エンジェライト文庫作品一覧
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5.0没落寸前の子爵令嬢アメリアは、侯爵家の若き当主カルロと婚姻を結ぶ。 それは、カルロには別に愛する女性がいることを承知の上での契約結婚だった。 嫁ぎ先の侯爵家では、アメリアは二人の仲を引き裂く邪魔者扱い。 妻に関心がない夫や、嫌がらせをする使用人たち……。 ひどい扱いを受けながらも慎ましく暮らしていたある日、アメリアは夫の愛する女性と偶然出会う。 彼女が余命僅かであることを知ったアメリアは、自らの能力を使って彼女の治療に協力することになり――?
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5.0公爵令嬢イザベラは、卒業パーティーで突然、婚約者の王太子から婚約破棄を告げられる。 婚約者の想い人である光魔法を持つ男爵令嬢を害したとして、身に覚えのない罪で断罪されたイザベラは非業の死を遂げる。 だが、死んだはずの彼女が目覚めると……他国の男爵令嬢アリアとして生まれ変わっていた。 新たな家族や幼馴染のテオドールに支えられ成長するアリア。 しかし、かつて自分の婚約者を奪った男爵令嬢と同じ希少な光魔法に目覚めたことでアリアの運命が再び動き出し――。
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5.0敗戦国シリルの不遇な王女レイチェルは、賠償品の書類を持って隣国ドーランへ送られるが、 実はレイチェル自身も賠償品の一つだった!? ドーラン国は急に送られてきたレイチェルに困惑し、当初は打ち捨てられた離宮に連れていくも、塔に幽閉されて育ったレイチェルにとって、ドーランでの生活は快適そのもの。 冷遇にも気づかず精霊ピットの力を借りて生きていくレイチェル。 しかしある日、優しい王太子フェンシルが現れ、レイチェルの世界は変わりはじめる――。 フェンシルに心を開いていくレイチェルに、ピットはやきもち全開! 「レイチェルの一番は俺だ!」 敗戦国の捨てられ王女が優しい精霊と隣国の王子に見守られながら、自分の力で幸せを掴む異世界シンデレラストーリー開幕!
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5.0花屋で働くルビーは、ある過去から「運命の番」を嫌悪し、獣人を毛嫌いしていた。 ある日、隣国の侯爵家嫡男で雪豹の獣人ディランが店にやってくる。 そのままワケあってディランはルビーの店で働くことに。 最初は反発するルビーだったが、共に過ごすうち、不器用ながらも誠実なディランに少しずつ心を開きはじめる。 ディランも人間社会を学び、ルビーへの理解を深めていく。 ルビーの義父エゴンにより失われていたディランの嗅覚が復活し、番がルビーだと確信するが――。 運命に抗う娘と一途な騎士の、もどかしい恋の行方は一体どうなる!? じれったく甘い異種族ラブファンタジー第一弾!
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5.0ドラクムール王国では18歳以上になった独身の貴族に対して「強制婚約」という制度を設けている。 愛のある結婚に憧れる伯爵令嬢リュナは、強制婚約を回避すべく成人の儀までに婚約者を見つけなければならない。 相手探しに苦戦していたリュナだが、友人の王太子にある提案をされる。 「そんなに悩まなくても、ぴったりの相手がいるじゃない」 なんと彼に薦められたのは、幼馴染の侯爵令息カシウスであった。 一時的に婚約者のフリをしてもらうことになったが、予想外に求愛される日々が始まり――!? スパダリでイケメンな幼馴染から一途に愛される、ピュアで甘々な溺愛ラブストーリー!
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5.0「悪いことは、全部ファナのせい」 貧乏令嬢アリーラの一族、レシュタット家は降りかかった災難や不幸は200年前の先祖ファナのせいにされていた。 レシュタット家は200年前までは大金持ちの公爵家だった。 ファナという悪女のせいで、王太子との婚約を破棄し、その後没落したらしい。 貧乏なことを鬱々と考えていたある日、祖母から余命を聞かされ混乱していると、突然体が下に転がり落ちていき――気がつくと200年前にタイムスリップし、あの悪女・ファナになってしまっていた。 アリーラは悩んだ末、ファナが王太子に嫁ぎ歴史を変えれば、現代のレシュタット家に輝かしい未来が待っているのではと考えた。 未来を変える決意はしたが、謎めいた王太子や、ファナを陥れようと画策する近衛騎士団長など……彼女を取り巻く人々は、一癖も二癖もあり、それぞれの思惑が動きだし、やがて事態は想定外の方向へと流れていく――。 悪女のレッテルを貼られたひとりの公爵令嬢がたどった運命と、歴史に埋もれた一族の真実を解き明かす、愛の物語。
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5.0ある事情のもと公爵家の養子に迎えられた子爵令嬢のシルフィーネ。 優しい義兄ジルバードがいたこともあり、彼女は公爵家に相応しい令嬢になるよう日々頑張ってきた。 そんな平穏な日々を送っていたシルフィーネは突如として生活が一変してしまう。 それはシルフィーネが学園に入学する日のこと。 ジルバードの「本当の妹」を名乗るミーナが現れたのだ。 ミーナは平民ながら自分がジルバードの妹だと言い張り、そして周りを味方につけていく。 ジルバードはミーナに冷たくあたり、妹であることを否定するが――。 「妹」を名乗るミーナは一体何者なのか? 愛と嘘が交差する学園ラブファンタジー第一弾!
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5.0公爵令嬢シャーロットの結婚が決まった。 相手は国境警備隊の騎士隊長キールで、シャーロットは幸せな結婚生活を夢見ていたがある日、 「貴女を愛することはできない」 と衝撃的な言葉を告げられてしまう。 親の愛を知らないキールは、愛がどのようなものかわからず、シャーロットを愛することができないのだと言った。 そこでシャーロットは「それなら私が愛を教えて差し上げます!」と提案して―― 愛を知らない不器用な騎士×愛情溢れる令嬢のじれキュンストーリー開幕!?
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5.0「私、筋肉に触れてみたいのです!」 文官貴族の娘アナベルは王宮の夜会で運命の出会いを果たす。 マッチョな騎士たちを初めて目にした彼女はすっかりその立派な筋肉の虜になってしまったのだ。 そして、偶然出会った騎士グレイへ訓練の差し入れを持っていく代わりに好きな筋肉を一つずつ触らせてもらうことになり――? 極上の筋肉にメロメロなアナベルとそんな彼女を振り向かせたいグレイの、甘さも筋肉もたっぷりなアツアツ胸キュンラブコメディー!!
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5.0アラフォーOL・白木百合は気がつくと公爵令嬢ユーリエス・フランセルに転生していた。 そこは妹が好きだった小説『勇者の末裔』の世界。そして原作でのユーリエスは、バッドエンド確定の悪役令嬢だった! 処刑回避のため王太子の婚約者を辞退した彼女は、有能で頼りがいのある護衛騎士フレッドの協力のもと隣国で事業を立ち上げ悠々自適の暮らしを送っていた。 働き詰めだった前世の反動で、これからは思いっきりダラダラ過ごすと決意したものの……王太子が復縁を迫ってきたり、さらにはフレッドまでもが求婚してきて――!? 「……俺をただの男として見てもらえませんか?」 そしてそのまま連れていかれたのは……なんと皇城!? 前世の妹・美華もまた皇女ミカエラに転生していたことを知り、再会を喜んだのも束の間、 フレッド改め皇太子アルフレッドに全力で愛され、着実に外堀を埋められていく……。
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5.0とあるきっかで前世の記憶を思い出した主人公は、自分が前世でハマっていた乙女ゲームのキャラだということを知る。 彼女が転生したのは、エイジャー公爵令嬢アヴリル。 高慢な悪役令嬢で、ゲームでは主人公がどのルート通ろうと、必ず死亡エンドしか待っていないキャラである。 彼女は悲劇的な最期を回避するために頭を巡らせ、ある考えに辿り着く――“ゲームの舞台はアークライド国の貴族学園の中なんだから、学園に通わなければいい!!” さっそく他国への留学を決め、さらにはアーロン・ベルと名前を変え性別も男へと偽ることにする。 なんとか男装して学園に通いはじめたアヴリルだったが、同じクラスのコーネル国第三王子のフランクが急接近してきて――
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5.0穢れを払い清め、幼い頃から国に尽くしてきた聖女フィレーネは ある日、新たな聖女の誕生によって用済みとなり教会から追い出されてしまう。 また、教会内の政争のためフィレーネが戻ってこられないように、 見ず知らずの相手を夫として充てがわれ、縁もゆかりもない土地で暮らすことになってしまい……!? 体の良い厄介払いをされたフィレーネだったが、しかし用意された土地と新居は住みやすく、 夫となった元修道騎士だというヴィジランスに最初は近づきにくい雰囲気を感じていたが、 優しくて働き者で…… 慣れない暮らしに四苦八苦しながらも、夫婦ふたりで日々をのんびりと暮らしていく物語。
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5.0平民の使用人・ノエルはヴィトリー公爵家で働く13歳の少年……のふりをした18歳の女性。 女嫌いの公爵子息レナルドのために、いわゆる「男装」をして働いていた。 女だとバレないようできるだけレナルドに会わずに過ごしていたノエルだが、ひょんなことから彼に呼び出されあることを告げられる。 「ノエル。女装して俺の妻のフリをしてくれ」 「……はい?」 レナルドに来た婚約の誘いを断るため、ノエルは男装中なのに女装をしなければならなくなってしまった! さらに、レナルドの一番近くで付き人として働くことになってしまい……?そこには女だとバレるピンチの連続で──!? 男装中なのに妻のふり!?絶体絶命のハラハラドキドキ、ドタバタラブコメディー! コミカライズも同時配信スタート!!
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5.0セシルは父が連れてきた愛人の子に立ち位置を取って代わられ、居場所を失った伯爵家の末娘。 隠遁先にとあてがわれたのは、街場のレストランだった。 お飾り経営者として適当に管理していればいいと父には言われたものの、十年もそこに居座るうちに、自ら現場に立つようになり、今では一番手のれっきとしたシェフになっていた。 セシルは身長も高く、美麗な男性のようにも見えるのが特徴的。そのため女性絡みのいざこざにも巻き込まれることもしばしば。 そんなある日、男が言いがかりをつけてきて――。 そんなピンチのところを救ったのは麗しい黒髪の青年騎士エリオットだった。 助けられたお礼にセシルは食事をご馳走すると、なんとエリオットは彼女の料理の虜になってしまう。 さらにエリオットはセシルを男性だと思っており、女性が苦手であることを告白し――。 そしてエリオットはセシルを男性だと思いこんだままある想いを抱いてしまう……!? デザートよりも甘い甘い二人の関係が今はじまります!
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5.0幼くしてユーゲル公爵家に預けられたジュジュ。庶子ゆえにアシュリーと名を変え冷遇される。 そんな彼女にただひとり、バレンシア伯爵家の次男であるサミュエルだけは温かく接するのだった。 そうして16歳になったアシュリーは、サミュエルと同じユーゲル公爵家の騎士団に所属することになる。 騎士団での日々は楽しいものだったが、アシュリーは火山の救難活動中に仲間たちとはぐれてしまう。 避難途中でライという3歳の少年を助けたアシュリーは、身寄りのないライとともに行動することにする。 今後の行き先を考えることになった彼女は、この機会に自分をユーゲル公爵家に預けた母を探す決意をするのだった。 サミュエルに会えなくなることだけは心残りだったが、アシュリーは母が居るというラジャ王国を目指す。 一方、騎士団ではサミュエルがアシュリー捜索へと旅立とうとしていた――。
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5.0伯爵家令嬢のコニッシュ・スウは、生まれつき体が弱いこともあり引き篭りがちな少女である。 社交の場ではもちろんのこと、家族からも蔑ろにされる彼女は、存在感のなさから伯爵“霊”嬢と揶揄されていた。 そんな目立たないスウの持つ赤と青の瞳は、じつは人を魅了する力を秘めた魔眼であり、 このことから「魔瞳を使って王子殿下を籠絡しようとしている」という嫌疑をかけられ、 家人たちにより遠い魔人の国の森に捨てられてしまう。 見知らぬ森の川辺で自らの行く末を悲嘆していたスウは、意識を失い流されてきた青年を助けることになる。 青年を探していた魔人の国の住人・ミゲルに連れられ、魔人の国へ行くことになったスウ。 彼女はそこで、人間の国で教えられきたものとはまったく違う魔人の国の実情に驚きながらも、 スウを奇異な目で見る者がいない居心地の良さを感じはじめる。 ミゲルや川辺で助けた上坂心たちとともに魔人の国で暮らすなかで、 スウはここで生きていくことを決意するが……。 下巻は2022年5月5日発売です。
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4.8王立図書館に勤務しているイリナは着る物にも困るくらいの貧乏令嬢。 つつましい暮らしをする日々は淡々と過ぎていき、自分のための結婚資金も姉の結婚時にすべて渡してしまった。 貧乏な自分はつつましく地味に今後も生きていくのだと思っていた―― そんなある日、頭の中で聖女と名乗るジーナからの声が響く。 「めいっぱい可愛い格好してみたいし、イケメンにエスコートされて劇場行ったり舞踏会に行ったりしてみたい……!」 そんな欲望まみれの聖女にイリナは……。 不憫な貧乏令嬢のちょっと不思議なラブストーリー
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4.8虫の知らせとでも言うのでしょうか? 結婚式の前夜、なんとなく嫌な予感がして婚約者である王太子殿下のお部屋を訪れましたら、生まれたままの姿の殿下と義妹を発見してしまいました。 ――――事後ね。 しっかりと責任を取ってもらいましょう。覚悟は、よろしくて? そう意気込んでニコレッタが乗り込んだ先は――――? 初々しい想いと、絡まる様々な思惑と悪意。それらに翻弄されながらも前を向くニコレッタ。彼女を見守りつつ、隣で支えてくれたのは、国王陛下――ジェラルド。 来たる決戦(断罪)に向け、二人は手を取り立ち上がる!
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4.8貴族令嬢のシーラはガーデンパーティ中にクリスティーナ姫主催のお茶会でクリスティーナ姫を睨みつける侍女の幽霊が見えるようになる。 幽霊の声は聞こえないが、その侍女が必死にクリスティーナ姫の飲み物に毒が入っていことを必死に伝えようとしていることに気づいたシーラはそれをクリスティーナ姫の護衛騎士ヴィクトルに伝えたことで、シーラは事件に巻き込まれることに! 事件を解決するためには幽霊とコンタクトを取ることが必要で、なぜかヴィクトルの別荘で修業開始!? そして、事件をきっかけに遠い存在だと思っていた微笑みの貴公子と呼ばれているヴィクトルの意外な素顔を知り、 二人の距離は急激に近づき――!?
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4.8農家の娘として、農村で父たちとつましやかな生活を送るララ。 ある日彼女は、借金まみれの領主から男爵家を買い取ることになった。 こうして女男爵となったララに、貴族との婚約話が舞い込んでくる。 その相手は、伯爵家の子息で王都で近衛騎士をしているクロードであった。 生まれ育ったベラージュ村を離れたくないララは、この婚約話を破棄しようと考えていた。 一方のクロードも、婚約破棄を決意していた――なぜなら彼は女嫌いだったからである。 意を決してクロードは、直々にベラージュ村へ婚約破棄を伝えに向かう。 そこで彼は、働きもので芯をしっかり持った女性であるララに惹かれていく。 ララも、優しく実直なクロードに恋心を抱くのだった。 ともに相手へ婚約破棄を告げようとしていたふたりだったが、 いまでは互いに結ばれることを望むようになる。 だが、ベラージュ村を離れることができないララと 近衛騎士として王都を離れることのできないクロードの恋は、ともに住む世界の距離という壁があった。 これを乗り越えようとする二人の前には、 王妃のクロードへの執心という、さらに険しい障壁が待っていて――。
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4.7宮廷治癒士のラティシアは、貴族の集まる夜会で秀麗な王太子フィルレスが帝国の皇女から婚約破棄をされる衝撃の現場を目撃してしまう。 フラッシュバックする過去の記憶――ラティシアはかつて、義妹に婚約者を奪われ追い出されていたのだ。 それから数日後、あることをきっかけにフィルレスの治療をすることになったラティシアは、 婚約を破棄され傷ついているだろうフィルレスと自分をどこか重ね、彼と心を通わせる。 すると翌日、突然呼び出されたラティシアに待っていたのは彼の専属治癒士 兼 婚約者として「契約」すること!? 実はフィルレスが腹黒だと知り、なんとか婚約解消してもらおうと奔走するラティシアの運命は!?
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4.7「あの子の代わりに嫁いでもらう」 メルビル伯爵家の前妻の娘であるシェリーは使用人として育てられた。 ある日、父親に突然呼び出され命ぜれた内容は── 異母妹の代わりに化け物と噂されるブランシェット侯爵家のアラステアに嫁ぐこと!? しかし、その瞬間彼女は突然前世を思い出した。 大好きだった小説の、〝推し〟を産む予定の女性に転生していたのだ!! 意気揚々と侯爵家に向かったシェリーを待っていたのは…… 噂と違う美しい容姿の旦那様だった。 推しの母に転生したシェリーが無事に推しを産むため、 冷たい旦那様との距離を縮めようと頑張るうちに本当の家族になっていく物語──
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4.7婚約披露のパーティー会場で、最悪な形で王子から婚約破棄されてしまったヴァイオレット。 これをきっかけに、日ごろから行いの悪かったヴァイオレットは周りから「負け組」と蔑まれることに。 孤独のなかで人生を終わろうとしていた彼女に『やり直し』と加護が発現する。 気が付くと彼女はあの婚約披露のパーティー会場に戻っていた。 今回は婚約破棄されずに幸せになれるだろうか…… コミカライズ版(マガジンハウス)も同時スタート!! 「負け組」令嬢の大逆転劇、第一弾!
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4.7魔力がほぼない令嬢・エメラインは婚約者に無能だと言われ、何度も「婚約破棄するぞ」と脅されていた。さらに、家族や婚約者の身内にもひどい扱いを受け、唯一の理解者は侍女と、平民の護衛騎士であるバートだけだった。 そんなエメラインをずっと見ていたバートは、ある日「いっそ、このままどこかにお連れしたい」と言ってしまう。その一言をきっかけにバートを意識し始めるエメラインだが、婚約者がいるからとこの気持ちに蓋をして――? しかし、ひょんなことからバートはエメラインと離れ離れになってしまう。 バートを失ったことで初めて彼の大きさに気づいたエメラインは、婚約者と婚約破棄をし、辺境伯領に向かうことを決意する! 秋田書店のヤンチャンWebにてコミカライズ版も連載開始! 無能といわれていた令嬢が、逆境と身分差を乗り越え幸せをつかむ奮闘劇、第一弾!
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4.7自分の容姿がきっかけで男嫌いになったエミリア。 そんな彼女のもとに婚約話がやってくる。 結婚なんて……と思っていたエミリアだが、求婚相手のデュークは女が大嫌いと有名だった。 そんな彼が結婚相手を探している理由は息子のシリルにあったのだ。 男は嫌いだが、子供は好きなエミリア。二人の利害は一致した。 「書類上は君の夫となったが、私のことは居ないものとして扱ってくれて構わない」 こうして二人は契約という名のもと婚姻関係となる。 シリルを挟んだ形での結婚生活を送るなかで、デュークはエミリアのことが気になりだす。 一方のエミリアもデュークへの恋心が育っていき――。
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4.7伯爵令嬢のノアンは父の死をきっかけに、伯爵家を継いだ叔父と実の母親と妹に悪質な嫌がらせをされていた。 つらい生活を一人で耐え、すべてを諦め生きてきたノアンだったが、ついには学園での舞踏会で妹に婚約者まで奪われてしまう。 すべてを失ったその日の夜、部屋の窓から外を眺めていたノアンは不思議な出会いをする。 明るい金髪に真昼のような綺麗な青い瞳。そして、半透明のからだ…… そのときから、ノアンと、幽霊さんこと彼の秘密のおしゃべりが始まる。 記憶をなくした幽霊と、居場所のない少女。 ふたりでのおしゃべりの時間を楽しむなかで、ノアンは優しい彼に心が惹かれていく。 だけど、彼とのお別れのときは迫っていて――
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4.6ラングロワ王国の王女エレーヌは、感情を表に出さないため「お人形姫」と揶揄されていた。 ある日、婚約者である隣国の王太子コンラッドから、別の女性を愛しているという理由で一方的に婚約を破棄され、王家のお荷物となってしまう。 兄であるエリクの計らいで、エレーヌは国境を守護するルサージュ辺境伯リュシアンのもとへ嫁ぐことになる。 初めて訪れた辺境の地は、厳しくも活気に満ちていた。 無骨だが心優しいリュシアンや、侍女のコニーをはじめとする気さくな人々に囲まれ、エレーヌはこれまで抑圧してきた感情を解放していく。 そんなある日、エレーヌがリュートと呼ばれる弦楽器を手に取ると……? 笑いあり、涙あり、ときどき轟音注意!? ハートフル爆笑ラブコメディ!
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4.6伯爵令嬢メレディアは音酔いが原因で婚約破棄を繰り返され、家族からは虐げられて生きてきた。 彼女には秘密がある――そう、前世の記憶があるのだ。 前世で耳が聞こえなかった彼女にとって、音のある今の世界は不協和音にあふれていた。 そんなメレディアが厄介払いのように結婚させられたのは、人嫌いで冷酷無慈悲だと有名な強面公爵ロイド。 極力ロイドに関わらないことを条件にした結婚は、ただ静かに暮らしたいメレディアには好条件。 異世界スローライフを目指して行動し始めた彼女のことを最初は遠巻きにしていたロイドも、いつのまにか振り回されるようになり――?
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4.6フェルテ王国一の白魔術師として、聖女の名を拝するレティシアは、婚約者である王子を治療する魔法の代償で長い眠りについた。 目覚めたのは八年後。レティシアが愛したかつての婚約者は…すでに新聖女と結婚し、もうすぐ子供が生まれるという。 愛した人の裏切りに、愛されることを諦めようとするレティシア。 そこで決まった聖騎士アレックスとの縁談。忘れられない人がいるという彼は、予想外にレティシアのことを溺愛してきてー!? 温かな聖騎士の優しさが、愛を失った少女の心を溶かす、切なく甘い溺愛ラブストーリー!!
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4.6伯爵家の令嬢であるアイリーンは自信がなくなっていた。なぜなら、彼女の婚約者であるケネスに、いつも否定されていたからだ。今日も古典詩に関する解釈が違うことで怒られ、謝ろうとしたその瞬間──とある声が聞こえてきた。 『今日も安定のクズっぷり。いっそ清々しいね! なーにが教養だよ。まずその鼻毛を整えてから言えよ、このハゲが』 声の主は、レン。日本という国で生きていたが死んでしまい、いつの間にかアイリーンの中にいた幽霊らしい。 彼と話すことで、どんどんケネスの異常性に気づくアイリーン。ケネスの洗脳と支配から解放され、自分らしい人生を歩みだす!! さらに変わっていく彼女の前にユージーンという男性が現れ……? アイリーンは、今度こそ幸せを掴めるのか!? 幽霊の言葉でDV婚約者から離れ、幸せを掴んでいく令嬢の物語。
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4.6『フェリシティ・レールダーナ。君に婚約を申し込む』 子爵令嬢のフェリシティには前世の記憶がある。 どこにでもいるアラサーOLだったフェリシティの前世は婚約者が浮気を目撃し、 悲しみを抱えたまま事故にあってしまい気づいたときには ――前世遊んでいたゲームの悪役令嬢の取り巻きモブ令嬢に転生していた!? ゲームのヒロインが転入してくる前になんとか、悪役令嬢の取り巻きから離脱することができたフェリシティだったが ある日、婚約者の浮気現場を見てしまう。 前世でも浮気!今世でも浮気!! フェリシティ浮気者の婚約者との婚約破棄を目指し証拠集めをはじめた時、 なんの因果かゲームの悪役である隣国の王太子であるアルバートと出会ってしまう。 ゲームの登場人物たちとは関わり合いたくないのになぜかアルバートは近づいてきて――
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4.6ニジエ王国の第一王女・フィネリアは、リンザニア帝国の皇帝・レキアスと政略結婚をすることになる。 彼女は殆どの人には見ることのできない精霊が見え、人が放つオーラを見ることができる不思議な力を持っていた。 そのためいつも柔和なレキアスの笑顔が、じつは本心ではないことを見破ってしまう!! するとレキアスは、二人きりになった寝室だけで本心を出すようになる。 政略結婚であるもののお互いを少しずつ理解し合う二人。 そんな中リンザニア帝国ではある問題が起こり——―。 政略結婚×精霊が絡み合う純愛ストーリーのはじまり……!
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4.6特殊な能力を持って生まれてくる娘たちを有力貴族に嫁がせる政略結婚により、勢力を拡大してきたエーデルシュタイン家。 そのなかで能力をもたないクシェルは、価値のない存在として蔑まれてきた。 そんな彼女も、政治的な影響力が小さいと判断されたエルツ男爵家へ政略結婚のコマとして嫁がされることになる。 生きることに絶望しエルツ男爵家へ向かうクシェルだったが、嫁ぎ先では結婚相手のイェレミアスをはじめ皆に温かく迎え入れられる。 花嫁修業としてイェレミアスらと暮らすなかで、エーデルシュタイン家では決して体験することのできなかった優しさに満ちた毎日を過ごすクシェル。 幸せに溢れる時間のなかで惹かれあうクシェルとイェレミアスであったが、お互いに相手へ伝えられない秘密を抱いていて――
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4.6魔物の襲撃から幼きノヴァ王子を守るために、若くして命を落とした女騎士のセリーヌ。 彼女はすぐに、別国の子爵令嬢スーザンとして生まれかわるのだった。 7歳にして前世の記憶を取り戻したスーザンは、セリーヌと同様に騎士としての道を歩みだす――。 そして17歳となった彼女は王族の護衛として、セリーヌとして生きたグレイシア王国へと向かうことに。 滞在中に前世の騎士仲間たちの弔いをするなかで、行動や言動からスーザンがセリーヌの生まれ変わりだということが、 彼女と付き合いのあった者たちに理解されはじめる。 異国の女騎士がセリーヌだと知った兄弟たちの協力により、 彼女が一目だけでも見たいと願っていたノヴァと再会できることになり……。 ※後日談などを描いた、電子書籍版だけの書き下ろし特別編を四編収録しています。
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4.5侯爵令嬢エルテは、婚約者に婚約破棄され、「氷騎士」の二つ名を持つ王国騎士アーカムと突然、政略結婚することに。 彼には愛する人がいるという噂に、これからの結婚生活に不安を抱くエルテ。しかし、そんな彼女に襲いかかったのは、アーカムの「君を愛することはない、という訳ではない」という、予想外の宣言だった――。 王女の執心から逃れるための"白い結婚"だったはずが、二人は次第に惹かれ合っていく。 しかし、諦めきれない王女の悪辣な企みが、彼らに襲い掛かかってきて―― 訳あり氷騎士と訳あり令嬢の誤解から始まる、 不器用で優しい恋の物語……。
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4.57年来の婚約者に「可愛げがない」と一方的に婚約破棄され、心を閉ざしてしまった伯爵令嬢サフィア。 1年後、ようやく立ち直り自立の道を模索する彼女に、学院時代からの友人である美貌の侯爵ルーファスが手を差し伸べる。 彼が提案したのは、互いの利益のための『契約結婚』だった!! 穏やかな偽りの夫婦になるはずだった結婚生活は、しかしサフィアの想像とは全く違うものに。 ルーファスは蕩けるように甘い言葉と眼差しで彼女をとことん甘やかし、大切にしてくる。 ただの友人だったはずの彼の真意が分からず戸惑いながらも、 その一途な愛情にサフィアの凍てついた心は次第に溶かされ、惹かれていき―― 辛い恋を乗り越えたヒロインが、長年自分を想い続けた一途なヒーローに溺愛される、 甘く幸せなシンデレラストーリー開幕。
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4.5泣き虫な弟と、世話を焼く姉のように過ごしてきた幼馴染のアランとティナ。 アランは王都で騎士になり、近衛騎士隊長に。しかし魔物大討伐で活躍したアランが、ある日、大慌てで村に帰ってくると「寂しすぎて死んでしまう!」という理由でティナとそのまま入籍をしてしまって!? ティナが状況をのみ込んだ頃には、王都の屋敷で“奥様”として暮らすことに。 恋人の期間もなかったのに、ゆっくり夫婦になろうといわれても――さらには謎の新婚プランナーまで現れて……。 ※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。 ※「わんこ系幼馴染の騎士が、夫になりまして(上)」のタイトルで配信されていた作品と同じ内容です。
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4.5カーライル侯爵家には代々伝わる不思議な魔導書がある。 処刑される三年前に時が戻ってしまったカーライル侯爵家令嬢のセシリアは、 未来を変えるため、魔導書に救いを求めると──突然古語が浮かび上がってきた。 『これぞ、逆行!! やり直し令嬢、キタァァァァ!!』 なんとこの魔導書は、この乙女ゲームの世界に異世界転生した魂が乗りうつったものだった! 未来が分かる魔導書の言う通り動いていると、セシリアの状況もみるみる変化していく。 さらに氷の公爵令息と呼ばれるジェイラスにも溺愛されはじめ──? 不思議な魔導書に導かれて、幸せな未来をつかみ取るラブコメディ!
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4.5孤児院育ちのエイミーは不景気による就職難のなかで、 ちょうど募集していた吸血鬼への生贄になることを決める。 国の安泰のために吸血鬼へ捧げられる乙女として、 吸血鬼の棲む城に到着した彼女だったが、 そこで待っていたのは―― 「間に合ってます」 いきなりの受け取り拒否だった!! 到着早々に城内からの立ち退きを求められたエイミーは、 このまま帰るわけにもいかない。 なにがなんでも生贄にならないといけない彼女は、 この状況を“気合”で乗り切るしかないのであった。 一方、それを見ていた吸血鬼のマーカスは……。
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4.5ザンダー王子の結婚式当日、なんと花嫁が忽然と姿を消してしまった。 結婚と同時に立太子される予定だったため、重臣たちはうろたえてしまう。 そんな中、女性秘書官ウィズがとある提案をした。 それは身代わりの花嫁を立てるものだった。 ウィズはザンダーの幼馴染みでもあり、なんとか結婚式を遂行しようと奮闘する。 そんなウィズを見ていたザンダーは身代わりを彼女にすることに決める。 はたして結婚式は無事に上手くいくのか……? そして消えた花嫁は一体どこに……? 謎がうずめく中それぞれの想いが交差していく……!
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4.5公爵令嬢のオルテンシアはある日前世の記憶を取り戻す。 なんと好きだった乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまっていたのだ。 しかもどんなルートでも断罪されてしまうという……。 そんなこんなで絶望しながら学園へ向かったオルテンシアを待っていたのは、追放ではなく婚約者フェリクス王子の記憶喪失という大事件だった。 おまけに退場したのは悪役令嬢のオルテンシアではなくヒロインである男爵令嬢! さらに記憶を失ったフェリクスは人が変わったようにオルテンシアに愛を囁き続ける……! 予想だにしなかった急展開にオルテンシアは一体どうなるのか!? 記憶喪失からはじまる恋愛ストーリー第一弾!
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4.5侯爵令嬢であるセシルの日常は、あるデビュタントの夜会から一転し 義妹に婚約者を奪われ、帰る家も家族もすべてを失い、セシルは市井に放り出されてしまう。 失意の底に沈むセシルはそこで、運良くある魔女に拾われ、修行を始めて今では悠々自適の毎日を送っていた。 そんなある日、突然帝国の騎士に連行されセシルは皇帝に謁見することに!? 何故か修行時代にヤケで作った呪いの仮面をつけた皇帝から「仮面のせいで結婚できないから、お前が責任を取って後継者になる子を産め」と命令されてしまう。 なんとか一年の猶予をもらい、解呪できたら自由の身になると約束を取り付けたが、逃げないよう問答無用で婚姻させられる。 こうして愛のない結婚生活がはじまった——はずなのになんだか皇帝の態度が甘すぎるんだけど!? これは、すべてを失い誰も愛さないと誓った魔女が、すべてを取り戻して幸せになるための物語——
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4.5貧乏男爵家のラリサは弟妹達のために仕事を探していた。 そんなある日偶然会った国王からある仕事を持ちかけられる。 それは求人募集というより縁談に近い、『ドラキュール公爵の花嫁』だった。 一億ゴールドをもらえることに目を輝かせ、花嫁になることを決意するラリサ。 何も知らずにそのまま彼の家にいくとそこは怪異の集まりだった。 彼女はこうしてヴァンパイア公爵の花嫁となったのである。 しかしそんなことを物ともせず、ラリサは普通に公爵と生活していく。 優しい公爵とそんな彼を愛しく思うラリサの夫婦生活の幕開けの一方、彼女の旧友たちに何やら不穏な空気が漂い始め……。 ほんわか天然な吸血鬼公爵と、同じくほんわか天然な嫁の、この上なく幸せほのぼの吸血ハートフル新婚ラブコメディ!
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4.5事業に失敗し多額の負債を抱えた実家のために、 貴族令嬢でありながら王城で針子として働くセレナ。 ある日、父に呼ばれて書斎に行くと、突然の縁談話をもちかけられる。 縁談の相手は、セレナより30歳も年上の侯爵。 借金を肩代わりしてくれる代わりに、セレナを妻に迎えたいという。 悩みながらも家族の事を思い、セレナはしぶしぶ侯爵に嫁ぐことを決意するのだった。 迎えの馬車で侯爵家に行くと、そこに待っていたのは 王宮や社交界で女性からの熱い視線を集める、宰相補佐官のフェリクス様だった。 どうやら縁談の相手は、30歳年上の侯爵ではなくフェリクス様のようで……。 普段は氷のように冷たいはずのフェリクス様に、 セレナは戸惑ってしまうくらい溺愛されて……。 ※「30歳年上侯爵の後妻のはずがその息子に溺愛される(上)」のタイトルで配信されていた作品と同じ内容です。
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4.5ある日、貧乏な地方伯爵家の令嬢ソフィアのもとに、王太子の花嫁選考会への召喚状が届けられる。 結婚も社交界にも興味のないソフィアだけれど、貴族の令嬢という立場上仕方なく選考会に参加することに。 嫌々ながらも準備を進めるが、とあるきっかけで知り合った男性に一目ぼれ。その相手が当の王太子だと知り、俄然やる気がわいてくる。 選考会が行われる王都に着くと、国中から集まってきた花嫁候補者たちは早くもバチバチと火花を散らしていた。 その様子を見て尻込みしてしまいそうになるソフィアだったが、持前の頑張りで一次試験を無事に合格! 王太子と念願の再会を果たすのだけど……。 ※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
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4.4婚約者と妹の不義が発覚し、婚約を破棄することになった アッシュフィールド伯爵令嬢・ウルスラ。 幼い頃から表情を動かす事が苦手な彼女は、 無表情ゆえに自分には女性としての魅力がないと思い悩んでいた。 そのなかで起きた今回の不義により、 彼女は次期当主の座を妹に譲り、自分は家を出て一人で生きていくことを決めるのだった。 そんなウルスラの元に、レインバード家のベルナールが婚約を求めやってくる。 感情をうまく表現できず『氷の令嬢』と呼ばれるウルスラ 事故により、夢であった騎士の道を諦めざるをえなくなったベルナール。 心に傷を抱えた不器用なふたりの恋は――
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4.4システラム伯爵家の次女・ミルフィーは、ある日自身が異世界転生者ということを思い出す。 そしてひょんなことから、兄、姉、妹も同じく転生者だと、兄であるパトリックと共に気づいてしまった! 乙女ゲームの世界だと思い込み、男をとっかえひっかえしている妹と、 内政系の世界だと思い込み、家のお金使い込んで商品開発をする姉。 そんな彼女らを見て、家の将来が心配になったミルフィーは、兄と共に前世の知識を生かして化粧品開発をしていくことに! 姉と妹の暴走に振り回されながらも必死に家を支えるミルフィー。だが突然、殿下から婚約の申し込みがあって──? 家を守ることに必死で結婚をあきらめていたミルフィーに、殿下の甘い溺愛が降り注ぐ……。 甘~い殿下と転生兄妹たちに振り回されてしまう、苦労性ヒロインのドタバタラブコメディ!
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4.4第二王子と婚約をしていたセルミヤは、ある日突然、無実の罪で婚約破棄を言い渡されることに。 あろうことか、魔物がうごめく危険な山奥へ転移魔法によって追放されてしまい途方に暮れるセルミヤ。 そんなセルミヤに手を差し伸べてくれたのは、「美しき英雄」と名高い最強魔術士・アドルフだった——。 史上最年少にして帝国軍の副総長にまで登り詰めた彼が、なぜこんな山奥で身を潜めているのか? 行く当てのないセルミヤは謎だらけな彼の元で居候生活を始めることになり……。
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4.4推しが好きすぎてハマっていた乙女ゲームのキャラクター、リュエットに転生した主人公。 ゲームの舞台となるメルシア王立学園への入学も果たし、これからイケメンとの胸キュン展開になると思いきや……。 ふとしたきっかけで見かけた、魔力により動く絵画――魔力画に心を奪われてしまう。 それ以来、イケメンそっちのけで魔力画に夢中なるリュエットだったが、 彼女に対し過保護すぎる残念イケメンな兄をはじめ、周りは放っておいてくれない。 挙句には、ラスボス感のある謎のイケメンから、リュエットの身を守ってくれるという理由から 魔力画を押し付けられる。 豪邸に匹敵するほどの価格のする魔力画をポンとわたしてくる彼の正体は? そして、謎のイケメンの助言通り、リュエットのまわりで魔力画が発火するという事件が続発する!! 下巻は5月26日配信予定です。
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4.3バルンディ伯爵家の長女レティシアは、義母と双子の妹からは「愚図で役立たず」と虐げられ、家計を支えるために夜な夜な魔獣を狩る日々を送っていた。 しかし、婚約者フランが妹たちとの結婚を望んだため、レティシアは婚約を破棄されてしまう。 家族の縁を切ろうと逃げ出した彼女は、唯一の心の支えであった魔術の「師匠」に別れを告げる。 だが、師匠はレティシアを「魔術師の塔」へ迎え入れ、弟子として、そして婚約者として保護することに。 なんと師匠の正体は、高名なクラデル侯爵家の次男にして塔の管理人オディロンだったのだ――。 婚約破棄で人生終了した令嬢が、最強の魔術師に溺愛される日々の始まるシンデレラストーリー!
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4.3田舎に暮らす庶民のリディアは、試験で優秀な成績を収めたことから王立学園に入学することになった。 珍しい青紫色の瞳を隠して臨んだ入学式で、同じく名字のない新入生アレンと出会う。 貴族が多く、庶民が肩身の狭い思いをするという王立学園で庶民仲間を見つけて喜ぶリディアだったが、アレンにはどうやら秘密があるようで――!? そんな彼とバディを組むことになったリディアは、できるだけ目立たないように学園生活を送ろうと決意する。 しかし、王太子ディオンによってアレンと共に強制的に生徒会に入れられたことで、波瀾万丈な学園生活が幕を開けるのだった……!
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4.3「だったら僕とつき合わない?」――兄のライバルのあまい罠? それとも本気の恋? 平凡な男爵令嬢アリッサは、王城で下働きをする日々。ある日、優秀な兄レオナルドの同期でライバルと噂される美貌の騎士セオルドに出会う。 セオルドは、兄への当てつけを疑うアリッサに強引に交際を迫る。兄のライバルである彼に警戒しつつも、紳士的で優しいセオルドにアリッサは次第に心を惹かれていく。 しかし、暴漢に襲われかけたり、セオのために作った弁当が捨てられていたりと、不可解な出来事にアリッサの疑念は深まるばかり。 セオの真意はどこにあるのか? 利用されているだけかもしれないと悩みながらも、彼への想いを止められないアリッサの、切なく揺れ動く恋心の行方は――
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4.3オフィーリア・エクセルシオールは聖女である。 聖女は高位貴族との結婚が義務付けられているが、貴族にとっても高い地位を持つ聖女と結婚することは名誉なことだ。 しかし、聖女の婚約者として選ばれた公爵令息は未成年に手を出したあげく、身勝手にも婚約破棄すると言い出す始末。 ――頭が悪いんですか? 頭が悪いんですね……。 厚顔無恥の勘違い男へ、オフィーリアはとうとう反撃の狼煙を上げる。 そんな彼女を献身的に支えるのは、幼い頃から忠誠を誓う聖騎士ローガン。 オフィーリアの悲願が果たされるとき、ローガンとの関係にも変化が訪れて――?
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4.3数か月前にに流行した未知の熱病。 それの病に侵され療養していた伯爵令嬢マリアンヌ・クレヴァンスの元に、親同士が決めた婚約者がジエール・ミュレン伯爵令息が見舞いに訪れ突然妙なことを言い放った。 「マリアンヌ、君との婚約の話はなかったことにする」 マリアンヌにとってそれは全く、寝耳に水の話だった。 いくら親同士が決めた婚約とはいえ、貴族の婚姻は、家同士の結びつきを強めるために行うことが多いことを理解していたマリアンヌは理由を問いただすと、〝なんとなく〟という言葉をつきつけられてしまう。 そんな理由で婚約破棄されてしまったマリアンヌは、すぐに別の相手との婚約が決まった。 お相手は、猛獣をたくさん飼っているとか、道ならぬ恋をしているとか、あやしい噂がたくさんある、王弟公爵殿下であるナーシュ。 縁談は一般的なこの国の貴族がするような手順を何段階も飛ばされ、異例の速さで進んでいき――気付けばマリアンヌは結婚していた。 婚約指輪を贈られるより早く結婚指輪を贈られて。 夫であるナーシュ殿下との初対面が叶ったのは、これから二人で暮らす王都の一等地にある屋敷に足を踏み入れたときだった。 ナーシュにエスコートされ、屋敷に入るとそこには…… 「にゃーん」 可愛らしくにゃぁ、みゃあと鳴く猫たちだった。 驚きを隠せないマリアンヌに「自分が悪い」と謝罪するナーシュにさらに驚いた。 王族の言葉は重いもので、軽々しく謝罪はしない。 それに「妻は天使」「可愛いな」など不思議なことを言われる始末。 そんな変わった王弟殿下との新婚生活が始まる…… 〝なんとなく〟で婚約破棄されてしまった伯爵令嬢と猫好き変人王弟とのほのぼの新婚ラブストーリー
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4.3ソラニアの婚約者は数々の功績と圧倒的な魔法の実力で天才と言われるテルネッド公爵。 物腰柔らかで老若男女から見惚れられる彼は、ソラニアにとって婚約者でもあり目標の人だ。 魔法の才能も容姿も人並みに生まれたソラニアは、彼に認められたいがために努力を重ね秀才と呼ばれるまでに成長する。 しかし、いくら追いかけても届かない背中を横目に、卒業式前夜、彼女はとある作戦を練るのであった…。 なぜそんな作戦を決行することになったのか?そして、作戦を決行したソラニアに待ち受ける未来とは――?
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4.3わたしは報われない思いに蓋をする。だって彼が本当に愛しているのは、彼の血の繋がらない姉だからーー ルリユル=ホワイトには幼馴染の婚約者がいる。 しかし、ルリユルは、その婚約者シューター=ブラックが血の繋がらない姉のことを思っていることを知り、 ルリユルは彼についての全てを諦めた。 どうせ格下の我が家からの婚約解消は出来ないし、婚約者から愛されることを望んでも叶わない。 だからわたしは、わたし以外の人を見つめ続ける彼から目を逸らす為にーーお仕事と推し事に励むことに! その推しはまさかの……牛!? 美味しくてカッコよくて、そしてコスパもいい!マジ尊い、ご馳走様です! 牛(推し)に夢中なルリユル×勘違いされていることに気づかないシューターの勘違いラブコメディ!
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4.3高貴な生まれでありながら、母の不名誉な行いの償いのためという名目で辺境の修道院へ送られた公女のエレーニ。 教育係のヨルギアも亡くなり、ひとりきりになった修道院で静かに暮らしていた彼女の元に、エレーニを捨てた父からの使者がやってくる。 使者によるとエレーニは神託により、大国であるステュクス王国の王子アサナシオスの妻に選ばれたとのこと。 この神託を政治的に利用しようとする父はもちろん、エレーニをアサナシオスの妻とすることに快諾。 彼女はアサナシオスの元へ嫁ぐことになった。 政略結婚での苦しい生活を覚悟していたエレーニだったが、ステュクス王国ではアサナシオスに超がつくほど溺愛されて……。
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4.3伯爵令嬢であるリリーシャの住む国は、他国からの侵攻により滅亡の危機に陥る。 苦しい状況に立たされた為政者たちは、伝説に残る存在である『護国の悪魔』に救いを求めることに。 召喚された悪魔はその力でリリーシャたちの国を救ったが、悪魔が代償に求めたのは『花嫁』であった――。 悪魔との約束を果たすために、国中の令嬢から花嫁探しが始まった。 そこで選ばれたのが、目の不自由なリリーシャである。 悪魔がどのような姿なのか、花嫁に何をするかわからない。 リリーシャの家族はこの結婚に反対したものの、こんな自分でも役に立つのならばと、彼女は悪魔との結婚を受け入れる。 新郎の居ない結婚式を終えた夜、彼女の前に姿を現した悪魔は…… 生贄令嬢と呼ばれた目の見えない女性と、愛を知りたい美しき悪魔の恋物語。
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4.2「俺が君を愛することはない」 恋愛結婚が主流の国で、政略結婚をすることになった、成金令嬢のダイアナ・アダマス。 婚約者となったシルバー・スターリングからの心無い振る舞いに、ショックを受けた拍子に、彼女は前世の記憶を取り戻した。 ダイアナの前世は、未婚のまま不慮の事故で命を落とした結婚願望こじらせ女。 気弱な地味令嬢から一転して、口と頭がキレッキレの「やべー女」に覚醒したダイアナ。 これはチートを持たずして最強の転生令嬢が、幸せな結婚を目指す物語である! テンプレだらけなのに予測不可! ありふれた設定で唯一無二のラブコメディここに開幕!
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4.2公爵家当主マクスウェルは、魔竜を討伐した褒賞として王族と縁のある娘を娶ることになる。 結婚相手として決まったのは伯爵令嬢プリシア。当初マクスウェルと結婚予定だった義姉がプリシアの婚約者と浮気をしたことで、代わりに彼女が公爵家へと嫁ぐことになったのだった。 入れ替えられた結婚のためすぐに追い出されると思っていたものの、プリシアがマクスウェルの体を侵す魔毒を治せることが判明してから二人の距離は次第に近づいていく。 強面なマクスウェルのぶっきらぼうな優しさに惹かれていくプリシアだったが、急に義姉がマクスウェルと結婚すると言い始めて――?
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4.2孤児だからという理由で蔑まれ、虐げられながらも健気に頑張っていた聖女アンナ。しかし、努力報われず人柱に選ばれ、犠牲になってしまう。 ──はずだったが、なぜか死なない。なんとアンナには精霊がついており、ずっとアンナを見守ってくれていたのだ。アンナは、精霊の力で美しく高貴な貴族聖女・ロズリーヌに姿を変え、再び教会に舞い戻る。 「もう言いなりになんてならない。好き放題振る舞ってやる!」アンナ時代とは打って変わり、貴族という権利を使って悪女のように振る舞うロズリーヌ。それでも教会の人々はアンナ時代よりも美しく身分の高いロズリーヌの方をたたえるが、ずっと優しかった騎士ロラン様だけは違うようで──?
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4.1子爵令嬢のカティーナは人より優れた聴力を持って生まれてきた。 そのため、遠くで話されている聞きたくない会話まで拾ってしまい、若くして人間の裏表を知ってしまうことになる。 おかげで人付き合いが苦手になり、地味な自分にも自信が持てなかった。 そんな彼女は勉学に励み、優秀な成績から王女様の御側付きに選ばれる。 王女様の横には勤勉で優秀な美貌の騎士ヴィリアスがいた。 その美貌の騎士は実はカティーナの婚約者なのだけど、 婚約してから一度も声を聞いたことがなかった。 しかし、あることをきっかけに初めて彼の声を聞く。 その声は耳の良すぎるカティーナが嫌悪感のわかない素敵な声だった。 初めて言葉を交わした時から二人の距離はゆっくりと縮まっていき――
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4.1両親を亡くしたもの同士、幼いときからともに生きてきたミアとクレト。 少し年の離れた姉弟のように暮らしてきたふたりだったが、 年を重ねるとともに、クレトはミアに異性としての想いを寄せていく。 それを知りながらも、クレトの幸せを願う心から、彼の気持ちを拒絶するミア。 心からお互いを想いあうふたりであったが、とある出来事をきっかけにミアは皇女に目をつけられ、非業の死を遂げるだった――。 その後、地方の男爵令嬢のタリサとして転生したミアは、貴族の付き合いで帝都へ出向いたことをきっかけに転生前の記憶を思い出す。 クレトのことを探すタリサだったが、帝国内にクレトに関する情報は残されていなかった……。 地元にもどったタリサであったが、彼女が十五歳のときに帝都で皇位をめぐり激変が起こる。 第一皇子ながらも冷遇されていたフェリクスが帝位を簒奪したのである。 権力を得るために親族にすら手にかける新皇帝のフェリクスは、「残虐皇帝」の異名で恐れられる存在となる。 フェリクスの治世となり数年――弟の付き添いとして再び帝城へむかったタリサは、 庭園を鼻歌を歌い散策していたところ、その鼻歌に過剰に反応する人物に出くわす。 タリサのことをミアの生まれ変わりだと見抜いたその人物こそ、 残虐皇帝のフェリクスだった――
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4.1「お嬢さん。あなた、もうすぐ恋が訪れますよ。恋の予言は、いかがですか?」 ――予言師のその言葉に、淡い恋心が破れたばかりのエレナは興味を引かれてしまった。 魔術師ギルドの受付嬢を彼女は、普段ならば予言師の予言を聞くことはない。 職業柄や自身の能力から、予言師が偽物であると見抜けるからである。 そんな彼女でも、その予言師ははじめて出会う本物であった。 そんなこともあり、ついつい予言師にお金を払い続きを聞いてしまう。 「これは、珍しい。運がいいですね。まもなく出会う男性は、あなたと最高の相性です」 ――そう告げられた相手は、王国騎士団長のレイ・ハルト卿。 しかもこの恋には、相手の命がかっているという。 うれしい反面、予言が外れることがないことをしっているエレナは不安にもなるのだった。 そんな彼女に、騎士団へ魔法薬を届けに行く仕事が任される。 騎士団には、予言で最高の相性と言われたレイはおらず、そこには言葉を話す傷ついた銀の犬を見つける。 モフモフ好きなエレナは懸命に手当をするだった。 しかし彼女は知らなかった、まさにその銀の犬こそ――
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4.1ドハマりしていた乙女ゲームの悪役令嬢、クリスティア・セリンジャーに転生してしまった主人公。 クリスティアは突然異世界から現れたヒロインに婚約者を奪われるキャラである。 その結末は、嫉妬からヒロインに手を出してしまい、元婚約者に断罪されるという悲惨なもの。 前世のゲーム知識を活かして破滅ルートへのフラグをかわして生きるクリスティアだったが、 ウィリアムという少年が養子として引き取られてくるという、ゲームの設定にはなかった展開が発生する。 温かい家族のもと、仲の良いきょうだいとして成長していくクリスティアと義理の弟ウィリアム。 ウィリアムへのほのかな恋心に気づかないふりをして過ごすクリスティのもとに、 異世界からやってきたというアンナが訪れる。 どうやら彼女の狙いはウィリアムのようだけど……クリスティの運命は、ゲーム通りになってしまうのか!?
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4.0自由恋愛が認められたルシピア王国の地味な伯爵令嬢ロザリーは未だに誰とも付き合ったことがなかった。 自分と同じように穏やかで大人しい男性を望んで王家主催の婚活マッチングに登録したのに…… マッチングされたのは公爵家嫡男であり王子の側近であるラファエルだった。 国中の注目を集める彼は穏やかな生活を望む彼女にとって最も嫌な相手。 「今回はご縁がなかったということで」 目立つ彼から逃げようとするが、彼はあなたがいいと譲らなくて……。 地味令嬢×完璧イケメン騎士のすれ違いラブストーリー。
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4.0アイリーン・セラーズ公爵令嬢は、突然大衆の前で婚約破棄された。大慌てで彼女はその場から退出しようとする。しかし、それは婚約破棄が理由ではなく── (どうして帝国の皇太子が変装しているの!?) なんと、視察に来ていた帝国の「皇太子」の後ろに控える、地味で眼鏡な下級役人。彼こそが本物の皇太子であるヴィクター殿下だと気づいてしまったのだ。 「俺の正体を誰かに明かしたら、不敬だからな?」 口止めされたアイリーンだが、周りは正体に気づかず「地味眼鏡」「いまいちな男性」と本物の殿下を前にして散々な口ぶり。 不敬の芽を摘むため、必死で彼をフォローするアイリーンだが、地味眼鏡が好きすぎる令嬢という勘違いの噂まで流れてしまい──? これってどう足掻いても詰んでない!? 苦労性ヒロインと悪戯好き殿下によるドタバタハイテンションラブコメディ!
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4.0伯爵令嬢のアレクシアは、高熱で倒れ目覚めると記憶を失っていた。 朧げな前世の記憶と現状とのずれに戸惑いながらも、婚約者であるパトリックや過保護な弟テオドーロ、そして意味深な言葉をかけるいとこのレオポルド殿下との関係を再構築していく。 学園に入学したアレクシアは、この世界が前世でプレイした乙女ゲームであり、自身が攻略対象者であるパトリックの「名前しか出てこないモブ婚約者」であることを思い出す。 記憶喪失前はパトリックを一方的に嫌っていたが、記憶を失ってからは彼に惹かれていくアレクシア。 一方、レオポルド殿下からは過去の「誓い」を明かされ――。 弟のテオドーロもアレクシアへの歪んだ愛情を露わにしていく中で、アレクシアの選んだ答えとは? そしてアレクシアの記憶喪失にはある要因があった――。 婚約者・義弟・王子の三人から愛されるモブ令嬢の、記憶喪失から始まる波乱万丈な恋と運命の逆転劇。
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4.0聖女の力を失った伯爵令嬢クロエは、王太子ライノスから婚約破棄を言い渡されるも、なぜか彼は別れてくれない。 何度もループする運命に抗い、魅了の薬で彼を別の聖女に惹きつけようとするクロエだが、計画は狂い始め…… 冷酷だったはずの王太子が甘く迫る裏には、隠された真実と熱い想いが! 二人の予測不能な同棲生活から始まる、じれったくも甘い異世界ロマンス。 果たしてクロエはループから抜け出し、真実の愛を見つけられるのか——?
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4.0日本で社畜生活を送った前世の記憶を持つ元伯爵令嬢クロア。 兄が犯した罪により家が没落した彼女は、下級メイドとしてつらい日々を送っていた。 主人にはこき使われ、同僚のメイドたちには嫌がらせを受ける生活……。 そんな彼女の支えは、深夜の罰仕事で出会った匿名の愚痴友達「コウモリ」との秘密の文通。 だが、その正体は人嫌いで有名な宵闇の魔導官・ルイヴィスだった!? 顔も知らないまま交流を深める二人は、オフ会という名の顔合わせをすることになり――?
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4.0話すことが得意ではないミランダは思い人と婚約が決まったその日なぜか猫になっていた!? ミランダだと気づかない家族からは屋敷から追い出され、助けを求めて婚約者の家に行けば 婚約者が浮気をしていることを知り、寒さに凍えながら彷徨い死を迎えようとしていたミランダ。 そんなミランダを救ったのは動物好きだけど逃げられてしまう強面青年のバークで。 バークは女運が超絶に悪く、女嫌いでもあった。 しかし、猫だとおもっているミランダには優しく甘やかしミランダもバークの優しさに 傷ついた心が癒されていく。 そんなある日、ミランダはふとしたきっかけで人間の姿に戻ることができたのだが、それを見たバークは……。 ※「婚約者に浮気された令嬢は異国の強面盟主に溺愛される〜呪いで猫になりましたが、毎日モフられています〜(上))」のタイトルで配信されていた作品と同じ内容です。
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4.0子爵令嬢であるエルダは父の借金によって家が没落し、 借金返済のため豪商として有名なバローナ商会で働き始める。 仕事にも慣れてきたある日、大好きだった婚約者に突然婚約破棄を告げられ、身も心もボロボロになっていたエルダだったが、年下の美しい商会の副会長であるクリスも同じように実らぬ恋に傷ついていた。 エルダはそんな彼を見かね、先輩にもらったお酒を飲もうと誘ったが…… 朝になり目が覚めるとお酒を飲んでからの記憶がない! しかも隣にはクリスが寝ていて!? その日をきっかけに、彼女の生活は一変することになる―― これは記憶のない一夜から始まる、二度目の恋の物語。 ※本作は『幽霊殿下とわたしの秘密のおしゃべり』のスピンオフ作品です。 前作を読んでいなくてもお楽しみいただける内容になっております。 ※電子限定でWEB版より大幅に加筆しております。
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4.0「ケイト嬢! 貴様との婚約は本日を以って破棄する!」 今日は、王宮での社交パーティーの日。 子爵令嬢であるエマは、久しぶりに領地から王都に出てきて王家主催のパーティーに出席した。 しかし、その先でなんと王太子が婚約者である公爵令嬢のケイトとの婚約破棄現場に遭遇してしまった。 エマが見守る中、婚約破棄を告げた王太子に対し気丈に振る舞う公爵令嬢ケイトだったが、「婚約破棄を承諾」した途端、 気を失ってその場で倒れてしまう。 王太子を含めた周囲の誰もがケイトを助けない中、エマは彼女を助けるために渦中に飛び込み助けようとする。 しかし、重いドレスを着た彼女を一人で抱えることは難しく助けを求めると、一人の美しい男性ロベールが現れ──
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4.0「人に優しくすれば、きっと幸せになれる」ずっとそう信じてきた、アイスバーン公爵家養子のクレア。しかし、成人の誕生日パーティ直前で、婚約者と妹の浮気現場を目撃し、「公爵家ではない、平民かもしれない養子の娘」という理由で婚約者に婚約破棄されてしまう。 さらに、パーティでも「下賤な血」と言われ、公衆の面前で婚約破棄されてしまったクレア。しかし、彼女の本当の身分は平民ではなく、唯一王族の血を引く王女だと発表され……? 復縁を迫る元婚約者を断り、王族としての務めに没頭するクレア。 優しくて完璧な義兄に支えられながら、王女として、より良い国を目指して奮闘し始める──! ある日突然女王になった優しいクレアの国家運営ファンタジー。
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4.0婚約者から卒業パーティーで婚約破棄と国外追放を告げられるものの、冷めた目をするのは 人族の国エンライの伯爵令嬢のレナッタ・カランドラ。 それもそのはず、このセリフもこの展開もこれで三回目なのだから―― 一回目は失意の中、隣国の獣人の国シャティアで生活苦に陥り死亡。 二回目も失意の中、追放途中で野盗に襲われ死亡。 一回目二回目ともに同じ男爵令嬢に唆された婚約者である王子に婚約破棄と追放を告げられていたことから、 それらを踏まえ三回目の人生に臨んだが効果はなかった。 だが三回目ともなれば身につけた教養と、万が一の貯金、人脈と彼女を救ってくれるものはあるからこそ、 レナッタは国外追放宣言を受けて華麗に隣国へと渡り、ただの平民女性として再スタートを切ったのだが そこでかつて図書室で『先輩』と親しんでいた獣人の青年レネ・テルセロと再会して…… レネはレナッタに頻繁に会いに来ては優しくしてくれるし、獣人の親愛の証である尻尾を絡めてきて!? 彼は公爵子息で、自分は今は平民なのに周りから恋人同士だと誤解されてしまうのではと、 レネに会いにこないように言うのだが全然聞いてくれなくて――
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4.0公爵令嬢のフィリアは宮廷錬金術師になるための勉強に熱中していたある日、 婚約者に突然婚約破棄を告げられてしまう。 理由はフィリアが勉強ばかりで自分との時間をないがしろにしているから…… と言っているが、婚約者からは女性物の香水の香りがしていて。 女好きの婚約者との婚約破棄を素直に受け入れたフィリアだが、 しかし、元婚約者がフィリアの夢を邪魔してくることは避けられない。 そんなフィリアに支援するため仮初めの婚約を提案してくれたのは フィリアの元家庭教師で宰相のジウス!? 冷徹な宰相だと言われるジウスだがフィリアにはなぜか優しくて、 そんな二人の距離は錬金術で作るご飯でより近づいていき――。 クールで不器用な錬金術師とそんな彼女が愛しくてたまらない冷徹宰相のとの お仕事とグルメと恋の物語。
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4.0ミリアは生まれてからずっと使用人として働いている子爵令嬢。 メイド長からは仕事が遅いと怒られる日々を過ごしていた。 ある日、主人の伯爵当主はミリアにこう宣告する。 「公爵家で使用人の修行を一年間してくるのだ。もう戻ってこなくとも良い」と。 自分がダメダメだと思っていたミリアだが公爵家にいくと褒められることばかりで……? さらに伯爵家ではミリアがいなくなったことで大変なことに……!? ダメダメなんかじゃないミリア令嬢の使用人物語第一弾!
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4.0「エステル、君とは結婚できない。僕は──真実の愛に目覚めてしまった!」 公爵令嬢エステルはパーティー会場で婚約者である王太子に婚約破棄をされるが、エステルは動揺していなかった。 なぜなら、彼女には前世の記憶がありこの世界が乙女ゲーム《歌姫の終幕の夜が明けるまで》通称《ウタアケ》の世界だと気づいていたから。 悪役令嬢であるエステルは、〝予定通り〟断罪イベントである婚約破棄がシナリオ通りに進んだので死んだように偽装をして、隣国ノードリヒト国に亡命。 その亡命先で笑顔でエステルを待っていたのは、シリーズ3のラスボスとなる元魔王ギルフォードで…!? 見た目は美しくかっこいいギルフォードだがその中身は……なんと可愛いものが大好きなオネエ系魔王!? そして、そんなギルフォードも実は…… そんな二人はひとつ屋根の下のんびり悠々自適にセカンドライフを満喫中! エステルは前世の知識を活かして料理をつくり、それを幸せそうにたべるギルフォード。 しかし、そんな幸せ生活に暗雲が!ゲームの攻略キャラたちが現れはじめ問題発生!! その一方、エステルの生まれ育ったハイヒメル大国ではエステルが死亡フラグ回避のためにしてきた『料理』や『大手商業ギルドへの納品』がストップしたことで攻略キャラたちはーーぶっこわれ!? お互いに好きなのに、今の生活を崩したくなく一歩踏み出せない甘々両片思いなふたりの同棲生活の先に待ち受けるものはーー
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4.0ドワーフが住んでいる島・ジャモン王国で育った人間のクロエは「異形の娘」として蔑まれていて暮らしていた。 しかしある日、人間が住む国・シャリオン帝国から使者が来る。彼らはクロエを姫様と呼び、本当の故郷であるシャリオン帝国へ戻ることを提案した。 一方、シャリオン帝国には孤独な皇子がいた――彼の名は「アドルフ」。 人の心が読めるという力と、ドワーフのような呪われた体のせいで周囲からは恐れられていた。 だが、ドワーフに育てられたクロエは彼に好意を持つ。 それはアドルフにとって初めての出来事だった。 「君じゃないとだめなんだ、クロエ」 アドルフの呪いが解け、容姿が戻っても彼の溺愛は止まらなくてーー?
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4.0ある日、平和な町に暮らしていた町娘のフラッフィーナは自分が前世では社畜OLだったことを思い出す。 フラッフィーナが暮らす世界は魔法に魔人に魔物たちが暮らす魔王様の国で!? しかし、フラッフィーナの暮らす町は平和でのんびりとした場所で このままスローライフを楽しもう!と思っていたのに 王宮の予言者によってフラッフィーナは魔王ルークアルトの結婚相手である聖女だと言われ 王宮騎士によって魔王様の待つ王宮に連れて行かれてーー そして、待っていたのはイケメン魔王様の溺愛!? 突然魔王様と結婚と言われても困ります!正式な婚約まで絶対に断わってみせる! しかし、見た目も人と同じでまるで王子様のようなルークアルトに溺愛され次第に…… 優しいイケメン魔王様×町娘出身聖女の溺愛ファンタジー!
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4.0幼少期、自身にかけられた呪いを5年かけて解呪したエルザは恋愛などそっちの気で解呪の魅力に引き込まれてしまう。 しかし婚姻をしないわけにもいかないエルザのもとに、エルザ同様に「引きこもり」の王子から婚約の話が舞い込んできた。 これ幸いと申し出を受け入れたエルザはティオハルトのもとに嫁ぐのだが、彼の引きこもりの原因は呪いだったのだ。 彼の呪いも解呪しようとするエルザに対し、なんとティオハルトは恋に落ちしてしまう。 すると今まで発動してなかった呪いが発動してしまい……! このままティオハルトはどうなるのか?エルザは解呪できるのか? 時間との闘いの最中、二人の恋も発展していく……。
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4.0いきなりドアを開けて入ってきた綺麗なおばさんと、私の母の戦いが始まろうとしている中、私は思うのだ。 あれ、こんな修羅場見たことあるぞと。 家の中ではじまる修羅場に遭遇した時、自分が転生したことに気づいたトリー 四歳。 家に入ってきた綺麗なおばさんはなんと伯爵夫人だった! トリーの父親が伯爵家にいる!? 急遽、伯爵家に行くことになったトリーを待っていたのは、二人の兄と、トリーそっくりな伯爵様で……。 トリーの父親は誰なのか、修羅場から始まった伯爵家の生活は波乱の連続! トリーの出生の秘密が明らかになりひと段落したと思いきや 隣国の第一皇子 レオナルドから「運命の人だ」と言われ求婚!? 急な求婚に戸惑うトリーだったが……
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4.0ある日、傷ついた銀狼(フェンリル)を見つけ癒しの力で介抱した子爵令嬢のミア。 するとフェンリルから突然「未来の番(つがい)」と呼ばれるのだった。 「番」とは何かわからないままも、その日からミアの運命は一変する。 一方、王宮では第一王子と第二王子の王位継承争いが勃発し、 ミアはなぜか、第一王子に命を狙われるのだった。 それを助けてくれたのは、「未来の番」と言ったフェンリルで――。
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4.0魔術の天才である公爵令嬢ローゼリアはある日、三人の王子から結婚相手を決めてくれと国王と父親に言われる。 しかも、ローゼリアの決めた結婚相手を王太子にすると普通の貴族令嬢からすれば好条件。 もし、王子たちから選ばないのであれば年の離れた貴族の後妻になるか……。 それを聞いたローゼリアは大袈裟に国王にもし、三人から選ばないのであれば年の離れた貴族、例えば近衛騎士隊長ジークフリートと結婚させるなんてそんなことないですよね?と嫌そうに言ったのを聞いた国王たちは大きく頷きローゼリアは心の中で笑った。 そして、声に出してこう尋ねるのであった―― では、誓約魔術に誓ってもらってもいいですか?
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4.0辺境の村で育った幼馴染のエルマとヴィン。 エルマにとってヴィンは、ずっと一緒にいた存在であり、大切な友達であり、そして初恋相手であった。 平凡な村娘であるエルマを残し、ヴィンは魔物たちの長である魔神竜討伐のため村から旅立とうとしていた。 「帰ってきたら結婚しよう」と言う彼の言葉を信じて待つこと五年――。 ついに魔神竜を討伐したヴィンが村に帰ってくる。 いまや勇者と呼ばれ、五年前より逞しくなり、大きな存在となったヴィン。 そんな彼からの猛烈なアプローチに、ちょっと引いてしまうエルマ。心の整理をする時間が欲しい彼女は……。 恋に不器用な勇者と、その幼馴染――約束の言葉が果たされる日は……。
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4.0柔らかな風と小鳥のさえずりに誘われ目覚めた主人公――そこは見知らぬ場所だった。 それだけではなく、自分が誰かもわからない。主人公の側に居て目覚めを喜ぶ青年は彼女のことを姫と呼ぶが、一切の記憶がなかった。 青年はロアといい、彼女を守る盾だと紹介される。ロアから自分がロゼという名の姫で、三年も眠り続けていたことを知らされるのだった。 自らが吸血鬼であることも教えられ、ロゼは戸惑いながらも少しずつ状況を把握していく。 そんななか、ロゼたちのもとにアルバトーリア王国の第一王子・カルティオがやってくる。 ロアとカルティオはロゼのことを白薔薇姫と呼ぶ。その名が背負うものを知るとき、封印された記憶が明かされていく――。
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4.0公爵令嬢フィオナの侍女であるアリシアには秘密があった。 社交界が嫌いなフィオナに頼まれるがままに、フィオナの替え玉としてパーティに参加していたのだ。 それだけならまだしも、アリシアをフィオナだと思っている公爵の令息クライヴから婚約を願われてしまうのだった。 困った状況になったアリシアは、返答の期限である建国祭の日までにクライヴから婚約破棄されようと決意する。 ランデブーの場でクライヴから嫌われようと振る舞うアリシアだったが、クライヴは一向にアリシアを嫌う気配がない。 逆にアリシアが、クライヴの人柄を知り惹かれていってしまうのだった。 そんななか、アリシアがフィオナの替え玉であること知る人物も現れ――。
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4.030代半ばのOL美咲は、飲み会から目覚めると異世界の侯爵令嬢セリナ・クレッツェンに転生していた。 少しずつ事態を飲み込んできた美咲は、セリナが自分が愛読していた戦記ファンタジー小説『白の騎士と薔薇の姫』に 登場するキャラクターだったことを思い出す。 しかし、セリナはメインキャラクターではなく、モブもモブの悪女キャラ!! 破滅ルートを回避しようにも、情報がなさすぎてどうすればいいかわからない。 地位と若さだけに頼っていては危ないと悟った彼女は、自身の安全のためにも侯爵家の領地立て直しに励む。 事務職だった経験を活かして財政を再建させ、王国内で有数の領地へと発展していくなか、謎の青年エイリアスが現れて――。
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4.0長年ガドウィ王子を憧れの目で遠くから見つめていた貴族令嬢のフロレンス。 社交界では地味な存在の彼女に、ある日突然、当のガドウィ王子からのお誘いが舞い込んできた!! すると突然兄の親友で人気侯爵のエーリクまでもがプロポーズしてきて!? ガドウィ王子の誘いの意味を教えられたフロレンスは、とりあえずエーリクと婚約をして逃れようとするのだけど……。 ガドウィ王子からの溺愛は、治まるどころかエスカレートする一方。 困ったフロレンスがガドウィ王子を避けるようにしたら、今度は王子を弄ぶ悪女として新聞までもが騒ぎ始め、いよいよ窮地に立たされてしまう。 どうしてこんなことになるの? わたしはどうすればいいの? なにより私、もう結婚しなくちゃいけないの!?
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3.8階段から転げ落ちた衝撃で前世の記憶を取り戻した公爵令嬢アリシア。 そこで自分が読んでいた小説の悪役令嬢に転生していることに気づく。 悪役令嬢アリシアに待ち受ける運命は、王子から婚約破棄され、厳しい修道院へ送られてしまうというバッドエンドだった。 そんな展開は絶対に嫌だと運命に抗うことにしたアリシアは王子の婚約を断り、都合の良い婚約者として辺境伯家の三男カイルを選ぶ。 そしてアリシアのとった行動、それは単刀直入に申し入れることだった。 「私と婚約していただきたいのです!」 「お断りします」 カイルが間髪容れず拒否をするも、アリシアはめげない。 何かとカイルのもとに訪れ、交友を育んでいく。 だんだんとアリシアに惹かれていくカイルに対し、アリシア自身も気持ちに変化があり……? バッドエンドを回避するためだけに婚約者を決めたはずが、彼女の心はどんどんとかき乱されていく―― 何事にも無関心でミステリアスなカイルと、元悪役令嬢のアリシアの純愛ストーリー第1弾!
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3.8公爵令嬢のリリーティアは、王太子のアーサーと婚姻関係にあった。 子爵令嬢のマリアの登場により二人の関係は破綻し、あることがきっかけでリリーティアは処刑されてしまう……。 しかし、そこで時は巻き戻り、リリーティアは再び人生をやり直すことになる。 何かがおかしいと気がづくリリーティア、そして王太子のアーサー。 そう、この世界は乙女ゲームの世界だった——。 リリーティアもアーサーもお互いを確かに想っているのに、マリア……乙女ゲームの主人公の登場で二人の関係はひき裂かれてしまう。 二人はどうにかそれを打破しようと試みるが、ゲームの強制力が強く、なかなか思い通りにいかない。 そしてついに迎える巻き戻り五回目。 今度こそ二人の愛を貫くための奮闘がはじまる——!
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3.8もふもふした動物が大好きなOL瀬戸内鞠絵は、事故に遭い異世界の貴族令嬢マリエルに転生した……のは、じつはこれで二回目だった。 一度目の時は、聖女と崇められたエリア―ナの謀略により悪役令嬢にされた挙句、無残な最期を遂げている。 今回こそは生き延びようと、5歳児ながら目立たずにひっそり暮らしていこうと考えるマリエルだったが、 転生の際に手にもっていた卵から何とドラゴンが誕生!! フクロウにネコ、イヌと次々ともふもふたちが集まってきて……新たな騒動を巻き起こす!! もふもふたちにくわえ、ドラゴン族の協力や隣国の皇太子に求婚されたりと、一度目とは違う人生を歩みはじめるマリエル。 破滅ルートを回避したかのように思えたのだけど……ついにエリア―ナが現れて……。
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3.8没落貴族の令嬢という経済的な事情により、魔法を学びたいという夢が破れたメイル・アリーデは、 乞われるがままに公爵家の令息・ガイアス・フォーゼンと結婚をする。 無表情で不愛想なガイアスは、結婚式の日でさえメイルへまともに話しかけてくることもなく、 これからのことを考えると彼女はため息が出るばかりだった。 一方のガイアスも、過去のある出来事により、他人と言葉を交して心を開くことが苦手になっていた。 想いを上手く伝えられないふたりだったが、ともに魔法に対する深い興味という共通項があった。 夫婦というよりも、魔法の師弟として距離を縮めていくふたり。 そんななか、ガイアスの元に忘れようとしていた過去が舞い戻ってきて――。
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3.8衆人環視パーティの会場で、王太子から婚約破棄を突き付けられたシャリーア。各人の思惑が交錯するなか、彼女が王太子に突き付けた選択とは――表題作「婚約破棄は構いませんが、殿下はどちらを選ぶおつもりですか?――どちらも地獄ですけどね」 エリーゼとして毎度破滅する三度目の人生で、彼女はループを断ち切るためにある決意をもって皇太子の元へ向かう――「婚約破棄されたので、浮気皇太子は殺します~もう、堪忍袋の緒が切れました~」 第三王子から晴れの舞台で婚約を破棄すると予告されたエメラルディが、森の魔女に頼み込んで手に入れた秘薬の効果は――「卒業パーティーで婚約破棄されるようなので、魔女に会いに行くことにした」 婚約者から命を狙われていると感じ取ったアリシア。そんな彼女が婚約者を想い選んだ行動とは――「ざまぁ確定で婚約破棄ができない皇太子が、私を殺そうとしているようです~仕方がありません、死にましょう~」 婚約破棄されたに四人の公爵令嬢が織り成す、凛々しく、切なく、優しい、ハートウォームなオムニバス作品。
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3.7義妹に婚約者を奪われた男爵令嬢のベル・ストーリー。 婚約破棄にくわえ、家からも追い出されることになった。 そんな彼女に救いの手を差し伸べたのは――恐怖の皇太子と呼ばれ恐れられるフィアード・レジェンダールである。 ベルは強面のフィアードに命じられるがまま、皇太子の屋敷で暮らすことになるのだった。 そこで彼女を待っていたのは……至れり尽くせりの生活だった。 フィアードがどうしてベルに豪華な暮らしを用意するのか? それは、彼が小説家であるベルの作品の熱狂的なファンだったから!! 強面ながらイケメンな皇太子のもと、快適な環境で小説を書ける日常がはじまったのだけど……。
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3.7男爵家の令嬢・ライラは狭く厳しい自然環境の男爵領で、家族や領民たちと力を合わせ慎ましやかに暮らしていた。 そんなライラの楽しみは土いじりであり、温室をつくり作物の品種改良や栽培に励んでいた。 ところがある日、母方の祖父が有力貴族だということもあり、年頃のライラは王太子妃候補のひとりとして選ばれたことを知らされる。 そうこうするうちに、王子の代わりに王太子妃候補の検分役・カールが男爵領へとやってくるのだった。 王都から来たカールに対し、結婚よりも栽培と男爵領が大切なライラは、王太子妃候補から外されるように領地での令嬢なしからぬ生活を見せる。 しかし意外なことに、農業に理解がある彼は興味を示し、いつしかふたりは打ち解けていく。 ことある事にやってくるカールに対し、自らの気持ちに気づきはじめるライラ。 検分役といえ王子の側近であるカールと、貧乏な男爵家令嬢の自分では釣り合いがとれない。 ライラはカールへの想いを断ち切ろうとするのだけど……。
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3.7リディアは家の事情により苦手な幼馴染みのクラレンスと契約結婚をすることになる。 しかし実際に契約結婚をしたあとのクラレンスは思っていたのと違い、とてもリディアに優しい。 戸惑うリディアに対し、ますます優しいクラレンス。 すると学園ではある時からリディアに対するいじめが発生する。 なんとか対処しようとしている一方で、クラレンスの隠していた秘密を知ってしまうリディア。 このことによりさらに彼女から彼に対する思いは変わり……。 大嫌いだったはずの幼馴染みとの契約結婚によってリディアの人生がまるっと変わるラブストーリーのはじまり!
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3.7植物に愛されている伯爵令嬢テルミィは、しかし家族には愛されていなかった。 わずか七歳で魔法石を使って新種の魔法植物を生み出した彼女にまっていたのは、その力を家族に搾取される辛く苦しい日々……。 そんな中、ある出来事をきっかけに愛犬ハクと家を飛び出すことを決意したテルミィが向かった先は、 逃げていた辻馬車で偶然知った次期辺境伯であり聖騎士ルドルクのもとだった。 「私と結婚してください!!」 現状を変えたいと願う彼女の無謀な求婚は、しかし彼の両親に気に入られたことで成功し――。 互いに利を得るための結婚だったのに、夫になったルドルクはどんどん過保護になっていき!?
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3.7「恋物語みたいな結婚なんて、できっこないのに」誰かにそう言われたことがきっかけで、結婚を避け図書館ばかり通っていた伯爵令嬢マリア。 しかし家族の事情で結婚せざるを得ない状況になってしまい、婚活のため仕方なく夜会に赴くことになる。 夜会で彼女に声をかけたのは、この国の第二王子──ルーヴェルトであった。 図書館で見かけるだけで、マリアと直接面識がなかったはずのルーヴェルトは、なぜか即座にマリアの結婚相手に名乗りでる。 彼はずっとマリアを図書館で見ていたようで──?求婚をきっかけに、徐々にルーヴェルトを知り、距離を縮めていく。 一途にマリアを想い続けるも空気のように気付いてもらえなかった不憫王子と、自身の恋愛に興味がなかった鈍感令嬢との、甘酸っぱい恋物語が始まる!
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3.7王太子に婚約破棄され森へと追放された貴族令嬢のトロメルダは、 そこで失恋し悲嘆にくれる水の大精霊アクアリマと出会う。 似た境遇のふたりはすぐに意気投合し、ともに放浪の旅へ出ることにする。 旅の途中で様々な事件を解決していくなか、ふたりは篤い友情で結ばれていくのだった。 そんななか、トロメルダは竜族の青年ルイシェルに一目惚れされる。 ルイシェルに溺愛され照れるトロメルダを、嬉しそうに見守るアクアリマ。 こうして3人旅となった一行の前に、トロメルダを一方的に追放した王太子が現れて……。