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私の知らない「彼女」にジャムを作り、いそいそ出かけていく高校生の弟・タカシ。魂の前世を信じる、弟の怪しげな友人・恭一。5日おきにデートする几帳面な同級生・サダカくん。3人の奇妙な男に囲まれ、過ぎていく夏――。心の底のリアルな感覚を描き共感を呼ぶ、角田光代の作品集。野間文芸新人賞受賞作。
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Posted by ブクログ
中学生〜高校生のときに何回も読みました。 なんか不思議な感じがとても良くて好きな本でした。 今読んでみたらまた違う感じ方するのかな??
中篇小説集。 表題作の 「まどろむ夜のUFO」 「もう1つの扉」 「ギャングの夜」 3篇ともとても奇妙な話でした。 奇妙だけど日常とべったり張り付いててなんとも不思議な感じがする。 「まどろむ夜のUFO」は一人暮らしの主人公のもとに弟がやってきて、奇妙な友人となんだか嘘っぽい彼女の話が出てきて、...続きを読むだけど、その主人公もなんだか変な彼氏みたいな友人みたいなサダカくんとキチキキと会っててっていう、変な話。 だけどとても面白い。 あたしはとにかくサダカくんのことがツボにはまってしまって もう、おまえこそおかしいやん!って叫びたくなった。 ねったりとした夏のお話で、暑い夏に桃を食べながら読みたかったな。 他の話も変なんだけど表題作が一番好き。 「ギャング…」はちょっと「対岸の彼女」と被るシーンがあった。 全然違う話だけど。
どこかちょっと壊れた人たちの物語。これが94年で、「空中庭園」が03年、「対岸の彼女」が05年と考えると、彼女が描こうとしている「壊れた部分」というのがなんとなく見えてきそうな気がします。 好みの小説でした。
よくわからないけど、意味不明な世界に溶け込んで、頭がボワボワしながら読めました。 真夏の日に、風の吹かない蒸し暑い部屋で、扇風機を弱くらいにして読み直してみたい。 電車の中で読むのはちょっとNGかもしれない。 にしても、角田さんは26歳で描いたなんて、相当頭のおかしい天才なんだな。
UFOだとか謎のジャムだとか河童だとか、読んでいて気持ちが悪い。 しかし好きなドライ加減。人間関係。良い湿度。
良い小説は、心を迷子にする。良い小説は、喜怒哀楽では言い表せない感情をも呼び起こす。 3つの中短編を収めた本書に、やはり私の心は迷子になった。 主人公が無意識のうちに積もらせていく感情。まとわりつく不安。そのぼやけた理由。現実と非現実の境。定かでない世界観。見えているものが信用できない。暗闇の中...続きを読むなにも見えなくても、音は鮮明に聞こえてくる。音が聞こえることで、自分の存在を確認している? 著者・角田光代さんは、現代を生きる若者を、寡黙なまま語る名人だと思う。不安定な若者心理に、明確な答えを求めたって無理。だから、必要以上には語らない。まして、定義なんてするわけがない。 心情の変化は、彼らの行動から写し取る。繊細な表現方法は、不安定・不確定な生活の向こう側に、ひょっとしたら心地よい何かがありそうに感じさせてくる。真っ暗闇の中にあっても、遠くに微かな光があるように思わせる。遠くにある、心地よさそうな何かは、モノクロの世界を生きる若者に、くっきりとした鮮明な色を見せる何かに違いない。
どこにでもいそうな、でもいなさそうな、そんな日常を送る人たちが出てきます。 どこか、連想する人がみつかるのでは?
自分は普通の大学生と思っていても、周りにはいろんな世界で生きている人たちがいて、自分てなんだろう…。なんか切なくなる話。
標題作含む中短編3編。フワフワした危うさを醸し出しながらも、そのままトンネルを抜けたり、次の扉を開けるような感覚...。斎藤美奈子さんの解説が秀逸なのですが、読めた気になってしまうので、必ず読後に読まれることをオススメします。
・まどろむ夜のUFO ・もう一つの扉 ・ギャングの夜 最後の考察を読んで、 角田作品の「アパート文学」「フリーター文学」感が自分の趣向に合ってるんだと思った。 都市を浮遊する若者たちの日常。本当に斎藤美奈子さんのこの考察がすごくよくわかる。
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