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転校生じゃないからという理由でふられた女子高生、ジミ・ヘンドリックスのポスターを盗みに元カレのアパートに忍び込むフリーライター、親友の恋人とひそかにつきあう悪癖のある女の子、誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL……。どこか不安定で、仕事にも恋に対しても不器用な主人公たち。何度傷ついても、もう二度と恋なんかしないと思っても、まただれかを愛してしまう……切ない8つの恋の形を描く短編小説集。
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Posted by ブクログ
10年近く前に買った気がするけど、何度も読み返したくなってしまう。 恋愛小説。というのもなんか違う気がする。 だいすき。
優しいイメージを抱かせる、平仮名のタイトル。"いとおしい"という感覚。 "好き"や"愛してる"などとは違う、なにか心を温め柔らかくしてくれるような感覚。 特別な事でなくても、いつもの日常の中にある"いとおしさ"。そんなイ...続きを読むメージがずっと心の中に広がる本だった。
決して派手でもインパクトがあるわけでもないけど、読み終えた後にじんわり頭に残る感じ。 季節、特に夏の表現が好みで夢中になって一気に読んでしまいました。 どことなくノスタルジック。
天才すぎる。 海と凧がまるで私の話だって思ったけど 解説で枡野浩一も同じこと言ってて やはり角田光代は天才だと思った。
リアルな女性の歪な恋愛を描いているのに、表現が美しいのですらすらとなぞるように読める作品ばかり。 『完璧なキス』では珍しく男性視点にて話が進められる中で、相手として現れる女性像がとても印象に残りました。
複数人の女性の、恋愛にまつわる短編小説。 「好きってなに」ってテーマに対して、好きとか欲望とかが自分の中で明確にできなくて、分からなくなることが、昔の自分もあった気がする。好きなんてきっと最初から言語化できない、それでいいんじゃないかと思う。 一番印象に残ったのは、「誕生日休暇」。 なんでこうな...続きを読むったんだ、もしあの時ああしていたら、まだあの人と一緒にいたのか?この人に出会えなかったのか?そんなことを時折思うことがある。 今の自分のいる場所、一緒にいる人が、すごい奇跡の連続で、ここにあるということを実感する。そして、私たちはそれぞれの行き先に向かって、時に離ればなれになることもある、また一緒に乗り合わせることもある。でもそれでいい。無理して引き留めなくても、無理して居座ろうとしなくても、会うべき人とはまた会えるし、いくべき場所にはまた行ける。そんな凧のような自由で柔軟な生き方をこれからもしていきたいなと感じた。そういう生き方が、私は好きだから。 ○特に好きなフレーズ ・だから、あたしのココロは星とかハートとか木とか、そこにあてはめるものが何ひとつ見つからなくていつまでも空洞のまんまだ。 ・変わらずにいることに価値なんかこれっぽっちもない。
ほぼ全ての話に 橙色 が登場。単なる偶然だけれど、私がいま取り掛かっているフライヤーのテーマも 橙色 なので胸がときめく。 人生で乗り続けるバスの比喩、コーラの縮緬のような感触、夕方 橙色が気付かないほどのさりげなさで闇に飲まれる瞬間、夏と秋がはっきりと入れ替わる日、まるで大量の向日葵に支えられて...続きを読む建っているような彼のアパートが綺麗に描かれ過ぎていて苦しい
寂しいけれど静かに沁み入る。 もし後に別れるとしても、人と人が出会って同じ時間を共有することには価値があるんだなと思えた。意味はなくても、価値はある。 それと、悲しいことの中にも絶望の中にも、美しいものを見つけることは可能だと分かった。周りに汚染されることなく美しいものは美しくあり続けるし、どんな...続きを読む状況においてもそれを見出すことは決して悪いことではない。美しいものはいつでも美しいと受け止めていいんだなと思った。
読みやすい短編集大好き。 よく分からなかったかも…っていうお話もあったけど(よく分からないお話こそ考えたくなって魅力的だと思ったりもする)、個人的には「誕生日休暇」と「海と凧」のお話がすごく良かった。 一人は一人の人間であって、二人になっても同じ人間にはなれない。その当たり前のことがすごく悲しいよ...続きを読むうな寂しいような、それでも二人で生きていくことを選ぶんだなあ…と、人間の愛しさみたいなものが見えた気がする。 海と凧のお話は、お話の光景がずっと目に浮かんでいた。海のキラキラしてる感じと、静かでゆっくり時間が流れている感じ。これもまた愛おしくなる。 タイトル、最高ですね…。
どのストーリーも色が違う、視点が違うそんな作品でした。特に、恋愛の感じ方をすごく様々な色で表現されていた。 また、ふと思い出したときに読みたくなるような優しい感情になった。
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角田光代
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