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夫婦って、家族ってなんだろう? 愛でも嫉妬でもない、なにかもっと厄介なものをど真ん中に抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう? 3LDK35年ローン、郊外のマンションに暮らす30代夫婦の生活を揺らす、さざ波のような出来事を通して、現代の家族のあてどない姿をリアルに描いた傑作長篇小説。
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Posted by ブクログ
とにかく病んでて、でも人間ってこんなもんなんじゃないの?って感じがします。 なので、好きです。 病んでる方は元気でると 思います。 日々生きていく中で、幸せってなんなの? でも ほんのささいのことで、人間って救われるし幸せになれるってのが分かる。 角田先生の日常の自虐的な表現、冷めてる人間...続きを読む観察 はまります。
「終わった人」と並行して読んでたんです。だもんで、落差というか格差というか、寄りかかるべき価値観、よって立つものがない世代の人々の悲哀をモロに感じました。悲哀、でも底抜けの気安さとでもいいたい安逸さもあるわけです。 子どもできない、夫婦仲そこそこ、半ば別居状態、でも嫌いじゃないし、 どの類型にもあ...続きを読むてはまらない、将来の展望もない、でも不幸を感じてない なら、いいじゃん。でも、将来は??? これって、無間地獄ってやつなんじゃないか。
空中庭園的な家族みんな秘密を抱えているような。 子どもがいたら、この夫婦の形も変わるのだろうか。 ただ一緒にいるだけでいいのに。
タイトルに惹かれて買った本。 ゆるやかな流れで専業主婦房子の日常が描かれていく、と思いきや、この夫婦の抱える空虚感が読んでいて怖い。空虚感、あるいはからっぽの箱、のイメージ。ふたりとも、そのことに気づいていないように見えることがさらに怖い。 良し悪しではなく、結婚したらマイホームを建てて、子供を産...続きを読むんで・・・という「目標」を持っている房子の親世代は、少なくともからっぽの箱に何か入れようとしているのだけれど、若い夫婦の現実味のなさは、彼らがまさに言うように「ゼロ」の状態で、いまどきこういう夫婦もいるよね、こんなスタイルもありだよね、と思う一方で、なにか背筋を寒いものがとおっていく感じ。 あぁ、これが角田光代さんの描くリアリティなんだな、とも思う。 読み終わってから文庫本の表紙を見ると、非常に意味深に見える。
なんてことない日常を、つらつら書かれているのだけど、 その日常こそが、恐ろしい。というお話。 子供のころは天才少女と呼ばれ、鉄道の駅名地名を暗記し その頭脳が認められ、テレビ出演することもしばしば。 しかし、10歳くらいから、天才少女が普通の女の子に戻りはじめた房子。 普通に家庭を築き、 普通の...続きを読む夫と、マンションを購入して暮らしているはずだった。 その夫は、向上心というもののカケラもなく。 何をするのもメンドウ。 そんなメンドウな夫が、会社にほど近い場所に一間のアパートを 借りたいと言い出した・・・ ここから始まる夫のこと、妻のこと。 そこに、愛があるのか、ないのか。 嫉妬があるのか、ないのか。 はたして、二人のビジョンは、同じものへとなっていくのか。 追い詰めていくのかと思えば、自分が納得するまでの行動で 満足しちゃったり、 とても普通すぎて、おかしい。 なかでも、普通じゃないようで、今では普通と誰もが認める 夫の母が、可愛らしくて、とても微笑ましい存在。 心に素直なまま動くことができるとういうことは、 素晴らしいこと。
ごく普通の生活をしている人たちの話のように始まるのは表現のリアリティのせいだろうか。たまプラーザとか近くの風景など些細なことがうなずけたりする。だからだんだんと登場人物の異様さ、不思議さが気がつかないうちにこちらの中に入ってくるようだから、ちょっと恐ろしい小説。
「対岸の彼女」が面白かったので、 すぐまたこの著者の作品を購入。 一見平凡な、 でもどこか不思議な夫婦の物語。 これもなかなか面白く、 しばらくこの著者に はまってみようと思った。
夫が仕事場に近い部屋を借りたことがきっかけに起きたさざ波に巻き込まれた30代夫婦の話。 夢やビジョンが持てないこと、親との価値観の違い… にもかかわらず、最後に房子が見せる執念のようなものはなんだかこわい。
おもしろい。主人公房子のキャラがすごくいい。熱くならず、かといって全く冷めてるわけでもない。自分のことを遠くから眺めてて、気持ちを冷静に分析してる。自分とは全然違うような、それでいて共通点があるようなとこが共感もてるのかも。この人の小説はどれも主人公が魅力的。2008/1/29
最初らへんは引き込まれたけどどんどん虚無 離婚したって結婚したままだって同じで全部に退屈してるような専業主婦の房子 読んでると虚無な気持ちになる 目標とかが特にない人の心情が丁寧に書かれてる 生活って生きてるってなんなんだろって気持ちになる
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角田光代
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