじゃなきゃだめなんだ
    3.8
    ジュエリーショップで、婚約指輪を見つめるカップルたち。親に結婚を反対されて現実を見始めた若い二人と、離婚を決めた大人の二人。それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えない光」他23編。人を好きになって味わう無敵の喜び、迷い、信頼と哀しみ、約束の先にあるもの――。すべての大人に贈る宝石のような恋愛短編集!
  • ドラママチ
    3.6
    私が欲しいものは、子ども、周りからの称賛、愛する男、自分にふさわしい華やかな仕事、やる気、人生を変えるドラマチックな何か。でも現実に私の目の前にあるのは、単調な生活に、どうしようもない男、中途半端な仕事、むずかしい性格の義母……。高円寺、荻窪、吉祥寺と、東京・中央線沿線の生活感あふれる「街」を舞台に、毎日ほんの少しの変化を「待ち」のぞむ女たちは、あなたにも、きっとどこか似ている。ほのかに射す明るさが心揺さぶる、8つの短篇。
  • ボクシング日和
    3.0
    「私は幾度でも、奇跡の目撃者になりたい。そこに物語が生まれるから」──小説家の角田光代さんは、ともかくも心を強くしたいと切望し、二〇〇一年元世界チャンピオンの輪島功一さんが会長をつとめるボクシングジムに入会した。そこから、何度か生の試合を見に行くようになり、ボクシングのファンになった。角田さんは思う。「真の強さとは何かを思わず考えてしまうような試合を見たいものだ」。打たれても打たれても何度でも立ち上がり、懸命に戦う男たちの感動のドラマ。
  • 月と雷
    3.6
    不意の出会い、気まぐれや衝動。無数の偶然に促されて、私たちみんな、進んでいく。自分にしかたどり着けない、見知らぬ場所に向かって―― 幼い頃、泰子の家でいっとき暮らしをともにした見知らぬ女と男の子。まっとうとは言い難いあの母子との日々を忘れたことはない泰子だが、結婚を控えた今になって再び現れたふたりを前に、確かだったはずの「しあわせ」が否応もなく揺さぶられて……。水面に広がる波紋にも似た、偶然がもたらす人生の変転を、著者ならではの筆致で丹念に描く力作長編小説。
  • 泥酔懺悔
    3.6
    お酒のせいなんです!! お酒の席は飲める人には楽しく、下戸には不可解……。女性作家によるエッセイ11連作。■無理 朝倉かすみ/下戸の悩み 中島たい子/初めての飲み会 瀧波ユカリ/十八の夜の話 平松洋子/ザル女という噂 室井滋/酒瓶にも警告ラベルを!? 中野翠/ひとりでお酒を飲む理由 山崎ナオコーラ/下戸一族 VS 飲酒派 三浦しをん/白に白に白 大道珠貴/損だけど 角田光代/好きでもきらいでもない 藤野可織
  • 森に眠る魚
    4.0
    1巻605円 (税込)
    東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。あの子さえいなければ。私さえいなければ…。凄みある筆致であぶりだした、現代に生きる母親たちの深い孤独と痛み。衝撃の母子小説。
  • まどろむ夜のUFO
    3.5
    私の知らない「彼女」にジャムを作り、いそいそ出かけていく高校生の弟・タカシ。魂の前世を信じる、弟の怪しげな友人・恭一。5日おきにデートする几帳面な同級生・サダカくん。3人の奇妙な男に囲まれ、過ぎていく夏――。心の底のリアルな感覚を描き共感を呼ぶ、角田光代の作品集。野間文芸新人賞受賞作。
  • だれかのいとしいひと
    3.7
    転校生じゃないからという理由でふられた女子高生、ジミ・ヘンドリックスのポスターを盗みに元カレのアパートに忍び込むフリーライター、親友の恋人とひそかにつきあう悪癖のある女の子、誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL……。どこか不安定で、仕事にも恋に対しても不器用な主人公たち。何度傷ついても、もう二度と恋なんかしないと思っても、まただれかを愛してしまう……切ない8つの恋の形を描く短編小説集。
  • 対岸の彼女
    3.9
    いじめで群馬に転校してきた女子高生のアオちんは、ナナコと親友になった。専業主婦の小夜子はベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。立場が違ってもわかりあえる、どこかにいける、と思っていたのに……結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、たったそれだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。女性の友情と亀裂、そしてその先を、切なくリアルに描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。
  • 学校の青空 新装新版
    3.3
    いじめ、うわさ、夏休みのお泊まり旅行…お決まりの日常から逃れるために、それぞれの少女たちが試みた、ささやかな反乱。生きることになれていない不器用なまでの切実さを直木賞作家が描く傑作青春小説集
  • なくしたものたちの国
    4.3
    いつのまにかなくなったもの、というのが、人生にはたくさんある。たとえば、赤ん坊のときに好きだったぬいぐるみ。水玉模様のかさ。初めてできた友だち。恋とは気づけなかった幼くてまばゆい初恋……。松尾たいこの彩り豊かなイラストから角田光代が紡いだ5編の小説には、そんな愛しくてなつかしい記憶がぎっしり。人生の出会いと別れをこまやかに綴った、せつなくもあたたかい作品集。
  • 福袋
    3.6
    私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない……8つの短篇を通して直木賞作家が描く、心と人生のブラックボックス。話題の連作小説集。

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  • 紙の月
    4.0
    ただ好きで、ただ会いたいだけだった――わかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花41歳。25歳で結婚し専業主婦となったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった……。あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実な、傑作長篇小説。各紙誌でも大絶賛された、第25回柴田錬三郎賞受賞作、待望の文庫化。
  • くまちゃん
    4.3
    風変わりなくまの絵柄の服に身を包む、芸術家気取りの英之。人生最大級の偶然に賭け、憧れのバンドマンに接近したゆりえ。舞台女優の夢を捨て、有望画家との結婚を狙う希麻子。ぱっとしない毎日が一変しそうな期待に、彼らはさっそく、身近な恋を整理しはじめるが……。ふる/ふられる、でつながる男女の輪に、学生以上・社会人未満の揺れる心を映した共感度抜群の「ふられ」小説。
  • 庭の桜、隣の犬
    3.3
    夫婦って、家族ってなんだろう? 愛でも嫉妬でもない、なにかもっと厄介なものをど真ん中に抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう? 3LDK35年ローン、郊外のマンションに暮らす30代夫婦の生活を揺らす、さざ波のような出来事を通して、現代の家族のあてどない姿をリアルに描いた傑作長篇小説。
  • 私たちには物語がある
    3.8
    本好きの作家がつづる、心躍る読書エッセー。 ひとりひとりの人生が重なり合い、関わり合っただれかの時間が縫いつなげられ、無限へ、永遠へと広がっていく。本が、物語がある世界とは、なんとすばらしいのだろう。 この本は、まるごと物語にのみこまれることの至福に満ちた、すべての本とすべての本を必要とする人へのラブレターだ。 著者は語る――「収録してある本はほとんどすべて、読みたくて読んだものであり、読んでみておもしろかった本ばかりだ。こんなにも世界にはたくさんの本がある。私はこれらの活字を追いながらじつに膨大な、幸福な時間を過ごしてきた。その幸福な時間が、この一冊には詰まっている」
  • 八日目の蝉
    4.2
    直木賞作家・角田光代が全力を注いで書き上げた、心ゆさぶる傑作長編。不倫相手の赤ん坊を誘拐し、東京から名古屋、小豆島へ、女たちにかくまわれながら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか、そして、薫のその後は――!? 極限の母性を描く、ノンストップ・サスペンス。第2回中央公論文芸賞受賞作。

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  • 希望という名のアナログ日記
    4.0
    作文得意な少女は作家になる夢を追いかけた。 全三章の構成。 第一章「〈希望〉を書く」――小学生時代の作文修行から作家デビュー、数度の挫折を経て直木賞受賞までを描く半生の記に始まり、「武道館で見たくらいに小さいけれど、でも見える」という愛に満ちた長文の忌野清志郎論など。全21篇。(第一章は全体の半分を占める) 第二章「旅の時間・走るよろこび」――〈旅のエッセイ〉と見せかけて実はフィクションという見事な短篇小説「それぞれのウィーン」で幕を開け、「永遠、という美」と題したシャネルN゜5のドキュメントがつづく。そして台湾・韓国・バリ・スペインへの旅、さらには那覇マラソンと西表島マラソンの鮮やかな記録。全12篇。 第三章「まちの記憶・暮らしのカケラ」――これはUR都市機構の雑誌に連載された17篇を一挙収録。住んでいる町の素顔から東日本大震災で失われた町、そして日々の暮らしを生き生きと描いたエッセイまで。全17篇。 2012年から2019年までに書かれたエッセイの中から厳選した充実の一冊。そのなかでも冒頭に収録した半自伝は女性誌に連載された15ページに及ぶ感動的な名篇である。 ※この作品は単行本版として配信されていた『希望という名のアナログ日記』の文庫本版です。
  • 2000年 運命の占星術
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あなたを変える星の導き、未来に羽ばたく翼をくれる! ーー星があなたに教えてくれるのは「未来の予言」ではなく「自分自身を語る言葉」。真実の「私」を探し出し、新しい運命を切り拓こう。踏み出すべき時機は、あなたの星が教えてくれる。西洋占星術の決定版。いちばん信頼されているアストロロジスト・鏡リュウジによる、大人のための「星占い」。
  • 世界は終わりそうにない
    3.5
    五十になっても、八十になっても、だれかに恋して悶々としなくてはならないのだろうか。「恋愛」に対する疑問から、書く女の孤独まで――すぐには役に立たないけれど愛おしい人生の凸凹を味わって、膝を打ちたくなるエッセイ集。三浦しをん、吉本ばななとの爆笑対談も多数収録。
  • 世界中で迷子になって
    3.7
    旅&日常を愛する角田エッセイ待望の電子化。 ●アジアは水で、ヨーロッパは石なのだ●旅の疲れは移動の疲れと言うよりも、野生の本能を始終使っている疲れなんだろう●7月のあたまにセールなんてするなら、金輪際、5月6月に夏物なんて買わないからな!●じつは若いときからずっとサザエの母、磯野フネに憧れていた。●毎日仕事中、ほとんど負け戦ながらチョコ衝動と闘い続けている。・・・・いずれも本文より。 「旅」と「モノ」について、作者ならではの視点、本音が満載の1冊。読み進めていくと「どうして私の気持ちがここにあるんだろう」とびっくりするほど共感するとともに、新鮮な奥深い視点をそこかしこに感じます。そして読後は、心がほっこり癒されます。 --年齢とともに変えざるを得なくなるものが多くある。変えたくなくても変わってしまうこともあるし、進んで自分から変えることもある。そうした変化を私がもっともおそれていたのは、旅においてである。・・・・・から始まる文庫書き下ろしエッセイ「2016年未来の旅」では、歳を重ねたからこそ感じる旅の変化とその想いを共感溢れる言葉で切々と綴っています。 懐かしいのに新しい。そんな魅力溢れるエッセイが電子版で登場。
  • なんでわざわざ中年体育
    4.1
    なんで私がスポーツを!?  中年たちは皆、運動を始める。人気作家・角田光代が、フルマラソン、登山、ボルダリング――様々なスポーツに果敢に挑戦した、爽快エッセイ。 おそらく私はこのまま中年ど真ん中になっても、20代のような手痛い失恋をして、10代の娘のように傷つくだろう、一方で、体はどんどん衰えていくのだろう。 年齢と精神と肉体はどんどんアンバランスになっていくだろう。 30数年間、一度も積極的にやったことのない運動をはじめたのは、この予感がきっかけである。 (まえがきより) 運動が得意、好きな人だけが運動をするのではない。だけど、嫌いだと自覚しているからこそ、続けられることもある。健康維持のためというわけでもない。たまに山登りで「ハイ」になったり、ワイン飲みマラソンで「酔狂」を体験したり……。志の低いユルい楽しみ方こそ、中年体育の特権ではなかろうか。 笑い転げながら読んでいると、不意に襲う感動。インドア作家の挑戦に勇気づけられる、傑作エッセイ集。 ※この電子書籍は2016年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • もう一杯だけ飲んで帰ろう。(新潮文庫)
    3.7
    居心地最高な西荻窪の焼鳥屋、喧噪を忘れる新宿の蕎麦屋、朝まで開いている中野の鮨屋に、激辛好きも唸る吉祥寺のラオス・タイ料理店。神田で羊を食べ尽くし、永福町でチーズにとろけ、立石ではしご酒を愉しむ。今日もまた、うまい肴と好きな人との時間をアテに、つい頼んでしまうもう一杯。夫婦で綴る、めくるめく“外飲み”エッセイ! 文庫書き下ろし「乗り越えて釜山(プサン)タコ鍋旅」を収録。
  • 月夜の散歩(新潮文庫)
    3.9
    どう工夫してもイマイチなポテトサラダに悩み、入手困難なご当地調味料にときめく。調理前のかたまり肉に高揚し、冷めゆく天ぷらに絶望する。弁当屋で顔を覚えられた恥ずかしさに悶え、飼い主に似てきた猫を愛で心を整える……。思い描いた立派な大人にはなれぬまま加齢していく人生の、ささやかな思考や出来事を、味わい深く見つめ出す。ふつうの生活がいとおしくなる、日常大満喫エッセイ。
  • 私的読食録(新潮文庫)
    4.1
    たとえば、物語の中で少女が食べる「甘パン」。あるいは、殺し屋が飲む一杯の「珈琲」。小説、エッセイ、日記……と、作品に登場する様々な「食」を、二人の作家はあらゆる角度から食べ、味わい、読み尽くす。その言葉が届くとき、あなたの読書体験は、眼前の本の味は、まったく新しいものに変わる。読むことで味を知る、味を知ることで読みたくなる。すべての本好きに贈る、極上の散文集。
  • 100万分の1回のねこ
    3.4
    谷川俊太郎、江國香織、川上弘美、角田光代らによる、佐野洋子『100万回生きたねこ』への、13人の作家によるトリビュート短篇集
  • 私のなかの彼女
    4.1
    「男と張り合おうとするな」醜女と呼ばれながら、物書きを志した祖母の言葉の意味は何だったのだろう。心に芽生えた書きたいという衝動を和歌が追い始めたとき、仙太郎の妻になり夫を支える穏やかな未来図は、いびつに形を変えた。母の呪詛、恋人の抑圧、仕事の壁。それでも切実に求めているのだ、大切な何かを。全てに抗いもがきながら、自分の道へ踏み出してゆく、新しい私の物語。
  • 降り積もる光の粒
    3.7
    人はどうしようもなく旅に出てしまうのだ 旅好きだけど、旅慣れない。 時刻表が読めない、地図が読めない、しかも方向音痴。 しかし私はどうしようもなく旅に出てしまうのだ――。 北海道、三陸から、メキシコ、パリ、バンコクへ。 美食を楽しむ日もあれば、世界最貧国で危険を感じることもある。 そんな日常のなかで出会った、きらきらと光を放つ美しい思い出。 珠玉の名エッセイ。
  • いつか、アジアの街角で
    NEW
    3.7
    人気女性作家6人による、心に沁みるアンソロジー 美味しい一皿、彼が口にしたことば、愛したものとの思い出、葛藤の記憶……。あの街の空気が語りかけてくるような、珠玉の短編6作。
  • ツリーハウス
    4.1
    じいさんが死んだ夏のある日、孫の良嗣(よしつぐ)は、初めて家族のルーツに興味を持った。出入り自由の寄り合い所帯、親戚もいなければ、墓の在り処もわからない。一体うちってなんなんだ? この際、祖父母が出会ったという満州へ行ってみようか──。かくして、ばあさんとひきこもりの叔父さんを連れた珍道中が始まる。満州、そして新宿。熱く胸に迫る、小さな中華料理屋「翡翠飯店」三代記。伊藤整文学賞受賞作。
  • ポケットに物語を入れて
    3.5
    〈本〉が〈物語〉が、私たちを呼んでいる。 《新刊書店で、あるいは古本屋で、作者も作品名も聞いたことがないのに、興味を引かれる本に出合ったとする。その本は確実に私を呼んでいる。手にとってしまう。レジに持っていってしまう。帰りの電車のなかで読み出して、びっくり仰天する。著者もタイトルも知らなかったことが不思議に思えるほど、自分にぴったんこの本なのだ。》 ネットよりもリアル書店を愛する著者が、心に残る本の数々を紹介する見事な読書案内。 宮沢賢治・太宰治から開高健・池澤夏樹に始まり、佐野洋子・山田太一、そして江國香織・井上荒野まで、「思わず読みたくなる」名エッセイ50篇を収録。
  • 「いじめ」をめぐる物語
    3.5
    いじめを受けた側、いじめた側、その友だち、家族、教師……。「いじめ」には、さまざまな“当事者”たちがいる。7人の人気作家が「いじめ」をめぐる人々の心模様を競作。胸の奥にしずかに波紋を投げかける、文庫オリジナルアンソロジー。
  • 私はあなたの記憶のなかに
    4.1
    角田ワールド全開!「記憶」をめぐる小説集。 <「さがさないで。私はあなたの記憶のなかに消えます」と言って姿を消した妻をさがす旅に出る僕>――(表題作)。<初子さんは扉のような人だった。小学生だった私に、扉の向こうの世界を教えてくれた>――「父とガムと彼女」。<K和田くんは消しゴムのような男の子だった。他人の弱さに共振して自分をすり減らす>――「猫男」。<イワナさんは母の恋人だった。私は、母にふられた彼と遊んであげることにした――「水曜日の恋人」ほか4篇。角田光代の小説世界を存分に味わえる読み応えたっぷりの小説集。 ※この作品は単行本版『私はあなたの記憶のなかに』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 予定日はジミー・ペイジ
    3.8
    流れ星を見つけたとき、あ、できたかもと思った。初めての妊娠。でも、「私、うれしくないかもしれない」。お腹の生命も大事だけど、生活って簡単に変えられないよ。ひとり驚喜する夫さんちゃんを尻目に、頼りなくも愛おしい妊婦マキの奮闘が始まる。目指すは、天才ロック・ギタリストの誕生日と同じ出産予定日! 笑えて、泣けるマタニティ小説。著者描き下ろしイラスト多数収録。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 魚座
    -
    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■魚座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 水瓶座
    -
    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■水瓶座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 山羊座
    -
    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■山羊座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 射手座
    -
    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■射手座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 蠍座
    -
    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■蠍座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 天秤座
    -
    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■天秤座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 乙女座
    1.0
    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■乙女座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 獅子座
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    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■獅子座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 蟹座
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    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■蟹座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 双子座
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    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■双子座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 牡牛座
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    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■牡牛座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 鏡リュウジ 毎日の星語り2016 牡羊座
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    2016年、幸運の星はどの位置に? 恋、仕事、人間関係…あなたの366日をより豊かにする星からのメッセージを、占星術の第一人者、鏡リュウジが読み解きます。1年間のテーマ、月ごとのホロスコープとトピックス、366日の運勢と重要日、月の満ち欠け、ボイドタイムを網羅した一冊。2016年の星の動きを知らせ、そっと背中を押してくれる「癒しの占い」本です。カバーは2016年の星座のラッキーカラーで彩られています。 【目次より】 ■2016年の星たちからのメッセージ:2016年の星まわりと、星の動きをどう生かすかのアドバイス ■12星座のリレーションシップ:ホロスコープで読み解く、気になる相手との関係 ■牡羊座1年のテーマ(年運):全体運・恋愛運・仕事運・金運とカテゴリ別のメッセージ ■月ごとのメッセージ(月運):1月のホロスコープと星の配置による「3つのトピック」 ■毎日のメッセージ(日運):366日の運勢、重要日、月の満ち欠け、ボイドタイム一覧 ■誕生日占い:生まれた日で分かる、星から与えられた運命の暗示 【著者プロフィール】 鏡リュウジ(かがみりゅうじ) 心理占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学、同大学院修士課程修了。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。京都文教大学客員教授。平安女学院大学客員教授。 心理学的アプローチをまじえた占星術を日本で紹介し、若者を中心に幅広い層の共感を得た。それによって従来の「占い」のイメージを一新する。ユング派心理学者の著書翻訳から、ジュニアに向けた易しい星占いまで、著書・訳書は100冊を超える。
  • 銀の夜
    3.9
    女子校時代に少女バンドを組んでメジャーデビューした3人の女性。30代半ばとなった現在、人生のピークは10代だったと懐かしむ毎日を送っている。夫に浮気されたり、自らの見果てぬ夢を娘に託したり……など、日常は冴えない。そんな毎日にひょんなことからあるミッションが舞い込み、3人はまた図らずも力を合わせることに……。人生と本当に向き合い始めた大人女性たちの「生きる手応えとは?」を描いた話題作。
  • ひそやかな花園
    3.9
    幼い頃、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。その思い出は輝かしい夏の大切な記憶だ。しかしキャンプは、ある年から突然中止になった。時は経ち、別々の人生を歩んでいた7人の中で一人が「あの集まり」の謎を探り始める。――このキャンプは何だったのか、なぜ突然なくなったのか。そして7人が再び会って衝撃の「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道は――。すべての命に祝福を捧げる物語。
  • 太陽と毒ぐも
    4.1
    「角田光代の隠れた傑作」といわれる、 不完全な恋人たちの、キュートでちょっと毒のある11のラブストーリー。 リョウちゃんは、あたしのたいせつな恋人は、 あたしの前で口を開いた洞窟なのだ。 そうしてあたしは未だその入り口で立ちすくみ、 その一番奥に何があるのか見極めるための 一歩を踏み出せないでいる。   ──「お買いもの」より ハッピーエンドから始まる恋人たちの幸せな日常。 どこにでもいるようで、でもちょっとクセのある11組の恋人たち。 買い物依存症、風呂嫌い、万引き常習犯、迷信好き……。 この恋愛短篇集は、極端な恋人たちを描きながらも、 いつしか、読む者の心の奥に眠らせていた記憶を呼び覚ます。 文句なしの面白さと怖さに震える、長年偏愛されてきた傑作です。 「だが、だからこそ、物語が進むにつれて、そのおかしさが物悲しさへと変わっていく。 どうして、この人は、このままで許してもらえないのだろう。 どうして、最初は許されていたものが、許されなくなってしまうんだろう。(中略) 相手の中の「どうしても許せない部分」が、自分の過去、コンプレックス、傷、そしてそれらに飲み込まれずに生き続けるためにまとってきたたくさんの鎧と関係していることに気づいていくのだ。 作中で「裸んぼで暮らせたら問題なかったんだろうな」という言葉が出てくるが、この物語たちは、裸んぼではいられない、過去を、痛みを、コンプレックスを、すがるものを切り離せずに着膨れながら生きていくしかない人間のかなしみを見つめた作品なのだ」(解説より 芦沢央) ※この電子書籍は2007年6月に文藝春秋より刊行された文庫の新装版を底本としています。
  • 源氏物語 1
    続巻入荷
    4.1
    1~5巻880円 (税込)
    日本文学最大の傑作を、小説としての魅力を余すことなく現代に甦えらせた角田源氏。輝く皇子として誕生した光源氏が、数多くの恋と波瀾に満ちた運命に動かされてゆく。「桐壺」から「末摘花」までを収録。 <疾走感ある自然な訳文で、なにより物語の醍醐味が味わえる、現代語訳の決定版!> 恋に生き、切なさに、嫉妬に、美しさに涙する―― 日本文学最大の傑作が、明瞭な完全新訳で甦る、全8巻! 【読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作】 とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。 実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じない強靭な物語だと知った。 ――角田光代 <出版社から> 「最後まで初めて読めました!」「角田さんの訳で物語の全体が分かりました」等、小説としての面白さが分かる現代語訳として大好評の角田源氏。 【読みやすさの工夫を凝らした角田訳の特徴】 ●原文に忠実に沿いながらも、読みやすく、感情に引きつけて読める自然な訳文 ●主語を補い、地の文の敬語をほぼ廃したことで、細部までわかりやすい ●現代的で歯切れがよく、生き生きとした会話文 ●作者や第三者の声(草子地)を魅力的に訳して挿入 ●和歌や漢詩などの引用はほぼ全文を補って紹介  平安時代中期の11世紀初めに紫式部によって書かれた『源氏物語』は、54帖から成る世界最古の長篇小説。輝く皇子として生まれた光源氏が、女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵が描かれている。400人以上の登場人物が織りなす物語の面白さ、卓越した構成力、細やかな心情を豊かに綴った筆致と、1000年読み継がれる傑作。  『源氏物語 1』は、若き光源氏の姫君たちとの恋と許されぬ藤壺への思慕を描く。
  • こどものころにみた夢
    3.2
    文章と絵で綴る「こどものころにみた夢」のアンソロジー。怖い夢、切ない夢、それとも、おもらしの夢……? 角田光代、島本理生、西加奈子、阿川弘之、堀江敏幸、穂村弘、高橋源一郎他、豪華作家陣が美しい絵とと共に綴る「夢」の物語。
  • 文藝春秋2024年6月号
    NEW
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    ◎森喜朗 元首相 「裏金問題」真相を語る 240分 「私が裏金作りを始めたと言っているのは誰だ」 聞き手・森功 ・岸田首相から電話の事情聴取で尋ねられたこと ・「全責任を取って仲間を救ってやれ」と塩谷座長を説得した ・下村元文科相が「二千万円」持参して私に土下座した理由 【緊急座談会】 ◎「カイロ大卒」小池百合子都知事の真贋 田崎史郎 奥谷禮子 澤章 【総力特集 がんの新世紀】 ◎がん先進治療ここまで来た! 森省歩 ◎患者2万人の本当の悩み 大久保淳一(「5years」代表) 【大反響 第3弾】 ◎コロナワクチン後遺症とがん「がん超過死亡率が上昇している」 福島雅典(京都大学名誉教授) ◎アンチエイジングはSFではない 河合香織 ◎認知症介護6つのヒント 奥野修司 ◎2つのディストピア 米中に呑み込まれるな 岩井克人 ◎短期集中連載5 駐中国大使、かく戦えり 垂秀夫 「台湾有事」中国の本当の狙い  ◎トランプは独裁者のカモになる ジョン・ボルトン ◎投資家必読! 円安が続かない理由 岩本さゆみ ◎中国不動産バブルのキズは深い 柯隆×高口康太 安田峰俊 ◎メジャーリーグと賭博コネクション 芝山幹郎 ◎国民的スターSMAPの明日 鈴木おさむ ◎91歳、今が一番楽しんでる 渡辺貞夫 ◎『青い壺』50万部突破 有吉佐和子のおもちゃ箱 原田ひ香 平松洋子 ◎日本の顔 辻惟雄インタビュー 「若冲と70年安保」 【連載】 ◎新連載 地図を持たない旅人2 大栗博司 ◎お笑い社長繁盛記5 太田光代 ◎ムーンサルトは寝て待て11 内館牧子 ◎記者は天国に行けない29 清武英利 ◎有働由美子対談65 草なぎ剛(俳優) ◎小説 病葉草紙 最終回 京極夏彦

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  • 鏡リュウジ 星語り2015 牡羊座
    3.0
    恋・仕事・人間関係… 星が語りかける2015年牡羊座の“生き方” 女性支持率No.1の心理占星術家、鏡リュウジのメッセージを綴った2015年星占いの本。 2015年の運命や月ごとのメッセージ、恋愛の星ヴィーナスの占い、相性占い、 そしてチャンスをつかむためにどう動けばいいかのアドバイスなど、幸せのヒントが満載!新しい年の生き方道しるべに。 ☆月の満ち欠けやボイドタイムが入った書き込み可能のマンスリーカレンダー付き☆ ☆2015年の牡羊座は 「眠れる才能が顔を出す、チャンスの時」 ■恋愛: 2月下旬から3月にかけて、新展開のチャンス到来。 ■仕事: 前半に注目を浴びて、夏以降はめまぐるしい忙しさ。 ■お金: 節約は、無駄を減らすという「遊び」に置き換えて。
  • タロットの秘密
    4.0
    タロットカードは、なぜ謎めいた存在になったのか。最新の研究成果を盛り込み、タロットカードが占いのために使われるようになった歴史や背景を解明する。また、絵の図像の文化的背景から、「鏡リュウジ流」解釈までを丁寧に解説し、具体的な占い方までを紹介。これ一冊で、タロットのすべてがわかる。タロットはもちろんのこと、西洋魔術やオカルト、ユング心理学に興味を持つすべての人、必携の本格的入門書。

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