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子供を妊娠し浮かれているサエコの家に、夫の姉・実夏子が突然訪れる。長い間消息不明だったという実夏子は、そのまま勝手に住み着いてしまった。真夜中に化粧をしたり、冷蔵庫のハムを丸ごと食べたり、と不審な行動を繰り返す実夏子。何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく……。出産を目前に控えた女性の心の揺れを描いた表題作ほか、「昨夜はたくさん夢を見た」の一篇を収録。瑞々しい筆致で描き出された、心に染みる極上中篇集。
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Posted by ブクログ
「ピンクバス」 働いて、結婚して、子供を生んで、幸せに暮らしましたとさ。 というような言葉はたくさん目にするけど、 本当は、その単純なパターンの中に、たくさんの葛藤と矛盾がある。 複雑な心境を書き出すの、本当に上手だと思う。角田さん。 「昨日はたくさん夢を見た」 私の好きな、放浪旅行系...続きを読む♪ インドに旅行にいった彼氏と、日本で相変わらずだらだら過ごす自分。 変わりたいけど、変わらない。 世の中には、自分が変われば、世界は変わるって言う人がいるけど、 どうしようもない、もやもやから抜け出せない人もいる。 生きるって何? みたいなことを一緒に悩んでくれるような作品。 答えはないし、希望もないけど。
この異様な感じ。なんともいえない。だるくてだるくて、イライラしてたまらないんだけど、やめられない。で、読み終わったらなぜかすっきり。 角田さんやっぱりすごいです。
なんか、オカシイよ、それ、って思うんだけど、でも自分にもおこりうる、 自分もそうなんじゃないか。。。 なんて思ってしまうのがこわい。
精神のバランスをくずしている。それぞれが強烈な異彩を放っている。身の毛もよだつミステリアスな雰囲気が恐怖を募らせる。
これは、なんというか … 純文というかんじではないのです。 不思議系です(。^ ^。) どんな背景から出来た話なのかな … と読み返したとき思うのですが、わかりません(笑) 主人公と登場人物とのあいだには、なんとも不可思議なやりとりが多いのですが、いえ … さいごまで不思議なテイストで終わってゆくの...続きを読むですが、読後感がとてもさわやかで、何度も読み直したくなる、そんなお話です(。^ ^。)
中編2編。標題作は読んでいてとても疲れるが、疲れる理由が自身にあると知る。そうなんですよ、演じてきたことが血肉になっているのか、簡単にこそぎ落とせるのか...。 2編目の方が好み。諦めや焦燥などの感情にどっぷりと浸る。帰ってくるのかな、イタガキ...。
2022.04.15 表題作のみ 表題作のみ読んだ為、評価低め(自分の戒め) ”通常と異常がこの生温い時間を作った” 角田光代さんの本は「愛がなんだ」「薄闇シルエット」を筆頭に、エッセイなども読ませて頂いてきた。 今回の作品に関しては、夜中に読んでしまい、ちょっと後悔した。「ウゥッ!コワァっ!」...続きを読むと深夜に胸がざわついてしまい、翌日の朝までグルグルと何もないことを考えてしまう羽目となった。 というのも、特に私をグルグルと考えさせたのは、「サエコの精神状態」に関してである。 先日、兄弟が子を産んだ。姉は元来、ドーンと構えるたちである。であるにも関わらず、「妊娠」「母となる状況」となると、姉でさえも、精神がやや不安定であるように思えた。何か思いがけな小さなハプニングが発生した際の騒ぎ立て方が、サエコの精神状態を俯瞰で見た時に、サエコと姉が、少し似通っているようにも思えた。 さて、話の内容的には「はて?」と思う部分もあったわけだが、その部分の解釈に関しては、頭の片隅に置いておくことにしておいて。個人の独断と偏見と解釈になるのでね。 表題作を読み終え、少しの苛立ちと悲しさを抱えていた。しかし、客観的に見た時に「あれ、これって誰がおかしいんだろう」とゾワゾワとしてきたのである。 確かにサエコも変わっている。タクジも実夏子も変。けれども、サエコの精神状態を踏まえた主観として話を進めるので、サエコよりもタクジと実夏子の方が異常者のように思えてきてしまう。 独特の精神状態により、どこかには存在する様相なのに、どこにも存在しない異常が生み出されたのだろう。 妊婦の精神状態を知っていたからこそ、何もかも異常だという言葉では片づけられなくなったように思える。(それもどちらかと言うと「自分が妊婦」というよりも「他の人(友人なり兄弟なり)が妊婦」と言う状況下にあった人は、『ウッワ!』となるような気がする) ま、兎にも角にも。夜中に読んでしまったこともあり、ゾワゾワしてしまつ内容であるということで。 ちょっと人間的な怖さに興味がある人は良いのではなかろうか。ちょっと人間的な怖さが苦手でありながらも、怖いもの見たさの方は、明るい人が多いところでキンキンの水出し珈琲でも飲みながら読むことをお勧めする(唐突な独断と偏見)
終始スリラーのようなホラーのような雰囲気が漂っていました。もしいつか子供を身籠ったら気持ちがわかるようになるのかな。同じように聞こえる『妊婦』でも『お母さん』でも、環境によって全然違うから、わかる人とわからない人がいるだろうから、わたしはどっちなんだろう… (以下関係ないお話をちょっと…) いろん...続きを読むな人や本や映画に出逢ってから「子供って別に血の繋がりとかあんまり関係ない(わたしにとって)」と自然と、そしていつの間にか思うようになっていました。わたしの育った環境にもよるのかもしれないけれど… 歳を取ったらまた気持ちは変わるかもしれないけれど、いまは、幸せを新しくつくるより、幸せになれるはずの芽に毎日お水をあげる方が、わたしにとっては「素敵だな」と。
いまいち。 角田光代っぽい話だったけど、よくわからなかった。 噛み合わない旦那と、辺なその姉。 主人公もいまいちまともでない。 話としてへーとしか思えなかった。 次の話もふーんって感じだった。
角田さんの本を初めて読んだ。「愛がなんだ」が良すぎて興味を持ち読んだが、疲労感がちょうど良かった。記憶を全部消して演じきるとか、なんかタクジのお姉さんとか、不思議な人ばかりでちょっと怖いし狂ってる感じの人が多かった。良く言えば個性ですね。
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