パルプライド作品一覧

  • 農業令嬢は氷の騎士様を溶かしたい。(上)
    4.8
    農家の娘として、農村で父たちとつましやかな生活を送るララ。 ある日彼女は、借金まみれの領主から男爵家を買い取ることになった。 こうして女男爵となったララに、貴族との婚約話が舞い込んでくる。 その相手は、伯爵家の子息で王都で近衛騎士をしているクロードであった。 生まれ育ったベラージュ村を離れたくないララは、この婚約話を破棄しようと考えていた。 一方のクロードも、婚約破棄を決意していた――なぜなら彼は女嫌いだったからである。 意を決してクロードは、直々にベラージュ村へ婚約破棄を伝えに向かう。 そこで彼は、働きもので芯をしっかり持った女性であるララに惹かれていく。 ララも、優しく実直なクロードに恋心を抱くのだった。 ともに相手へ婚約破棄を告げようとしていたふたりだったが、 いまでは互いに結ばれることを望むようになる。 だが、ベラージュ村を離れることができないララと 近衛騎士として王都を離れることのできないクロードの恋は、ともに住む世界の距離という壁があった。 これを乗り越えようとする二人の前には、 王妃のクロードへの執心という、さらに険しい障壁が待っていて――。
  • 転生したら、「残虐皇帝」の愛妻として求められました
    4.1
    両親を亡くしたもの同士、幼いときからともに生きてきたミアとクレト。 少し年の離れた姉弟のように暮らしてきたふたりだったが、 年を重ねるとともに、クレトはミアに異性としての想いを寄せていく。 それを知りながらも、クレトの幸せを願う心から、彼の気持ちを拒絶するミア。 心からお互いを想いあうふたりであったが、とある出来事をきっかけにミアは皇女に目をつけられ、非業の死を遂げるだった――。 その後、地方の男爵令嬢のタリサとして転生したミアは、貴族の付き合いで帝都へ出向いたことをきっかけに転生前の記憶を思い出す。 クレトのことを探すタリサだったが、帝国内にクレトに関する情報は残されていなかった……。 地元にもどったタリサであったが、彼女が十五歳のときに帝都で皇位をめぐり激変が起こる。 第一皇子ながらも冷遇されていたフェリクスが帝位を簒奪したのである。 権力を得るために親族にすら手にかける新皇帝のフェリクスは、「残虐皇帝」の異名で恐れられる存在となる。 フェリクスの治世となり数年――弟の付き添いとして再び帝城へむかったタリサは、 庭園を鼻歌を歌い散策していたところ、その鼻歌に過剰に反応する人物に出くわす。 タリサのことをミアの生まれ変わりだと見抜いたその人物こそ、 残虐皇帝のフェリクスだった――
  • 生まれ変わった女騎士は、せっかくなので前世の国に滞在してみた~縁のある人たちとの再会を懐かしんでいたら、最後に元ご主人様に捕まりました~
    4.6
    魔物の襲撃から幼きノヴァ王子を守るために、若くして命を落とした女騎士のセリーヌ。 彼女はすぐに、別国の子爵令嬢スーザンとして生まれかわるのだった。 7歳にして前世の記憶を取り戻したスーザンは、セリーヌと同様に騎士としての道を歩みだす――。 そして17歳となった彼女は王族の護衛として、セリーヌとして生きたグレイシア王国へと向かうことに。 滞在中に前世の騎士仲間たちの弔いをするなかで、行動や言動からスーザンがセリーヌの生まれ変わりだということが、 彼女と付き合いのあった者たちに理解されはじめる。 異国の女騎士がセリーヌだと知った兄弟たちの協力により、 彼女が一目だけでも見たいと願っていたノヴァと再会できることになり……。 ※後日談などを描いた、電子書籍版だけの書き下ろし特別編を四編収録しています。
  • リリーフ令嬢、心配ご無用
    3.1
    “前世還り”といわれる、現世の肉体に前世の魂が宿る現象により、侯爵令嬢フォルテとなった主人公。 前世還り前までの記憶を失い、人格が完全に変わってしまったフォルテだったが……なぜか周りからは大好評!! それもそのはず、フォルテは傲慢でわがまま、皆からの嫌われ者で、王太子のレオンにしつこく迫るいわゆる悪役令嬢だったのだ。 王太子に対しても歯に衣着せぬもの言いをするフォルテだが、巻き込まれ体質のレオンと意外に気が合って、行動を共にするようになる。 そのうちに、レオンの婚約者候補が次々に不審な最期を遂げていることを知り―― 悪ノリ侯爵令嬢が大活躍するラブコメディ! ※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
  • 恋の予言によると騎士団長様とモフモフ好きなギルド受付嬢は最高の相性らしいです。(上)
    4.1
    「お嬢さん。あなた、もうすぐ恋が訪れますよ。恋の予言は、いかがですか?」 ――予言師のその言葉に、淡い恋心が破れたばかりのエレナは興味を引かれてしまった。 魔術師ギルドの受付嬢を彼女は、普段ならば予言師の予言を聞くことはない。 職業柄や自身の能力から、予言師が偽物であると見抜けるからである。 そんな彼女でも、その予言師ははじめて出会う本物であった。 そんなこともあり、ついつい予言師にお金を払い続きを聞いてしまう。 「これは、珍しい。運がいいですね。まもなく出会う男性は、あなたと最高の相性です」 ――そう告げられた相手は、王国騎士団長のレイ・ハルト卿。 しかもこの恋には、相手の命がかっているという。 うれしい反面、予言が外れることがないことをしっているエレナは不安にもなるのだった。 そんな彼女に、騎士団へ魔法薬を届けに行く仕事が任される。 騎士団には、予言で最高の相性と言われたレイはおらず、そこには言葉を話す傷ついた銀の犬を見つける。 モフモフ好きなエレナは懸命に手当をするだった。 しかし彼女は知らなかった、まさにその銀の犬こそ――
  • 誓約魔術に誓ってもらってもいいでしょうか?
    4.0
    魔術の天才である公爵令嬢ローゼリアはある日、三人の王子から結婚相手を決めてくれと国王と父親に言われる。 しかも、ローゼリアの決めた結婚相手を王太子にすると普通の貴族令嬢からすれば好条件。 もし、王子たちから選ばないのであれば年の離れた貴族の後妻になるか……。 それを聞いたローゼリアは大袈裟に国王にもし、三人から選ばないのであれば年の離れた貴族、例えば近衛騎士隊長ジークフリートと結婚させるなんてそんなことないですよね?と嫌そうに言ったのを聞いた国王たちは大きく頷きローゼリアは心の中で笑った。 そして、声に出してこう尋ねるのであった―― では、誓約魔術に誓ってもらってもいいですか?
  • 【悪役令嬢オムニバス】セオリー通りざまぁして差し上げますわ。お覚悟はよろしくて?
    3.3
    王太子ハインリヒと同じ学園に通う公爵令嬢のパルーナ。王太子の婚約者であり生徒会役員をしている彼女は今日も、マニュアルに則って振る舞い生徒たちの風紀を執拗に取り締まる。 そんな彼女の血も涙もないに姿に、ハインリヒの心も離れていき……。破滅ルートを突き進むパルーナの思惑とは!?――表題作「【悪役令嬢マニュアル】セオリー通りざまぁして差し上げますわ。お覚悟はよろしくて?」 公爵令嬢のリップは、婚約者のクラウド殿下にも知られてはいけない秘密があった。一方のクラウド殿下にも、リップには知られてはいけないことがあって――「その聖女は悪役令嬢の私と同一人物なんですが、殿下はどうするおつもりですか?」 幼少時からともに過ごす義兄のジョシュアに恋心を抱いてきたマーガレッタ。結ばれることはないと知りながらも思いを断ち切れない彼女は、皇太子の婚約者に選ばれてしまい――「義兄に恋した令嬢は、悪役令嬢として自由を手に入れた」 皇太子との婚約が決まった途端に、わがまま放題となり悪魔令嬢とまで呼ばれるようになったデイジア。皆が彼女から離れていくなか、デイジアの変貌ぶりを不審に思った侍女のメイが知った真実とは――「我儘悪魔令嬢と異形の者~どうせ、婚約破棄されればいいって思っているのでしょう? 望むところです~」 四人の悪役令嬢が運命に立ち向かう、感動と心晴れるオムニバス作品。
  • 幽霊殿下とわたしの秘密のおしゃべり
    4.7
    伯爵令嬢のノアンは父の死をきっかけに、伯爵家を継いだ叔父と実の母親と妹に悪質な嫌がらせをされていた。 つらい生活を一人で耐え、すべてを諦め生きてきたノアンだったが、ついには学園での舞踏会で妹に婚約者まで奪われてしまう。 すべてを失ったその日の夜、部屋の窓から外を眺めていたノアンは不思議な出会いをする。 明るい金髪に真昼のような綺麗な青い瞳。そして、半透明のからだ…… そのときから、ノアンと、幽霊さんこと彼の秘密のおしゃべりが始まる。 記憶をなくした幽霊と、居場所のない少女。 ふたりでのおしゃべりの時間を楽しむなかで、ノアンは優しい彼に心が惹かれていく。 だけど、彼とのお別れのときは迫っていて――
  • 世界最強の勇者様と、幼馴染の私
    4.0
    辺境の村で育った幼馴染のエルマとヴィン。 エルマにとってヴィンは、ずっと一緒にいた存在であり、大切な友達であり、そして初恋相手であった。 平凡な村娘であるエルマを残し、ヴィンは魔物たちの長である魔神竜討伐のため村から旅立とうとしていた。 「帰ってきたら結婚しよう」と言う彼の言葉を信じて待つこと五年――。 ついに魔神竜を討伐したヴィンが村に帰ってくる。 いまや勇者と呼ばれ、五年前より逞しくなり、大きな存在となったヴィン。 そんな彼からの猛烈なアプローチに、ちょっと引いてしまうエルマ。心の整理をする時間が欲しい彼女は……。 恋に不器用な勇者と、その幼馴染――約束の言葉が果たされる日は……。
  • 乙女ゲーに転生したら意外な沼に落ちました(上)
    4.4
    推しが好きすぎてハマっていた乙女ゲームのキャラクター、リュエットに転生した主人公。 ゲームの舞台となるメルシア王立学園への入学も果たし、これからイケメンとの胸キュン展開になると思いきや……。 ふとしたきっかけで見かけた、魔力により動く絵画――魔力画に心を奪われてしまう。 それ以来、イケメンそっちのけで魔力画に夢中なるリュエットだったが、 彼女に対し過保護すぎる残念イケメンな兄をはじめ、周りは放っておいてくれない。 挙句には、ラスボス感のある謎のイケメンから、リュエットの身を守ってくれるという理由から 魔力画を押し付けられる。 豪邸に匹敵するほどの価格のする魔力画をポンとわたしてくる彼の正体は? そして、謎のイケメンの助言通り、リュエットのまわりで魔力画が発火するという事件が続発する!! 下巻は5月26日配信予定です。
  • 加護無し令嬢はハーブの癒しで幸せです!~婚約破棄されて生家を追い出されましたがありのままの私でいいのです~
    3.6
    貴族として認められるために必要な“精霊の加護”という特殊な能力を得る儀式「成人の儀」において、 精霊の加護を得ることができなかった男爵令嬢のアメリア。 この出来事により、婚約者であったローレンスからは婚約破棄されてしまう。 挙句には家の恥として、醜聞のほとぼりがさめるまで別荘のある南方の土地へ厄介払いされることになる。 そこでアメリアは、元は王国騎士団副団長をしていたエドワードに出会うのであった。 大きな怪我を負い騎士団を離れていたエドワードにアメリアは、ともに居場所をなくしたもの同士として親近感を抱く。 そんなある日、木の精霊の加護により、ハーブの薬効が桁違いに強くなる力を得る。 その加護の力により、エドワードをはじめ多くの人の体を治癒していくアメリア。 そうするうちに、婚約破棄ですっかり自信をなくしていた彼女も、 この力で多くの人を幸せにできるのでと考えるようになり、 そのことをエドワードに相談すると……。
  • 【魅了の魔眼】は危険だからと国外追放された伯爵霊嬢は招き人とともに魔族の国に拾われました(上)
    5.0
    伯爵家令嬢のコニッシュ・スウは、生まれつき体が弱いこともあり引き篭りがちな少女である。 社交の場ではもちろんのこと、家族からも蔑ろにされる彼女は、存在感のなさから伯爵“霊”嬢と揶揄されていた。 そんな目立たないスウの持つ赤と青の瞳は、じつは人を魅了する力を秘めた魔眼であり、 このことから「魔瞳を使って王子殿下を籠絡しようとしている」という嫌疑をかけられ、 家人たちにより遠い魔人の国の森に捨てられてしまう。 見知らぬ森の川辺で自らの行く末を悲嘆していたスウは、意識を失い流されてきた青年を助けることになる。 青年を探していた魔人の国の住人・ミゲルに連れられ、魔人の国へ行くことになったスウ。 彼女はそこで、人間の国で教えられきたものとはまったく違う魔人の国の実情に驚きながらも、 スウを奇異な目で見る者がいない居心地の良さを感じはじめる。 ミゲルや川辺で助けた上坂心たちとともに魔人の国で暮らすなかで、 スウはここで生きていくことを決意するが……。 下巻は2022年5月5日発売です。
  • 嫁いでみつけた!異世界ポツンな一軒家~灰かぶりな旦那様との快適DIYライフ~
    3.7
    継母に冷遇されてきた男爵令嬢のエイラ・クレシャスは、18歳になり厄介払いのように嫁へ出されることになる。 嫁ぐ相手のことも詳しく知らされず父親から渡された嫁ぎ先の地図には、 大きな湖の近くの山のど真ん中に赤いバツ印がされ、『赤い屋根』としか書かれていない。 周りには町や村どころか、道さえ通っていない場所が目的地のようだった。 侍女のジナとともに地図に従い悪路を進んでは、断崖絶壁を危機一髪で切り抜けて、獣が潜む藪を越える。 そうして山頂にたどり着いたエイラたちを待っていたのは……古びた一軒家。 そこに住む夫となる人は、腰の曲がったお爺さん!? 灰かぶりな青年ウィルのもとで暮らしはじめたエイラとジナは、日々の生活を快適にするために、 大工仕事をしてみたり、畑に種を撒いた野菜の世話をしたりと大奮闘。 色々とやることがある充実した毎日のなかで、気がつけばエイラはウィルに想いを寄せるのであったが……
  • 竜騎士様のお世話係あるいはペット枠に納まったようです
    2.6
    竜とともに生きる竜人のライラは唯一の肉親である父と共に暮らしていたが、 竜騎士である父・べリアは国を護る戦いなかで命を落としてしまう。 身寄りのないライラを不憫に思ったべリアの部下であるアルベルトのはからいにより、 ライラは竜騎士団の宿舎で働くことになる。 お世話係として頑張るライラだったが、 ある事情によりアルベルトからは可愛いペットだと思われている模様。 さらには、アルベルトの兄である国王もライラに興味を抱きはじめ…… ※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
  • 乙女ゲームの設定で私に義弟なんていなかったはずだけど、トキメキ止まらないので悪役令嬢辞めて義弟に恋していいですか?
    4.1
    ドハマりしていた乙女ゲームの悪役令嬢、クリスティア・セリンジャーに転生してしまった主人公。 クリスティアは突然異世界から現れたヒロインに婚約者を奪われるキャラである。 その結末は、嫉妬からヒロインに手を出してしまい、元婚約者に断罪されるという悲惨なもの。 前世のゲーム知識を活かして破滅ルートへのフラグをかわして生きるクリスティアだったが、 ウィリアムという少年が養子として引き取られてくるという、ゲームの設定にはなかった展開が発生する。 温かい家族のもと、仲の良いきょうだいとして成長していくクリスティアと義理の弟ウィリアム。 ウィリアムへのほのかな恋心に気づかないふりをして過ごすクリスティのもとに、 異世界からやってきたというアンナが訪れる。 どうやら彼女の狙いはウィリアムのようだけど……クリスティの運命は、ゲーム通りになってしまうのか!?
  • 女騎士が美少年を育てた結果
    2.5
    人並外れた剣技と魔法技術を持つ女騎士のマリアージュ。 そのずば抜けた力で国の窮地を救った彼女は《炎剣帝》の異名で知られ、 敵からは恐れられ国民からは崇拝される存在である。 英雄とされるマリアージュだったが、じつは無類の美形好きで 「美少年と美少女を育てたい」 という騎士らしかならぬ残念な夢があった。 功績により爵位を得た彼女は、この機会に恵まれない境遇にいたハーフエルフの少年・グランを養子にする。 見目美しいあるグランはまさにマリアージュの理想通りの美少年。 念願がかなって美少年を育てることになった彼女は、グランの一挙手一投足を愛でながら過ごすのだった。 少し変態的なマリアージュと、そんな彼女に呆れながら冷静にあしらうグランは、旅をしたり鍛錬したりと楽しい日々を過ごしていく。 そうするうちにグランも思春期を迎え、ついに好きな人ができたらしい……。  果たして相手は誰なのか!? それを聞いたマリアージュは!?  最強女騎士による美少年の育成記―ー果たしてその結果は!?
  • 白薔薇姫にくちづけを~記憶喪失の吸血鬼姫は盾と王子に護られる~
    4.0
    柔らかな風と小鳥のさえずりに誘われ目覚めた主人公――そこは見知らぬ場所だった。 それだけではなく、自分が誰かもわからない。主人公の側に居て目覚めを喜ぶ青年は彼女のことを姫と呼ぶが、一切の記憶がなかった。 青年はロアといい、彼女を守る盾だと紹介される。ロアから自分がロゼという名の姫で、三年も眠り続けていたことを知らされるのだった。 自らが吸血鬼であることも教えられ、ロゼは戸惑いながらも少しずつ状況を把握していく。 そんななか、ロゼたちのもとにアルバトーリア王国の第一王子・カルティオがやってくる。 ロアとカルティオはロゼのことを白薔薇姫と呼ぶ。その名が背負うものを知るとき、封印された記憶が明かされていく――。
  • この結婚は仮初です
    3.8
    没落貴族の令嬢という経済的な事情により、魔法を学びたいという夢が破れたメイル・アリーデは、 乞われるがままに公爵家の令息・ガイアス・フォーゼンと結婚をする。 無表情で不愛想なガイアスは、結婚式の日でさえメイルへまともに話しかけてくることもなく、 これからのことを考えると彼女はため息が出るばかりだった。 一方のガイアスも、過去のある出来事により、他人と言葉を交して心を開くことが苦手になっていた。 想いを上手く伝えられないふたりだったが、ともに魔法に対する深い興味という共通項があった。 夫婦というよりも、魔法の師弟として距離を縮めていくふたり。 そんななか、ガイアスの元に忘れようとしていた過去が舞い戻ってきて――。
  • 旦那様から逃げるだけの簡単なお仕事です!
    -
    これといった取柄もない中流貴族の娘である円 夏蓮。 そんな平凡な彼女がある日突然、第三皇子から正妃として指名されることに。 会ったこともない第三皇子への輿入れに戸惑いながらも、 無事に後宮入りを果たした彼女のもとへ、数か月経ってもなぜか第三皇子は会いに来ない。 後宮での生活は快適ながらも、第三皇子の意図がわからずもやもやしていた夏蓮は、 ひょんなことから第三皇子と出会わすのだが、拗ねか照れか逃げだしてしまう―― でも、逃げても逃げても第三皇子はグイグイきて……。
  • 「お前の嫉妬に耐えられない」と婚約破棄された令嬢の医療革命
    2.6
    「お前の嫉妬に耐えられない」――身勝手な理由で婚約破棄された子爵令嬢のサクラ・オーラル。 彼女は癒しの魔術の力を買われ宮廷魔術師として働くことになる。 癒しの魔術の力と医学の知識があれば、より多くの人を助けられるという信念を持つサクラにとって、 魔術と医学の研究ができる王宮はまさに天国! 忙しく働きながらも充実した日々を送っていた。 楽しいながらも、宮廷魔術師に依頼される治療の内容は、これまでよりはるかに難しいものばかり。 ときに失敗し、救えなかった命への後悔にさいなまれながらも、前を向き仕事に取り組むサクラ。 彼女は今日も、騎士団のイケメン副団長ライムントとともに命を救うため奔走する――。
  • 婚約破棄が前提の偽の婚約者を演じることになったので精一杯嫌われようと思います!
    4.0
    公爵令嬢フィオナの侍女であるアリシアには秘密があった。 社交界が嫌いなフィオナに頼まれるがままに、フィオナの替え玉としてパーティに参加していたのだ。 それだけならまだしも、アリシアをフィオナだと思っている公爵の令息クライヴから婚約を願われてしまうのだった。 困った状況になったアリシアは、返答の期限である建国祭の日までにクライヴから婚約破棄されようと決意する。 ランデブーの場でクライヴから嫌われようと振る舞うアリシアだったが、クライヴは一向にアリシアを嫌う気配がない。 逆にアリシアが、クライヴの人柄を知り惹かれていってしまうのだった。 そんななか、アリシアがフィオナの替え玉であること知る人物も現れ――。
  • 【婚約破棄オムニバス】婚約破棄は構いませんが、殿下はどちらを選ぶおつもりですか?――どちらも地獄ですけどね
    3.8
    衆人環視パーティの会場で、王太子から婚約破棄を突き付けられたシャリーア。各人の思惑が交錯するなか、彼女が王太子に突き付けた選択とは――表題作「婚約破棄は構いませんが、殿下はどちらを選ぶおつもりですか?――どちらも地獄ですけどね」 エリーゼとして毎度破滅する三度目の人生で、彼女はループを断ち切るためにある決意をもって皇太子の元へ向かう――「婚約破棄されたので、浮気皇太子は殺します~もう、堪忍袋の緒が切れました~」 第三王子から晴れの舞台で婚約を破棄すると予告されたエメラルディが、森の魔女に頼み込んで手に入れた秘薬の効果は――「卒業パーティーで婚約破棄されるようなので、魔女に会いに行くことにした」 婚約者から命を狙われていると感じ取ったアリシア。そんな彼女が婚約者を想い選んだ行動とは――「ざまぁ確定で婚約破棄ができない皇太子が、私を殺そうとしているようです~仕方がありません、死にましょう~」 婚約破棄されたに四人の公爵令嬢が織り成す、凛々しく、切なく、優しい、ハートウォームなオムニバス作品。
  • 若さに頼らない充実のセカンドライフ!~騎士物語のモブ悪女に転生してしまいました~
    4.0
    30代半ばのOL美咲は、飲み会から目覚めると異世界の侯爵令嬢セリナ・クレッツェンに転生していた。 少しずつ事態を飲み込んできた美咲は、セリナが自分が愛読していた戦記ファンタジー小説『白の騎士と薔薇の姫』に 登場するキャラクターだったことを思い出す。 しかし、セリナはメインキャラクターではなく、モブもモブの悪女キャラ!! 破滅ルートを回避しようにも、情報がなさすぎてどうすればいいかわからない。 地位と若さだけに頼っていては危ないと悟った彼女は、自身の安全のためにも侯爵家の領地立て直しに励む。 事務職だった経験を活かして財政を再建させ、王国内で有数の領地へと発展していくなか、謎の青年エイリアスが現れて――。
  • 執着王子と脳筋侯爵、どっちも強引すぎるのですが!
    4.0
    長年ガドウィ王子を憧れの目で遠くから見つめていた貴族令嬢のフロレンス。 社交界では地味な存在の彼女に、ある日突然、当のガドウィ王子からのお誘いが舞い込んできた!!  すると突然兄の親友で人気侯爵のエーリクまでもがプロポーズしてきて!? ガドウィ王子の誘いの意味を教えられたフロレンスは、とりあえずエーリクと婚約をして逃れようとするのだけど……。 ガドウィ王子からの溺愛は、治まるどころかエスカレートする一方。 困ったフロレンスがガドウィ王子を避けるようにしたら、今度は王子を弄ぶ悪女として新聞までもが騒ぎ始め、いよいよ窮地に立たされてしまう。 どうしてこんなことになるの? わたしはどうすればいいの? なにより私、もう結婚しなくちゃいけないの!?
  • 転生姫は砂漠の王の108番目の王妃になりました
    3.2
    警察官から異世界の大国の姫アイシャに転生した主人公。そこは、蝶よ花よの生活かと思いきや…… 王位継承権を巡り骨肉の争いが絶えない修羅の国だった。 転生前の運動神経の良さもあり、数々の刺客を返り討ちにして18歳まで生き延びることができたアイシャ。 そんな彼女の元に、十年来の文通相手である砂漠の国の王子イブラヒムが訪問してきた。 初めて対面した文通相手であるイブラヒムから求婚されるアイシャだったが、その条件は108番目の妃になって欲しいというものだった……。 108番目!と聞いて戸惑うアイシャだったが、王位継承を巡る争いに嫌気のさしていた彼女は結婚話をうけることにする。 困難な旅を経て王宮に到着したアイシャたち一行を待っていたものは……。 ※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
  • 王子様に一目ぼれしたら、おかしなことになっています!(上)
    4.5
    ある日、貧乏な地方伯爵家の令嬢ソフィアのもとに、王太子の花嫁選考会への召喚状が届けられる。 結婚も社交界にも興味のないソフィアだけれど、貴族の令嬢という立場上仕方なく選考会に参加することに。 嫌々ながらも準備を進めるが、とあるきっかけで知り合った男性に一目ぼれ。その相手が当の王太子だと知り、俄然やる気がわいてくる。 選考会が行われる王都に着くと、国中から集まってきた花嫁候補者たちは早くもバチバチと火花を散らしていた。 その様子を見て尻込みしてしまいそうになるソフィアだったが、持前の頑張りで一次試験を無事に合格! 王太子と念願の再会を果たすのだけど……。 ※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
  • 婚約者に浮気された俺がバカンスに行ったら、大型犬系騎士の恋人ができた話
    1.0
    大柄で人懐っこい元騎士×根暗な傷心魔術師、楽園で始まる体格差ラブ 侯爵家の五男であるリルウェインは、仕事や婚約者にも恵まれ、完璧な人生を歩んでいるはずだった――。 しかし、ある日自分の婚約者が義理の弟と密会している現場を目撃してしまい、深い絶望に打ちひしがれる。 さらには、自分への陰湿な陰口まで耳にしてしまったリルウェインは、 これまで築き上げてきたすべてを投げ打って、楽園と呼ばれるリゾート地『ドヴァーナハ』へ旅立つことに! 碧い海と美味い食事、そして気ままなギルドの仕事をこなすうちに、 人懐っこい笑顔と大柄な体格をした元騎士団員ハックルベリと運命的な出会いを果たす。 陽気で心優しいハックルベリと一緒に過ごすうちに、リルウェインの傷ついた心は段々と癒され、そして次第に惹かれていき……? これは、しがらみから逃げてきた大人二人が、楽園で心と体を開放し、新たな恋を見つける物語。 体格差カップルが織りなす、ロマンチックなリゾートラブコメが開幕!
  • 断罪された悪役の自分だけが従者の執愛を知らない。
    -
    知っておいてほしいのです。誰が一番、あなた様の幸せを願っているのかを――。 無実の罪で断罪された元侯爵家のリシャール。 絶望したリシャールを救ったのは、世話係をしていたダークエルフのオリヴィエだった。 二人は自分たちを陥れた者への復讐を誓ったのだが、リシャールは従順で自分にべったりなオリヴィエを前にしても、どこか離れていってしまうような不安を拭えずにいた。 そんなある日、二人の前に侯爵家を没落させた張本人、ジスランが現れる。 かつてジスランに好意を寄せていたリシャールは動揺するが、そんなリシャールにオリヴィエは、秘めていた想いを暴走させてしまう――。 一途なダークエルフの従者×悪役にされた強がりな主 愛しすぎてから回る二人の激重共依存BL。
  • 追憶の中、君はいない1
    -
    1~2巻583円 (税込)
    一途に愛し続ける次期侯爵と未来に怯える幸薄少年の救済BL。 侯爵家の長男として生まれたアルベルトは、決められた人生に諦めを感じながらも、学園生活最後の年を迎えていた。 そんな彼の前に現れたのは、なぜか彼を露骨に避ける同級生のリカルだった。 最初はただの変わり者だと思っていたが、心を通わせていくうちに、 アルベルトはリカルに強く惹かれていく。 しかし、アルベルトからの告白をきっかけに、リカルから衝撃の話を聞かされ――。 「僕……一年と少し前くらいに、戻ってきたんだ。――未来から」 リカル曰く、未来のアルベルトは彼をひどく傷つけ、しまいには捨て去ったという。 未来の記憶に囚われアルベルトとの関係を恐れるリカルと、 彼を二度と傷つけないと誓うアルベルト。 悩みながらも互いの気持ちを確かめ合い、二人で共に歩んでいくために進みだすが――?
  • 転生した兄上は三〇番目の兄上です 1
    4.0
    ――愛している、ロクス兄上。誰よりも、なによりも……貴方を愛しています 鳥人たちが暮らすバルヘシア皇国に生まれた、羽なしのロクス。 彼は、偉大な第一皇子ロクス・ベルトラムの転生者だった。 ロクスは、羽なしのせいで虐げられながらも、前世の記憶を頼りにひっそりと暮らしていた。 ある日、ロクスは国のお触れで、かつて弟のように溺愛していたベルムートが皇帝に即位したことを知る。 念願の再会に胸を躍らせるロクスだったが……。 「これで貴方が――三〇人目の私の兄上です」 なんと召集の目的は、復活祭のためにロクスの転生者を探すものであり、すでに三〇人もの候補者が名乗りを上げていた。 ベルムートと昔のように過ごしたいロクスは、自分が本物だと主張するものの、ベルムートはロクスに対して並々ならぬ思いを隠していて――。 拗らせた孤高の美青年×お兄ちゃん属性の転生した元皇子 再び巡り合った二人の愛の行方は――?
  • 不幸吸いのテルチェ 上
    完結
    -
    俺のことが大事なら、受け入れてくれ 人の不幸を吸い取る力を持つ少年テルチェは、 不幸体質の幼馴染ローガンのために密かにその力を使い続けてきた。 不慮の事故で両親を失いローガンの家に引き取られたあの日から、 二人にとってお互いが特別でかけがえのない存在だった。 親友として過ごす中で、テルチェはローガンから長年の恋心を告白されることに……。 戸惑いながらも彼の真っ直ぐな想いを受け入れつつ、テルチェは自分の気持ちと向き合い始めるが、 しかしそんな中、ローガンに巨大な不幸の影を目撃してしまい――? 幼馴染でおかん気質な攻め×特殊な能力をもつ病弱な褐色受けが織りなす、両片想いのパブリックスクールBL。
  • 捨てたはずの恋が過去から追いかけてきました
    4.0
    ――その夜、春蘭は恋を拾った。 見習い神官の春蘭は、武運長久を祈る祝の席で遊び人と噂の軍人・禅右と出会い、互いが特別な存在「白花」と「金瞳」と気づくと、お互いの本能がそうさせたのか熱い一夜を共にする。 初対面だったはずなのに、惹かれ合う二人だったが、禅右は軍人として辺境の砦に向かわなければならなかった。 身分違いの恋は引き裂かれ、「必ず迎えにくる」その言葉だけを信じて春蘭はその一夜でできた一人息子を育てた。 しかし――春蘭の元に禅右がやってくることはなく…… ただ待つだけの恋は、もう終わりにします。 すれ違い、傷つきながらも捨てきれない恋心。 複雑に絡み合う柵を乗り越え、二人は真実の愛を掴み取ることができるのか? 運命に翻弄される中華風ラブストーリー。
  • 子育て騎士の奮闘記~神竜の卵を拾って、幼馴染と一緒にパパになった結果~ 1
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    拾ってきた卵のパパは……俺たち!? 魔力ゼロだが魔物に好かれる騎士フェリツェは、その体質を利用し討伐の囮役を任されていた。 そんなフェリツェが心配な幼馴染のエリート騎士エリウスは、フェリツェが魔物に生気を吸われる度、後処理まで手伝ってくれるのだが……。 年下で過保護なエリウスに毎回甘えてしまうフェリツェは、申し訳なさを感じつつも、頼られたいというエリウスの気持ちをどこか嬉しく思っていた――。 ある日の討伐後、川で体を洗っていたフェリツェの元に流れてきたのは、なんとドラゴンの卵!? 竜騎士になれる絶好のチャンスに喜ぶフェリツェだったが、どうやら変わったドラゴンのようで……? 幼馴染と二人でパパに!? 突然はじまった子育てライフ、二人の関係もドタバタ急接近!
  • 愛されたい白うさぎはおせっかい刑事とつがいたい
    4.0
    まじめでおせっかいな刑事×愛を知らないウサギ獣人の異種族恋愛譚! ウサギ獣人の七月は娼館で娼夫として働いている。 ある夜、横暴な客に限界を感じ逃亡を試みるも、あえなく失敗に終わってしまう。 絶望と恐怖に苛まれる中、七月の前に現れたのは警察官の八斗だった! 八斗に保護され彼の家で新しい暮らしを始めた七月は、給仕として働くことに。 人生の多くを娼館で過ごしてきた七月にとって、 身体の関係を強要せず優しく接してくれる八斗は特別で、いつしか恋心を抱くようになり……? もどかしい距離感の中、人族とウサギ獣人の恋模様の行方は――?
  • 生贄になるために召喚されましたが、邪神様に愛でられているようです
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    突如異世界に召喚されたコミュ障陰キャな大学生・結弦。 近くの村に一時的に身を寄せるも、村人たちの裏切りにより邪神の棲み処に生贄として置き去りにされてしまう。 そこで巨大な竜と出会い逃げ出した結弦は途中で崖から転落し、命を落としかけたが……。 ――そんな瀕死の結弦を救ったのは、邪神として恐れられているはずのグラノスだった!? 彼の手厚い看病を受け共に洞窟で生活することになった結弦は、グラノスの不器用な優しさに触れ、噂ほど邪悪な存在でないことを知り……。
  • むかつく警備隊員が運命らしいんで、フケる
    4.0
    王都の片隅で生きるオメガの男娼であるチェスナットは、発情期のたびに苦しんでいた。 チェスナットは体質からアルファの匂いに対して気持ち悪くなってしまうのだ。 その日もその体質から体調を崩していたチェスナットだったが、ある出来事をきっかけに警備隊員の狼獣人テオと関わることに――。 テオの存在は、チェスナットの日常を少しずつ変えていく。 しかし、彼らが共に歩むには、あまりにも多くの障害があった。 惹かれ合う二つの魂は、過酷な運命にどう立ち向かうのか。 一途なアルファと虐げられてきたオメガとの切なくも激しい恋の物語……。
  • 自分が主人公の官能小説を見つけたら、現実が変わり始めたようです?
    4.5
    大の本好きである図書館司書ラファエルは、仕事中に珍しい本を見つける。 「王立図書館の淫らな秘め事」と書かれたその本の内容は、主人公が自分と同姓同名なうえ、男性同士が快楽に溺れる官能小説であった……!  あまりにも刺激的な内容に戸惑うラファエルに声をかけたのは、黒髪に翠色の瞳を持つ美丈夫な男エリックだった。 その姿に思わず男前だと言ってしまったラファエルだったが、好みの顔なのは嬉しいとエリックは冗談交じりにからかい、この日を機にラファエルに何かと構って来る……。 そんなある日、ラファエルは小説の相手役がエリックとも同姓同名だと知ってしまい……!? シナリオ通りにはいかない!? 惹かれ合う二人の運命は――?
  • 社畜が満員電車で「溺愛」されて救われる話
    5.0
    迷惑じゃないです。俺が、一緒にいたいんです 週七仕事漬けの社畜まっしぐらな桜田は、いつものように電車で通勤中、激しいめまいに襲われてしまう。 自力で立っていられず、倒れそうになったその時……。 「力、抜いて大丈夫ですよ。楽にして」 背後から桜田を支えたのは、しっかりとした体格の茶髪が綺麗な青年だった。 抱きしめるようにして支える青年に、どこか安心感を覚えた桜田はそのまま眠ってしまう。 翌日、桜田がいつもの電車に乗り込むと、なぜか昨日と同じ青年が抱きしめてきて……? 執着(!?)年下ワンコ×限界社畜リーマン 冴えない社畜が謎の青年に尽くされまくり!? ドキドキ溺愛通勤ライフ――!?
  • 最弱魔王は最強狙撃手からの重すぎる愛に気づかない
    5.0
    「最弱魔王」と呼ばれる若く美しい魔王ソティルの元に、魔王討伐のため勇者一行が訪れる。 だが、同行していた最強の狙撃手グランは、対峙するなりソティルに熱烈な求婚をしてきた! 敵であるはずのグランからの異常な執着と独占欲、甘い口説き文句にソティルは大混乱。 「まさか、僕を女と間違えている!?」 戸惑いながらも、魔王と勇者一行(特に狙撃手)との奇妙で騒がしい交流が始まる――。 クールな狙撃手による魔王様にだけ激重感情!! 最強狙撃手×最弱魔王。重すぎる愛の行方は?
  • 敏感リーマンは大型ワンコをうちの子にしたい 1
    -
    1~2巻583円 (税込)
    鬼上司と恐れられている社畜サラリーマン柊は、ある日の帰宅途中、黒髪の爽やかなセラピスト夕里からマッサージの勧誘を受ける。 癒しを求めていた柊は、人懐っこい夕里にのせられ施術を受けることに。 すると、想像以上の気持ち良さに寝落ちしてしまい、感動した柊はすぐに通うことを決めたのだが……。 すっかり常連になった柊は、今度こそ寝ずに夕里のマッサージを堪能しようと試みるも、自分が敏感な上に違う意味の気持ち良さまで感じてしまい動揺してしまう。 そんな中、柊に懐き始めた夕里から食事に誘われて……? 急接近する年下ワンコの甘すぎる刺激に、ピュアな敏感リーマンは耐えられるのか――!?
  • 指名No.1のレンタル彼氏なのに、本命が振り向いてくれません 1
    -
    理想の彼氏を提供するレンタル彼氏のNo.1キャスト・一ノ瀬咲輝は、オーナーの九条惺翔に片思い中。 自分を拾ってくれた惺翔に恩返しをするため、そしていつか振り向いてもらうために咲輝は、本来苦手な女性達の理想を徹底的に演じていたのだが……。 惺翔から突然、独り立ちの話を提案されずっと傍にいたい咲輝は、とうとうむきになり猛アタックを開始! しかし、咲輝を弟のように思っている惺翔に大人の余裕でかわされてしまい――? クールで過保護なオーナー×超絶美形の年下レンタル彼氏 絶対に振り向かせたい大好きな相手に、一世一代のラブアタック!
  • 最愛の夫に、運命の番が現れた!
    4.0
    『運命の番』が見つかるまでという約束で結婚したオメガのビスチェと、幼馴染のアルファ・ラルフ。 幼い頃からラルフを一途に想っていたビスチェは結婚後、今まで以上に自分を大切にしてくれるラルフとの日々に幸せいっぱいだったのだが……。 ある日ラルフが突然、街で強い本能に駆られ、一人の女性を凝視した。 彼女がすぐに『運命の番』だと気づいたビスチェは、なんとか二人を引き合わせようとするも……。 「そろそろビスチェにはわかってもらわないと」 見たことないラルフの表情に戸惑うビスチェ。 一方、ラルフはストッパーが外れたように溺愛しはじめて――!?
  • よみがえり花仙は最上神の愛で甘咲く
    -
    城を追われた皇子に仕える潤香は自らの主人を守るため命を捧げた。 しかし、それから300年後──神仙たちの住む天界で、花に愛された花仙として蘇る。 さらに天界の頂点に立つ最上神・輝幻の弟子としてともに生活することに――? 天界を脅かす魔族の侵攻や、輝幻を慕う他の神仙のやっかみを受けながらも修行を積んでいく潤香。 そんな彼へ、いつしか輝幻は師弟の立場を越えた寵愛を見せるようになり……。
  • 星巡りの詩
    3.5
    1巻583円 (税込)
    女性が少ないコーネリアス王国では同性婚が認められているものの、まだまだ貴族間では浸透していない。 そんな現状を変えるため、ファブラン侯爵子息であるユーリは父に第二王子ティセラードの後宮に入るよう命じられる。 愛のない結婚と割り切り後宮に入ったユーリに待っていたのは、 「俺は、お前を愛する気はない」というティセラードの冷たい態度と、なかなか打ち解けられない側妃たち。 しかし、お互いに妻を亡くし、忘れ形見となった子どもたちをきっかけに打ち解けていき――。 初恋の相手に素直になれない王子殿下×子持ち侯爵子息の 政略結婚から始まる、すれ違いの恋物語――……
  • 美しすぎてごめんあそばせ!
    -
    超絶美形ナルシストのアルヴィーは、ある日の買い物帰りに玄関で泥酔していたボドヴィッドと出会う。 美しい容姿からストーカー事件が絶えないアルヴィーは、ボドヴィッドが元傭兵だと知ると、住み込みの護衛兼家政夫として雇うことを決めるのだが……。 家事が全くできない上、何をしても常に目が死んでいるボドヴィッドに、つい過保護気味になっていくアルヴィー。 色々なことを教えながら過ごしていくうちに、段々と感情が豊かになるボドヴィッドを愛らしく思うアルヴィーだが、ふと美しい自分に欲情しないことを不思議に思い……。 美しすぎるママ属性ナルシスト×寡黙で逞しい孤高な青年 恋愛初心者な二人が、はじめてだらけのラブラブライフ!
  • おっさん刑事が乙女ゲーム最短クリアを目指す理由 1
    -
    愛娘ラブなおっさん刑事 志藤(しどう)は、急な人事異動でVRドラッグ捜査チームに放り込まれた。 事件に関連する乙女ゲームを試しにプレイすると、その世界へ意識が転送される。 これは現実なのか、夢なのか……。 半信半疑のまま、娘のもとへ戻るために聖なる巫女として最短攻略ルートに挑むのだが ――しかし、そのルートは十八禁設定の総受けルートだった!? 攻略キャラは元王族の聖騎士・自由奔放な砂国の第三王子・そして冥界の神子まで…… クセありキャラたちをただのおっさん刑事である志藤は攻略できるのか!!
  • 後輩アルファはベータな俺のうなじを噛みたい1
    -
    1~2巻583円 (税込)
    営業部で働く安田誉は、超がつくほど真面目なベータ。 その性格のせいで爽やかイケメンのアルファ、高井朝陽の教育係を任されてしまう。 共に働くうちに、自分にベッタリ懐いた朝陽を可愛いがっていた誉だが……。 ある日、誉を介抱するために朝陽が連れて行った先は、まさかのラブホテル!? 「僕に全部任せて下さい。絶対に天国に連れて行きますから」 なぜか誉を癒したいと張り切る朝陽、しかしお世話は段々とエスカレートしていき……。 わんこな後輩アルファとこじらせ平凡ベータの絆されまくりド執着ラブ!
  • 誰にも興味がないと有名な騎士様から毎日求愛されるのですが? 1
    4.0
    1~2巻583円 (税込)
    エルフの血が流れる母親から美貌を受け継いだノアは、素顔を隠しながら王都の新聞社で働いていた。 生まれ育った村では素顔を晒したせいで危険な目に遭い、村を出ることを余儀なくされてしまったからだ。 ある日ノアが新聞配達をしていると、黒髪赤眼の凛々しい騎士に出会う。 彼から花束をプレゼントされたため、お返しにと持っていた手作りのパンを渡したノア。 すると突然、名前も知らない彼からプロポーズされて……? しかもその騎士の正体は――どんな女性にもなびかないと有名な『孤高の騎士様』だった!?
  • 神子は恋と願いの狭間で揺れる~双子王子のどちらかを夫に選べと言われました~
    -
    臨床心理士として働いていた田所聡一(たどころ そういち)はある日、突然異世界に神子として召喚される。 召喚されたラルーザ王国では、神子に選ばれた王が国を繁栄に導くという。 王位継承権を持つ双子の王子、ロディオとレナートから求婚され、聡一は戸惑う。 ロディオは自信家で王位に意欲的、レナートは聡明で国民思いだが王位に興味がなかった。 聡一はレナートに惹かれながらも、彼の願いを叶えるため、ロディオを選ぼうとする。 しかし、レナートの隠された想いや、ロディオの苦悩を知るうちに、聡一の心は揺れ動く。 二人の想いと運命に翻弄されながら聡一が選ぶ先に居るのは――。
  • 金の聖騎士隊隊長は異国の騎士に乱される
    3.0
    帝国の金の聖騎士隊隊長で公爵子息でもあるルーチェ・フォン・ソルは、同盟国の美貌の騎士アルスに突然告白される。 実は、アルスには自国を襲う魔物が帝国からきているのではないかと、騎士団に潜入し調査するという任務が。 しかし、ルーチェに心を奪われたアルスは、任務そっちのけでルーチェに猛アタックを開始!? 一方、ルーチェもまた、アルスの男らしい魅力に抗えず、次第に惹かれていく。 異なる文化、異なる立場の二人。 アルスの隠された目的、そしてルーチェの過去が明らかになったとき、二人の運命は大きく揺らぎ始める……。
  • 平凡「ノーマル」な俺がSubだったなんて誰か嘘だと言ってくれ
    -
    ある日、訪れた病院で医者から言われた「ダイナミクス」に驚くくたびれ平凡サラリーマン芝。 なぜなら芝は今まで自分はノーマルだと思って生きてきたのだ。 齢34歳にして突然ダイナミクス持ち……しかも「Sub」だと診断された芝は、 ただの体調不良だと思っていた頭痛や怠さは「プレイ」をしていないことによる「禁断症状」だと言われ……。 平凡で冴えないリーマンがいきなりSubだと宣告され、病院に紹介され訪れたお店で偶然出会ったのは自分よりも年下のイケメンDomのレン。 レンに導かれて、プレイを始める芝は今まで感じたことのない喜びを知り――
  • 世話好きバーテンダーは拗らせピアニストと恋がしたい
    -
    アラサーのバーテンダー智之(ともゆき)は、ふと聞こえてきたストリートピアノの音につられ、美しくもどこかあどけなさがある青年、聖哉(せいや)に出会う。 突然演奏を止めた聖哉に咄嗟に声をかけた智之は、儚い演奏からは想像できない彼の強気な性格が気に入り、自分の経営するバーでピアニストとして働かないかと声をかける。 最初はそっけない態度だったが、次第に懐き始めた聖哉。 そんな彼がかわいくてたまらない智之は……。 ゾッコンじゃ足りない年の差ラブストーリー開演!
  • 素直になれないSubの騎士は執着Domに溺愛される
    4.7
    1巻583円 (税込)
    金髪碧眼の有能な騎士クリスティアンは、Subであることを隠すため事情を知る同じ第三騎士団の団長と簡単なプレイをすることで本能を制御していたのだが……。 突然、団長から関係の解消を告げられ、すぐに新たな相手を見つけだせず薬で本能を抑え込んでいた。 日に日に体調が悪くなるクリスティアンに絡んできたのは、犬猿の仲の騎士ヴィルハルト。 「休まないなら『Stay』と命令してやろうか?」 彼がふいに発したコマンドに反応してしまい、絶対にばれたくなかった相手にSubを暴かれ気が気じゃないクリスティアンだったが、ヴィルハルトはじっと見つめたまま優しく褒めてきて……? 長年のライバルとみんなに秘密のコマンドプレイ、二人の関係が動き出す――。
  • 平凡なΩ皇子は怜悧なα将軍に囲われる
    3.0
    皇大帝国の第三皇子・香蓮(コウレン)は、うまく発情できない体質のΩ(オメガ)。 出来のいい弟と比べられて育ったため卑屈になった彼は、皇宮を逃げ出し長年の想い人である北凍(ほくとう)将軍のもとへと押しかける。 しかし北凍将軍は美しく優秀なα(アルファ)であり、弟の夫君候補の一人。 求めてはいけない相手だとわかりながらも、彼のそばにいたいという気持ちは止められなくて――。 大人気『可憐な皇子殿下のお相手は』待望のスピンオフ。
  • 短命な超感覚者は異世界転移した甘薬者に治癒されたい
    -
    ――父が生きてくれてさえいれば、それで良かったのに 唯一の家族を亡くし、生きる意味を失った御厨コウは、ある日意識を失い目を覚ますとそこは見知らぬ場所――異世界「タカシマ」だった。 この国には五感を極限まで研ぎ澄ませた「超感覚者」と呼ばれる人々が暮らしてること、超感覚者はその能力のため短命で、自分が寿命を延ばす力を持つ「甘薬者」であることを知る。 そして、コウを助けてくれた道明家の若き当主サカエもまた、優れた知覚を持つ超感覚者だった。そのため短命という運命を背負っていることを知ったコウはサカエと契約し、彼のそばで暮らすことに。 しかし、サカエはコウを「手段」として利用することに葛藤し、彼を遠ざけようとするが……。 一方のコウは、サカエの役に立ちたいと願う中で、彼への淡い恋心を自覚していく。 運命に翻弄されながらも、絆を深めていくコウとサカエ。 そして、コウのもっていた花器の真実を知った二人の選んだ行き先は……。 短命という宿命をもった不器用で優しい超感覚者と、唯一寿命を伸ばす薬になる異世界転移者との 愛と運命の物語――。
  • 淡雪国の壮麗なる日々 上
    3.5
    貧乏小国で生まれ育った王子カナンは、政略結婚により淡雪国の第二王子ヒサギのもとへ嫁ぐことに。 冷酷と噂されるヒサギのもとで一人不安を抱えるカナン。 一方、実は人付き合いを苦手とするヒサギも、カナンのあまりの可愛さに悶え苦しみ、どう距離をつめるべきか考えあぐねていた。 そんなヒサギに伴侶として尽くすため、カナンは母国の姉たちから教え込まれた性技を駆使し、ヒサギに詰め寄るのだが――? 人付き合いが苦手な不器用王子と真っ直ぐな心を持つ妻がゆっくりと心を通わせていく、勘違いじれもだBL。 【不器用な童貞美形攻め×床上手(?)で真っ直ぐな黒髪受け】
  • 『最恐ラスボス公爵』の元に追放された悪役令息、なぜか虐げられずに溺愛されています1
    4.0
    ゲームヲタクの高校生ハルトはある日、竜神バハムートにより、やり込んでいたゲームの幼い悪役令息、ルディと魂を入れ替えられてしまった。 ルディは横暴な性格から家を追い出されてしまったのだが、送り込まれた先はなんとハルトの最推しである極悪非道のラスボス、ツァイトガイスト公爵だった!! 超絶美形で孤高の最推しを間近で見られる機会に、大興奮のハルト。 しかし、実際の公爵は、優しくて世話好き!? さらには、バドエン回避のため公爵に愛されろとバハムートに命令されてしまい……。 孤高の極悪非道な公爵×中身は高校生のヲタク坊ちゃん 最推し公爵とのメロメロ大作戦成功なるか――!?
  • 魂の番は生まれ変わっても恋をする
    -
    奴隷商のもとで、死を待つだけの日々を送っていたルカ。 その日も気を失うように眠りについたはずなのに、目が覚めると知らない屋敷で…? ルカを救い保護してくれたのは、強面な騎士団長ジェラルドだった。 屋敷の者たちやジェラルドの献身に居心地の悪さを覚えたルカは、ある夜屋敷から逃げ出そうとする。 しかし、突然ジェラルドから強く抱きしめられて――。 「また……俺を、置いていく、のか?」 前世の縁(えにし)が魂の番を再び巡り合わせる、少しビターな転生BL。
  • 稀代の癒し手は元剣聖に恩返しをしたい
    3.0
    伯爵家子息であるカミルは、幼いころ魔獣の襲撃から助けてくれた金色の美しい髪を持つ剣聖に憧れを抱いていた。 しかし洗礼で、カミルは魔獣から受けた傷を癒すことのできる『癒人(いやしびと)』の適性があると判明したため、お礼も伝えられないまま隔絶された神殿で修行をすることに……。 一人前の癒人になれば剣聖の助けになると必死に修行したカミルは十年後、稀なる神力を持つ〝稀代の癒人〟となり教会から出られることに! だが喜びもつかの間、憧れの剣聖がすでに引退し、行方不明になっていることを知る。 落ち込むカミルだったが、独自のルートで元剣聖が辺境で魔獣討伐専門の傭兵団にいることを知ると、 家族や神殿関係者には内緒で単身辺境へと向かうことに!? やっと再会した憧れの剣聖は今――干し草色の髪と濁った目をしている人間不信な中年へと変貌を遂げていた……。 魔獣に対抗するには癒人の力と、それを守る『守護人(まもりびと)』が必要不可欠。 果たして、頑張り屋カミルは中年傭兵の懐に入れるのか! そして稀代の『癒人』のカミルは元剣聖の『守護人』を得ることができるのか!
  • 悪役令息だが、愛されたいとは言っていない! 1
    2.0
    公爵子息ダニエルはある日、激しい頭痛に襲われて落馬してしまう。 そして意識を失い、前世の記憶を思い出した――そう、彼は前世でプレイしていた乙女ゲームそっくりの世界に転生していたのだ。それも、悪役令嬢の兄として。 最愛の妹と自分自身の破滅を避けるため奮闘するダニエル。 しかしそんな彼の幼馴染であり、攻略対象の一人でもあるフェリクスが、なぜかぐいぐいと迫ってくる。 どうやらフェリクスは、ダニエルのことを逃がすつもりはないようで――? 独占欲強めな攻略対象×破滅寸前の悪役令息、幼馴染な二人は今日も言い争いを繰り広げながら、破滅の回避を目指す!
  • 異世界転移したら愛情過多な騎士に執愛されています!?
    -
    美しい容姿により芸能界で人気を誇る姫野夏輝は、ある日道を歩いていると、急に白い光に包まれてしまう。気が付くとそこは、見たこともない森の中だった。 必死に帰る方法を探そうとする夏輝。しかし、ふと現実世界の自分が孤独であることを実感し、このまま死のうと目を閉じたのだが……。 突然、誰かに頬を撫でられ目を開けると、青色の髪に精悍な顔立ちの人物が夏輝の顔を覗き込んでいた。 ジュアンと名乗ったその男は、夏輝の顔を見つめながら「あなたに運命を感じました」と告げ、保護をしたいと提案する。 警戒しながらも頼ることを決めた夏輝だったが、純粋で真っ直ぐなジュアンは、毎日のように口説いてきて……。
  • 聖職者のおっさんは勇者を捨てて逃亡します。探さないで下さい。1
    3.0
    1~2巻583円 (税込)
    クラレンスは気がつけば殿堂入りゲーム『勇者の凱旋』のオープニングに立ち会うNPCの司祭に憑依していた。 現実の自分はいつ死んだのかもわからない。 何故司祭になったのかも……。 ただわかっているのはここがゲームの世界だということ。 目の前には親を亡くしひとりぼっちになってしまった勇者。その勇者を導くのがクラレンスの使命であり、ゲームのクラレンスが亡くなってしまう運命でもあった。 簡単に死ぬのは嫌だったため、魔王討伐を簡単にできるチートモードを勇者「エドワード」に導き手として授けた。自分の運命を握っている勇者なのだから指導にも熱が籠る。 『きみならできるよ』 『私にとってきみは特別な子なんだ』 『きみには私がついてる。安心して』 ……もちろん私利私欲のための言葉である。 それなのにある日、縋るような熱の籠もった視線でクラレンスに欲情したと告げられ、エドワードを定期的に性教育のために部屋に呼ぶことになってしまった。 さらには魔王討伐後はなし崩しに体を許してしまった。 一度抱かれてしまうと、それは魔王討伐後の凱旋パレードの今日まで続いた。 いろいろなことが重なりついに限界がきてしまったクラレンスは決意する。 「よし、逃げよう!」 すぐさま荷物をまとめて勇者のパーティから逃げ出したのだった―― 果たしてクラレンスの逃亡は成功するのか――!?
  • 凶犬騎士と甘露のくちびる
    -
    平凡なサラリーマンである神林優真(かんばやし ゆうま)は、ある日白銀の美しいオオカミと出会う。 川に吸い込まれるように消えたオオカミを見た優真は、思わず助けなければと川に入り ――目が覚めるとそこは知らない森の中!? あてもなく森をさまよっていた優真は、熊のような謎の生き物に襲われるも、頭に生えた耳と尻尾を持つ柄の悪い青年ジャワフに間一髪のところを助けられる。 彼に連れられ向かった先にいたのは、ジャワフと同じように獣の耳を持つ人たち。 そしてなぜか「どうか我らの神と、この世界をお救いくださいませ!」と助けを求められ……。 元の世界に戻れるまで守ってもらうための義務的な口づけは、心が近づくたびにどんなものよりも蕩けるように甘く美味しいものに変わっていく――
  • アルファ騎士がオメガになってしまった件~最強α騎士団長の俺が、世話焼きα部下から執着溺愛されています~
    4.3
    王国騎士団長ルドたちの騎士団は、西の国境付近に現れた魔物調査を命じられ向かうことに。 国境付近の洞窟に到着し、手分けして調べているとそこには魔物ヒュドラがいて……。 滅多に現れることのない魔物であるヒュドラを討伐することになったルドたち、しかしルドは副団長のエリゼオをかばう形になり、ヒュドラから出た謎の液体を受けてしまう。 なんとか討伐はできたものの、ルドの体に異変が生じ……。 ルドを襲った異変、それはαであるはずのルドがαであるエリゼオが近づくと、 まるでΩのヒート状態のように熱に浮かされたようになり、下腹部が疼いてしまうのだ。 「私に任せて……」 エリゼオの提案で、治療のためにとルドは体の関係を結んでしまう。 そして、なぜバース性が変わってしまったのかルドはエリゼオと一緒に調べることになったのだが、 それには魔女が絡んでいるようで――。 女性関係が派手?なα副団長×αからΩになってしまった最強騎士団長の 溺愛ラブファンタジー!
  • 僕を先に番にしているなんて聞いてないっ~年上王子の僕への執着が大人げなかった件~
    4.2
    エフェルディ伯爵家の三男・ユーリは、第一王子・メルヴィオの婚約者でありながらオメガである。 しかも、物心がついた頃から前世の記憶があり……。 前世で当時妹がハマっていたオメガバースを題材にしたBL小説があった。 その小説に登場する悪役令息が、ユーリだったのだ。 原作でメルヴィオがヒロイン(男)・リオンと運命の番で、お互い出会った瞬間惹かれあっていくのを邪魔する悪役令息に転生するなんて――と困惑する。 ユーリは円満な婚約破棄を目論み、メルヴィオとリオンの出会いのシーンを期待するが、リオンに見向きもせず突然メルヴィオからキスをされてしまい――!? 「ユーリ、私のユーリ……」 執着アルファの王子に幼い頃から番にされちゃったツンデレ愛されオメガのいちゃいちゃえっちな異世界転生×オメガバース!
  • 出戻り異世界人は元護衛騎士に執着される 1
    4.6
    1~2巻583円 (税込)
    扉の先は異世界だった――!? アラサー営業マンである竹中隼人(たけなか はやと)は、ある過去があった。 それは学生時代に異世界召喚へ巻き込まれて異世界に行ったことだった。 異世界では世話役としてウィルフレッドという仏頂面の男が付けられた。 しかし、ウィルフレッドはどうやら隼人の世話役になることに不満があるようだが、 魔力があるこの世界では、異世界人である隼人は魔力供給の必要があった。 その供給に白羽の矢が立ったのがウィルフレッドで、体液の摂取という形で魔力を譲渡してもらうようになる。 自分を嫌っていたはずのウィルフレッドだが、なぜか魔力の供給でいつもは名前で呼ばないのに「ハヤト様」と呼んできて…… そんな生活に戸惑いつつもなれていた隼人はある出来事をきっかけに元の世界に戻ることに。 あれから幾年かすぎ、社会人として働いていた隼人にまっていたのは、二回目の異世界転移だった!?
  • 敵国兵士の治療係
    4.5
    1巻583円 (税込)
    「俺はウルフさんの目の色が見てみたいです」 平凡な青年フィンは、アールトルテ帝国治療師団にて一番下っ端の治療係として働いている。 ある日、辞令で敵国オーランドへと赴いたフィンは、目に包帯が巻かれ、無残な状態で放置された敵国兵士ウルフレッドの治療を担当することに。 周囲から蔑まれ嗤われても、懸命にウルフレッドの手当をし続けるフィンは、彼と心を通じ合わせていく……。 「これから、真の治療を始めます」 治療師見習いとして、使命を果たすべく、フィンは服を脱ぎ、ウルフレッドの身体に触れはじめる―― 切なさあり、あまあまありの救済BL!
  • 呪われ王子はおとぎ話に憧れる
    -
    テトラル王国の王子アリストの美しすぎる容姿は、まさにおとぎ話の王子そのものだった。 しかし、その美しい容姿を妬まれた彼は、呪いで醜い姿に変えられてしまい、さらに成人までに解呪しなければ生涯その容姿で過ごすことになるという。 呪いを解くため冒険者となったアリストが、幻の魔法薬の存在を知り採取に向かおうとしたところ、美形のSランク冒険者ジュールが同行することになり――? 自分を嫌悪しているジュールと共に旅に出ることに不安なアリストだったが、実はジュールの正体は……。
  • 嘘つきSubにごちそうを
    -
    最高のDomとして人気なVチューバー“虎野マーシャル”の中の人、椎谷あさひは、実はコミュ障の冴えないSubだ。 ある日、あさひは立ち寄ったカフェでDomのコマンドに反応してしまい、バッドトリップに陥りそうになる。 それを見たカフェ店員の川中賢人が、フォローのコマンドを使うことを提案してくれたが、過去のトラウマでコマンドが怖いあさひは川中の提案を断ってしまう。 後日、お詫びを伝えにカフェに向かったあさひだったが、川中はあさひの正体に勘づいているようで……!? 執着気質な年上Dom×Subの嘘つきVチューバーの身バレ厳禁ドキドキコマンドらぶ!
  • 堅物アルファ騎士の拗らせた初恋~運命の番は男娼オメガでした~1
    4.5
    「俺が君を愛することはない」 結婚初夜、寝室にやってきた夫のクロヴィスにそう言われたオメガのリュカ。 ――めちゃくちゃ嫌われてんな。 むき出しの敵意にリュカは一瞬固まったが、嫌われている相手に自分を無理に好きになってほしいとは思わなかった。 リュカはもともと男娼をしており、突然のヒート事故によりアルファのクロヴィスと番になってしまう。 クロヴィスは騎士でリュカは男娼……ふたりには身分差がありすぎた。 そんな自分を夫は愛さないと言う。 リュカは男娼がゆえに引き際を理解し、円満とまではいかないがそれなりの関係を望んでいたが――僅かな期待はすぐに捨てた。 発情期が始まってもリュカは放置されてしまい、それが悔しくてクロヴィスが現れたとたん体を繋げた。 番の香りに包まれて朝を迎えるのは、泣きたくなるほどに幸福だった。 動けなくなるまで抱きつぶされた後、自分を嫌っているはずのクロヴィスはリュカを気遣ってくれる。 そんなクロヴィスの態度に、発情期が終わってからふたりの距離が縮まるかと淡い期待をしていたが……。 真面目で堅物なアルファの騎士×性格が男前な男娼オメガの嫌われからの溺愛物語。
  • 聖女として異世界召喚されましたが僕は男です
    3.5
    交通事故で亡くなった水岡樹は目覚めると、絶世の美少年になっていた。 見知らぬ自分の姿に困惑していた樹は、金色の目をした凛々しい男に声をかけられる。 ヴィクターと名乗ったその男は、樹をセシルと呼び、唐突に唇を奪った。 ――お前にずっと会いたかった。 咄嗟にヴィクターを拒んだ樹は、かつて自分がこの世界の聖女セシルだったことを告げられて……。
  • 満月のおとしもの~結晶栽培師と記憶をなくした魔法使いの話~
    4.5
    結晶栽培師が育てた結晶が魔法に使われる世界で、結晶栽培師のノアは結晶花を育て生計をたてていた。 しかし、領主が代わったことで結晶畑に税金がかかるようになる。 両親が残した結晶畑を守ろうと必死に、そして大切に結晶花を育ててきたが税金の支払いがだんだん難しくなってきた。 そんなノアに領主の息子から自分への『輿入れ』を提案される。 輿入れは男性版の嫁入りで神殿で許可のもと行うことができる。 輿入れをすれば困窮することはなくなる。けれど、両親の守ってきた結晶畑は取られてしまう。 そんなノアの元に空から降ってきたように青年が現れた。 しかし、その青年は記憶を失っていて……。 記憶をなくした謎めいた青年×結晶栽培士の健気な⻘年の満月が結ぶ恋の物語ーー
  • 当て馬なんて絶対に嫌だ!とフラグを折ったら、折ったフラグを拾って来る奴が現れた!!1
    3.0
    1~2巻583円 (税込)
    庭師として働くドニーは、梯子から落ちた拍子に、自分が前世で読んでいたラノベのキャラに転生していることに気が付く。 屋敷の主人である辺境伯と若奥様の恋愛物語であるそのラノベの中で、ドニーは若奥様に恋するも本命にはなれない当て馬ポジションとして、最後には屋敷を追い出されてしまうのだ。 ――なんとしてでも当て馬を回避してやる……! そう決心したドニーは早速、イケメン見習い執事のアルフを身代わりにしてフラグを折ることに成功する。 しかしそれ以降、なぜかアルフが急接近してきて……。 フラグをへし折りたい貧乏庭師と悪態を付きながらも構い倒してくる毒舌執事、二人の関係の行きつく先は――? そしてドニーは無事当て馬ポジションから脱出できるのか!?
  • 美貌の騎士様はご自分のお顔がお嫌いなようです
    4.0
    カフェ『こもれび』で働く青年ルイは記憶喪失だ。 記憶を失い彷徨っているところを『こもれび』の店主サキに拾われ働かせてもらい1年が経とうとしていた。 いつものようにカフェ名物『こもれび弁当』を販売していたある日、ルイは突然声をかけられる。 顔をあげるとそこには、女神に愛されているのではないかと思うほど美しい神殿騎士ミカエルがいた。 お弁当に興味を持ったミカエルはそれ以降、『こもれび』でお弁当を買いに来てくれるようになるが、ミカエルの視線の先に『こもれび』の店主であるサキがいて……。 ルイは彼がサキを好きになったと思い、恋人がいる事実を伝えたのだが、諦めた様がなく……? 一目惚れした美貌の騎士と記憶喪失になってしまった平凡な青年の恋のものがたり。
  • F××× HEAVEN1
    4.0
    第六次大戦後、過去に行く力を持つ組織『時の教会』によって、人々は階層状の世界で支配されていた。 その最下層にある見捨てられた町『泥』で育ったアサヒは、義手義足の美しい青年、回路(カイロ)と出会う。 アサヒは回路と共に『時の教会』の用心棒に就き、過去を書き換えようとする異端者の排除を任されていた。 仕事や家でも毎日のように愛を隠さず伝えてくる回路だが肝心な問いをはぐらかす姿にアサヒはイラつき、もどかしさを感じていた―― 【美形な溺愛執着攻め×黒髪ツンデレ強気受け】 ※この作品には暴力・残虐的な描写が含まれています。
  • 無自覚な儀典官は剣士の溺愛に気づかない
    3.7
    王宮外交省の儀典官を目指し王立学園に通うマルクスは、二歳年上の留学生ランベルトに思いを寄せていた。 そしてランベルトが卒業する際、思い出が欲しかったマルクスは彼に魔法術をかけ、その唇を無理やり奪ってしまった……ものの、ランベルト本人は魔法術のせいか気づいた様子もなく、そのまま自国へと帰ってしまう。 その後無事に儀典官となり、ランベルトを忘れようと忙しい日々を過ごしていたマルクスはある日、逃亡してきた令息テオフィルと遭遇する。 テオフィルに頼まれ、囮を引き受けることになったマルクス。 なんとその護衛は、かつての想い人であるランベルトで……!?
  • ぼっちの学園総代ですが、不埒な亜人に迫られています
    5.0
    亜人とは外界から魔力を吸収できる高い魔力を持つ人種で、そのことから学園ではお騒がせな不良のようなポジションだ。 しかし、それ抜きにしても……。 グエルのことを見ると、なぜか落ち着かない気持ちになる――。 そんな中、 「総代の精気をいっぺん味わってみたかったんだよな」 ある事件をきっかけに、グエルからキスによる精気摂取を求められたアーサー。 熱を帯びたキスから生じる、自身の獣じみた激しい欲に狼狽する。 それからも、グエルの思わせぶりな態度に、アーサーはすっかりと翻弄されてしまって!? 一方グエルも、アーサーの激しい欲を感じ取り、もっと欲しい、あの大きな身体に組み敷かれたい――と思っていた……。 金髪碧眼美丈夫の童貞×不埒な色気マシマシ亜人の王道いちゃラブBL!
  • 俺と隊長とアンラッキースケベの呪い1
    5.0
    王都の警邏隊として働くジョルジュは任務中意識を失い、 目が覚めると意図せずスケベなアクシデントが起きるラッキースケベの呪いにかけられていた!? 大の女好きのジョルジュは大喜びだったが、呪いは特定の人間にしか発動しないようで……。 なんと相手は、隊で一番美男子の隊長ラコタだった!! そして呪いを解くには、対象者と初夜で情を交わさなければならないらしく……。 おじさんなんて大っ嫌いなのに! 絶対いやなのに! 自分のために呪解に一生懸命な隊長が、なんだかかわいく見えるジョルジュ。 二人はラッキースケベの呪いを無事解くことができるのか――!?
  • 一五年の恋心に終止符を打ったのは~大好きな幼馴染に追い詰められています~
    -
    ギルドの最強ランカーであるキーランドとその受付で働くクーノは孤児院で育った幼馴染だ。 四歳の頃互いに好きだと伝え合い、それから一五年たった今でも二人の想いは変わらない。 一緒に暮らし毎日好きだと言い合っても、なぜか恋人関係にはなりたくないクーノ。 キーランドはその気持ちを察し、二人の関係は何年も変わらないままだったが……。 「好きだ、クーノ。早くお前に、堂々と愛してると言いたい 」 突然パートナーになりたいと言い出した上に、半年以内に抱く宣言!? 大好きな幼馴染から猛アタックが始まってしまい……!?
  • 待っていてほしいと言われたけれど、ここにいると死んでしまうので待てません!
    4.0
    子爵令息ジェレミーは王宮で迷子になり、泣いていたところを第二王子アルヴェルに助けられる。 ――それから10年後。 互いに一目惚れしたふたりの間には正式に婚約が結ばれた。 しかし、アルヴェルの母の実家への婚約報告もかねて離宮を訪れたふたりを待っていたのは、アルヴェルを旗印にした謀反の企てがあるという急報で……。 知らせを受けたアルヴェルは企てを阻止するために遠くへと旅立ってしまう。 「必ず帰ってくる。だから待っていてくれ、ジェレミー」 そう言い残して。 彼を追いかけようとしたジェレミー。しかし転んだ拍子に前世の記憶が甦った彼は、自分がいるのが前世で見たアニメ『蒼き星の彼方』の世界であり、このまま離宮にいると自分は襲撃されて死んでしまうということを思い出す。 自らの命を守るため一人逃げ出したジェレミーと、彼を探し続けるアルヴェル。 すれ違ったふたりの運命のゆくえは――?
  • 夫に気を遣うの、やめてみます。1
    3.9
    1~2巻583円 (税込)
    王宮勤務のエリートであるフィンは、五歳年下の侯爵アルと政略結婚した。 しかしアルは婚前に大好きな幼馴染に振られて落ち込んでおり、結婚後もフィンに対して全く興味を示さない。 失恋後のアルと結婚したことに負い目を感じていたフィンは、年上の自分がリードしようと積極的にアルに歩み寄ろうとするが、 二人のぎこちない関係は結婚から三年経っても変わらなかった。 アルとの関係に進展がなく疲れ切ったフィンはとうとう話しかけるのを諦めようとする。 すると、突然アルの態度が豹変し――。 「君のことを好きになってしまったんだ」 侯爵の隠した愛が溢れ出す、じれったい結婚生活のゆくえは――?
  • シンデレラを虐げた継兄は、野獣辺境伯に溺愛される
    1.5
    強くて優しいが見た目は怖い王国の守護獣、野獣伯爵は大の男好きだ。 35歳になった今でも男遊びが落ち着くどころか王位継承権を破棄し独身を謳歌している姿に、 周囲には絶倫閣下と恐れられていた……。 ある日、伯爵は甥っ子から同級生の問題児、ニアワレア・ザイエンについて相談される。 話を聞くとニアワレアは何年も妹を日常的に使用人以下の扱いをし、その様はリアルシンデレラと民衆に呼ばれるほど残虐であった。 その後、断罪されたというニアワレアを面白がった伯爵は、その少年をこの辺境の地へ招くことにしたのだが……。 やってきたのは天使のように可愛らしい美少年!? 礼儀正しく、脅しても動揺を見せない姿に予想外だった伯爵は、なぜ妹を虐めたのか問いただすと 「…………僕は、本当はハイアレアを虐めたくなどなかったのです」 あれほど堂々としていたはずが、今にも泣きだしそうになるニアワレア。 その姿に変態伯爵は我慢できず……!?
  • うそつき神子、推しの白虎魔導具師に嫁入りしました
    4.3
    大学生の西村はるは、飼っていたハムスターと突如現れたブラックホールのようなものに吸い込まれてしまう。  気が付くと魔力と聖力が存在するモフフバ王国の王宮礼拝堂にいた。  ハルは珍しい聖力に目覚め、神子の見習いになることに――!? 魔力、聖力の源にあるのは恋や愛の力である。そのため、国王はハルに魔導具師クレール・ティーへの嫁入りを命じるのだが、ハルは彼の魔導具の熱狂的なファンで……!? 一方クレールは魔導具以外に興味がないらしく、憧れの人との疑似恋愛に不安なハルだったが、 「早く俺を好きになって」 意外にも積極的なクレールに振り回されてしまい……?
  • 忘却の死神は冷酷な皇帝を守りたい
    3.0
    皇帝を陰から守る『影踏み』の一族であるハイイロはある日、目が覚めると身体の奥に鈍い痛みを感じた。 その痛みは、怪我をしたような痛みでもなく、毒の痛みでもない。 そして、隣には自分の護るべき相手である帝国の若き皇帝リュウセイが寝ていた。 黒い獣の姿をした忘却の妖魔であるシエンに自らの記憶を代償に1つ、願いを叶えてもらえる能力を持っているハイイロは、 今までその力で大切な想い人であるリュウセイを護ってきた。 しかし鈍い痛みと記憶の喪失から、自分が『一夜の愛を賜る代償に記憶を失ったのではないか』と考えたハイイロは、 大切な人の感情を歪めてしまう可能性があるならと、リュウセイが目覚める前に彼の元を去り――。 リュウセイは目を覚ますと隣にハイイロがいないことに気づく。 ハイイロが自分の元を去ったことを知ったリュウセイはハイイロを取り戻すために動き出し……。 愛するもののため国を変える皇帝×大切な人を守るために記憶をささげる青年 二人の愛の物語――
  • 君を忘れた世界のその先で 1
    4.3
    「ええっと……今日は何をするんだっけ」 イルカナ公爵領当主ミシェルには憂鬱な時間があった。 それは、寝る前に書いた日記を見返すこと。 イルカナ公爵領はそれまで人と獣人が共存する珍しい土地だった ――15年前までは。 ある事件ををきっかけにその平和な共存関係は終わりを告げた。 ミシェルは事件の影響で記憶を失い、その後ところどころ記憶の欠落が見られるようになった。 自分が何者であるかわからなくなってしまう恐怖に襲われていたミシェルにとって、 過去の自分を知る国王の言うことが唯一すがれるものだった。 それが、民に対してどんなに厳しい政策を行っていても逆らうことができなかった。 しかし、そんな日常はある出会いをきっかけに変化していく――。 国境付近で不審者を捉えたと報告を受け確認に行くと、 そこにいたのは美しい白い耳と尾を持つ半獣人の男アランだった。 本来であれば、半獣人は処刑しなければいけない。 けれど、ミシェルは初めて会ったはずのアランを不思議と殺すことができなくて、 出した答えは――。 美しき半獣人と記憶を失った青年の儚くも美しい愛の物語……。
  • 子犬王子に神様と呼ばれました
    -
    金色の美しい毛、サファイア色のくりっとした瞳、ピンとたった耳。 そんな美しく、そして可愛らしい子犬はある日、 突然普通の大学生である凛(りん)の家の前に現れ、 子犬と一緒に光りに包まれた先にまっていたのは異世界でした――!? 入学したばかりの大学生 大江(おおえ)凜には、ある悩みがあった。 それは、一人暮らしをはじめたため実家の愛犬に会えなくなってしまったこと。 大の動物好きの凛は、胸にポッカリと穴が空いたような寂しさを抱えていた。 しかし、そんな彼の日常はある一匹の不思議な子犬に出会ったことで一転する。 異世界に来た凛の目の前には天使のような少年が。 「心優しき神よ、どうか助けてほしい」 そして、その少年ミカエルの救いを求め涙をこぼす姿に凛は――
  • 呪われ王子の契約恋人 1
    2.5
    呪術オタクであるラーシュは、『研究所の掃き溜め』といわれている王立魔術研究所の呪術科に、唯一希望して配属される。 「やっと呪術の研究ができる!」と研究に没頭するが、周りのやる気のなさに前途多難な毎日。 さらにひょんなことから誤解を受けたせいで、嫌がらせでシャワー中に着替えを盗まれてしまったラーシュ。 裸のまま絶望していた彼に声をかけたのは、この国の第二王子であるオスヴァルド殿下で……? 「──君を助けてあげる。代わりに私の恋人になってほしい」 突然のお願いに戸惑いながらも、断りきれず了承したラーシュ。 だが始まった契約恋人の日々は、契約とは思えないほど甘く優しいもので……? ワケありモテ王子と熱心な真面目研究員の、契約から始まる王道ラブストーリー第1巻!
  • ウブな伯爵令息は紳士なイケメン騎士に恋したようです
    2.3
    伯爵家の三男であるノアは、婚約者のダリウスに冷たい対応をされていた。 そんな日々に嫌気がさし、ついに婚約解消を決めたある日、ダリウスに湖に連れていかれ襲われそうになり!? しかし間一髪、ノアは湖の管理人・エドワールに助けられる。 不安がるノアをエドワールはそっと抱きしめてくれて―― 「もう少し、抱きしめていてもらえますか……?」 なぜだか、エドワールと共にいると安心するノア。 この気持ちはもしかして……恋? 一方エドワールもノアに並々ならぬ想いを抱いており…… そして明かされるエドワールの正体はなんと〇〇〇だった! 互いの気持ちを知り、時間を重ねるにつれて、二人の愛は加速する―― スパダリ絶倫騎士×無垢な伯爵令息のいちゃラブな日々!
  • 運命を間違えるなんてありえない! 1
    3.3
    1~2巻583円 (税込)
    高校生の旭は、毎晩夢の中で同じ男に会う。 その男はメルヒオール・ルミナスと名乗り、旭を自分の運命の人だと言う。 「俺の生きる世界で共に人生を歩んでくれないか?」 そう頼まれた旭はメルヒオールと異世界で会う約束をしたのだった―― 学生最後の文化祭、嫌々女装メイドをすることになった旭は、友人の陽翔(はると)に不満をこぼしていたのだが……。 突然、足元に模様が浮かび上がり旭と陽翔はその模様に飲み込まれてしまった。 召喚された先にいたのは、夢で何度も会ったメルヒオールだった。 夢の中ではなく、初めて会うメルヒオールに見惚れていた旭。 「ようやく成功したか! この瞬間を待ち望んでいた……!」 聞きなれたメルヒオールの声に約束が叶ったと喜んだ旭だが、やっと会えた運命の人が向かった先は、一緒に召喚された陽翔で……?
  • 可憐な皇子殿下のお相手は
    3.6
    皇大帝国の末の皇子・嶺藍(レイラン)は、金髪・金眼で茉莉花の香りする可憐なΩ(オメガ)。 神眼の持ち主で、その稀有な瞳に見つめられれば誰もがひれ伏すと言われている。 彼こそが〝神の御子〟と民から信じられている皇子だ。 そんな皇子には、四人の夫君候補がいる。 いずれも将軍職をいただく優秀なα(アルファ)だが、皇子はその中の一人・西風(せいふう)将軍の伴侶になりたいと強く願っていた。 しかし肝心の相手はなぜか婚姻を承諾してくれない。 このままでは別のαを伴侶にされかねない。 自分の思いが通じないことが悔しくて、なんとか首を噛ませて既成事実を作りたい皇子だが……。 茉莉花の香りが漂う可憐なΩ皇子の恋の行方は――
  • 想いを伝えた方の勝ち
    3.0
    国一番の大富豪・モーカッテン商会の息子セシルは誰よりも美しいと評判の青年。 だが彼は姉から「お前は平凡だ」といい聞かせられ、自己肯定感が低く卑屈に育ってしまった。 セシルが結婚適齢期を迎えると、あまりの美しさに男女関係なくひっきりなしに求婚され困惑する。 なぜなら彼は王立騎士団の団長アレクシオ・カルモナに密かに片思い中なのだ。 彼から結婚を申し込んでほしいと日々想いを募らせていたが、美形で人気のあるアレクシオと平凡な自分を比べると、望みがあるわけないと諦めるしかなかった。 しかし、ある日突然、アレクシオから甘さの欠片もない表情で「結婚してほしい」とプロポーズをされ……!?
  • 引退騎士は執着系わんこに溺愛される
    3.0
    騎士団の部下を守ろうとし、右腕に醜い傷を負ったラルフ。 隊長まで上り詰めたのに傷のせいで騎士を引退せざるを得なくなってしまった。 妻子を思い傭兵になるも中々うまくいかず、挙句の果てに妻からは離縁されてしまい…… 失意の中、それでも傭兵として仕事をこなす彼のまわりで不思議なことが起こり始める。 疑問に思い調べていくと、背の高い金髪青眼のエリクという男が関わっているらしいことがわかった。 ラルフはその人物に思い当たる節があった――それは騎士団にいたころ、忠犬のように四六時中ラルフの側にいた部下で、彼が庇って怪我をする原因にもなった〝現〟王立騎士団隊長のエーレンフリートだったのだ。 エーレンフリートの行動の理由を知るため彼の元へいき問いただすと、ラルフへの強い感情を吐露し始めて…… 天才わんこ騎士×引退騎士の【おじさん受】BL!
  • BL漫画に転生した俺は惚れ薬を飲んだ騎士団長に溺愛されています
    3.0
    平民出身の秘書官ルカ・リュミエールは、竜騎士団の団長であるアルストラ・ド・トレイユに突然婚約しないかと言われ驚いて足を滑らせて転び、後ろにあった壁に頭を打った。 その衝撃で自分がBL漫画『竜騎士団の恋愛事情』の世界に転生したことに気づく。 ルカが漫画の内容を思い出し戸惑っていると、アルストラが婚約について話を続けた。 その内容は公爵令嬢の求婚を断るために偽の婚約者になってほしいと言われ…… 一度は申し出を断ったが、どうしてもルカに頼みたいと言われ承諾する。 二人は公爵令嬢の求婚を断るために屋敷へ行くと、令嬢の策略によりアルストラが惚れ薬を盛られてしまい、ルカに恋をしてしまう。 その薬は最初に見たものに惚れてしまう効果があるらしく―― 果たして惚れ薬を盛られたアルストラと薬によって惚れられてしまったルカはどうなってしまうのか……!?
  • 天使と悪魔の幸せな結婚
    3.0
    「誰か……誰か助けて!」 淫魔と人間の半魔で下っ端悪魔のマギに上司の悪魔が課した任務は、この先の城を守る人間の兵士の気を惹くこと。 暴力が全てを支配する悪魔たちの縦社会では、上からの命令に服従するしか生きる道はない。 しかし、仲間の悪魔たちが人間の城に油を撒き火をつけて皆殺しにしようとしているのに気づき、マギは止めようとするが小さな体では無力で―― 助けを求め叫んだマギの前に降り立ったのは美しい天使だった。 高貴な気配と獰猛さを併せ持つ天使カイファに助けられたマギは、 カイファの天使らしからぬ雰囲気に惹かれ自分の〝秘密〟を打ち明ける。 すると、なんとカイファもマギと同じ秘密を持っていて――。 不思議な出会いをした二人だったが、その後マギは上司の悪魔に新たな任務を命じられる。 それは女装して王弟の婚約者候補になること!? さすがに、本物の女性ではない自分が選ばれる訳がないと思っていた マギだったが、王弟に「お前が欲しい」と求められ!? 悪魔に転生してしまった心優しい少年の、種族を越えた恋の行先は――
  • BLゲームの悪役令息なのに攻略者に襲われるのだがどうすればいい?
    3.0
    毎日の過酷な深夜残業中に意識が朦朧とし――気がついたときにはおしゃれな校舎の前に立っていた。 そこはBL恋愛ゲーム『愛と魔法の寄宿学校』の世界。 太陽の光を受け、天使のような少年が目の前に立っている。 「ねえ、フィン。どうしたの? 」 自分を真っ直ぐな瞳で見つめる彼の名はノア。BL恋愛ゲームの主人公、いわゆる『受け』である。 このゲームは彼を取り合って、イケメン攻略者たちが恋のバトルを繰り広げる。そこにはノアの恋路を邪魔しようと悪役令息が登場するのだが…… (おれがフィンなのか!?) 悪役令息フィン・ポートフィールドに転生したのは自分だったのだ。 フィンはノアに対して度を過ぎたイジメを繰り返すため、まわりから嫌われ、追放エンド、死亡エンドという悲惨な運命が待っているキャラである。 ノアと仲良くならないと危険な未来へと進んでしまうフィンはとにかくノアと友達になろうとするが、なぜかとんでもない愛され方をしてしまう。 それだけでも混乱している状況なのに、自分が嫌われ悪役令息フィンへと転生してから、攻略者の『攻め』である人物たちが好意を持ち始めたのだ。 特に見目麗しいグルモア皇国の皇太子エリオット・グルモアは、フィンに対して告白とキスをしてきて―― 「君が私の心に棲みついてしまったんだ」 エリオットの甘い口説き文句が情熱的でフィンは胸が高まるのであった……。 「攻め」と「受け」から溺愛されてしまった悪役令息フィンの運命はこれからどうなってしまうのか……!?
  • 当て馬ポジションに転生した俺が、幼馴染ヒーローに溺愛されるとか聞いてない!
    3.8
    幼い頃の約束は、いったいいつまで有効なのだろう。 入学式にむかう馬車に揺られながらふとそんなことを考えた。 「シオン? 緊張しているのかい?」 声をかけてきたのは、眉目秀麗な公爵家嫡男、レオンハルト・クロムハイツ。その美貌は幼馴染の自分ですら頬を染めてしまう程。 少し、と答えると彼は自分がついているから心配しなくていいと破壊力のある笑顔で言う。 伯爵家次男で特に何の取り柄もない自分が、レオンハルトに優しくされるのは不思議な気持ちだった。 ――フリーゲル伯爵家の落ちこぼれ、シオン・フリーゲル。 シオンは代々王宮の魔法官として働いてきたフリーゲル家で、魔力のない子供として生まれてしまった。 そんなシオンも今年十六歳となり、王立ラビリウス魔法学園への入学することとなった。 当然のようにレオンハルトにエスコートされ、桜並木が続く先に見える立派な校舎へむかう。 そこに叫びながら、猛スピードで走ってきた女子生徒をレオンハルトが抱きとめた。 桜の花弁が舞い、まるで二人だけのような世界をつくる。 可憐なピンク髪の少女を颯爽と助ける美貌の王子様。 その光景を見た瞬間、シオンはガツンと頭を殴られたような衝撃を受けた。 (間違いない。これは『魔法学園の恋は運命とともに』の冒頭シーンだ!) なんとシオンは当て馬ポジションの友人に転生してしまったことを思い出したのだった。 2人の恋を盛り上げるために、シオンは当て馬らしく振る舞えるのか―― そしてレオの愛の重さにシオンは気づくのか……!? 筆者デビュー作、美麗な幼馴染とのこじらせ&執着BL!
  • 呪われた魔導士は美貌の騎士と仮初のキスをする
    -
    黒き魔女の呪いにより魔力を涸らされ、占い業で小遣いを稼ぐオーディス。 ある日、彼は毒にやられた瀕死の騎士・シャルヴィをみつける。毒を抜くため彼の血を吸った途端──オーディスは何故か魔法が使えるようになっていた。 翌朝、シャルヴィに訊ねてみると、それは彼の呪いの力によるものだと思う。彼も同じく黒き魔女によって、魔力があるのに魔法の能力を封じ込められる呪いをかけられていたのだ。 魔法を封じ込まれた騎士・シャルヴィと、魔力が涸らされた魔導士・オーディス。彼らは『体液交換』をすることで、魔力が交換できることに気づき………?魔法を使いたいオーディスは、シャルヴィに魔力のためキスをさせてくれと迫る──! お互いの利益のため、彼らは何度もキスをする。 どんどん濃厚になっていくキス。それは魔力供給のためなのか、それとも新たな気持ちの芽生えなのか……?
  • 平民浄化師は悪辣皇子の腕の中
    4.2
    トマツェル国の浄化師であるヒイサは、第一王子の多すぎる魔力を一人で浄化していた。 魔力の反作用で生まれる毒素は身体の毒となる。 そのため、第一王子はその魔力で国に貢献することができず見放され始めていた。 ヒイサはそんな王子を助けたいと思うが、同僚の貴族出身の浄化師はヒイサ一人にその仕事を押し付け、ヒイサは休みなく働くことに。 いつものように食堂で貴族の愚痴を言いながらお酒を飲んでいると、身なりの良い全身黒ずくめの不思議な男と出会う。 シューと呼ばれる男を見ると魔力が溜まっているのに気づいたヒイサだったがシューはある液体を飲みヒイサは浄化されるのを目の当たりにする。 最初は不気味で怖い人だと思っていたヒイサだったが、シューとお酒を飲みながら初恋の人の話をしていると、だんだんと打ち解けて…… どこか不思議と心惹かれるヒイサだったがシューの正体を知るとき待ち受けていたものとは――
  • 不遇王子が冷酷復讐者の手を掴むまで 1
    4.5
    病弱なため親兄妹からも存在を蔑ろにされてきた春国の第三王子ロギ。 あるきっかけで体力を取り戻しはじめたロギは、武芸の師である鈴流木雷蓮(すずるぎらいれん)とともに見聞を深めるために旅へ出る。 その道中で訪れた夏国で、謎の少女アマリスと出会うのであった。 彼女は冬国で12年前に起きた“王侯貴族失踪事件”の真相を追っているという。 興味を持ったロギたちも、アマリスとともに冬国へ向かうことにする。 だが、盗賊に育てられたライリスも、復讐のためにこの事件の真実を追っていた。 同じ事件を探る両者は――運命的な出会いを果たすのであった。
  • 新米騎士は銀の聖騎士隊長を甘やかしたい
    4.6
    伯爵家の子息であるエルドは己の容姿に絶対の自信を持っていた。 しかも、第二性はアルファ。アルファの中でも天才と称えられるほどの実力で、騎士学校では主席で卒業し、 実戦経験がない中、いきなり聖騎士隊に入隊という時点で前代未聞な上に栄誉な状況だったのだが、 その中でもトップに位置している金の聖騎士団に配属される……はずだった。 しかし、急遽入隊変更が告げられ銀の聖騎士隊に入隊することになったエルドは、どこか納得できないまま配属先に向かう。 そこで出会ったのは男でありながら美麗という言葉がこの上なく合う銀の聖騎士隊隊長のシルヴェル。 出会い方は最悪だった。 しかし、シルヴェルを見ると胸が早鐘を打ち、いい匂いを感じた。 その匂いについてエルドは勘違いをする。 そう、シルヴェルは女性なんだと―― 勘違い系ドタバタラブコメディ!

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