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普通の人々が平凡に暮らす東京近郊の街。駆け落ちしそびれた高校生、クスリにはまる日常を送る主婦、パッとしない肉屋に嫁(とつ)いだ主婦――。何となくそこに暮らし続ける何者でもないそれらの人々がみな、日常とはズレた奥底、秘密を抱えている。小さな不幸と小さな幸福を抱きしめながら生きる人々を、透明感のある文体で描く珠玉の連作小説。直木賞作家の真骨頂。
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Posted by ブクログ
トリップはそんな前からの作品だったのね。名前だけインプットしてたけど、アウトプットしてみたよ。それぞれ登場する人物に思い入れがないけど、辛い経験してる小学生にただただLSDの主婦に冴えない肉屋に腹の中真っ黒な喫茶店中年女に、あーそうか同じ時期同じ時間に同時に起こっているのが重要なのかなぁ。ホント大量...続きを読むに出ていたけど、消化する前に次の小説に移るのかな自分。交差する訳じゃないし、続く訳じゃないし でも1人のお題が丁度いい長さだった。
東京郊外のどこにでもあるような街の中で暮らす どこにでもいそうな人々の葛藤、挫折、日常の閉塞感を見事に描いた天才!角田光代の秀逸な連作短編作品です! 角田光代作品はどれも面白いのですが 特に連作短編はめちゃくちゃ面白いので 読み初めから期待感が高まりました。 一話目で女子高生が河川敷で大声で叫ぶ...続きを読むシーンがとても印象的で、この作品に出てくる人達のもやもや感や 閉塞感を象徴してるような感じがしました。 「百合と探偵」という話の中で 「今がものすごく充実、とか、満足、とかって気持ちじゃない。だからあたしはいつも、 ここを目指していたのかもしれないという思いに とらわれるとき、本当に、唖然とするんだ。 こんなところだったのかって。 必死になって手に入れて、大事に握りしめてたものを すべて手放して、代わりに今手のひらにあるものは、 これっぽっちなのかって。 この言葉はかなり胸に突き刺さる言葉でした… ある程度年齢のいってる方ならば、 自分の人生を振り返ってみて、現在の自分の位置を見つめ直して、失望感やあきらめを抱いたこともあるんではないでしょうか。 この平凡な街の平凡な人々の人生を自分と重ね合わせて、思いを馳せてみてはいかがでしょうか? 天才!角田光代 万歳!!
角田光代さんの短編集です。各話に出てくる主人公は皆、何かが欠如しているように感じました。足りないものを埋めるように必死で過ごしているけれど、埋まらない、満ち足りない。そんな感じ。でも各主人公にどこか共感を覚えるのは全て悲観的に捉えて投げ出すことはしなくて、泥臭くも這いつくばりそして他者への優しさが垣...続きを読む間見えるからです。 読み終えた今、どんな感情でいるのか正直説明がつきません。
連作短編、意外な形で微妙に繋がっていくのが面白かった。いつも思うが、普通の人の暗い部分を描くのがすごく上手い。とてもリアルで、そういうことあるな、という気持ちになる。でもやはり普通の人を描いてるから、特段すごいことが起こるのでもない。みんなそんなもんだよなあと思う。
10編の短編集、最後の2編がどことなく結びつく。それそれが晴れ晴れとした感じでは無く重い感じ現実的な内容に近いのでは… (角田さんは好きな作家さんの1人 久しぶりに手に取りました。)
連作というんですね、次のお話の主人公が絡んでて、その人なら私も知ってるという噂話に参加しているみたいないな感じで、楽しく?読み進めてしまいました。登場人物を自分と重ねたり、反論したり。毎日が充実している人が読んだら、退屈なお話となるのでしょうが、私レベルでは、本質は登場人物と大差ないのかな、という閉...続きを読む塞感を共有してしまい、ちょっと暗くなってしまいますが、おもしろかったです。
感想に困ってしまう小説。 救いはあるのかな。 短編集の中でもぐさりときたのが離婚した初老の女性の話。彼女が見た現実と彼女の娘の見る現実とが全く違う。どちらが合っているのかは分からない。分かるのは二人は合わないのだろう。 けれども他の短編小説に書かれていたようにその瞬間だけは相手を思う気持ちはあったの...続きを読むだと思う。ただそれは永続的ではなく相手の気持ちを汲めなかったのかもしれない。誰にも答えなんて分からない。 すっきりしないまま終わってしまうけれどきっとまた読む日はくると思う。
何というか、言葉で表現しづらい日常のもやもやした感覚を、うまく表現できるのだなぁ角田さんは、と思う。 私は面白かったです。
ちょっと可哀想で、ちょっと繊細な、その場所に馴染めていないような登場人物たちが愛おしくなる。短編集で、色んな主人公たちが出てくるが、性格も境遇も立場も違うのに全員が生き生きとしていて、さすが角田光代さんだと思った。自分と性格の違う人間をリアルに描けることがまずすごい!角田小説、また読みたい。
なんとなく生きてるような人たちの短編集 日常のなんとなくの色褪せたような感覚をかなりリアルな描写で書いてて上手いなーと読んでて何度も思った もっと読んでいたいと思うような感じばかりの短編集だけど、全部の終わり方がふわっと、だけどかなり意味があるような感じでよくわからずもやっと。 文学的な色んな意味...続きを読むと取れるような、何も意味がないような文で終わる まぁオチがあるような話なわけじゃないからそれが正解なんだろうけど。 薬物摂取してる主婦の話ですLSDだけで依存みたいないつもボーッとしてるような症状になる人っているんだって思った 処女とか童貞とか何も楽しみがないような人生とかなんとなく結婚して35年経っちゃってる人とか割とあるんだろうなー みんな周りの人は幸せそうだけど、そういう人もまぁいるよねえ
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