それもまたちいさな光

それもまたちいさな光

502円 (税込)

2pt

デザイン会社に勤める悠木仁絵は35歳独身。いまの生活に不満はないが、結婚しないまま1人で歳をとっていくのか悩みはじめていた。そんな彼女に思いを寄せる、幼馴染の駒場雄大。雄大と宙ぶらりんな関係のまま恋愛に踏み込めない仁絵には、ある理由があった…。2人の関係はかわるのか? 人生の岐路にたつ大人たちのラブストーリー。「オール讀物」掲載と同時にTBS「開局60周年記念番組」としてラジオドラマ化した、異例のコラボレーション企画原作。

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それもまたちいさな光 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月25日

    人生これでいいのかと思う日があって、それでも毎日生きていかなきゃいけない日があって。そんな平凡な毎日も振り返ればきっと人生における小さな光なんだと肯定してくれるようなお話でした。

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    Posted by ブクログ 2020年10月19日

     ラジオを通じてつながっている、様々な状況のリスナーたち。闘病している人や、仕事中に聞いている人……。ラジオの内容がどうでもいい話だからこそ、癒やしになるのだなと。加えて、文章だとどうしても意味のあることを書こうとしがちな気がするが、ラジオならそういう強迫観念はあまりないのかもしれないなと思った。
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    Posted by ブクログ 2023年12月13日

    ドラマチックな展開も甘い言葉もないけれど、妙に引き込まれてしまう。やっぱり角田さんの文章はすごい。
    人生これでいいのだ!
    久しぶりにラジオも聴いてみたくなった

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    Posted by ブクログ 2023年10月23日

    大人女子の恋愛ストーリー。サラっと読めた。幼馴染との恋愛、不倫と死別、友情、それぞれの想いが伝わる作品。同じラジオ番組を聴くことで共通の時間を感じられるというのもステキ。

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    Posted by ブクログ 2023年09月28日

    ひとつのラジオ番組を中心にして普通の男女、普通の恋人たち、普通の家族が織りなす普通の人間模様。
    けれど普通の人々の普通の生活の中身は嵐の中を行く船の様だったり深い海底に生きる魚の様だったり一人ひとりにとってみると波乱万丈ということもできる。
    私自身の生活、これまでの人生もひと言で言えば普通だったと思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月23日

    「彼女の嫌いな彼女」(唯川恵)の翌日に読んだ。
    角田さんの小説は、登場人物とストーリーが素朴で身近で、これっていま日本のどこかの誰かの話だと感じる。
    リアリティ、生々しいという言葉よりもっとぼんやりとした言葉の方がしっくりくる。何と言えば良いのだろう…。

    現実ってこんなもんだよなって思うような何の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月20日

    ジーンと泣ける話だった

    TBS開局〜周年(何年かは忘れた)記念でラジオにまつわる話を角田光代が描いてドラマ化されるっていう企画で書かれた本らしい

    ラジオっていいねと思った

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    Posted by ブクログ 2022年03月02日

    あなたは『結婚』というものをどのように考えているでしょうか?

    生涯未婚率が年々上昇している昨今、男性の3割が、女性の2割が今後、一生独身で過ごすことも予想されています。そんな現代社会にあって、『結婚』ということ自体への考え方にも変化が生じていると思います。それは、結婚相手もそうでしょう。かつて、お...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月18日

    最後の一文で自分の人生ごと全て肯定された気分になった。

    恋愛ベースで話が進むのでどうしても自分の過去を思い出すことがちらほらあって時々うわ、、という気持ちになりながらも、展開が気になってサクサクっと読めてしまった。そんな大展開はないけど、ラジオを通して知らない人たちが繋がっている感じ、どんな日常で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月06日

    読み終わった後、ふわっと優しい気持ちになれる。

    小説の内容も良かったけど、巻末についていた、小島慶子さんとのラジオ対談の内容も良かった。
    特に、「私の場合許せないのは、考え方一つで他人も自分も幸福になれるのに、頑なにある考えにとらわれているがゆえに、自分も苦しけりゃ周りの人もいやな思いをするという...続きを読む

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