蒲公英作品一覧

  • 光の帝国 常野物語
    4.0
    1~3巻495~605円 (税込)
    膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから――「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか? 不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。
  • あじさいの唄 紫陽花(あじさい)の巻 1
    4.4
    ▼第1話/紫陽花▼第2話/秋風▼第3話/参観日▼◎大江戸くりくり体験記「寺小屋編」▼第4話/想い出▼第5話/吾輩ハ犬デアル▼第6話/黄昏▼第7話/ゆかた▼第8話/手紙▼第9話/雪の日▼◎大江戸くりくり体験記「大名行列編」▼第10話/春風▼第11話/西瓜▼第12話/秋の気配▼第13話/耳▼第14話/雪うさぎ▼第15話/おにぎり▼第16話/栗之介日記▼◎大江戸くりくり体験記「江戸の犬編」▼第17話/野菊▼第18話/仲直り▼第19話/洗濯▼第16話/納豆●登場人物/栗太郎(幼くして母親をなくしたが、明るくて元気な男の子)、栗之助(捨て犬だったが、栗太郎に拾われ、家族の一員となった)、父上(栗太郎の父親。貧乏侍なので、傘を作って生計を立てている)●あらすじ/ある雨の日、栗太郎は、紫陽花の下で震えている小犬を見つける。彼は自分の名をとって、その犬に栗之助と名付け、二人の温かい友情が始まった(第1話)。ある日、栗太郎は変な男にいいがかりを付けられて殴られる。そして栗太郎を助けようとした栗之助までもが、殴り飛ばされてしまう。とても大好きな栗之助が傷つけられたのを見た栗太郎の怒りは心頭に達し…(第2話)。母親がいない栗太郎は、授業参観のことを父上に内緒にしていた。しかし「参観日のお知らせ」を偶然見つけた父上は、母親ばかりの参観日に来てしまう…(第3話)。●その他の登場キャラクター/●殿様(忠義)(第9話)、●御尋ね者(第12話)、花木みく(第17話)
  • オトメ文庫 たんぽぽ(蒲公英)
    -
    1巻220円 (税込)
    初めて付き合う人が、キスする人が、エッチする人が、女の子だなんて予想していなかった心愛《ここあ》は、公務員を目指す真面目な子。好きになった子は、美人で真っ直ぐな性格のロックを愛するサラ。学校の女子トイレでも愛し合ってしまうほど、仲の良い二人だったのだが、夢を追うサラは「もし、成功したら迎えに行く」と言い残し、札幌から東京へ行ってしまう。遠く離れてしまっても、大人になっても愛し続ける心愛だったのだが……。

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  • 想い星 茶屋「蒲公英」の料理帖
    -
    心にそっと寄り添うお茶とお菓子を召し上がれ。みたらし団子やわらび餅、味噌おにぎりに鯵の甘酢漬け……。江戸の味も楽しめる人気時代小説シリーズ、待望の第二弾! 長い武家奉公ののち一念発起して、みたらし団子とお茶を出す茶屋「蒲公英」を開店したさゆ。「客の事情には立ち入らない」と決めていたが、万引きを繰り返す少女や、人付き合いが苦手な絵師希望の娘など、様々な悩みをもって店を訪れる者たちは、さゆに背中を押されて今までの自分から一歩を踏み出す。鍛えた料理の腕と生きる知恵で、江戸の人びとの心を癒やす、人情時代小説。文庫書き下ろし。
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    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人生論や哲学のみならず、山岳文学、画集、小説、翻訳など多岐にわたるジャンルで活躍した著者のエッセイ集。 この著者の心の内側では、いつも自然は生き生きと呼吸し、ゆたかに、そして無限に拡がる。本書は、四季折りおりの草木・鳥虫・天体・気象など著者の自然への鋭い観察と清洌な詩心が織りなす掌篇45。 【目次】 1 蒲公英 2 小鳥が運ぶ春 3 散りはじめた梅 4 可憐な緑の歌 5 春の喜劇 6 菫の束 7 感謝の歌 8 爽やかな祈り 9 藤花の宴 10 松の虫の鳴く丘 11 夜明けの露 12 無言の挽歌 13 言葉のない夜 14 花咲く枝の下 15 可憐な羞恥 16 深い森での夢 17 無色の美 18 谷間の聖歌 19 不作法を咎める声 20 馬の鈴草の生えた道 21 貝に託す想い 22 南の風の吹く港 23 山百合の花粉 24 真夏の夜 25 交叉する生命 26 幻想に酔う 27 忘却の晩夏 28 悲痛な叫び 29 憂いの美 30 永劫の風 31 朱色の糸 32 秋の散歩道 33 月光の曲 34 赤蜻蛉 35 空の鰯の群 36 雨あがりの朝 37 一枚の落葉 38 虫の声細る 39 後庭秋色 40 海を撫でる光 41 峠の道 42 冬の夜風 43 冬に埋まる村 44 枯野 45 欅の夢 串田 孫一 1915~2005年。詩人、哲学者、随筆家。東京帝国大学文学部哲学科卒。上智大学、東京外国語大学で教鞭を執る。著作は、詩集のみならず、人生論、哲学書、画集、小説、翻訳など多岐にわたっている。創文社の山岳雑誌『アルプ』の責任編集者も務めた。 著作には、『漂泊』『音楽帖 詩集』『南京玉の指輪『光と翳の領域 随想集』『文房具』 『自然の断章』などがあり、100冊をゆうに超える。主著は、詩集『羊飼の時計』、随筆集『山のパンセ』など。
  • 花仙国伝 後宮の睡蓮と月の剣【電子特典付き】
    4.2
    花仙に選ばれし者が王となり、百花繚乱の世に――瑞湖国の片田舎で暮らす少女・明遠。ある日突然王宮からお迎えが。当代の花仙、美貌の青年"睡蓮"に指名され、新王として、陰謀渦巻く後宮に切り込む事に!?
  • 漢字博士養成ドリル―<当て字・難字>編
    -
    本書は25のテーマで漢字の<当て字・難字>を出題します。例えば、植物(「秋桜」コスモス、「蒲公英」タンポポ)、昆虫(「蟷螂」カマキリ、「水馬」アメンボ)、動物(「河馬」カバ、「土竜」モグラ)、国名(「土耳古」トルコ、「丁抹」デンマーク)、文豪(「流石」さすが、「屹度」きっと)、食べ物(「心太」ところてん、「雪花菜」おから)、時代小説(「月代」さかやき、「主水」もんど)、中国語ブランド名(「麦当労」マクドナルド、「労力士」ロレックス)、珍名さん(「小鳥遊」たかなし、「南足」きたまくら)、難字(「鏖」みなごろし、「甃」いしだたみ)…といった具合です。クイズ感覚で楽しみながら漢字の面白さ、奥深さを堪能できます。読み方に添えたちょっとした「雑学・ウンチク」情報も暇つぶしには最適。知らず知らずのうちに「漢字博士」の一丁上がり! 約1300題を収録。
  • 桜色の風 茶屋「蒲公英」の料理帖
    3.7
    隠居したおばあちゃん、好きなことを仕事にします! 四十年勤めた武家奉公を終えたさゆは、甥夫婦が営む薬種問屋に身を寄せて隠居するも、これまでの充実した日々から一転、張り合いのない生活に嫌気がさしていた。幼馴染の小夏との再会をきっかけに、「自分のやりたいこと」は何かを考えた末、家族の反対を押し切って茶屋「蒲公英」を開店。五十五歳にして初めての商売、町家暮らしに戸惑いながらも、料理上手で聞き上手なさゆのもとには、悩みを持つ人が訪れるようになり――。長年の武家奉公で鍛えた料理の腕と生きる知恵で、江戸の人びとの心を癒やす人情時代小説。文庫オリジナル。 〈目次〉第一話 桜ほろほろ 第二話 蕗に筍、宵の風 第三話 花かつお、香る 第四話 ツツジの花が咲く前に 第五話 茜色の夕暮れ
  • 蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ一
    3.8
    少年がはじめて皇帝を目にしたその日から、運命は動き出した――権謀術数が渦巻く国家と政治に翻弄される人々を優しくも壮大な視線で描き出す、『紙の動物園』の著者が放つ一大武侠絵巻、開幕篇
  • もろこし銀侠伝
    3.8
    南宋時代の中国、臨安。食べ物や飲み物に至るまで刺客への警戒を怠らなかった李小遊が、猛毒にあたって死んだ。唯一毒味をしなかった薬のせいに違いないと、薬屋を営む蒲半仙は囚われの身となってしまう。ひとり残された娘の蒲公英が悲嘆にくれていると、かねて店に出入りしていた雲游という男が「心配するな。無実を証明すればいいのだ」と力づける。かくして九歳の少女と不思議な力を持つ老人の真犯人捜しが始まった――第三回ミステリーズ!新人賞受賞作「殺三狼」など、四編を収録。虚実ないまぜの中華世界で義に生き悪を挫く好漢“銀牌侠”を軽やかな筆致で描くミステリ連作集。

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  • 夜空の琴
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人生論や哲学のみならず、山岳文学、画集、小説、翻訳など多岐にわたるジャンルで活躍した著者の、エッセイ集。 この著者の心には科学者と芸術家が同居していて「もの」を見たり考えたりするとき、科学者と芸術家は一つになる。不思議な才能だ。北天の夜空に煌めく琴座のヴェガも、さまざまな四季の事象も、動物も植物も、山も街も--あらゆる有形無形の対象が著者の麗妙な筆にかかると、中世の錬金術師のように、たちまち美しい芸術作品に仕上げられてしまう。 【目次】 午前の光 黄金の蝙蝠 写真 二つの器 速達 帝塚山の朝 午前の光 夜の九時 交響曲第三番 三本の管 稽古 夏と音楽 美術品 西風ドゴーダ 幼稚園 古い日の姿 訪問 フランス人の匂い 毛糸 電話の声 食べる姿 弁当 頓死 街 鉄骨 鳥はなぜ歌う 自然 歩けない道 放送原稿 額 泥人形 名刺 湖畔の宿 変身譚 西風の歌 西風の歌 夜の扉 新しい駅 街の鳩 私の娘 小刀 母の日記 半切 高級車 包装 波止場 春を摘む カタログ 高地牧場 色紙 またたび 人造湖 山の泉 靴 粘土の手 鼠の足音 旧友 蝶番 運搬 目覚めよと 修理と治療 小遣帳 花婿修行 交番 設計図 見学厳禁 残雪 贋夫婦 断末魔 教師 贈物 外国語 火傷と指紋 長靴 顔 蒐集 拾いもの 朗読 舞台 短脚車 暗闇 泥棒 レモンの葉 文房具 休憩 季節の散歩道 啓蟄 花だより 街の緑 原っぱ 飯桐 年ごとの緑 田植 雨の街 郭公の挨拶 六月 蚊 夏雲 線香花火 散歩道 夕暮の川 草原の朝 磯の昼 街の日暮 貝の箱 秋口 初秋の日記 赤い実 欅 晩秋の訪問 初冬の蒲公英 転調 曇った元日 火鉢 外套 冬暖かき海辺 後記 串田 孫一 1915~2005年。詩人、哲学者、随筆家。東京帝国大学文学部哲学科卒。上智大学、東京外国語大学で教鞭を執る。著作は、詩集のみならず、人生論、哲学書、画集、小説、翻訳など多岐にわたっている。創文社の山岳雑誌『アルプ』の責任編集者も務めた。 著作には、『漂泊』『音楽帖 詩集』『南京玉の指輪『光と翳の領域 随想集』『文房具』『自然の断章』などがあり、100冊をゆうに超える。主著は、詩集『羊飼の時計』、随筆集『山のパンセ』など。
  • 令和川柳選書 虹を追う
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    -
    1巻880円 (税込)
    令和初の日本を代表する第一線作家、200名超による川柳叢書。これからの川柳界を背負っていく若手実力作家から、常に手本としてあるべき川柳家の姿を示す重鎮まで錚々たる顔ぶれが並ぶ。本シリーズをひもとくことで、現代川柳のトレンドを知ることが出来る。 森羅万象がテーマとなり、「人間を詠む」短詩型文芸と呼ばれる川柳は、作者の人間像を浮き彫りにする。3章を基本とするシンプルな構成だからこそ、より作家ごとの個性が際立つ。 発祥から260余年、気の遠くなるほど長い年月をかけて熟成された川柳。その歴史の継承の瞬間を、あなたも一読者として目撃、そして体験することが出来る。 47都道府県のうち静岡を代表する川柳作家・小島松太のベスト作品集! 思慕の衣纏い蒲公英追ってゆく 葉桜の道昔の君とすれちがう 一か八か渡ってみるか虹の橋 さようなら明日タンポポと風になる イニシャルを夏空に書く逢いたいと
  • 和のきれいな配色 キーカラーで選べる配色見本アイデア帖
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    【美しい日本の伝統色がわかる、使える!】 本書は計140色ほどの日本特有の色・配色を解説する、和の配色ハンドブックです。 日本人の心、美意識が育んできた伝統色を、色名の由来や歴史的な背景を紐ときながら、多彩なイメージビジュアル、配色パターンとともに紹介しています。 古くから伝わる和色をもとに日本の文化・歴史を知り、その色彩センスをビジネスや趣味などさまざまなシーンの色使いに活かすことができます。また、ユニークなビジュアルやきれいでかわいい配色パターンにより、眺めるだけでも和色の世界を存分に楽しめます。 〈本書の特徴〉 ・100色以上の伝統的な和色について、正式名とその由来や歴史を解説 ・そのうち46色をキーカラーとして取り上げ、イメージビジュアルと豊富な配色パターンを掲載 ・日本の自然美が感じられる配色の「かさね色目」を30色紹介 ・CMYK、RGB、Webカラーコードを掲載しているので、媒体を問わずデザイン制作などに活かせる 〈こんな方におすすめ〉 ・日本の伝統色やその由来を、網羅的に知っておきたい ・日本特有のカラーリングや美的感性を、ビジネスや趣味などに活かしたい ・日本の伝統的な文化や歴史に興味がある 〈おもな内容〉 ●和の色の話 日本の四季と色彩/想像力豊かな伝統色の名前 ●ピンク、赤、橙の和色 桜色/躑躅色/紅色/紅緋/鉛丹色/朱色/茜色/小豆色/橙色/鴇色/曙色/珊瑚色/蘇芳/杏色 ほか ●茶色の和色 弁柄色/代赭/朽葉色/栗色/鳶色/海老茶/褐色/檜皮色/錆色/宗伝唐茶/伽羅色/肉桂色 ほか ●黄色の和色 黄蘗色/中黄/蒲公英色/山吹色/卵色/芥子色/刈安色/向日葵色/鬱金色/藤黄/金茶/琥珀色 ほか ●緑の和色 白緑/鶸色/萌黄/青緑/常磐色/鶯色/深緑/鉄色/抹茶色/若葉色/虫襖/緑青色/青竹色 ほか ●青の和色 空色/新橋色/露草色/納戸色/藍色/紺色/藍鼠/瑠璃色/瓶覗/縹色/勿忘草色/群青色/褐色 ほか ●紫の和色 藤色/桔梗色/茄子紺/藤納戸/紺藍/杜若色/江戸紫/鳩羽色/紫鳶/藤煤竹 ほか ●灰、黒の和色 利休鼠/黒茶/墨/鉄黒/灰色/銀鼠/煤竹色 ほか ●かさね色目(春・夏・秋・冬・四季)

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