坪内稔典作品一覧

  • 漱石俳句集
    4.0
    漱石は親友子規の感化で俳句をつくり生涯におよそ二六○○句を残している。明治二十八~三十二年はとりわけ熱心に作句にはげんだ時期で、子規はこの頃の漱石の俳句を評して意匠が斬新で句法もまた自在だといった。漱石の作品は俳句というこの簡便で小なるものの楽しみを多彩に示しているのである。八四八句を抄して脚註を付す。

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  • Web新小説 2022年4月22日号(通巻1号)
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    <特集>『新・日常考―きのうまでと違うこと』 「非日常」が私たちの「日常」を覆いつくしてから、二年余りが過ぎました。いままた恐ろしい「非日常」を告げるニュースが途切れず、不安な日々が重ねられていきます。それでも、きのうより今日を、明日こそはと願う気持ちは万国共通のはず。新・日常考―きのうまでと違うこと。「日常」を問い直し、新たな日々を編むための試みです。 【目次】噓でもいいから/堀江敏幸、斎藤茂吉の危機と再生/小池光、離れて働く、みんなと働く/酒井順子、特集とりとめな記/   特集編集班、週末のアルペジオ/三角みづ紀、藤沢周・連作小説館⑥/藤沢周、猛獣ども/井上荒野、町田康の読み解き山頭火/町田康、しおり物語/岡もみじ、アマネク ハイク/神野紗希、兼好のつれづれ絵草紙/三遊亭兼好、漱石クロニクル―絵で読む夏目漱石の生涯―/大高郁子、楸邨山脈の巨人たち/北大路翼、Dr.よねやまの芸脳生活芸術家の生き様を医学で考える/米山公啓、江戸の愛猫/宮川匡司、気まぐれ編集後記/万年editor
  • 過渡の詩
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    「過渡の詩」は「俳句の根拠」、「世紀末の地球儀」と並び 坪内稔典の若き日の俳句評論集三部作の一冊。 いま、必読の俳句評論書として多くの評論家からも取り上げられている。 俳句を「過渡の詩」として位置づけ、正岡子規以降、問いかけることの 少なくなっていた「俳句とは?」に応える。 俳句に関心ある人の避けて通れない作品である。
  • 季語集
    3.8
    生活習慣や環境の変化に伴う季節感のずれや希薄化がすすんでいます。季語の世界にもそれが反映され、新しい季語が続々と生れてきました。伝統的な季語に、バレンタインデー、球春、あんパン、俳句の日などを加えて、300の季語を選び、解説したネンテンさんの今様歳時記。日々の俳句づくりに役立つよう例句・索引を付載。

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  • 子規句集
    4.4
    正岡子規は35年という短い生涯の間に多彩な文学活動をおこなったが、その文学は俳句にはじまり、最後まで片時も俳句から離れることはなかった。『ホトトギス』を主宰、蕪村を再発見した近代俳句の先駆者子規の秀句2306句を選び、その俳句世界をあますところなくつたえる。改版にあたり初句索引を付す。 (解説 坪内稔典)

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  • 新編 山頭火全集 1巻
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    1~8巻3,520~3,960円 (税込)
    山頭火研究の第一人者である村上護氏が監修・校訂した全集を基に、山頭火の俳句 、日記 を全て収録。俳人であり、研究者でもある坪内稔典氏による全巻解説を附す。全8巻のセット函、各巻に巻頭口絵、月報 あり。また山頭火がやって来る!!(坪内稔典氏推薦文より)
  • 田中裕明追悼
    4.0
    明澄、端正な句風で「伝統派の貴公子」と評された俳人・田中裕明。多くの評論家、俳人たちの眼から生前の人柄と作風、思想まで田中裕明を論じる。 清水哲男・坪内稔典・石田郷子・小澤實・小屋敷晶子・西村和子・仁平勝・林 桂・宗田安正・上野一孝・辻桃子・四ッ谷龍・萩野雅彦・酒井佐忠・岸本尚毅・辻田克巳・高橋睦郎・茨木和生・満田春日・山口昭男・対中いづみ・山西雅子・岩田由美・中岡毅雄・高柳克弘・森賀まり・堀込学・庄田宏文・中山世一・中村雅樹・久保文子・彌榮浩樹・南うみを・太田土男・山本洋子・田中裕明
  • 大事に小事
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    あとがきで著者は「私は四国の佐田岬半島で育った。半島の中ほどのその村の日々が私の感受性や考え方の原型を形成した。このエッセー集は、村を離れた私が、私自身の原型を確かめようとしたものである。」と記している。四季折々の想いを綴った「季節のうた」「大事に小事」、辛口の世相巷談「ねんてん怒ってんねん」等を収録した、俳人坪内稔典の俳味豊かなエッセー集。
  • つぶてのようなわれなり 少年たちの親鸞
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 <風光る少年たちと親鸞と>という光景が目に浮かんだ。(坪内稔典・評)

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  • ねんてんさんの名句百選
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    1巻929円 (税込)
    松尾芭蕉、正岡子規、高浜虚子、中村草田男……古今の名句をねんてん先生の軽妙な解説ともに。 「俳句は作者を離れて鑑賞すべき文芸である」―― 自由に、口ずさんで、想像力豊かに。 第1章 春 第2章 夏 第3章 秋 第4章 冬
  • 俳句いまむかし
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    いまの俳句✕むかしの俳句! 〈同じ季語の句〉ふたつ並べて読みくらべたら?  毎日新聞で2010年より続く人気連載「季語刻々」がついに書籍化! 登場するのは芭蕉、蕪村、一茶から子規、虚子、さらに小学生まで、と盛りだくさん。 俳人にして名エッセイストのねんてん先生が、古典から現代までの名句・秀句・ゆかいな句、四百句をたのしくガイドする、これまでにない俳句読本です。
  • 俳句いまむかし ふたたび
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    〈同じ季語〉新旧の句を読みくらべ! これまでにない俳句の楽しみ方がいっぱい。大好評『俳句いまむかし』(毎日新聞連載「季語刻々」)がまた本になりました。名ガイド・ねんてん先生がおくる、ゆかいで役立つ俳句読本です。 「俳句という文芸には、言葉において季節を作る、という一面がある。季語は俳句を詠むことで、その都度に新しく作られているのだ」(「まえがき」より) ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 俳句いまむかし みたび
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    芭蕉、蕪村、一茶から、子規、虚子、放哉、山頭火、さらに小学生の俳句まで、四百句をたのしくガイド。 ねんてん先生がおくる愉快で役立つ俳句読本。 毎日新聞人気連載「季語刻々」から生まれた、大人気シリーズ第3弾! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • モーロク俳句ますます盛ん 俳句百年の遊び
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    1巻2,420円 (税込)
    俳句は平易に愉しむもの.身近なことばを広げるもの.お金をかけずにつくるもの.仲間といっしょに笑うもの.不真面目に遊んですますもの.気軽なモーロク程度がちょうどいい! 俳句作法,俳句の歴史,今日的俳句まで,ネンテン先生が,俳句について来し方を振りかえり,行く末を喝破する,軽妙ナルホド評論・エッセー集.

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  • リスボンの窓
    6/7入荷
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    1,100円 (税込)
    ◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ ◆第十三句集 ころがしておけ冬瓜とこのオレと 七〇歳で大学を退職した私は、時折、リスボンの靴屋の裏へ行き、気ままに過ごしてきた。その気ままな気分がもしかしたらこの句集にあるかも。リスボンの空は今日も青い。 (あとがきより) ◆作者のある日の自選十句 柿くえばパウル・クレーと友だちに 水ぬるむカバにはカバが寄り添って ついさっきホタルブクロを出た人か しっぽまで赤くて人参身がもたん ねじ花が最寄りの駅という日和 あんパンと連れ立つ秋の奈良あたり ころがってアリストテレスと冬瓜と 桜咲くくすんと蝶がうんこして リスボンの靴屋の窓かヒヤシンス 緑陰で大工さんとか呼ばれたい

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