桜庭一樹の作品一覧

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プロフィール

  • 作者名:桜庭一樹(サクラバカズキ)
  • 性別:女性
  • 生年月日:1971年07月26日
  • 出身地:日本 / 島根県
  • 職業:作家

1999年『夜空に、満点の星』でデビュー。『推定少女』、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』、『青年のための読書クラブ』など多数の作品を手がける。『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)受賞。2008年『私の男』で第138回直木賞受賞。この作品は2014年映画化されている。

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作品一覧

2024/04/10更新

ユーザーレビュー

  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet
    「好きって絶望だよね。」

    親子愛にしろ恋愛にしろ、中学生が発するこのフレーズは重すぎる。
    親も環境も選べず、実弾を手に入れるすべなく、それでも砂糖菓子の弾丸を
    撃ち続ける無力な少女たちに切なくなった。

    自分の中学時代に重ねて、そのときの年齢の本当に無力だった感覚を思い出した。
    でもそのときにしか...続きを読む
  • 赤朽葉家の伝説
    終戦後から平成の中頃までを、実際の出来事にも触れながら紡がれる女三代記でした。

    語り部である三代目、瞳子が私と同じ頃の生まれで、誰か人伝に聞いた話のように読むことができ、社会情勢や価値観、暮らしなど移ろう時代を登場人物に想いを馳せて読んでいました。

    特に一代目万葉の時代の話が、実家に伝わる古い話...続きを読む
  • 私の男
    すごかった。何かが違う何かが漂ってるような雰囲気が終始あった気がする。こんな愛の形が存在するのか、そう思わせてくれた小説だった。ずっと暗い雰囲気で私の好きなタイプの本だった。
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet
    これほどまでにほの暗い気分になるとは思わなかった。もしも藻屑が生きられたら・・・と。

    まず、読者は最初の1ページでこの物語の結末を知らされる。
    つまり、読者は主人公たち藻屑となぎさが救われることはないという事を知った上で物語が進行していく。
    その過程で読者は主人公たちを取り巻く事件、或いは彼らの心...続きを読む
  • ほんとうの花を見せにきた
    生きているとは何か。
    日々をこなすのに精一杯で、ついおざなりになっていた生き方について優しく説いてくれる作品だった。
    「心が動くこと。
    誰かを愛したり、なにかを美しいと思ったり、成長したいと願ったり、自分をひどく恥じたり。
    そしてなにかを強く感じること……。」
    忘れずに心に留めておきたい。

    全体を...続きを読む

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