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Posted by ブクログ 2013年08月17日
におい。
仕事をくびになり「暇」になった「わたし」は、ここに住みたい、という友人・吉元のために、空き室のない「菊葉荘」に忍び込み、住人の動向を探る日々を送る。
「鍵を鍵穴に差し入れ、扉を開けると、よそよそしいにおいが染み出してきてわたしをつつんだ。~大きく息を吸いこみ、自分のものらしいにおいを嗅...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月22日
友人の家探しで目をつけた木造アパートはあいにく満室。住人を一人追い出そうとするが、六人の住人は不思議な人間たちばかり。奇怪な人間模様を通じて、人々の居場所はどこにあるかを描く長編小説。
何気なく街を歩く人々も、住まいという居住空間に戻ればその性質を剥き出しにする。だからこそ、住む場所は自分のアイデン...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月18日
さらっと読み終えたが、多分、すごく難しいことが書いてある。
6分割された小さなアパート、その1室1室にある異質な世界。
お互いに無関心、アパートは単なる入れ物でしかない。
別次元とでも言いたくなる。
学生でもない人間が大学に紛れ込んでも何の不思議も抱かれない不思議。
自分でさえ、どこから来てどこへ行...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月01日
菊葉荘というボロだけどどこか趣のあるアパートに友人の男を住まわすために、満室の菊葉荘の住民たちを追いだそうと工作する女の話。
女は菊葉荘に住む大学生男子に、学生を装って取り入り半同棲を始める。何やってるんだろうと思いながら一緒にご飯を食べてセックスをして、たまに大学まで行って、菊葉荘の住人達を監...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
またまた角田サンの小説のレビューです。
この小説はいつもの角田サンらしさ満載なのですが
ところどころ、笑ってしまうコミカルなところが
あるのが自分にとっては少し驚きでした。
角田サンの小説に登場する女性は
みんな、何かに敏感で何かに無頓着で
自分だったら、きっと好きにはならないだろうな...続きを読む
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