早瀬亮 - 二見書房作品一覧
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3.3筆頭侯爵家の御令息にぺろぺろされちゃう!? シリーズの稀少本を借りるため、筆頭侯爵家のラストラドに一冊一回口づけを許す約束をしたレイノラ。しかし約束のそれは濃密すぎて… 社交界の花形と変わり者の引きこもり令嬢 一冊目は唇に、二冊目は赤く熟したベリーのような乳頭に、三冊目は秘密の花弁に…。引きこもり令嬢と噂されるほど本好きな侯爵家令嬢のレイノラは、希少な『千の物語』を筆頭侯爵家のラストラドが所有していることを知り、「彼の唇が触れる」ことを条件に貸し借りの約束を交わすのだが…。社交界の花形が施す濃密すぎる愛撫に翻弄され、いつしか大好きな読書すら手につかなくなってしまい…!?
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3.0苦しくって、切なくって、けれど、こんなにも幸せだ たった一人でバルーンショップを経営する尚人。営業に行き詰まったとき、華道家元の御曹司でフラワーアーティストの苅谷と出会い…… バルーンへの一途な愛から家業を継ぎ、店を一人で切り盛りする尚人。しかし得意先の結婚式場・祥鳳殿のリニューアルプレゼンでは新支配人の原田に何かと難癖をつけられ、店では主婦バイトが万引き騒ぎ。幼馴染の学生バイト・琲音も実習で戦線離脱と問題山積み。そんなとき偶然出会ったのがフラワーアーティストの苅谷だった。有名流派家元の御曹司で、自身も渡欧し実績も確かな「華道の貴公子」が、こんな地方都市になぜ…? 健気に働きながらも心細さでいっぱいだった尚人に、苅谷の慰めはあたたかくて……
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5.0お前の私物は俺のもの。特にココとココは ゲーム制作会社に勤めるメカデザイナーの中村昭宏は、極度の疲労に襲われる中、ゴミ捨て場で血まみれ男を拾ってしまう。が、宮部と名乗った男はとんでもなく厄介だった。出ていく気配がまったくない。どころか、いなくなったと思えば自慰の最中に現れ「俺はうまいぞ」と昭宏の分身を強引に握ってきて…。まともなメシを食えと作ってくれた晩飯は確かにうまかったけど、仏心を出したのが間違いだった! ヒモ男・宮部が出ていくその日を、心待ちにする昭宏だったが――? 雑誌シャレード掲載作品に電子書き下ろしシーンを加え登場! その後の二人の後日談も☆
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3.6手芸さえあれば幸せだと思っていたけれど…。 会社員の成見の秘密の特技は手芸に料理、家事全般。特に羊毛フェルトはプロ顔負けの腕前を誇るが、成見自身は手芸をする自分が恥ずかしく、家族以外には打ち明けられずにいた。ところがひょんなことから女性社員に絶大な人気を誇る同僚、滝本に手作りキーホルダーを見られてしまう。妙に関心を寄せてくる滝本に本当のことが言えず、手芸も持参の弁当も姉の手によるものだと嘘をついてしまう成見。滝本の中でどんどん上がる姉の評価に感じるこの切なさ。それは、かつてあまりにも辛い経験で終わった恋の感覚に似すぎていて…。
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3.8好きにしていいって、冬は言っただろ? 昼は駄菓子店の店番、夜は男娼として暮らす冬。それは他人と関わらず、頼らず生きるため、糧を得るためだけに選んだ生き方。そんな冬の隣家に熊のような大男・神崎が引っ越してくる。昼間から店に入り浸り職業すら不明の男はしかし、人好きする性格でたちまち小さな町の人気者に。冬の作る心の壁もなんなく乗り越え、入り込んでくる神崎。しかし冬が売りをしていると知るや、神崎は自分が冬を買うと言い出す。同性経験はないはずの神崎だが、売りの客にはない思いやりと激しさに気持ちは揺れて――。 紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを完全収録した電子限定特別版!
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3.3黒滝棗は学費も生活費もバイトで賄っている苦学生。ある雨の日、棗は女子大生たちの怒りを買っていた園児の翼を助ける。するとその後、棗はなぜかバイトをクビになってしまう。聞けば彼らは学生社長・日比野とその取り巻きらしい。奴らの差し金かと萎れた棗がささやかな癒しを求め翼のいる公園を訪れると、そこには無精ひげにキャップ姿の田坂貴仁と名乗る男が。同じ苦学生だという田坂に励まされ次第に心引かれていく棗。アパート倒壊をきっかけに始めた同居も、一組きりの布団の中ちょっと乳首にいたずらをされるくらいで、仲良く暮らせていたはずなのに、貴仁の正体は――。
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3.0隔世遺伝の緑色の瞳がコンプレックスの真は、憧れの会社へ入社が叶ったのを機に、勇気を出して黒いカラーコンタクトを外した。ところが出社早々他の社員たちに「この色はまずい」とコンタクト装着を義務づけられてしまう。なぜなら、副社長である吉村は極度の緑色好き――ミドリイロマニアだったからだ。見た目はいいのに変わっている変態…いや、上司から身を守れと言われ戸惑う真。果たして噂の吉村は、緑色をこよなく愛し、仕事ができるイケメン、でも実は恋愛恐怖症なのにセクハラをしかけてくるという忙しい男で…。
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4.0家族を亡くした高校生の光輝は、小説家の叔父・和成のもとに身を寄せるべく家を訪ねる。だが十数年前に会ったきりの甥だと気づかない和成に名前を告げるタイミングを失った光輝は、なじみのデートクラブの新入り男娼と勘違いされ、激しく抱かれてしまい…。事実を知り呆然とする和成に、光輝はすべてを水に流そうと告げ、ギクシャクした思いを抱えながら二人は同居生活を始める。だが二度と自分に触れようとしない和成への思いは次第に複雑なものに変わりはじめる。作品を書き上げ家を空けたまま戻らない和成に、寂しさを募らせた光輝はある行動に出てしまうが…。年の差カップルのすれ違いラブ。