ボイジャー作品一覧

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  • RIDERS CLUB 2024年7月号
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    RIDERS CLUB 7月号の巻頭特集は、「熱きイタリアン旋風」です。 MotoGPとSBKにおいて、ドゥカティがライダー&コンストラクタータイトルを2連覇。 イタリア車は市販車においても、革新的なテクノロジーをいち早く導入し、バイク界のトレンドを生み出し続けています。 その強さと魅力の秘密を深掘りします。 インプレッションは2台。 原田哲也さんがHONDA CBR1000RR-R FIREBLADE SPに、 中野真矢さんがKTM 1390 SUPER DUKE R EVOに試乗しました。 中野真矢と平嶋夏海が気になるバイクに乗る連載企画。 今月は、KAWASAKI Z250について語ります。 全日本ロードレースを応援する新企画R/C Racing Areaでは、 かつてシンデレラボーイと言われた伊藤真一 さん、 ダンロップタイヤでJSB1000にチャレンジする長島哲太さんに注目しています。 目次 熱きイタリアン旋風 MotoGPで躍進するトリコロール軍団 DUCATI Team KAGAYAMA 獰猛で繊細な電子獣 Panigale V4 R 水野 涼がインプレッション Panigale V4 S & Monster + Interview/シンイチロウアラカワさん The Italian Beauty 実用と情熱の共演 イタリアから始まった二輪イノベーション GPライダーが見た イタリアンチーム“仕事の流儀” 原田哲也/中野真矢 自らの個性を高め続ける、情熱のイタリアンブランド Interview/MOTO CORSE代表 近藤 伸さん イタリアの発想の源とは? ITALJET DRAGSTER300 Ducati Day 2024 オーナーに聞いた なぜイタリア車は人を魅了するのか 原田哲也がテストライド HONDA CBR1000RR-R FIREBLADE SP 従来のイメージを覆す驚異のコーナリングマシン  中野真矢が電子制御サスペンションをセッティン KTM 1390 SUPER DUKE R EVO ハイパワー×電脳装備、制御できるモンスターマシン 中野真矢と平嶋夏海が気になるバイクに乗ってみた! KAWASAKI Z250 軽量で軽快、お手本のようなスポーツネイキッド ダンロップの新商品を長島哲太がインプレッション DUNLOP SPORTMAX Q5A “オールラウンド”の称号は伊達じゃない MOTO CORSE 「好きだからこだわりたい」 R/C Racing Area 全日本ロードレース MotoGP 第4戦スペイン/第5戦フランス 象徴のトップ3 フォトグラファー折原弘之の 「パドックから見たコンチネンタルサーカス」 イラストレーター松屋正藏が描く「熱狂バイククロニクル」 ついに開幕! RIDING PARTY 2024 Motorcycle Life/タレント・俳優 山口良一さん プロフェッサー辻井の「二輪動力学からライディングを考察」 元MotoGPエンジニアANDYの「メンテナンスFACTORY」 バイク女子部の Ride on Time シューシャイナーいとちゃん、日本一周の旅 大鶴義丹の「好きだけじゃ済まされない」 デザイナー荒川眞一郎コラム「ハリネズミはボイジャーに乗る」 R/Cのオリジナルアイテムやセレクト商品のECサイト OTONA GARAGE RIDER’S VOICE PRESENT 奥付

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  • アパレル興亡
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    1巻2,090円 (税込)
    敗戦の焼野原から高度経済成長、バブル期をへて、今日に至るアパレル産業の栄枯盛衰をダイナミックに描く! 経済小説の旗手・黒木亮が、大手婦人服メーカーを舞台に、焼け野原からのアパレル産業の復興、「ガチャマン」景気、百貨店の隆盛と高度経済成長、バブルの熱気、カテゴリーキラー台頭による平成の主役交代、会社とは何かを社会に問うた村上ファンドとの攻防、社長の死と競合他社による経営乗っ取りまでを描く。 85年間にわたるアパレル業界の変遷というプリズムを通して展開する、戦後日本経済の栄枯盛衰の物語。 【目次】 プロローグ、第1章 笛吹川、第2章 つぶし屋と三越、第3章 百貨店黄金時代、第4章 株式上場、第5章 社長交代、第6章 ジャパン・アズ・ナンバーワン、第7章 カテゴリーキラー台頭、第8章 ヒルズ族の来襲、第9章 中国市場開拓、第10章 兵どもが夢の跡、エピローグ 【著者】 黒木亮 1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資をめぐる攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。主な作品に『巨大投資銀行』『鉄のあけぼの』『法服の王国』など。早稲田大学時代は箱根駅伝に2度出場し、『冬の喝采』で自身の競技生活を描いた。1988年から英国ロンドン在住。
  • MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 326
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    「MOSTLY CLASSIC」(モーストリー・クラシック)は毎月20日発売の月刊音楽情報誌です。バッハやモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスなど作曲家の魅力をはじめ、交響曲や協奏曲、ピアノ曲など音楽のジャンル、また世界各地のオーケストラやホール、ヴァイオリンやピアノなどバラエティーに富んだテーマを毎号特集しています。また著名な演奏家やピアニストの小山実稚恵さんの連載など読み物もたくさん。ソリストの活動やオーケストラ事情など毎月新鮮な情報を掲載しています。知識が少し増えるとクラシックを聴く楽しみが倍加します。コアなファンからクラシックは少し敷居が高いと思われている初心者まで誰でも楽しめる雑誌です。 目次1 目次2 【特集】没後100年のプッチーニ 甘美 そして炎 巻頭エッセイ 大技を決めたプッチーニ 兵庫芸文の《蝶々夫人》主演 迫田美帆、再演演出の飯塚励生 アラーニャが語るプッチーニ・オペラの歌唱 METで蝶々夫人 グリゴリアンに聞く 井上道義 現役最後のオペラに《ラ・ボエーム》 ジェイドが語るプッチーニ・テノール 新国立劇場の《トスカ》を指揮 ベニーニ 二期会の《蝶々夫人》主演 高橋絵理 プッチーニの生涯 オペラ作曲家の道 《マノン・レスコー》と初期オペラ作品 アンサンブル・オペラの粋 《ラ・ボエーム》 《トスカ》愛と官能 むせかえる花の香り 《蝶々夫人》ジャポニスム纏った究極のプリマドンナ・オペラ 《西部の娘》《つばめ》《三部作》 最後のオペラ《トゥーランドット》 《交響的前奏曲》《交響的奇想曲》《ミサ》《菊》 傑作群生んだ「三者一体」の創作 プッチーニのオペラ・アリア オーケストレーションの妙 オペラ史の中のプッチーニ さまざまな蝶々夫人 演出があぶりだす現代 【東京・春・音楽祭】ムーティの《アイーダ》 東京春祭オーケストラ首席オーボエ金子亜未に聞く 【東京・春・音楽祭】室内楽・声楽・器楽 【東京・春・音楽祭】ヴァイグレ指揮読響の《エレクトラ》 山田和樹 ベルリン・フィル定期指揮へ 変わりゆく指揮者の世界地図 【チェンバーミュージック・ガーデン】室内楽ばかり11企画21公演 連載 小山実稚恵のピアノと私 【チェンバーミュージック・ガーデン】葵トリオ 【チェンバーミュージック・ガーデン】ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の世界 連載 小菅優の弾く曲 聴く曲 結成30年のクァルテット・エクセルシオ 沼尻竜典作曲《竹取物語》4館共同制作で上演 委嘱新作《かぐや》東京文化会館で世界初演 関西6オケが競演 福山の「オーケストラ定期」アルプス交響曲で始動 日本フィル 九州で9公演 ネゼ=セガン、ガランチャが語るMETオーケストラ来日公演 ルネ・パーペが友情出演 ハイルマン合唱団の《マタイ受難曲》 生誕200年 ブルックナーの宗教曲演奏会 大阪交響楽団が外山雄三追悼/チェコ大使館で「プラハの春」記念コンサート ホルスト《惑星》+新作「ボイジャー」 新日本フィルが演奏へ 【特別企画】パシフィックフィルハーモニア東京 辻井伸行 ドイツ・グラモフォンと専属契約/ウィーン少年合唱団が全国各地で26公演 MOSTLY DISC JOURNAL 今月の一押し 新譜を聴く 先取りレビュー 今月のコレクターズアイテム レーベル探訪 【連載】音盤時空往来 【追悼】フジコ・ヘミング 【連載】コンサートマスター名鑑 【連載】20世紀音楽クロニクル 公演 Reviews 【連載】東条碩夫の「音楽巡礼記」 【連載】ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクのウィーン・フィル便り 【連載】マンスリー・ベルリン・フィル 【連載】傑作の履歴書 【連載】探訪 ロシアの作曲家たち 【連載】知れば知るほどオペラの世界 小澤征爾お別れ会/Book 【連載】いけたく本舗─私が出会った演奏家たち 私のお薦めコンサート 【連載】許光俊の「名曲のツボ」 【連載】音以上 音楽未満 【連載】音は語る Art/Movie Theater/Ballet News at random Concert Selection 海外公演ここが聴きどころ FM&TV INFORMATION Back Number 読者の声 読者プレゼント 読者アンケート 次号予告 裏表紙

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  • カラ売り屋、日本上陸
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    1巻968円 (税込)
    「その会社、嘘くさくねえか?」ニューヨークのカラ売り専業ファンドが日本企業の闇を暴く! ニューヨークのカラ売り専業ファンド、パンゲア&カンパニーは、傘下のMS法人を使って病院買収に邁進する巨大医療グループ、架空売上げの疑いがあるシロアリ駆除会社、タックス・ヘイブンを悪用して怪しい絵画取引を行う総合商社絵画部とそれぞれ対決。窮地に追い込まれた相手は、何とか株価を吊り上げ、パンゲアを叩きつぶそうと画策するが――。金融市場に蠢く男たちの息詰まる攻防戦の果てに見えた日本経済の病巣とは!? 【目次】 病院買収王、シロアリ屋、商社絵画部 【著者】 黒木亮 1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資をめぐる攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。主な作品に『巨大投資銀行』『メイク・バンカブル!』『地球行商人』など。早稲田大学時代は箱根駅伝に2度出場し、『冬の喝采』で自身の競技生活を描いた。1988年から英国ロンドン在住。
  • 手術看護1UP
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    ワンランク上のオペナースになるために。 現役オペナース(オペ看)がイラストで教える、ワンランク上のオペナースになるための教本。 かわいいイラストとは裏腹に本格的。 先輩オペナースが現場で教えている感覚でコツを教えます! OJTがうまくできない先輩ナースも必見! ! 手術室での動き方、考え方とその理由。 なぜなのかが分かれば先が読める。 先読みできる看護師ほど手術室で頼りになるものはない! ! ! 【目次】 はじめに Ⅰ章 基礎・準備編 Ⅱ章 実践編 Ⅲ章 緊急編 Ⅳ章 知識発展編 索引 【著者】 はら カトリーナ いそこ 手術看護師歴15年。小学生の頃から看護師を目指し、看護学生時代に医療の最前線で動ける手術看護師になってやる! という野望をもつ。学生時代はまじめで(たぶん)、勉強一筋、成績優秀(だったはず)。小さい頃から絵を書くのが大好きで、自らが描いて作成した後輩ナース指導用プリントは手術看護室のバイブルに。休日は、ドライブ、カフェ・本屋めぐりなど、街をブラブラするのが趣味。 【監修】 山口紀子 東京女子医科大学看護学部・助教
  • 太陽系の謎を解く―惑星たちの新しい履歴書―(新潮選書)
    4.3
    水星の極地で1兆トンの氷が観測され、金星では海の痕跡が見つかった。土星の衛星からは美しい間欠泉が噴き出し、冥王星にはハート型の窒素の氷河が……。探査機ボイジャーの打ち上げから45年。次々と明らかになってきた、まったく新しい「太陽系」の姿とは――。NHKの人気番組に最新の知見を加えて描く宇宙研究の現在地。
  • 宇宙戦艦ヤマトNEXT スターブレイザーズΛ (1)
    完結
    5.0
    西暦2106年。人類は謎の巨大生命体セイレーネスに対抗すべく時空結晶体をコアとする艦隊ナーフディスを建造。木星の前線基地ヴィマーナを訪れた少年ユウ・ヤマトはナーフディスの搭乗者となり出撃することに!?
  • 解剖トレーニングノート第7版
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    1巻2,546円 (税込)
    すべての医療系学生が通る道! 超定番の解剖ノートで実力をつける。 解剖系サブテキストで実績No.1の『解剖トレーニングノート』。第6版の内容をブラッシュアップし、さらに見やすくしました。穴埋め問題を解きながら、自然と覚える・身につく。自分だけの解剖ノートに仕上げるのもおすすめの使い方。 【目次】 chapter1 人体の部位 chapter2 骨 chapter3 消化器系 chapter4 呼吸器系 chapter5 循環器系 chapter6 泌尿器 chapter7 生殖器 chapter8 関節と筋 chapter9 脊髄神経 chapter10 脳と脊髄 chapter11 感覚器 chapter12 脳神経 chapter13 自律神経 chapter14 内分泌 【著者】 竹内修二 医学博士。著書多数。東邦大学卒業後、東京慈恵会医科大学にて人体解剖学の実習と講義を担当し、常葉大学教授を歴任。医師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、鍼灸師、柔道整復師、管理栄養士、アスレティックトレーナーなどの養成に関わり、解剖学・解剖生理学・運動学・成長学などを担当。
  • 画像解剖コンパクトナビ
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    1巻2,546円 (税込)
    正常像がわかる×画像が読める、画像診断へのファーストステップ。 エックス線、CT、MRIなど放射線画像の解剖を全身・各断面で掲載。正常画像の理解に最適な1冊です。『画像診断コンパクトナビ』とあわせて使える画像診断学の入門書です。 医学生はもちろん、医師になってからも長く使えます。 【目次】 1.頭部 2.頸部 3.胸部 4.腹部 5.骨盤腔 6.脊椎 7.上肢 8.下肢 【著者】 百島祐貴 慶應義塾大学病院予防医療センター副センター長.医学博士,放射線科専門医,PET核医学認定医.代表的な著書「画像診断コンパクトナビ」(医学教育出版社, 2015),「ペニシリンはクシャミが生んだ大発見」(平凡社, 2008),「画像診断のトリビア」(中外医学社, 2011),翻訳書「アトミックアクシデント」(医学教育出版社, 2017),「一目でわかるMRI超ベーシック」(メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2017).
  • コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。
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    1巻660円 (税込)
    20代の片岡義男自身の物語を描いた、著者初の自伝小説。当時の音楽と作家以前の「僕」の物語 片岡義男が学生生活を送りながらライター業を始めた1960年から、作家としてデビューする1973年までの彼自身の物語を、当時のヒット曲と映画を背景にして綴ったショートストーリー集。登場する全ての曲のレコードのスリーブと、一部の映画のパンフレット表紙がカラー写真で掲載され、その当時を音と写真と言葉で感じながら読み進む事ができる一冊。1篇1篇はとても短く、数分で読み終えるものばかり。しかしその数分は、その時代の数分である。それ故か、読んでいるとコーヒーの香りが鼻をくすぐるような感覚になる。 【目次】 目次(44篇中の一部) ・ディーン・マーティンもリッキー・ネルスンも、いまのうちだから ・あのペンネームはどこから来たのか ・大学の四年間は一通の成績証明書となった ・営業の人になりきったら、それ以外の人にはなれないでしょう? ・あなたは、このコーヒーの苦さを忘れないで ・彼は鎖骨の出来ばえを語る。隣の店ではボブ・ディランが語る ・バラッドは彼女の全身に吸いこまれていった ・みなさんのお店ですから、気をつけてください ・ビートルズ来日記者会見の日、僕は神保町で原稿を書いていた ・美しく楽しい本を、まだ僕は一冊も作っていないではないか ・ヘルスセンターで、ジャニスは祈る ・トラヴェリン・バンド。橋を渡る美人。黒いニットのタイ 登場するレコード(121枚中の一部) ・『夏の日の恋』(パーシー・フェイス・オーケストラ) ・『ブルースの真実』(オリバー・ネルソン) ・『霧子のタンゴ』(フランク永井) ・『赤いハンカチ』(石原裕次郎) ・『ビー・マイ・ベイビー』(ザ・ロネッツ) ・『東京ブルース』(西田佐知子) ・『骨まで愛して』(城 卓矢) ・『パープル・ヘイズ』(ジミ・ヘンドリックス) ・『イエロー・サブマリン』(ザ・ビートルズ) 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • 彼らと愉快に過ごす ~僕の好きな道具について~
    5.0
    作者が愛用する「モノ」たちがズラリ108個並んでいる。 目次が壮観である。作者が愛用する「モノ」たちの固有名がズラリ108個並んでいる。それぞれについて、過不足のないテキストと写真が108組、展開されていく。そこでは、片岡義男という人の生き方が、モノの使い方、所有の仕方を通じて明らかにされている。 ここで、否応なく気づかされることが一つある。「モノ」の中に「日本」が入り込む余地がほとんどないことだ。同時に、作家が意識したかはわからないが、108、という数字が、除夜の鐘が言うところの「煩悩」の数と同じであることを、野暮を承知で付け加えたい。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。https://kataokayoshio.com/
  • 彼のオートバイ、彼女の島
    完結
    3.0
    全1巻275円 (税込)
    夏と、島と、オートバイ。 退屈を知らない日々のためには、 まずその3つが必要だ。 一度目は高原の道で。二度目は共同浴場で。 偶然の出会いが2度あった「彼女」は、 もう無関係な他人ではない。 仕事や悩みが毎日の多くの時間を占めてしまったとしても ひとたびオートバイに乗り、歓びを分かち合う人が隣にいて 風が、道が、光が、山々が、自分と一体になってしまえば もはやそこに退屈の入り込む隙間はない。 夏という時間、島の時間を生きる彼ら彼女らは 限りなく自由だ。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • あゝ定年かぁ・クライシス 男のロマン 女の不満
    4.0
    定年クライシス<危機接近>! お金や健康だけではない リタイア後の二つの壁 現役の時は定年後のことなど考えもしなかった。仕事から解放されるとなによりも嬉しかった。やっとの思いで手に入れた自由。嬉しさばかり先行し、具体的なビジョンを持たないまま、シニアライフに突入してしまった。 待ち受けていたのは経験したことのない未知の世界。自分の中にある壁、生きがいはなぜ見つからない? 定年後の役割と居場所は? “男のロマン・女の不満"が織りなす夫婦関係の壁、夫婦のあり方再構築。巻末に定年後の傾向と対策【生きがいさがし20の法則】【夫婦関係のリフォーム20の教訓】をまとめてある。 【目次】 まえがき 第1章 こころの定年 第2章 自由という名の「男のロマン」 第3章 人生を変えた1枚のチラシ 第4章 偶然の妙味 第5章 生きがいはどこに 第6章 行動・偶然・チャンスのサイクルを起こす 第7章 妻の元気のもと「亭主元気で留守がいい」 第8章 女の不満のメカニズム 第9章 結局二人で生きていく あとがき 解説 【著者】 原沢修一 昭和25年10月12日生まれ。大学卒業後、大手エンターテインメント会社に勤務。58歳の時に早期退職し、キャリアカウンセラー(現 国家資格キャリアコンサルタント)の資格を取得。また退職後のシニアを対象とした活動に特化するために、シニアライフアドバイザーの資格を取得。中高年のキャリアコンサルタント、シニア層のライフプランセミナーの講師を務める。悩みや不安を抱えている人たちに元気を与える活動を展開している。
  • 《あいうえお》で綴る できたらいいな
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    人生を豊かに生きるための知恵や習慣や行動が《あいうえお順》で纏められた本です。 人生を豊かに生きるための知恵や習慣や行動が《あいうえお順》で纏められた本です。 後半は人生を渡るアイデアを五七五でスッキリとカルタ風に紹介しています。 例えば:最高の ライバルそれは 私自身/ブランドに いつか自分が なりたいな/どれからを 優先するか 勝負どこ 等 皆様の人生の一つの助力としてご活用頂ければ幸いです。 【目次】 【著者】 横井容子 津田塾大学国際関係学科卒
  • 愛し愛され
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    同じ過去を歩んだ2人は、実はもう同じ現在にはいない 互いに好きで、結婚したい意志もありながら、それが実現しない。 そういうことは、人の一生においてはありうるだろう。 しかしそれが過去の痛恨事であったばかりでなく 現在にまで影響を及ぼしていること、そして いっぽうは過去を洗い流し、もういっぽうが今も過去の輝きを生きているとしたら これは紛れもない現在の悲劇になる。 性を飛び越えるようなことがあれば、なおさらだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 愛してるなんてとても言えない
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    愛してるなんて とても言えない と、言うとき、彼女が語っていること。 彼女と彼の出会い。またしてもそれは路上だ。 片岡義男の黄金のパターンがここでも踏襲される。 トラブルの渦中にある彼女を拾い、とっさに オートバイに乗せて走る。逃げる。 逃げたら、ひとまず一緒に住む。 しかしそれで平穏に済むはずはなく、彼女の後ろ側にある ダークサイドとの接触は避けられない。 だから、対峙する。そして再び、逃げる。 ただ、行為があるのみ。 彼女の涙も、アクションである。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • アイスクリーム・ソーダ
    -
    1巻275円 (税込)
    自販機でチェリオを見つけてアイスクリーム・ソーダを作る。全体がフィクションでもある暑い夏の日の物語。 座り心地の良いイージーチェアがある駅構内のカフェで見かけた女性に、カフェを出たところで声を掛けられた作家の北荻夏彦。声を掛けたのは、北荻より少し年下か同年代の女性漫画家で、そのまま二人はあてもなく歩き始めます。北荻は自販機でチェリオを見つけて、これでアイスクリーム・ソーダを作るのだと話します。いつしか、二人は彼女の家に向かい、彼女は、この一日は短編小説になるのかしら、と聞くのです。起こったことをそのまま書くことが小説になるのか、という実験でもあり、その全体がフィクションでもある暑い夏の日の物語です。 底本:『ジャックはここで飲んでいる』2016年、文藝春秋 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)、『窓の外を見てください』(講談社)などがある。
  • 逢いたかったのに
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    「逢いたい」と「逢いたかった」は同じか、違うのか ふとしたことで、流れが変わってしまうことはある。「逢いたいな」と思って何度か電話をした女性に逢うことができず、ふと一人になった時に、バッタリ別の女性に逢ってしまう。その日はずっとそのまま二人で……ということになったりする。問題はそれ以降だ。最初に逢いたいと思った女性と連絡が取れ、そして2度目の偶然が訪れるとなると事態はやや複雑になる。その時、この男はいったいどうしたのか? 答えはこの短篇を読んでみてください。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 愛とハッピー・エンディング
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    人工の女、自然の女 作家は常にストーリーを考えている。女性だ。彼女の担当編集者もまた女性。彼女は時に一人でストーリーを考え、それを今一度確認するように編集者に披露する。今書きつつあるのは、ジェンダーを越境する人物の小説。女なのに男の意識で生きてきた人。女になりたい男。その男から「女であること」の何たるかを吸収したい女。作家の趣味が全国の防波堤を見て回ること、という設定が象徴的だ。防波堤とは、陸の力と海の力が激突する場であり、それは性の境界を思わせるものでもある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 愛の基礎としての会話
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    「私は」と「私も」 片岡義男の小説にはしばしば作家が登場し、 今まさに思いついたストーリーを 目の前の相手(作家はたいてい男で相手は女だ)に向かって 語ることで成立している作品群がある。 ここでの女性は金髪で青い瞳のアメリカ人女性だ。 彼女は、日本語が日本人に無意識のうちにもたらしているものを 分析した本を書こうとしている。 日本語と英語をめぐる二人の批評的な会話の中で 彼は彼女が放った「私は」を「私も」に変更することを要求する。 それは信頼関係にある、そして異文化に属する 二人のあいだにかけられた美しい橋である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 愛は、どうにでもなれ
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    愛はどうにでもなれ、では、百合は? 1人の男性の写真家がいる。 仕事は比較的順調で、依頼には事欠かないようだ。 写真家3人で事務所を構え、うち1人は愛子、という名の女性。 そして男性には、1人、ずっと気になっている女性がいる。 女性が日本各地を転々と引っ越すたびに、彼は会いに行く。 その関係は終わらない。しかし普段はほとんど会わない。 こんな関係はいったい何か。 「愛はどうにでもなれ」の「愛」は「愛子」に関係があるとも受け取れる。 ではもう1人の女性「百合子」は、どうだろうか? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 愛は真夏の砂浜
    -
    1巻275円 (税込)
    高校時代の思い出がうっかり顔を出す。彼女はそれを覚えていないのか?彼は白状するのか? 高校の同級生だった西条美樹子に、作家になった倉田明彦が仕事を頼みます。美樹子は絵描きであり、かつて倉田は美樹子の絵の才能を目の当たりにして、絵の道を諦めたという過去があります。それ以上に、美樹子や同級生たちと過ごした、博多の海の思い出が倉田にはクッキリと残っています。もう30も半ばの年齢になって、しかし、まだ残る博多の海の思い出は、美樹子と話している最中にも、うっかり顔を出し、当然のように、彼女に何かあると気がつかれます。彼女はそれを覚えていないのか、彼は白状するのか、片岡流リドルストーリーの趣の物語です。 底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』講談社 2015年11月 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • アイランド・スタイル
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    アイランドとは、どのような場所か? 不気味な重低音の意味が、明らかになるその時。 小説の前半部は、夜の海だ。 星空と月明かりがあり、その絶妙の光の中で 「僕」は海と、この島と、サーフボードが完璧に調和した幸福に身を委ねる。 しかし、突然、かつて聞いたことのない重低音を海の底から聞くことになる。 それはいったい何の「前兆」か? 開発の手が伸び、変わりゆく島に、やがて すべてを押し流す決定的な出来事が訪れる。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 愛をこめてはいけない
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    昼は娘と、夜は妻と これは片岡義男の小説では、珍しい部類に属するのではないだろうか。 なにしろ、3歳の女の子が全編にわたって活動しているのだ。 作家としての夫、有能なビジネスマンとして毎日出かける妻、 そして昼間はパパとすごす幼い娘。登場人物はこの3人だけだ。 妻が外出したあと、男は思い立って、娘と外出する。 予定外の行動であり、遠くもなく近くもなく、微妙な距離まで。 妻のいない、娘とパパの二人の時間。 しかしそれが秘密になるかというと……そうでもないらしい。 楽しい信頼と少しのユーモアが溶け合った1篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 青い色の短篇集
    完結
    5.0
    全1巻275円 (税込)
    2人の家は、今夜、3人になった 男性の住まいに、居候させてほしいと女性がやってくる。同居しているもう一人の女性の都合でしばらく家を明け渡さなくてはならないようだ。快諾した男性とくつろいでいると彼の姉が帰ってくる。ここは彼と姉の家なのだ。いつもは姉弟の家に、今日はプラス女性が一人。そのあと3人で観る映画がまた、兄弟と女性一人の関係を描いたものだった(この映画、あきらかにある作品を想定したものと思われるが、当ててみてください)。このあと、特別な何かが起きる? 起きない? それはぜひ、読んでお確かめください。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 青いガーディニアの部屋
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼女が部屋の花に気づく時 登場人物は二人だけ。片岡作品にはめずらしく、中年の男女だ。彼らの様子はあられもない。セックスの後にセックスを語り、語りが一呼吸すると、またセックス。そのあいだに、なぜだろう、仕事のことや、母親(女性のほうの)のこと、その母親の葬儀のことなどが話題にのぼってくる。どうやら二人は女優と映画監督であるらしい。行為の前と後、ふと思い出したように彼女はしきりに「部屋が暗い」という。高層階のホテルの部屋だ。やがて彼女は、青いガーディニアが活けてあるのを見る。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 青い蜃気楼 小説エンロン
    -
    1巻792円 (税込)
    米国のエネルギー企業、エンロンの破綻劇と同社が駆使した粉飾会計の手法を白日の下に晒す実録小説! 2001年12月、米エネルギー企業大手エンロンが破綻した。一介の地方ガス会社は、いかにして世界にエネルギー革命をもたらし、なぜ突如破綻したのか?同社と米国政府、ウォール街、会計事務所との癒着は、いかなるものだったのか?エンロンが駆使した金融工学と会計操作のからくりに徹底的にメスを入れ、貧困家庭から這い上がろうとして戦い、破滅した幹部たちの人間ドラマに光を当てる画期的な実録経済小説。 【目次】 プロローグ、第1章 サッチャリズム、第2章 カウボーイ対インディアン、第3章 ガス銀行、第4章 オフバランスの魔術師、第5章 電力革命、第6章 青いダイヤ、第7章 エンロンオンライン誕生、第8章 LJM2号、第9章 黒船上陸、第10章 青森進出、第11章 ケツの穴野郎、第12章 内部告発、第13章 カラ売り屋の逆襲、第14章 救済合併、第15章 破綻、エピローグ 【著者】 黒木亮 1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資をめぐる攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。主な作品に『巨大投資銀行』『メイク・バンカブル!』『地球行商人』など。早稲田大学時代は箱根駅伝に2度出場し、『冬の喝采』で自身の競技生活を描いた。1988年から英国ロンドン在住。
  • 青い空、甘い風
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    きれいに晴れ上がった空のあった時代を、カラダの中に住まわせること 18歳で高校を卒業し、そこからまた18年。 結婚して、離婚して、ヨリを戻す、というようなこともチラホラ。 紆余曲折もありつつ、未来もまだまだ大いにある年齢だ。 東京を離れた場所でのクラス会、という機会が訪れる。 それは不思議とくすぐったい再会の時間だ。 その中に、今、歌謡曲、それも古い歌謡曲の歌手をしている女性がいる。 彼女が魅せられている古い歌の中にあるのは 今の時代が失った空であり、希望だ。 この小説のタイトルはもちろん、 岡晴夫の「あこがれのハワイ航路」のあの歌詞から取られているはずだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 青いマスカラの涙
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    理由があろうがなかろうが、泣く時はいくらでも泣くといい 二人の中年女性。46歳。学生時代からの親友だ。一人はピアノ弾きをしており、彼女がカクテル・ラウンジで弾いている所へもう一人が不意に、予告もなく現れたりする。46歳。過去も未来もある年齢だ。そして若い頃には感じなかったであろう、不思議な現象も訪れる。例えば涙。夕陽を見るだけでわけのわからない衝動にかられたり、どうにも不可解な涙が流れたりすることがある。そんな二人が再会して、世間的な親友概念を逸脱した時間もまた、やってくる。二人は今また、いくら泣いてもいい場所を手に入れたのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • あおむけに大の字
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    無防備を撮り、それを交換する関係とは何だろう? 短編というよりは掌編。 そしてちょっと不思議な一編である。 登場人物は女性2人だけ。 酔った1人をもう1人が介抱し、その後、時を経て一緒に京都に旅行をする。 仲が良いのは間違いないのだが、そこにポラロイドカメラという装置が介在することで様々な推測が働きそうだ。 しかも互いに写真を交換したりする。 彼女と彼女の関係。これはいったいなにか。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 赤い靴が悲しい
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    1人になって思い返す、ある決定的な痛みについて 時間は、いろいろなものを遠ざける。 ふと呼び出してやろうと思った男性は 組織の奥深くに紛れ込み、電話をつなぐにも手間がかかる。 そして彼には妻ばかりか恋人までいる。 自分より10歳も若く、聡明なその女性。 なかなかに厳しい時間を、それでもひととおり優雅に過ごした主人公の女性は 帰宅し、1人になった時、自分がある決定的なミスを犯したことに気付く。 他人なら誰も責めはしないだろうその「過ち」を 自分だからこそ許せない、その悲しみをここに読む。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 秋時雨
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    秋時雨の中を走って、4人の男女の組み合わせが順番にめぐってくる 吹き付けるような秋時雨の中を 2台のクルマが走っていく。夜もかなり深い時間だ。 2台には男女が2組ずつ。合計4人。 互いに恋人同士と呼んで差し支えない関係で それは女と女においても変わりはない。 やがてホテルにチェックイン。部屋は2つ。今度はクルマでなく部屋だ。 さて、組み合わせはどうなる? 4人いれば組み合わせの数は自ずと決まっている。 が、しかし。実は実現していない組み合わせもあるのだが・・・ 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 秋の夜長とは
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    眠ったら、けっして目を覚まさない女性の傍らで 28歳の女性がいる。出張先でさんざんな思いをして疲れ果てた彼女は同い年の友人を呼び出し、食事をし、酒を飲み、息を吹き返す。そこに友人の親しい男友達を呼び出し、宴は3人になった。ところで出張から帰って来た彼女にはお酒が入ると眠ってしまうクセがあった。その日もやはり眠ってしまい、残り二人はようやく部屋に運び込む。一度眠ったら絶対に起きない彼女の隣で二人はセックス。そして戯れに、この眠っている彼女に挿入してみよ、とそそのかす。さあ、男はどうする……という、秋の夜長の短篇小説。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 朝になったら、タッチミー
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    夜を徹して走るハーレー スーパーグライド。 彼女はなぜ、そうまでして走り続けるのか? 起点は港のフェリー・ターミナル。 そこでハーレー スーパーグライドに乗る美女を目撃した4人の男たちは 戯れに愛車で彼女の追跡を試みる。 彼らの曖昧な予想に反し、彼女は何度も給油を繰り返しては いっこうに目的地に着く様子もなく、完全に夜に入った。 仲間たちが帰っても追跡を止めない敏幸は、何物かにとりつかれはじめる。 真の闇の中、先を行く彼女の赤いテールランプだけが見えている。 なぜ彼女は走り続け、彼はなぜ追っているのか。 やがて、読者を置き去りにする衝撃のラストがやってくる。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • アジアで英語を
    完結
    -
    電子第三作目では、「アジア英語圏で英語と異文化を学ぼう」と呼びかけます。その論拠は? アジア英語圏には様々な国や地域が含まれますが、著者の一押しはマレーシアです。なぜマレーシアで英語を学ぶとよいのか、本当に他の地域よりも優れているのか。それを一緒に考えて参りましょう。 【目次】 まえがき 一章 グローバル人材とは(まず)アジアなどの新興国で働ける人のこと 二章 アセアンの重要性 三章 なぜ「英語」が必要か 四章 どこで学ぶか 五章 アジア英語圏のどこが優れているか 六章 どこに行くと良いか 七章 留学を緩く考えよう 八章 ビジネスと教育 九章 英語世界を旅しよう あとがき 【著者】 雄多圭佑 世界70ヶ国と日本の47都道府県を踏破したビジネスマン。本業の一環で、アセアンやマレーシアについて深く学ぶようになった。
  • 明日が来るわけない
    完結
    3.0
    全1巻275円 (税込)
    起きてしまった愚かさ。 行くことも戻ることもできず、ただ顔に陽が射すだけ。 2つの不良グループがある。 抗争が起き、犠牲者が出る。 やられたら、やりかえす。必然的にそれは エスカレートしていき、ある時ついに一線を超える。 留まってはいられない、だから 走る、走る。 しかし、走っても行く所は無いのだ。 それが起きてしまったらもう 明日が来るわけない。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 新しい発声練習の本
    -
    1巻2,178円 (税込)
    アッポッジョ、最少呼気発声、口蓋化、切歯窩、内転筋と錐体筋、胸式呼吸などを利用した斬新なボイトレ本! この本は、支えのある良い声を出すための方法や練習のやり方について書かれています。基本的にアッポッジョや声の闘争、声門閉鎖や発声筋・呼吸筋に関する内容を説明しています。ボイストレーニングや合唱・声楽の練習に役立ててください。この本は次の方々を対象にして書かれています。 《発声・歌唱》 ・よく通る声、高い声や明るい声を出したい方 《ビジネス》 ・仕事で声をよく使う方 《体の健康》 ・血行を良くして健康になりたい方 ・呼吸と血行を良くして体温を高めに改善したい方 【目次】 【第1章】アッポッジョと声の闘争 《アッポッジョ》 《声の闘争(ラ ロッタ ヴォカーレ)》 《アッポッジョと声の闘争の例》 《声帯》 《声門閉鎖と喉頭圧縮》 《喉頭懸垂機構》 《脱力について》 《喉を開けないことについて》 《母音(イエアオウ)》 《歌手のフォルマント》 【第2章】よく通る声・明るい声・高い声の出し方と練習方法 《最少呼気発声》 《口蓋化発声》 《切歯窩を狙う発声》 《声の炸裂と圧縮》 《声の焦点を設定した発声》 《口の中をペチャンコにした発声》 《脇腹を張り詰めた発声》 《首すじから腰にかけての背中を力ませた発声》 《内転筋を力ませた発声》 《錐体筋に力を入れた発声》 《体に負荷を与え続ける発声》 【第3章】姿勢・呼吸・発声のポイント 《胸式(きょうしき)呼吸を利用した発声について》 《背中を使った呼吸について》 《よく通る明るい声を出すための体幹トレーニングについて》 《支えのある声を出すための姿勢のポイント》 【著者】 中山シンジ ナカヤマ発声研究所代表。ヴォイストレーナー。東邦音楽大学(声楽専攻)卒業。 現在はヴォイストレーナーとして、よみうりカルチャー及び株式会社カルチャーで合唱やボイストレーニングの指導を行う。また、東京の池袋駅徒歩1分のスタジオで個人レッスンを行う。 教育音楽学会 会員。
  • あとがき
    -
    あとがき・から始まる/あとがき・から読む/あとがき・から考える/あとがき・から見えてくる/あとがき・で語る/作家・片岡義男のエッセンスが満載! 「ぼくは〈あとがき〉を書くのが大好き。〈あとがき〉を考えると次回作への期待とアイディアでいっぱいになる」……1970年代から現在まで40年以上にわたり、次々に新作を発表し続けている作家・片岡義男。その作品はもちろんだが、じつは〈あとがき〉がすこぶる面白い。1974年刊行の『ぼくはプレスリーが大好き』から2018年の新刊『珈琲が呼ぶ』まで、単行本・文庫にある〈あとがき〉150点あまりを刊行順にすべて収録。片岡義男のエッセンスが満載の一冊! 【目次】 1970年代   『ぼくはプレスリーが大好き』『10セントの意識革命』『友よ、また逢おう』『ロンサム・カウボーイ』『スローなブギにしてくれ』『ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう』『町からはじめて、旅へ』『彼のオートバイ、彼女の島』『サーフシティ・ロマンス』『スターダスト・ハイウエイ』『アップル・サイダーと彼女』『波乗りの島』 以下-- 1980年代  1990年代  2000年代  2010年代   あとがき   【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • アトミックアウェイクニング 原子の発見からマンハッタン計画、そして原子力発電へ
    完結
    -
    「原子力」がわかる!人類と原子力の未来を考察する三部作の第一弾。 原子力に未来はあるのか。米国原子力分野の第一人者である著者が綴る、原子力の誕生と発展、そして挫折、再起のものがたり。原子論の発展に始まり、電磁気、放射線の発見を経て、核分裂、原子爆弾、原子力発電に至る原子核物理学・原子力技術の歴史をまとめた本書は、原子力の数奇な歴史を時代別に三段階に分け、それぞれをファンタジー、パズル、パラドックスの時代として分かりやすく解説している。原書は2009年に刊行されており、福島第一原発事故を経てからの未来考察は続編の『アトミックアクシデント』を参考にしてほしい。 【目次】 序 文 内輪のジョーク 序 章 ファンタジーの中のパズルの中のパラドックス 第1部 ファンタジー  1-1 見えない魔物  1-2 残されたいくつかの問題  1-3 アインシュタインの爆弾  1-4 宇宙の反対側 — 相対性理論と量子力学  1-5 原子核の秘密 第2部 パズル  2-1 天才の偶発的集積  2-2 ドイツ帝国の脅威  2-3 闇の中の衝撃  2-4 トンネルの入口の光  2-5 戦後の計画 第3部 パラドックス  3-1 原子カレース  3-2 運河掘削,癌治療,そして木星へ  3-3 黒鉛炉が火事だ!  3-4 原子力ロケット・原子力航空機  3-5 建設ラッシュ,挫折,そして再起へ エピローグ 放射能公園 【著者】 ジェームズ・マハフィー ジェームズ・マハフィー博士はジョージア工科大学にて上級研究員を務め、この間に米国防衛原子力局を始めとした数々の公的機関・民間企業でプロジェクトを指導、遂行した。またジョージア州ハッチ原子力発電所では、スリーマイル島事故後の安全システム開発の指揮にあたった。ジョージア工科大学に25年間勤務した後、民間企業の先端研究部門責任者や技術部門責任者を歴任した。 現在はフルタイムで著述業、コンサルタント業に従事。自身の専門分野に関して多数講演し、その巧みで分かりやすく、また楽しいトークには定評がある。 【翻訳者】 百島祐貴 慶應義塾大学病院予防医療センター 放射線科専門医 【監訳者】 林﨑規託 東京工業大学准教授
  • アトミックアクシデント ‐放射能の発見から福島第一原発事故まで‐ 放射線・原子力事故の歴史を辿る、人間と科学技術のものがたり
    -
    これは面白い! 日本人にこそ読んでほしい一冊。図版多数! 米国原子力分野の第一人者である著者の、徹底した取材・調査により浮かび上がってきた放射線・原子力事故の真の姿。科学者ゆえの視点で描かれるその歴史はとても泥臭く、実は非常に人間的なドラマだった。放射能とは何か、放射能の危険とはどんなものなのか、原子力は人類に必要なのか。政治色なく描き出された本書から、自分なりの答えを見つけてほしい。 本作はAtomic Trilogy(3部作)の第2弾。第1弾『Atomic Awakening』、第3弾『Atomic Adventures』も順次日本語版発売予定! 【目次】 序 文 ソ連の技術的勝利 序 章 ビル・クラッシュと水蒸気爆発 第1章 放射能の発見 第2章 第二次世界大戦-想定外の危険 第3章 カナダのちょっとした事故 第4章 アイダホの産みの苦しみ 第5章 他事は些事-イギリスの核開発 第6章 失敗も また楽しからずや 原子力 第7章 「原子人間」誕生-燃料処理事故の教訓 第8章 軍が核兵器を失ったことは...ほとんど...ない 第9章 チャイナ・シンドローム 第10章 福島第一の悲劇 第11章 リコーバーの罠 【著者】 ジェームズ・マハフィー ジェームズ・マハフィー博士はジョージア工科大学にて上級研究員を務め、この間に米国防衛原子力局を始めとした数々の公的機関・民間企業でプロジェクトを指導、遂行した。またジョージア州ハッチ原子力発電所では、スリーマイル島事故後の安全システム開発の指揮にあたった。ジョージア工科大学に25年間勤務した後、民間企業の先端研究部門責任者や技術部門責任者を歴任した。 現在はフルタイムで著述業、コンサルタント業に従事。自身の専門分野に関して多数講演し、その巧みで分かりやすく、また楽しいトークには定評がある。 【翻訳者】 百島祐貴 慶應義塾大学病院予防医療センター 放射線科専門医 【監訳者】 林﨑規託 東京工業大学 科学技術創成研究院
  • アトミックアドベンチャー 幻の常温核融合、日本の原爆開発、そして放射線殺人……
    完結
    -
    核物理学・原子力研究の裏面史、科学者たちの冒険譚。人類と原子力の未来を考察する三部作の第三弾。 『アトミックアウェイクニング』『アトミックアクシデント』に続く、アトミックシリーズ最終作。火星有人飛行は実現可能か?放射能で息子を殺す!?著者の体験を赤裸々に綴った、常温核融合騒動の裏側。彼らはマッドサイエンティストなのか、それとも真の科学者なのか。20世紀に巻き起こった核物理学、原子力研究の裏歴史。本書で“失敗談”として語られるエピソードの数々にワクワクせずにはいられない。しかし、本当に“失敗”なんだろうか。なぜなら今でも、科学者たちは夢を追って研究し続けているのだから…… 【目次】 序 文 原子の火を囲んで語った夜なべ話 序 章 N線の謎 − 追い詰められた幻の光 第1章 アルゼンチンよ 泣いて 第2章 ドーソン・フォレストのAFP-67 第3章 常温核融合の内幕 第4章 良いしらせと悪いしらせ 第5章 失われた火星探査計画 第6章 CHIC-4革命 第7章 日本の原子爆弾開発計画 第8章 放射線と犯罪 第9章 汚い爆弾の脅威 第10章 星への架け橋 第11章 結語 【著者】 ジェームズ・マハフィー ジェームズ・マハフィー博士はジョージア工科大学にて上級研究員を務め、この間に米国防衛原子力局を始めとした数々の公的機関・民間企業でプロジェクトを指導、遂行した。またジョージア州ハッチ原子力発電所では、スリーマイル島事故後の安全システム開発の指揮にあたった。ジョージア工科大学に25年間勤務した後、民間企業の先端研究部門責任者や技術部門責任者を歴任した。現在はフルタイムで著述業、コンサルタント業に従事。自身の専門分野に関して多数講演し、その巧みで分かりやすく、また楽しいトークには定評がある。 【翻訳者】 百島祐貴 慶應義塾大学病院予防医療センター 放射線科専門医 【監訳者】 林﨑規託 東京工業大学准教授
  • あなたは男で私が女
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    あなたは男で私が女、あの人が女で、女がもう1人 このタイトルから類推されるのは例えば女と男のラブストーリーだろう。 その予測は間違いではない。が、本流でもない。 高原のテニスコート、という巧みな装置を得て、物語は動いていく。 コートでのゲームは対称をなす混合ダブルスではなくそこに男は1人しかいない。 すると、どうなるのか。 男は女にはなれない、という事実がそこに、差し出されるのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • あなたも珈琲をいかがですか
    -
    1巻275円 (税込)
    バーを引き継いだ夫婦は酒の時代の終わりを感じる。しかし、次に来るものは何かについて思いを馳せる二人。時代の変わり目だけに起こる、ちょっとした奇跡の物語です。 1978年の東京。キャバレーのホステスとサックスプレイヤーとして知りあった二人は結婚。男は、妻の父がやっていたバーを引き継ぎ、女は母親の惣菜店を手伝いながら、しかし、二人は、酒の時代の終わりを感じています。周囲の友人たちも口を揃えて「酒の店は終わりだ」と言います。キャバレーが衰退し、昭和のネオン街が次々と消えていった70年代の終わりの空気を丸ごと描写しつつ、では次に来るものは何かについて思いを馳せる夫婦に、悪い予感はどこにもありません。時代の変わり目だけに起こる、ちょっとした奇跡の物語です。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • あの影を愛した
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    「今日の私は聞き役です」 長篇小説の中心にいるのは美佐子という女性。 中心、というのは登場の頻度が最も高く、 彼女の視点が基本のトーンになっている、ということで 実は美佐子がこの小説の中では最も静かな存在である。 彼女は多くの人と会い、ほとんどの場合、聞き手に回る。 彼女ほど話しやすく、聡明で、気持ちの良い相手はいない。 そうして人の話をすべて親身になって聞きながら 彼女は時折、プールに入って泳ぎ、コーヒーを飲み、手紙を書く。 光のあたったプールにできるのは自分の影。 影はいつだって冷静で、その影を彼女は愛している。 【目次】 一章 プールに降る雨 二章 素足で小川をわたる 三章 一杯のコーヒーから 四章 花嫁が語る、花嫁の父も語る 五章 私は潮騒からはじまった 六章 自分の花をみつけた 七章 神の子はすべてリズム 八章 あの影を愛した 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • あの綺麗な花のように~震災~
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    I have to go They’re calling me I have to go 日本の岩手に住む小説家・杉村修。彼が東日本大震災を心で感じ、そしてイメージした風景と物語を英語翻訳化。英語と日本語から読み取れる幻想小説を世界中の「あなた」に今だからこそ届けたい。 この書籍は英語、日本語の2か国語を収録しております。 ・翻訳者 おさかべ ・デザイン BWセイサクショ 【目次】 【著者】 杉村修 日本、岩手県出身の小説家。主に幻想小説、SF小説を書く。 受賞歴 「いわて震災小説2020」入選
  • あの雲を追跡する
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    「入ってきて」と彼女は言った 『夏と少年の短篇』(ハヤカワ文庫)所収の1篇。 18歳の少年にとっての、もっとも鮮やかな瞬間を切り取っている。 最初は、バッタリと道で遭い、そのままプールへ。 2度目は、ちゃんと約束をして海岸へ。 少年と少女の輝かしい季節のエピソード。 プールでは、まるでそれが自分のものであるかのように 少女は少年に向かって何度も(プールへ)「ねえ、入ってきて」と言う。 そして海岸では、少女が一度やってみたかったという夢を、あっさり実現させる。 完璧な夏は、この小説の中にある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • あの世で生きる
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    1巻550円 (税込)
    あの世で何をするか生前自分で計画しておく。 戦後間もない頃、中学を卒業すると集団就職で東京の小さい金属加工工場に就職。住み込みで食事付き、給料は小遣い程度、休みは月に1度。休みは浅草で映画を観たり、パチンコ。その頃、安と出会いいつの間にかヤクザの世界に入り込む。 【著者】 眞弓保治 1948生まれ・郡山工業高校卒業後東京の建設会社に入社・5年で退社 東京デザイナー学院デザイン科に入学・卒業後婦人制作会社に入社・13年働く・その後1級建築士資格摂取し、1級建築士事務所を開設し現在に至る。
  • あばらやの星
    完結
    -
    全1巻330円 (税込)
    童話と小説のジャンル分けをしてはいなかった作者、壺井栄児童文学集より 「こじき」という言葉が日常的に使われていた時代。捨て子や浮浪児はどこにもいた。 流れ者の職人が、昼時に同僚職人たちの残り物をおもらいしているコマツとサンゾウの姉弟こじきを、みるにみかねてひきとる。男の家はあばらやだがそこには子どもたちの大好きな電灯があった。 【著者】 壺井栄 小説家 1899年 - 1967年 香川県小豆郡坂手村(現内海町坂手)生まれ。 坂手郵便局や役場勤務後、同郷の壺井繁治を頼り1925年に上京。 以後東京。 1941(昭和16年)『暦』が第4回新潮社文芸賞を受賞。 1955(昭和30年)『風』で第7回女流文学者賞を受賞。 『母のない子と子のない母と』で第2回芸術選奨文部大臣賞を受賞。 1954(昭和29年)映画「二十四の瞳」(木下恵介監督、高峰秀子主演)が公開され、全国的ヒットとなり、小豆島と壺井栄の名が一躍クローズアップされる。
  • 甘く優しい短篇小説
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼にとって1人である2人の女性 甘く優しい短篇小説、というタイトルを持つこの短篇小説が その通りに「甘く優しい」かどうかは個々の読者によってむろん違うとはいえ、 小説の前半と後半で様相が相当に変わる、ということについては 書いておかなければならない。 1つのアイデアと、現実に目の前にいる女性2人は どのように関係があり、あるいはどこが無関係なのか。 あまりに直截すぎて呆気に取られるような転調ぶりを 愉しみたい一篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • アマンダはここに生きている
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    「ただのラブ・ソング」と 「アナザー・ラブ・ソング」。 月明かりのハイウェイを、巡業用バスが走っている。 運転しているのはアマンダ。女性として、妻として、母として完璧であり、 カントリー・ミュージシャンの夫は、あらためて惚れ直している。 結果、20年前のヒットに並ぶ傑作「アナザー・ラブ・ソング」が生まれた。 だがしかし、巡業やカントリーを取り巻く様々な人々がすべて幸福なわけではない。 だからこそ、アマンダの充実した人生は輝いている。 私立探偵アーロン・マッケルウェイ・シリーズの中では 事件らしい事件の起こらない地味な一編ながら、読後に深い余韻を残す作品である。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。76年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • アムステルダム・プレリュード
    -
    1巻440円 (税込)
    危険に満ちた町アムステルダム。駐在の準備で訪れた異国で倉部に襲いかかる恐怖の事件や怪しい人物の群れ。 欧州支社設立の準備でアムステルダムを訪れた倉部。同行の営業部長の目の前でカバンをぬすまれた。契約書類、パスポート、航空券、財布、全てを失った。一人残された倉部はさらに一ヶ月の滞在を余儀なくされ、アパート暮らしを始める。孤立無援の中、それまで業務を委託していた日本人が経営する会社の金銭疑惑。競合他社をめぐる印刷会社との熾烈な駆引き。そんな中で唯一の光明とも言えるベーカリーの少女との出会い。日本に残してきた幼い子供達の寝顔を想いながら倉部の異国での戦いは続く。 【著者】 三田村元 東京生まれ。上智大学英文学科卒業。貿易会社勤務を経て、国際広告の会社に勤務して英文編集、企画部門を担当。その間、オランダに5年、シンガポールに1年半駐在。『キャンパスの怪人』を自費出版。『一人でいいの?』を文芸社(文庫本)より出版。現在、国際展示会業務に従事。
  • 雨に唄えば
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    カメラとビー玉 何も起こらない小説、と言ってみたくなる。 それはもちろん嘘で、ここには女と男が登場し、 女は仕事をこなし、男は女を送りおどける役目を果たしている。 それは非合法に抵触しているものの、そのことによる翳りも屈託も、そして危機もない。 すべては淡々と過ぎて行き、彼女と彼はどちらかといえば陽気である。 世間にはカメラやビー玉で妙な遊びをする男もいるが、それも驚くようなことではまったくない。 むしろ関心は雨が降るか降らないか、そちらのほうだ。 降りだした雨には、演歌がよく似合う。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 雨の柴又慕情
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    寅さんを導入として日本を語る 小説による日本論と言っていいかもしれない。片岡義男の小説で「日本」が問題になる時、そこには必ず「日本語」の問題がある。今回はなんと、素材は「寅さん」、つまり、映画『男はつらいよ』だ。寅さんの映画を、金髪の外国人女性、今は女性だが大工として男でもある人、その人の連れ合いの女性、そしてその連れ合いの兄である小説家の4人で見て、その感想を延々と楽しく語らいながらいつしかそれが前後の日本批判になっている、という構えの作品だ。自由な「寅さん」のように、ここでは「性」もまた自由になる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 雨の伝説
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    レインメーカー・アイランドの奇跡に 立ち会う幸福。 雨の日のほうが多く、 通称“レインメーカー・アイランド”と呼ばれるポリネシアの島。 広い場所が好きで、ただ旅をする目的だけで来た青年・西本は 偶然、その島で皆既日食が見られるかもしれないことを聞く。 島に渡った彼以外の観光客は、ほとんどがそれ目当てなのだ。 しかし、あまりにも雨が多いため、 見られる確率は3%もないだろうとメディアは告げる。 にもかかわらず、「雨の伝説」に支えられて奇跡は起きた。 島と、雨と、日食と、当地に生きるシンプルで強い人々の 濃密な描写の数々が堪能できる美しい一編。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。76年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 雨のなかの日時計
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    父親であることを知らなくても、父親は父親 再会がある。二つの再会だ。 最初に男同士の再会があり、そこである疑問が浮かび そのことの確認も含め、2度目は男と女の再会がある。 そこで明らかになったこと。 それは子供の存在であり、そのことを自分が知らせてもらえなかったことであり、 さらにジェンダーもからみ、ニューヨークと日本の差もあり、 そして何より、彼女の生き方のことがある。 ケンカや怒号や訴訟があってもおかしくない場面だろう。 しかし片岡義男の小説でそれはありえない。 代わりにそこにあるのは…… そう。雨のなかの日時計だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 雨の降る駐車場にて
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    立ち止まる時間がほとんどないような彼女が、ふと立ち止まるその時に 作家がそのような語彙を用いているわけではまったくないが、 これは近年の言葉で言えば「シングルマザー」の物語だ。 彼女には4歳になる息子がいて、翻訳の仕事をしている。 幼稚園に連れて行くこと、料理を作ること、絵本を読み聞かせること、 それら子供のために割く時間のほかにも 姉や姉の子、姉の夫、仕事相手との関係があり、 用事があったりなかったり、誘惑の電話も頻繁にかかってくる。 それらの細かい時間がいくつもいくつもミルフィーユのように重なって この魅力的な女性のポルトレは描かれる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • アメリカの青い色
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    やってきて、去っていくアメリカの青 金髪。そして美しい青い瞳。アメリカからジャズ・ピアニストの女性がやってくる。右も左もわからない彼女を迎えに行き、なにかと世話するのは、彼女と同じエージェントに所属する男。彼もまた同じくジャズ・ピアニストだ。アメリカと日本、二つの国で共有されている古い歌、それらの演奏を通じて彼らは親密になり、彼女の日本滞在は心地良いものとなる。しかしながら彼女には、実は壮絶な過去があった。親密になれたからこそ語られたその過去と、ある預かり物を残して、彼女は次なるアジアの国へと旅立って行く。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • アメリカン・エディターズ アメリカの編集者たちが語る出版界の話
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    〜出版界を動かす名編集者たちが赤裸々に語る、アメリカ出版界の実情の全て〜 本書は1996年から2006年にかけて発行された「ABJ-アメリカン・ブックジャム」に掲載された名編集者らへの10編のインタビューに、現在の電子書籍事情を伝える新たな「対談」と「出版社インタビュー」の2編を加えて再構成した、ABJ-eブックジャムシリーズ第1弾。
  • アメージング・グレース
    完結
    -
    全1巻550円 (税込)
    明治の黎明期にイギリス女性と恋に落ちた日本人留学生の行く末は! それは神の存在を探るアメージング グレースでもあった。 十数年ぶりに帰国した愛は、男爵だった曽祖父が造った北海道の農場を訪れる。そこで見つけたものは、一つの金庫の中にジェーンというスコットランド娘からの100通を超す恋文であった。そして曽祖父・龍の華麗な愛と男爵芋の秘密が百年を越してよみがえってくる。 【目次】 農場 会社 絶望 結婚 友人 家族 恩寵 男爵芋 修道院 唐人お吉 あとがき 【著者】 茶屋二郎:1945(昭和20)年、金沢市生まれ。慶応大学卒業後、小学館入社。その後バンダイに転じ、28歳で取締役、35歳で社長に就いた。社団法人デジタルメディア協会理事長などを歴任。現在、一般財団法人 日本おもちゃ図書館財団 代表理事。著書に「若き血に燃ゆる」(リベラルタイム出版社)、「1868年 終わりの始まり」( 講談社)、「遠く永い夢」(日新報道)、「父の背中」(時鐘舎)、「蓋棺」(ボイジャー)など。
  • 荒馬に逢いたい
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    シャッター押さなかったことによって 定着された1枚の絵。 そこにこめられた荒馬の歴史をカウボーイが語る。 ごく短い酒場のシーンを前後にして 真ん中に荒野の情景が挟まっている。 荒馬の絵と、絵を語る作者の老人。 そして、その絵の起点になった荒野と荒馬を 寝袋の中に身を置いた極度の緊張感の中で体験した時間が挿入される。 北米大陸の自然と、そこに現れた人間の初期の係わり、 その名残りを描く初期作品群『ロンサム・カウボーイ』のモチーフが 馬という野生とともに鮮やかに浮かび上がった一編。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 「ありえない」をブームにするつながりの仕事術 パクチー料理専門店を連日満員にできた理由
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    パクチーブーム火付け役が語る「ありえない」への挑戦。世界初パクチー料理専門店をブームにするまでのすべて。 世界50カ国以上を旅している著者が、株式会社旅と平和を設立して、「ありえない」と言われ続けた、世界初のパクチー料理専門店、東京初のコワーキングスペースPAXCoworkingをブームにするまでの過程を詳細に描いた。連日満員にするまでに、何を考えたのか?何をしたのか?どんな「つながり」を作っていったのか?さらに2018年3月、人気店を突如として閉鎖したそのわけは?「僕ははじめてのことしかやらない」と断言する著者の道なき道の歩き方。CAMPFIREでのクラウドファンディング成功企画。 【目次】 はじめに 第1章 パクチーハウス東京をやめてからパクチーハウス東京を始めるまで 第2章 なぜパクチーで飲食業だったのか? 第3章 パクチーハウス東京が始まった 第4章 パクチーハウス東京が生まれ変わった 第5章 走るのが嫌いな僕が月間300キロを走るようになった理由 おわりに 【著者】 佐谷恭 2018年3月まで東京都世田谷区経堂にあった世界初のパクチー料理専門店「パクチーハウス東京」のオーナー。「パクチー料理専門店?なにそれ!?ありえない」と言われ続けたにもかかわらず、強烈なパクチー愛と執念でパクチーの普及に“全緑”を尽くし、連日満員のお店に。10周年の直後に電撃発表で閉店を告げ、その89日後の3月10日に閉鎖し現在は「無店舗展開中」。東京初のコワーキングスペース「PAXCoworking」の創業者であり、人と人、街と街とがつながるランニングイベント「シャルソン」の創始者でもある。
  • アリゾナ・ハイウェイ
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    移動する時間の長さが違えば、 別れと、別れの後の出発の仕方も違うはずだ。 ある者はロディオ・ライダー。かつて栄光に輝いた彼も 今年は惨敗、負傷し、おまけに妻は1人になりたがっている。 そのロディオ・ライダーを空港まで大きなオートバイで送り届けた 日本人青年も、西海岸から東海岸までの長い移動を 妻との別れ話にあてる、という試みの最中だ。 いっぽうで帰宅してみたら愛する妻と子は書き置きを残して 家を出てしまった、という歌を好んでいた長距離トラック・ドライヴァーは 自分も歌の内容と寸分たがわぬ人生を歩むことになる。 別れの痛みとともにある人々を慰撫するのは、 アリゾナのむき出しの荒野だけだ。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。76年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 歩いていく彼のヴァリエーション
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    「彼」は放り出され、一人で歩いていく 6つのエピソードからなる短篇だが、一筋縄ではいかない。 なにしろ、6つがバラバラなのだ。 最初の章に男が6人(6人、とわざわざ書いてある)出てくるから、 その6人の、それぞれのエピソードを書いたもの、 という解釈も成立するだろうが、まったく違うかもしれない。 6人の男は女を見て、会話をして、電話で話し、結婚もせず、 別れ話を受け入れ、その後の自分の人生を歩いていく。 この短篇のテーマは、あるいは「孤独」かもしれない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ある種の素敵なことがら
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    料理に始まり、そこに戻り、何事かに気づく、ということ 親密になるきっかけが料理だったとすれば、再びよりを戻すきっかけもまた料理だった、ということがどうやらここで起きている出来事のようだ。あなたは現実の私を見ているのではない、イメージを投影してそれを好んでいるだけだ、と女は男に言う。そして男から離れようとする。しかし約半年後、女が再び引力のような力で引っ張られていくのはやはり男の作る料理のあるほうへ、だった。そして料理に加えて写真が介在することでまわり道をした女は、ある種の「素敵」に気がつくのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ある日の真夜中
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    真夜中の続きは朝 このストーリーは、このあと、どうなるのだろう? それを考えるのが非常に楽しい作品だ。 用心深く注意をはりめぐらし、出来事が起こらないように行動することと およそ正反対の主人公が愛らしい。 迂闊にもほどがある、とも言えるし、無頼だとも言える。 その時その時で、彼はやりたいように振舞うのみだ。 真夜中が続けばやがて朝が来る。 どんな朝か、想像する自由は読者の手の中にある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • アロハ・オエ 
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    現れては消えるのが歴史。 その歴史を映像で見る時代にわれわれは生きている。 片岡義男の処女作「白い波の荒野へ」を起点として 連作のようにして書き継がれたうちの一篇。 「いま」を象徴するハリウッド資本による最新のクリエイティヴと ハワイの歴史上、何度も繰り返された凶暴な大きな波が交錯する時 そこにエネルギーの炸裂と、人々の興奮と、 そして自ら志願して「向こう側」に消えていく人々が出現する。 もう、消えてどこにもない波を、サーファーを、人々はスクリーンに見る。 ラスト、最も人口に膾炙した曲「アロハ・オエ」が聴こえてくる。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • アロハ・シャツは嘆いた
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    歴史をひもとけば、そのシャツには人に対する肯定的な気持ちと悲しみが込められていることがよくわかる 観光地化する以前のハワイ。その類まれな美しさを象徴する 1つの実物として、アロハ・シャツ、というものがある。 史実をできるだけ裏切らないように努めつつ、そこにフィクションを加え、 ストーリーを作ろうとしている男性が1人。 それをサポートするためにあらゆる資料を瞬時に集めて見せる女性。 「アロハ」という多義的で肯定的で美しい言葉と出会うことで 歴史は動き、様変わりしてしまった現代にあっても また新たな形式を与えられてそれらはよみがえろうとしている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • and I Love Her
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    春から春へ。事件無き彼女の肖像。 1人の女性がいる。 この小説は、彼女の輪郭と所作だけを丁寧に追ったものだ。 彼女がどんな部屋に住み、どうやってコーヒーを飲み、クーペを運転し、どのように眠り、バルコニーにいる時の様子や風を受けた時の表情などが、積み重ねられていく。 彼女には雨と月の光がよく似合う。 小説とは、ドラマや事件、葛藤とその克服、といった起伏が必要だ、 という思い込みを、この作品はワイパーできれいに払拭する。 それも、長篇と読んで差し支えない長さを擁して。 1点、注意を。「あとがき」は絶対に先に読まないこと。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • あんな薄情なやつ
    -
    1巻275円 (税込)
    台風が接近中の夜。とあるコーヒーの店で、不思議な「薄情の連鎖」が始まる。 東京に台風が接近中の夜、「コーヒーの店で、ひとときを」と看板に書かれた店の客は、カウンター前が好きな女性とスーツ姿の男性客の二人。その女性客は、店がある建物の四階に住んでいると話します。男性客が帰った後.店主は女性客に、この店で知り合って結婚して離婚した男女の話をします。その話に出てくる女性は、女性客の友人であり、薄情な人なのだという話をして、店主の元の奥さんのカフェについて訊ねたことから、不思議な「薄情の連鎖」が始まります。コーヒーの香りを背景に語られる「薄情」という言葉の意味をふと考えてしまいます。 底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』2015年、講談社 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)、『窓の外を見てください』(講談社)などがある。
  • アーマードール・アライブ Ⅰ ~死せる英雄と虚飾の悪魔~
    3.0
    「滅びゆく世界、戦闘機械の宿命。それでも私は恋をした——」 人工知能を操り人類を殺戮する謎の電子汚染現象【ゲーティア】の出現によって、滅亡の道を歩む世界。 残された人類は自我を持つ人型兵器【アーマードール】を開発し、心無き機械たちとの戦いを繰り広げていた。 英雄と呼ばれた操縦士の少年「愛生文楽」は、激戦の中で長年連れ添った愛機を失ってしまう。 落ち込む彼に、新たな乗機として与えられた機体〈メフィストフェレス〉——その人格を司る人形知能の少女フェレスは、戦闘よりも家事が得意というダメダメな兵器だった! 【著者】 FunnyCreative 商業出版経験を持つ元ライトノベル作家、幾谷正の運営する同人文芸サークル。流行や売れ線にこだわらない自由な作品発表の場を求めて個人出版を始める。工業大学出身のエンジニアで、作風もそれらの技術知識を活かしたSFの色が強い。 ※本作品は 2017年9月25日まで、他出版社から販売しておりました同名の作品と同じ内容です。
  • Armchair Travel vol.1 Singapore
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    家にいながらガイドブック、時刻表、観光ビデオなどを見て、旅行や観光気分を楽しむ人のことを海外では「アームチェアトラベラー」と呼んでいます。本書はそんな「アームチェアトラベル」を気軽に楽しめる電子発の写真集です。  第一弾として選んだ国は、経済発展を続けるシンガポール。表紙にはユニークな造詣が目を惹く複合シアター“エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ”を掲載し、他にもシンガポールの代名詞ともいえるマーライオン公園や大観覧車シンガポールフライヤーなど、数々の有名建築や観光地がカラーで100点以上載っています。著者が撮り続けた発展する新興国の様子と、古きよきアジアの二面性を持つシンガポールの魅力を伝える1冊です。本書は、シンガポールの名所を自宅にいながらワンコインで堪能できる「読むと旅をしたくなる」電子書籍です。
  • イアリングをつけるとしたら
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    つけるときよりもはずすとき 編集者と書き手の情事。 ここでは編集者が男性であり、書き手はまだ書くことの経験が十分ではない。 小説とは、いかにして書かれるものなのか。 会話の中から、そして動作を伴う、あるモノからそれは生まれる。例えばイアリング。 男には得られない視点からイアリングを見て、そのことを構築できればすなわちそれが彼女の小説だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • いい女さまよう
    -
    1巻275円 (税込)
    今やシャッター街となった商店街で生まれ育った長谷川那美。彼女のさまようための旅物語。 残暑が続く中、地元の四国へフラリと戻った長谷川那美は、マンガの原作を主な仕事にしている。今やシャッター街となった商店街で生まれ育った彼女は、地元のショッピングモールでレストランを成功させている兄のダットサン・トラック720を借りて、地元を徘徊します。若い女性とダットサンが奇妙にマッチする地方都市の風景と、大きなショッピングモールで飲める自慢のコーヒー、兄の仕事上のパートナーの女性との食事。彼女の地元での徘徊は、そのまま、彼女の仕事であるマンガの原作へと繋がっていきます。さまようための旅の物語です。 底本:『この冬の私はあの蜜柑だ』講談社 2015年11月 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • いい気分だ
    完結
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    全1巻275円 (税込)
    波が高まって、やがて凪。いい気分だ 舞台はプール。 水をたたえた空間だが人工物であり、やや密閉感じもある空間。 主役は2人の女性。というより、身体と視線だ。 もしかすると互いを捕らえる正確さと貪欲さは異性間のそれをしのぐものかもしれない。 言葉は不要。過不足のないしなやかな動きがあればいい。 波のようになめらかに高まってやがて凪へ。 身体だけではないが身体にあくまで忠実な欲求を解放させて、今、いい気分だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 医学生のための医学史(まとめ問題付き) 流れがわかる&大事なとこだけ
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    1巻1,018円 (税込)
    おさえるべきポイントはココ!医学史の重要点を多くの写真や図とともに解説。「難しい」が「楽しい」になる 長い医学の歴史、その中の“重要なポイントだけ”をまとめた本書は、180点以上の図版を掲載し、その解説を読むだけでも全体の流れをつかめるという便利さ。巻末のオリジナル問題を解けば、絶対におさえるべき知識の再確認もできる。さらに深く学びたい人のためにコラムもたっぷりと掲載。「興味はあるけど手が出せなかった」というもったいない人にも、「医学史って面白いの?」と疑っている人にもオススメの1冊。医学の歴史を知れば、人間の歴史が分かる。人間の歴史が分かれば、人間を理解できる。まさに“医学生のための”医学史。 【目次】 序文 医学史年表 A.古代・中世 1.先史時代 2.医神の時代 3.ヒポクラテス 4.ローマの医学—ガレノスの登場 5.アラビア医学 6.インドの医学『アーユルヴェーダ』 7.中国の医学 8.中世ヨーロッパの医学 B.近代 1.解剖学の復興 2.血液循環の発見 3.外科学の発展 4.科学的医学の胎動 C.19世紀 1.病理学と診断学の発達 2.細菌学と消毒法 3.麻酔の発明 4.薬物学の発達 D.20世紀 1.抗生物質の発見 2.画像診断の発展 3.DNAの発見 E.日本医学史 1.古代・中世の医学 2.西洋医学の伝来 3.江戸時代の医学 4.開国と明治維新 5.日本人医学者の活躍 F.トピックス 1.ワクチンと免疫学の歴史 2.神経学・脳外科学の歴史 3.精神医学の歴史 4.病院と看護の歴史 5.医用機器の歴史 まとめ問題 +α リスト ノーベル生理学・医学賞リスト 図版出典一覧 著者プロフィール 【著者】 百島祐貴 慶應義塾大学医学部卒業。同医学部放射線診断科専任講師を経て、慶應義塾大学病院予防医療センター副センター長。専門は神経放射線診断科学、MRI診断学だが、医学史、科学技術史にも深い関心がある。医学博士。主な著書に「画像診断コンパクトナビ」(医学教育出版社, 2015)、「ペニシリンはクシャミが生んだ大発見」(平凡社,2008)、翻訳書に「アトミックアクシデント」(医学教育出版社,2017)、「一目でわかるMRI超ベーシック」(メディカル・サイエンス・インターナショナル,2017)がある。
  • 生きかたを楽しむ
    完結
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    全1巻275円 (税込)
    オデンを経由して、やがてみんな写真に収まる 作者と同じ、「ヨシオ」という音のつらなりを持つ17歳がいる。 カタカナのヨシオだ。ヨシオは高校の卒業に際し、大学には行かないことを選択する。 両親は離婚し、母親が女手一つでヨシオを育てた。 その母親が経営するのがオデン屋だ。 ここに、様々な来歴や関係を持ったそれぞれ魅力的な人物たちが訪れる。 中には国境を超えて来る人物までいる。 それぞれの困難を抱えながら、全員が「生きかたを楽し」んでいる。 片岡義男によってヨシオ同様、「オデン」とカタカナ表記される場所を媒介として それらの魅力が交錯する。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 生きる
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    1巻550円 (税込)
    生きるため命がけで海を渡る キリスト教信者は迫害から身を守るため小舟で長崎の外海(そとみ)から五島に逃げた。70キロメートルを命がけで海を渡る。途中3~4の小島によりながら五島を目指した。 【目次】 キリスト教信者 潜伏キリシタン 遠い島 出航 船酔い 最初の島 神様がいた 舟の底板 幻の島 遂に見つけた 集落に加わる 絶望 新天地 希望の地 【著者】 眞弓保治 1948生まれ・郡山工業高校卒業後東京の建設会社に入社・5年で退社 東京デザイナー学院デザイン科に入学・卒業後婦人制作会社に入社・13年働く・その後1級建築士資格摂取し、1級建築士事務所を開設し現在に至る。
  • 医師の想い —富さんの診療余話—
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    1~2巻550円 (税込)
    臨床医歴四十年。出会った笑い、後世に伝えたい言葉。医師の真剣な眼差しを読む。 医療の現場で起こる出来事。座薬を座って飲む薬だと勘違いした患者さん。「もっといい医者呼んで!」と言われてしまった悔しい話など一挙収録。 腎臓内科臨床医として40年歩きつづけ、後世に伝えたい医師の想いです。 【目次】 はじめに 五十音でみた心に残る患者さんからの贈り物 私の歩んだ道 Ⅰ.市立札幌病院研修医: Ⅱ.東海大学助手・講師: Ⅲ.順天堂大学助教授・教授: おわりに 【著者】 富野康日己 1974年 順天堂大学医学部卒業 1986年 オーストラリアロイヤルアデレード病院客員研究生 1987年 アメリカミネソタ大学客員講師 1994年 順天堂大学医学部腎臓内科教授 2004年 順天堂大学医学部附属順天堂医院副院長 2006年 順天堂大学医学部医学部長 2008年 順天堂大学大学院医学研究科長 2015年 順天堂大学名誉教授、東海大客員教授、東都医療大学(現、東都大学)客員教授、医療法人社団 松和会常務理事  2019年 医療法人社団 松和会理事長
  • 伊集院大介最後の推理
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    1巻495円 (税込)
    著者逝去の前年の作品を含め、単行本未収録の伊集院大介シリーズ5編を収めた、文字通り大介最後の推理。 伊集院大介シリーズお馴染みのキャラクター、山科警視、森カオル、伊庭緑郎、滝沢稔ことアトムくんほか、『ほくらの時代』の栗本薫も登場する作品集。「月光座 金田一耕助へのオマージュ」では伊集院大介と金田一耕助が共演、「幽霊座」での耕助の推理をリスペクトを湛えつつ伊集院大介が新たに解き直すという趣向も。栗本薫逝去の前年に書かれた「誰でもない男——伊集院大介の秋思」など5編を収録し、伊集院大介の文字通り最後の推理を収める。 【著者】 栗本薫 1953年東京生まれ、2009年に病没。1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。1981年には吉川英治文学新人賞を受賞。小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、SF、ミステリー、時代小説、耽美小説などさまざまなジャンルに渡る400点を越える著作が刊行された。
  • 出雲國まこも風土記
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    『出雲國風土記』にも登場する植物「まこも」のすべてが分かる! 奈良時代に編纂された『出雲國風土記』は完本に近い形で残っています。そこでは出雲の様々な産物のなかに「まこも」というイネ科の大形多年草も記載されました。マコモタケというキノコの一種を茎に宿すマコモ、出雲大社の神事にも使われる真菰、古来、人々の衣食住によりそってきたまこも。様々な顔を持つまこものことを分かりやすく解説した本です。出雲まこもの歴史と現在の役割を世にしらしめるために編まれました。 【目次】 はじめに 第一章 マコモとマコモタケ 第二章 聖なる植物、真菰 第三章 まこもと民草 第四章 まこもの健康機能性 第五章 まこもの浄化力 おわりに 【著者】 田中文夫 1952年 香川県坂出市生まれ。1974年 電通関西支社入社。クリエーティブセクションで広告制作に携わる。2010年 電通を早期退職。田中文脈研究所コンテキスター、フミメイとなる。2013年 半農半X研究所主任研究員として動き始める。 bunmyaku.blogspot.com facebook.com/fumio.tanaka
  • 偉大なるカボチャのワルツ
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    1巻275円 (税込)
    東京の世田谷の少年少女の成長は、そのまま東京の空気の変遷のようです 真紀子と由美子、よく似たタイプの二人の女性は、高校の同級生で今は二十七歳。昭和の終わりに、それぞれが実家の美容院とパン屋を引き継いで、今後の展開を話しています。その話に登場する、やはり高校の同級生だったサックスプレイヤーのシンゴもまた、高校時代からの彼女たちの友人。物語は真紀子と由美子、シンゴと真紀子、シンゴと5つほど年上のボーカリストの女性、そしてまた真紀子と由美子と、二人一組の会話で進みながら、その都度、少しづつ状況が変化していきます。東京の世田谷の少年少女の成長は、そのまま東京の空気の変遷のようです。 底本:『ジャックはここで飲んでいる』2016年、文藝春秋 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)、『窓の外を見てください』(講談社)などがある。
  • イチゴの目覚まし時計
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    シニカルではなしに、彼女は言う。 「なんだって陳腐なのよ」。 2組の若い男女がいる。 4人はそれぞれ、バラバラに福島から出てきた上京組だ。 1組はサラリーマン。もう1組は風俗で働くカップル。 そこに上下や屈託や差異はほとんどない。 風俗組が手に入れた真っ赤なフェアレディZTで 結婚式のため、4人は再び福島をめざす。 その憧れのスポーツ・カーも結婚も 陳腐であることを彼らは自覚している。 しかしそれは達観したニヒリズムではなく タフな生活者の冷静な自覚に過ぎない。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 一日じゅう空を見ていた
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    最高の贈りものは時間である 一日じゅう空を見ていることを可能にするもの、 それも最高の条件で見続けることを可能にするのはいかなる状況か、ということをこの小説は描いている。 どんな高価なプレゼントよりも記憶に残り、消費や購買とも無縁なその成り行き。 読者の皆さんもまた、出典を明らかにすることなく この短篇とそっくり同じ一日を過ごしてみるとよいかもしれません。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 一日の仕事が終わる
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    仕事とは彼女の長い一日のことだ 大人同士の関係ならば、互いに仕事を持ち、そのことを尊重し合う、というのが通常の状態だろう。 そして仕事が終われば、夫婦であれ、恋人同士であれ、仕事の時とは違うふるまいをするのもまた普通である。 しかし、そのスイッチがうまく行かない、いや、スイッチを換えたくない状態というものが時折やってくる。 そんな時は金曜日であれば京都に行ってしまう。 一人になること。そして思いがけないハプニングも含めて自分の状態にある種のケリをつけること。 こうして彼女の長い一日がようやく終わる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • いちばんつらい人
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    2台の自動車が作る狂おしい三角形について 海岸沿いの夜の国道をひた走る2台の自動車がある。 前を行くのはシトロエンである、女性が1人で運転している。 それを追うように後ろを行くのはメルセデスで こちらは男性が1人、女性が1人。 2台の自動車に3人。女性が2人で男性が1人。 3人の関係はあまりに微妙な苦しいバランスのうちに保持されているが 誰もが自分の感情から自由になることはできない。 誰1人、充足していないがゆえに保たれている怖ろしい関係がここにある。 作家は作中でこれを「環状に循環」と書いている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 一生に一度かしら
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    あっけらかんと百万円 たいへんに魅力的な女性がいて、彼女と寝たい、それが実現するなら百万円払ってもいい、と男が口にする。 話だけなら冗談か下衆な話題として済んでしまうが実際にそれが実現され、女性もあっさりとそれを飲んでしまうともはや外野がどうのこうの言う問題ではない。 「一生に一度かしら」などと笑いながら、百万円を支払い得ない男たちの視線の先をグラビアの彼女が涼しくすべっていく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 一等星の見える窓
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    ようやく一等星の見える時刻 今日こそは会いたい女性がいる。 いつもならしない残業もこなし、時間をつぶそうとするもなかなか電話は通じない。 持て余した時間のあいだに幾人もの女性が登場しては去っていく、そのよるべなさも片岡作品にはおなじみの展開だろう。 やや深い時間になって、ようやくキャッチ。 そこまで時間が経過したのだから、夜空の遅い初夏でも、彼女の体の向こう側に一等星が見える。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 一歩先は崖
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    1巻275円 (税込)
    困った時の借金は身内から次に同級生後は誰でもいい 一郎は何でも誰よりも先に手掛ける。手本になる物が無いので結果失敗する。時代が変わると一郎が苦心して挑んだ事を企業が手掛け成功した。それでもこりず一歩先を信条として生きている。 【目次】 ・従兄弟の訪問 ・連帯保証人 ・京漬物 ・京都へ ・漬物の準備 ・偽の新店舗 ・破産 ・事件 ・遺体遺棄 ・ダイナマイト ・手を吹き飛ばす ・誰か見ている ・火事 【著者】 眞弓保治 1948生まれ・郡山工業高校卒業後東京の建設会社に入社・5年で退社 東京デザイナー学院デザイン科に入学・卒業後婦人制作会社に入社・13年働く・その後1級建築士資格摂取し、1級建築士事務所を開設し現在に至る。
  • いつか聴いた歌
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    2人の女性に託された歌 不幸な亡くなり方をした父親から唯一の財産として娘は歌を贈られた。 長じてカントリー歌手になった娘は父の曲に自ら詞をつけて歌うようになる。 ところがその歌を、どうやらもう1人、歌っている女性がいるらしい。 自分しか知らないはずの歌なのに。 このミステリーの前に現れるのが愛すべき21歳の私立探偵アーロン・マッケルウェイだ。 もう1人の女性はいったい誰なのか。 全篇、電話による会話だけで進んでいく哀切な物語。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • イツモクルオンナノヒト
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    1巻275円 (税込)
    二人の男女を通して小説がどのようにして生まれるのか、その瞬間を描いた作品。 商店街の喫茶店に勤めるムンバイから来た青年トニーは、ライターの三浦に「イツモクルオンナノヒト」がさっき来たと伝えるところから始まる物語は、三浦の「イツモクルオンナノヒト」という言葉についての考察を経て、その当の「オンナノヒト」である仁美が小説を書くきっかけを作る。そして彼女が再び、その喫茶店を訪れた時、彼女の中に一つの物語が生まれる。この短編小説は、二人の男女を通して小説がどのようにして生まれるのか、その瞬間を描いた作品なのだ。しかも、その内容は、片岡義男流小説講座にもなっているという構造が見事。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • いつもの彼女、別な彼
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    動いていた1週間、動かない1週間 一緒に住んでいて、恋人と呼べなくはないが 家庭を営むには至らない男女がいる。 男は不意に会社を辞めるが、理由は明らかではない。 そして彼は1週間、実家に帰省する。 その際、女は、自分の親友で、彼の帰省先の近くに住んでいる もう一人の女に会うことをしきりにすすめる。 まるでその女と結婚させたがっているかのように。 しかもその女は離婚を経験し、娘を一人で育てている境遇だ。 ここで起こっていることは何か。 その1週間で男の何かが確実に変わってしまい、 しかし女は以前のように部屋から動かなかった。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • いなくなりたい
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    いつか必ず、自分はいなくなる ここでは、おそらく誰もが人生の中で多少なりとも感じていながら突き詰めて考えたり苦しんだりしたことの無いことについて、あまりの純粋さゆえにのめりこんでいく少女の姿が描かれている。それは、自分とは何か、存在とは、時間とは何か、という問いだ。かつての自分と今の自分は別の人間であり、しかしながら記憶、というものがあるからその過去には今の自分として戻ることができるけれど今、その場所にかつての私はいない。私とはそう、いつだって「いなくなる」ことが確実な何か、のことなのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • タイがこの上なくのどかであった頃
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    1~7巻308円 (税込)
    異文化の中で暮らしてみると見えてくる人間の おかしさ あやうさ あたたかさ 工業化が緒に就いたばかりで、何事も効率的には進まない1970年代前半に、読み書きが一切出来ない中国系怪物社長の下で、20人のフランス人技術者と苦楽を共にした。片田舎からやって来た陽気なメイドとの交流を終始楽しんだ。そんなタイの社会の中にどっぷり浸かって暮らしてみると、人間のおかしさ、あやうさ、あたたかさが見えて来た。10年後に再びタイに赴任してみると、その間にタイは、工業化に見事に適応していた。 【目次】 シリーズ 「命ささらぐ」 のはじめに 第1章 志願して来た陽気なパダム 第2章 怪物社長スクリー氏 第3章 苦難の中の楽園 「百八十度違う仕事をやらせてください」 第4章 ランシットの詩(1) 氾濫する川/蛍の群れ/熱帯の病/都会のデパートの興奮/池に落ちたゴルフボール/焼けるようなオフィス/ネパールから来たアメリカ人/屋外ダンスホール/通じない電話/子供のための離婚論/フランス人との格闘/パタヤの静寂/村のタイ・ボクシング/チョチョサン/通じてしまう日本語/泰緬鉄道/国際感覚/ワチャラワンの結婚式/屋外映画会/しなやかなスポーツ セパタクロー 第5章 ランシットの詩(2) オオトカゲ/履きつぶした靴/女性の力仕事/サリカへの道/「お先に」/やって来た新妻/熱帯のアリ/同時三本立て映画/血の日曜日/チェンマイ/ティアンの歌/モノに囲まれた生活/コウノトリの寺/タイ・ダンスを習う/プーケット島/潮干狩り/少ない情報/南の国のサムイ島/パダムの故郷/雨のかからない柱 【著者】 阿部紘久 『文章力の基本』(54刷、40万部)、『文章力を伸ばす』(共に日本実業出版社)ほか、文章術の本を8冊上梓。大学で10年間指導後、現在は社会人を指導中。エッセイ集もある。 日本にあるIT系米国企業CEO。 大手メーカーの国際部門、経営企画室、宣伝課で勤務。 その間に、タイ、韓国、イタリアで10年間合弁会社を経営。趣味は、山岳写真。
  • 今選ぶなら、地方小規模私立大学!~偏差値による進路選択からの脱却~
    4.3
    戦後最大の教育改革の波に乗る保護者・教育関係者の必読書! 「地方小規模私立大学に学生が殺到している」そんな衝撃が今、各地で起きている。少子化の昨今、これまでのように、大学に自然と学生が集まってくることはない。人気大学とされていた大学すら、危機を迎える時代となる。そんな中で、「偏差値ではない基準」で学生から選ばれている大学が登場している。前半では、大学が抱える多くの問題と偏差値に変わる教育基準を紹介。後半では、学生の社会で生き抜く力を伸ばす入試や教育を実施する3大学に密着。改革における苦悩や具体的な取り組み内容を紹介する。 【目次】 特別対談 今社会で求められている力と大学が果たすべき役割 第1章 2020年大学入試改革とこれからの地方私立大学の役割 第2章 教育現場と社会をつなぐ 第3章 受験生・保護者に伝えたいこと 第4章 AO入試改革や教員の組織づくりなどスピーディな大学改革を遂げ学生の力を総合的に伸ばす教育プログラムを導入 北陸大学 第5章 「グローカル」を軸に不断の取組みを重ね地域に選ばれる大学となる 共愛学園前橋国際大学 第6章 大学での専門教育を生かし人間力育成のポリシーのもと地域で活躍する人材を育成する 日本文理大学 【著者】 大森昭生 共愛学園前橋国際大学 学長 東北学院大学大学院博士後期課程在籍中の1996年に共愛学園女子短期大学(当時)専任講師に着任。共愛学園前橋国際大学国際社会学部長、副学長等を経て、2016年より現職。専門はアメリカ文学で特にヘミングウェイを研究。文部科学省や群馬県等の各種公的委員を務めるほか、各地での講演多数。3児を育てており、2人目・3人目出産に際し育児休業を取得。全国の学長が注目する学長ランキング3位(大学ランキング2019)。 成田秀夫 河合塾 講師(現代文)/開発研究職/河合文化教育研究所研究員 1991年、中央大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(哲学修士)。経済産業省「社会人基礎力」立ち上げ、大学生のジェネリックスキルを育成・評価する「PROG」や高校生を多面的に評価する「学びみらいPASS」の開発に携わる。2015度から2017年度まで東京大学・大学教育総合センター共同研究員。現在、初年次教育学会理事。著作に、「アクティブラーニングをどう始めるか (アクティブラーニング・シリーズ)」2016(東信堂)などがある。 山本啓一 北陸大学 経済経営学部教授 学部長 1999年一橋大学法学研究科博士課程修了。2001年九州国際大学法学部に専任講師として着任。2008年から2012年まで同大学法学部長をつとめ、公務員育成コース(リスクマネジメントコース)の立ち上げ、初年次教育改革、カリキュラム改革等を手がける。2016年より北陸大学に着任、経済経営学部の入学者を2倍に増加させた。初年次教育学会理事。近著に『学部マネジメントと学部長の役割』(大学マネジメント2018年7月号)などがある。 吉村充功 日本文理大学 工学部建築学科教授/学長室長/教育推進センター長 専門は交通計画、土木計画学、初年次教育。2003年に、広島大学大学院工学研究科環境工学専攻博士課程修了。日本文理大学で、「人間力育成プログラム」を立ち上げ、人間力育成センター長として推進。経済産業省「体系的な社会人基礎力育成・評価システム開発・実証事業」、文部科学省「大学生の就業力育成支援事業」「地(知)の拠点整備事業」の事業推進責任者を務め、全学での教育改革を先導。(公財)日本財団学生ボランティアセンター理事。
  • いまから一〇〇年あと
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    離婚暦、4年の歳月、初夏の東京。 2人のシャイネスは、言葉で防波堤を築く。 女が営む店の名前はウェンディ。 ビーチボーイズのナンバーから取られている。 いちばん大切な存在だったのに、 去ってしまったウェンディという女の子を歌った曲だ。 時々店に顔を出す男は、ここへ来て4年になる。離婚暦アリ。 彼女の誕生日に、男は、金がなくて贈り物ができない 若い男性が登場する映画の話をしたりする。 店を閉め、外を歩き、2人は今までにない段階に入る。 それを「幸せ」と呼ぶことをためらいながら、体と言葉を重ねていく。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。83年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 今こそ十代留学
    完結
    -
    全1巻1,100円 (税込)
    十代留学は早すぎない! 5%のディメリットを恐るることなかれ。 「十代留学が子供の未来をひらく」から10年経過し、より時代が複雑になった今、新たな未来を切り開ける人材の最初のステップとして、15歳から19歳までの間に二か月以上の単身での留学を勧めます。 【目次】 まえがき 高校留学が変えた人生  第一章 十代での留学をなぜ奨めるか  第二章 十代での留学をどう準備する  第三章 十代で留学できる国・地域  第四章 留学で拓ける未来  第五章 ちょっと辛口の留学のススメ  第六章 子供に合う国・地域に、適切な時期・期間、留学させるために 【著者】 津田倫男 企業アドバイザリーで国際ビジネス展開を助言する傍ら、30年に及ぶ国際交流ボランティア活動を行う。出張等で訪れた国は70ヶ国に及び、米国には高校、大学院と併せて8年在住。著作に「仕事ができるのに嫌われない人の思考法」(角川SSC新書)、「十代の留学が子供の未来をひらく」(文藝春秋)ほか
  • いま必要な庶民金融
    完結
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    マイクロファイナンス、今がまさにそうした庶民向け、零細企業向けの金融が必要な時なのです。 「日本のマイクロファイナンス」を電子本で再度世に問います。フィンテックよりも重要で、本来は銀行が取り組むべき零細金融について一緒に考えませんか。 【目次】 一章 日本の個人金融の実態 二章 日本の庶民金融とマイクロファイナンス 三章 先進国にもあるマイクロファイナンス 四章 開発途上国におけるマイクロファイナンス再考 五章 日本におけるマイクロファイナンス、ソーシャルレンディング 六章 新たなビジネスモデルを探る 【著者】 津田倫男 企業アドバイザー。銀行に20年勤務、新興企業投資を2年行った後、独立。M&A助言やグローバル人材育成などに取り組む。著作に「地方銀行消滅」「老後に本当はいくら必要か」など。 ミンディ・ヤマモト 企業アドバイザー。独立系の投資会社に勤務。M&A、企業防衛、事業価値向上支援などに長年の経験を有す。ベンチャー他への投資に加えて、海外市場開拓、人材育成などの助言も行う。日本と海外を往復して仕事をしている。
  • 嫌なことからは逃げる
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    1巻275円 (税込)
    逃げながら、しかし迂回していても、いつか問題には直面します。その逃げる過程がまた物語を生むのです。 「町で見つけた小さな謎」や「日本国内でのほんのちょっとした旅」といった連載を雑誌に書いている主人公。その「書く」という行為が日常になっている男の行動をそのまま物語にしたような作品です。何をするにも「考える→動く」というスタイルが習い性となっている「物書き」という職業についての物語と言ってもいいかも知れません。その生き方をまっとうするための、最も大切なことが「嫌なことからは逃げる」ことなのでしょう。逃げながら、しかし迂回していても、いつか問題には直面します。その逃げる過程がまた物語を生むのです。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • 医療スタッフのための心温まる接遇マナー
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    1巻990円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍! 診療現場での接遇マナーとは? すぐに役立つ会話実例に特化 最善の治療をおこなう医療現場の取り組みを考えてみましょう。病院・クリニックに勤務するすべての職員・スタッフは「おもてなし、思いやりの心」が必要です。対応、接遇マナーと会話の実例をまとめてみました。どうぞ多くの医療スタッフの日常診療に活かしてください。 【目次】 第1章 医療事務スタッフは、病院の顔! 受付・事務スタッフが常に気をつけたいことは? 第2章 診療現場での接遇マナー 会話実例 主に受付・事務職が気を付けたいフレーズ 電話での応対手紙の注意点主に医師が気を付けたいフレーズ 主に看護師・技師・薬剤師が気を付けたいフレーズ 職種を問わず、注意したい敬語表現 一般共通するハラスメントになりやすいNGワード 医療スタッフが伝える新型コロナウイルス感染症対策は? 【著者】 富野康日己 1974年 順天堂大学医学部卒業 1986年 オーストラリアロイヤルアデレード病院客員研究生 1987年 アメリカミネソタ大学客員講師 1994年 順天堂大学医学部腎臓内科教授 2004年 順天堂大学医学部附属順天堂医院副院長 2006年 順天堂大学医学部医学部長 2008年 順天堂大学大学院医学研究科長 2015年 順天堂大学名誉教授、東海大客員教授、東都医療大学(現、東都大学)客員教授、医療法人社団 松和会常務理事 2019年 医療法人社団 松和会理事長
  • Enlightenment with Abundance
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    Create Your Desired Life by Flower Essence This book is full of revolutionary ideas of how to utilize flower essences for your abundance. The flower essence is not just a healing tool anymore but a tool for transforming your frequency. The time to reach outer world is over. Instead, you become the abundance itself. This book also introduces “7 Practical Steps to Enlightenment” which can take you to “abundance mind” from “poverty mind”. Why don`t you knock on the potential door of flower essence for new era? 【著者】 MizueShima President of “Natural Therapy Shop & School Angeli” Representative of Armonia Corporation, Naturopath Mizue graduated from Japan Women`s University. After 8 years of experience as an office worker, she opened the shop “Aromatherapy Salon & Flower Essences Professional Practitioner Course” in 2005 which has more than 10,000 graduates so far. She is also developing the naturopathic courses nationwide.

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