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  • 奇跡が街に訪れて【分冊】 1巻
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    アナは手厚い診療を行うことで評判の高い産婦人科医として、忙しい毎日を送っていた。そんなアナには誰にも話していない過去があった。5年前、夫を愛しすぎたばかりに、別れを告げなければならなかった自分の選択を、後悔したことはない。自分の勤務先の病院に、元夫のサムが赴任してくるまでは。アナは平静を保とうとするが、体温を感じるほど彼が近づいてきた瞬間、過去の幸せな思い出がよみがえり、心も体もまだ彼を求めている自分を思い知らされて…!?

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  • 涙の雨のあとで【分冊】 1巻
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    看護師ルーシーは、かつて恋人だった小児科医のコナーが、自分の勤める病院に小児科部長として戻ってくると聞いて驚いた。自分の昇進だけを考えアメリカに渡った彼が、なぜ今になって!? ルーシーの不安は的中した。ふたりが別れたあと彼女がシングルマザーになったことを知り、コナーは娘イザベルの正式な父親であることを主張しに帰ってきたのだ。こんな不実な男にイザベルを託すなんてできない。ルーシーはなんとしても彼の思惑を阻止しようと固く心に誓うが…?

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  • 瞳の中の切望【分冊】 1巻
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    研修医としてイタリアにやって来たケリーは、上司になる男性を見て驚愕する。彼はルカ・フェレーロ。2年前、初めての熱烈な恋に落ちたが、彼は「別の女性と結婚する」という1本の冷たい電話だけをよこして関係を終わらせた。ケリーは深く傷つき、苦しみ、ようやくその痛手から立ち直って、新しい一歩を踏みだしたところだった。仕事としてわりきった関係を貫こうとするケリーだったが、彼を見るたびに心が震える。乗りこえるしかないわ…彼は結婚しているんだもの。

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  • 迷える花嫁【分冊】 1巻
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    “この結婚は過ちだ”結婚式当日を迎えたヘザーは悩み苦しんでいた。教会では父や親族、友人たちが、祝福しようと待ちかまえている。いまさら気づくなんて。崩れ落ちそうになっていたヘザーを支えてくれたのは、見知らぬ男性だった。彼はやさしくヘザーの話に耳を傾け、頭で考えるのをやめて自分の心に素直になるよう忠告し励ましてくれた。3か月後、結婚をキャンセルしてロンドンで再出発しようとしたヘザーは、新しい職場であの時の男性アーチーと再会した…!!

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  • 砂漠にかかる月【分冊】 1巻
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    広告代理店に勤めるナタリーは取引先の社長にしつこく言い寄られ困りきっていた。 その夜もオペラに誘われ、ナタリーは友人のマーカスに助けを求めて恋人のふりを頼む。だが、現れたのはマーカスではなく、ひと目をひく風貌の見知らぬ男フリン。 彼はまるで恋人のような抱擁をして、ささやいた。 「君を助けにきた」

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  • 白衣に包まれて【分冊】 1巻
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    看護師ナタリーは、倒れた父親の代わりにパーマー製薬会社を経営せざるをえなくなった。彼女とともに国際支援組織で働いていた医師のラファティは、彼女が金もうけに走ったと誤解し、会社に押しかけ彼女を責めたて、組織に戻るよう説得した。彼は私を有能な看護師としてしか必要としていない。私はひとりの女としてラファティに求められたいのに!ナタリーは自分の思いを伝えるために、ある重要な提案をした。「1か月間、そばにいて私の仕事を見ていて!」

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  • キプロスの花嫁【分冊】 1巻
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    「あの島でわたしの新しい人生が始まるんだわ…!!」そう期待に胸ふくらませ、ケィティが向かった先は恋人の故郷”キプロス島”。しかし空港に現れたのは恋人のいとこ、クリストス・コンスタンティン。彼の冷酷な言葉が彼女を悲しみの底へ突き落とす。「いとこの結婚式をだいなしにするつもりならイギリスに帰ってくれ」どういうこと!? 本人に確かめたいのに彼は連絡先も教えてくれない。ケィティはやむなくクリストスの監視下で看護師として働くことになったが…。

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  • 数億分の一の授かり物【分冊】 1巻
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    医師ベンがこの町に戻ってくる…!? 田舎町で看護師として働くエミリーは驚愕した。3年前、エミリーは彼と熱烈な恋に落ち子供を授かった。けれど妊娠を告げるとベンは彼女を嘘つきだと決めつけ、「他の男の子供を押しつけるな」となじったのだ。それなのに…いったいどんな顔で会うつもりなの? ところが再会したベンはエミリーの子供を見るなり顔色を変え、話を聞いてほしいと告げてきた。拒絶しようとするエミリーだが、思いがけない事実を打ち明けられ…?

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  • ひとりぼっちの聖母【分冊】 1巻
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    看護師アナはがんで姉を亡くし、天涯孤独になったばかり。でも新しい職場の医師ベンが何かと気にかけてくれ、寂しさもまぎれて想いはどんどん彼に傾いていた。医者として信頼でき、一緒にいるだけで幸せな気持ちになる…。そんな彼とついにキスしてしまったけど、この恋はあきらめなければいけない。なぜならアナのお腹には、亡き姉の忘れ形見が宿っているから。代理母としてこれからシングルマザーになるアナは、彼の重荷になりたくなくて身をひこうとするが?

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  • スペインの熱い夜【分冊】 1巻
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    ローラは旅先のスペインで運命的な出会いをした。めまいがするほどハンサムな彼は、アンダルシアの大富豪ルイス・デ・リベラ。ふたりは一瞬で恋に落ち、結婚…幸せはずっと続くと信じていた。が、そんな時、ローラが彼に告げられずにいた忌まわしい過去を暴かれてしまう。ボーイフレンドに襲われたこと、そのことで彼女の父が高額な慰謝料を請求したこと。すべてを知った彼の冷酷な言葉に傷つき別れを告げたのに2か月経った今、愛してもない私の前に現れたのはなぜ?

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  • 引き潮のかなた【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    実りの無い結婚をしていた夫が亡くなった。なんとも言えない寂しさのなか、突然ひとりの男がやってきた。彼は私に彼の妹の夫との不倫をやめるよう忠告に来たのだった。だが、彼は誤解していた。不倫をしているのは、私の双子の妹なのだ。この事実を告げれば、結婚間近の妹を不幸にしてしまう。だから、彼には誤解されたままにしておこうと決心した。それでことは済んだはずだった。しかし意外なことに、彼との仲は深まり、誤解の傷は耐え難いほど大きくなっていく!!

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  • 愛に背を向けて【分冊】 1巻
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    -
    大富豪の娘ガブリエルのイライラは頂点に達していた。ブラジルのアマゾンの炎天下で、待っている飛行機が飛ばないのだ。操縦士は彼女を思わせぶりに一瞥しただけで埒があかない。そして、やっと離陸しひと安心と思ったら、突然エンジンの故障で密林に不時着してしまった! 最後の連絡地点で待つのが最良と、ふたりは密林の奥へと進み始めた。しかしこの時初めて、彼女はお互いに名前を名乗っていなかったことに気づいた。だが、試練はこれからで…!?

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  • 天使の笑みをもう一度
    完結
    4.0
    白血病の姪が助かるかもしれない…! 看護師のベスは、ひとりで娘を産み育てていた亡き妹の遺品から、姪の父親とおぼしき男性の連絡先を見つけた。彼が娘を認知し、骨髄ドナーになってくれれば…! ところが必死の思いでかけたベスの電話は用件を告げる前に、にべもなく切られてしまう。落胆するベスだがその直後、勤務先の診療所にセクシーでハンサムな新任の医師が現れた。彼の名前を聞きベスは驚愕する。アダム・ナイト…あなたが姪の父親だというの!?
  • 偽りの約束
    -
    ■この男性との結婚は大きな過ちになるかもしれない。■ベスは不幸のどん底にいた。恋人に裏切られ、仕事と住まいを失い、体は普通の状態ではない。そんなとき、偶然出会って手を差し伸べてくれたのがデイヴィッド・ケインという会社経営者だ。彼はベスに秘書の仕事を与え、自分の家に同居させてくれた。ある日、デイヴィッドの義姉がふいに訪ねてきて、ベスを彼の恋人と勘違いする。デイヴィッドはなぜか、その誤解を解こうともしない。それどころか、義姉が帰ったあと、驚くべき提案をした。「僕たち二人の問題を解決するために結婚しないか?」彼の問題がなにか全然わからなかったが、ベスは役に立ちたいと思った。
  • プリンスの贈り物
    -
    ■私が妊娠しているなんてあり得ない!この四年間、そんな相手もいなかったのに。■ニコルは打ちのめされた気分で病院をあとにした。妊娠……。ここ数年、男性のベッドに近づいたこともなかったのに。なぜ? いつ? どうして? もし、そんなことがあったとしたら、シャンペンを飲みすぎて記憶のないクリスマス・パーティしかない。だとすると相手は会社の男性ということになる。奥さんに離婚されたジョンをなぐさめて……?まさか。彼は年上すぎるし、兄のようにしか思えない。ハンサムなレイフと思わず……?いいえ、彼は仕事と遊びをちゃんと分けている。となると、あとはミッチしかいない。彼は背が高いし、セクシーだけど、私とはまったく気が合わない。それに、たしか真剣につき合っている女性がいたはず。ああ、もしミッチだったら、なんて言えばいいの?
  • 数億分の一の授かり物
    完結
    4.7
    医師ベンがこの町に戻ってくる…!? 田舎町で看護師として働くエミリーは驚愕した。3年前、エミリーは彼と熱烈な恋に落ち子供を授かった。けれど妊娠を告げるとベンは彼女を嘘つきだと決めつけ、「他の男の子供を押しつけるな」となじったのだ。それなのに…いったいどんな顔で会うつもりなの? ところが再会したベンはエミリーの子供を見るなり顔色を変え、話を聞いてほしいと告げてきた。拒絶しようとするエミリーだが、思いがけない事実を打ち明けられ…?
  • ひとりぼっちの聖母
    完結
    -
    看護師アナはがんで姉を亡くし、天涯孤独になったばかり。でも新しい職場の医師ベンが何かと気にかけてくれ、寂しさもまぎれて想いはどんどん彼に傾いていた。医者として信頼でき、一緒にいるだけで幸せな気持ちになる…。そんな彼とついにキスしてしまったけど、この恋はあきらめなければいけない。なぜならアナのお腹には、亡き姉の忘れ形見が宿っているから。代理母としてこれからシングルマザーになるアナは、彼の重荷になりたくなくて身をひこうとするが?
  • 愛しすぎた罰【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    10年前、レイチェルは恋人スティーヴンの前から姿を消した。当時の二人は、バレリーナの卵と野心に燃える若き事業家で、スティーヴンは千載一遇のチャンスを掴もうとしているところだった。身ごもっていると気づいたのは、そのときだ。愛する人が夢に邁進できるよう、彼女はそっと身を引いたのだった。若気の至りと言うには大きすぎる過ちだったと知ったのは、10年後、レイチェル親子とスティーヴンの偶然の再会のあと……。あれからずっと彼女を捜し続けていたというスティーヴンは、裏切られた苦しみのあまり、冷徹な億万長者へと変わっていた。自分と同じ青い瞳の男の子を見て、彼の目に新たな怒りの炎が上がる。 ■「あなたのために身を引いた」「君のためにがむしゃらに働いた」自分のしたことは相手を想ってこそだったのに、とすれ違う二人の苦しみと愛の深さが、読む者の心を打つ感動ロマンスです。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • スペインの熱い夜
    完結
    4.0
    ローラは旅先のスペインで運命的な出会いをした。めまいがするほどハンサムな彼は、アンダルシアの大富豪ルイス・デ・リベラ。ふたりは一瞬で恋に落ち、結婚…幸せはずっと続くと信じていた。が、そんな時、ローラが彼に告げられずにいた忌まわしい過去を暴かれてしまう。ボーイフレンドに襲われたこと、そのことで彼女の父が高額な慰謝料を請求したこと。すべてを知った彼の冷酷な言葉に傷つき別れを告げたのに2か月経った今、愛してもない私の前に現れたのはなぜ?
  • 引き潮のかなた
    -
    二年前の夫の事故死で悲惨な結婚生活は幕を閉じた。当時、新聞はエデンが夫を死に追いやったとスキャンダラスに報じ、彼女は世間から逃れるようにして人里離れたコテージで暮らしてきた。訪れる人などめったにいないのに、嵐の夜、ドアをノックする音が……。見知らぬ男は、エデンの名前を知っていた。彼はマーカス・コールと名乗り、軽蔑の表情で数枚の写真を突きつけた。ショックが体を駆け抜ける。抱き合うカップルの女性は妹のエレノア。マーカスは私をエレノアと思い込んでいる。相手は彼の妹の夫だという。身を引かなければ後悔することになると脅す彼に、黙って承知した。妹を守るために……。でも、マーカスに誤解されたまま別れるのはつらい。ところが事態は思わぬ展開をし、エデンとマーカスは周囲に対して、熱烈に愛し合う恋人同士を演じることになった。交わすキスに真実の愛が込められたとき、二人だけの秘密が生じた。
  • 引き潮のかなた
    完結
    3.5
    実りの無い結婚をしていた夫が亡くなった。なんとも言えない寂しさのなか、突然ひとりの男がやってきた。彼は私に彼の妹の夫との不倫をやめるよう忠告に来たのだった。だが、彼は誤解していた。不倫をしているのは、私の双子の妹なのだ。この事実を告げれば、結婚間近の妹を不幸にしてしまう。だから、彼には誤解されたままにしておこうと決心した。それでことは済んだはずだった。しかし意外なことに、彼との仲は深まり、誤解の傷は耐え難いほど大きくなっていく!!
  • ボスは誠実?
    -
    ―ペンシルベニア州フィラデルフィア。マギーは着るはずだったウエディングドレスを細かく切り刻んでいた。結婚式の二日前に、婚約者がほかの女性と逃げたのだ。あとのごたごたは、すべてマギーが処理しなければならなかった。完全に男性不信に陥った彼女は、放浪の旅に出る決意をした。そう、この町から離れよう。仕事からも男からも自由になるのだ!―サウスダコタ州デッドウッド。カジノ経営者、ミッチ・グレインジャーは、個人アシスタントに応募してきた女性を見て、その美しさに驚いた。しかも彼女は、自信に満ち、冷静で…なぜか僕に反抗心を抱いている。やるじゃないか。この僕に反抗しようなどと考える女性はまずいない。彼女、マギー・レイノルズを雇い、その反抗心の裏に何があるのか探るのも面白いかもしれない。
  • 恋はハーレーに乗って
    -
    彼女は氷のプリンセス――いつか僕が溶かしてみせる。■JTは、彼女にキスをしたとたん、自分が困った状況に置かれたことに気づいた。金色の髪に黒い瞳の、美しい女性テイラー。だが彼女は、かつてJTを陥れた憎きボス・ダニエルズの娘。父親と同じ、非情なビジネスウーマンだ。テイラーは、JTの大切な故郷であるジャーメイン島のリゾートを次のビジネスのターゲットとして秘密裏に調査していた。それを知ったJTは、島を守るため、身分を偽って彼女に近づいたのだ。彼女の調査の目的を暴き、ボスに復讐するはずだった。それが、こんな氷のような女に欲望を覚えるなんて、いったい僕はどうしてしまったんだ?島の未来と、ボスへの復讐だけを考えなくては……。
  • 幸せへの扉
    -
    結婚は家を破産から守るため。何度もそう言い聞かせたはずだった……。■キャサリンは父親を破産から救うために、形だけの結婚に応じた。相手はジョーダン・ジェイムズ。有能な建設会社の社長だった。あれから一年、別居同然の夫は世界中を飛び回る忙しい生活で、彼女はともにパーティに出席するだけの偽りの妻の役を演じてきた。ところが、今度は兄が賭事で多額の借金を作ってしまった。またも救いの手をさしのべるジョーダンが出した条件に、キャサリンは茫然とした――実際に夫婦として暮らし、子供を作ること。彼女の脳裏に忘れたくても忘れられない、あの夜のことが浮かぶ。結婚式の夜、ジョーダンに抱きすくめられたときのことだ。夫が手を離さなければ、わたしはあのまま身を任せていたかもしれない。あれはわたしの中に流れる奔放な母の血のせい……。母はさまざまな男と情事を重ねたあげく、家族を捨てて出ていった。一度欲望に溺れれば、わたしも母と同じ道をたどってしまう……。キャサリンは心とは裏腹の、そんな自分が怖かった。
  • めざすはシンデレラ
    -
    ■私が妻としてふさわしいと、絶対に証明してみせる。■田舎町の食堂(ダイナー)で働きながら夜学に通うジョリーンは、ハンサムな億万長者、カール・ランドンにプロポーズされた。小さなころからおとぎばなしのような結婚を夢見てきた。まさに絶好のチャンスなのに、なぜか婚約に踏みきれない。ためらう彼女に、カールは彼の実家にしばらく滞在するよう勧める。ジョリーンは誘いを受けたが、迎えには来たのはカールではなく、ランドン一族のはみ出し者と悪評高い、彼の弟ジェイクだった。カールとはあまりに違う、危険な雰囲気を持つ男性。「君のような女が、あんな男と一緒になってどうするんだ?」彼の言葉にジョリーンは怒りを隠せなかった。私のような田舎娘は、カールに釣り合わないと言いたいのね。負けるものですか! 彼女はこぶしを握りしめた。
  • 愛に背を向けて
    完結
    4.0
    大富豪の娘ガブリエルのイライラは頂点に達していた。ブラジルのアマゾンの炎天下で、待っている飛行機が飛ばないのだ。操縦士は彼女を思わせぶりに一瞥しただけで埒があかない。そして、やっと離陸しひと安心と思ったら、突然エンジンの故障で密林に不時着してしまった! 最後の連絡地点で待つのが最良と、ふたりは密林の奥へと進み始めた。しかしこの時初めて、彼女はお互いに名前を名乗っていなかったことに気づいた。だが、試練はこれからで…!?
  • 皮肉なワルツ
    -
    古着に眼鏡、歯列矯正をした冴えないジーンは、みじめな高校時代を過ごした。憧れのライにダンスパーティに誘われて夢のような気分を味わうも、当日すっぽかされたうえに無視を決め込まれ、初恋の花ははかなく散った。やがて時はジーンを見違えるほど美しい女性へと変身させるが、青春のトラウマが消えることはなかった。あるとき、友人の結婚事前パーティで、偶然にも花婿の友人だったライに再会し、ジーンは色を失う。だがライは彼女の正体に気づかず、またもやダンスに誘ってきた!
  • 恋に落ちた司書 マリッジ・メイカーズ III
    -
    こんな女に祖母を食い物にされてたまるか!祖母クレアが大金をはたいて古い建物を買ったと聞き、デイヴィッドはそれを手伝った若い女性をにらみつけた。きっと彼女は詐欺師に違いない。僕が監視しなくては。こんな男にクレアの夢を潰させはしないわ!アイスクリーム・パーラーを開くという友人の願いを叶えるべく、アナスタシアは多大な協力をしてきた。今それを阻むために現れたデイヴィッドを見て、彼女は一戦交える覚悟を決めた。■USAトゥデイのベストセラーリストにも登場歴のある作家C.リンツの描くミニシリーズ『マリッジ・メイカーズ』。最終話は自由をこよなく愛するヒロイン、アナスタシアを結婚させようと、妖精たちが最後のがんばりを見せます。
  • 潮風に魅せられて
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    二年前の離婚以来、ソフィーは鬱々とした日々を過ごしてきた。悲しい過去を振り切るためには、自分から変化を求めなければ。決然として病院勤務をやめたソフィーは、豪華客船のクリニックの看護婦に応募して採用された。長い髪をばっさり切り、地味だった服を明るいものに変え、新しい経験に希望を抱いて船に乗り込む。唯一の不安はクリニックの医師とまだ顔を合わせていないこと。挨拶のために医師の船室へ自ら出向いたところ、そこでソフィーはあまりにも思いがけない人物にでくわした。彼がなぜここにいるの? 二年前に別れた夫のリアムが!
  • 涙の雨のあとで【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】看護師ルーシーは、かつて恋人だった小児科医のコナーが、自分の勤める病院に小児科部長として戻ってくると聞いて驚いた。自分の昇進だけを考えアメリカに渡った彼が、なぜ今になって!? ルーシーの不安は的中した。ふたりが別れたあと彼女がシングルマザーになったことを知り、コナーは娘イザベルの正式な父親であることを主張しに帰ってきたのだ。こんな不実な男にイザベルを託すなんてできない。ルーシーはなんとしても彼の思惑を阻止しようと固く心に誓うが…?
  • 奇跡が街に訪れて
    完結
    4.0
    アナは手厚い診療を行うことで評判の高い産婦人科医として、忙しい毎日を送っていた。そんなアナには誰にも話していない過去があった。5年前、夫を愛しすぎたばかりに、別れを告げなければならなかった自分の選択を、後悔したことはない。自分の勤務先の病院に、元夫のサムが赴任してくるまでは。アナは平静を保とうとするが、体温を感じるほど彼が近づいてきた瞬間、過去の幸せな思い出がよみがえり、心も体もまだ彼を求めている自分を思い知らされて…!?
  • 億万長者への挑戦状
    3.0
    ウェディング・プランナーのレイチェルは、親友の結婚式に参列した。ネイトという魅力的な男性も列席すると聞いていたが、いくら大富豪、ラテン系、弁護士などと並べ立てられても、恋愛の苦手な彼女は興味が持てなかった――彼を一目見るまでは。ネイトの情熱的な視線にほだされそうになる自分を叱りつけ、レイチェルは努めて関心のないそぶりを続けた。ボールルームで盛り上がる人波をかき分け、彼が近づいてきて言った。「一緒に踊ってくれるかい?」きっぱり断ろうとレイチェルが顔を上げると、彼は隣にいた別の女性を連れて、ダンスフロアへ消えていった。
  • 砂漠にかかる月
    完結
    5.0
    広告代理店に勤めるナタリーは取引先の社長にしつこく言い寄られ困りきっていた。その夜もオペラに誘われ、ナタリーは友人のマーカスに助けを求めて恋人のふりを頼む。だが、現れたのはマーカスではなく、ひと目をひく風貌の見知らぬ男フリン。彼はまるで恋人のような抱擁をして、ささやいた。「君を助けにきた」
  • 白衣に包まれて
    完結
    -
    看護師ナタリーは、倒れた父親の代わりにパーマー製薬会社を経営せざるをえなくなった。彼女とともに国際支援組織で働いていた医師のラファティは、彼女が金もうけに走ったと誤解し、会社に押しかけ彼女を責めたて、組織に戻るよう説得した。彼は私を有能な看護師としてしか必要としていない。私はひとりの女としてラファティに求められたいのに!ナタリーは自分の思いを伝えるために、ある重要な提案をした。「1か月間、そばにいて私の仕事を見ていて!」
  • 瞳の中の切望
    完結
    3.0
    研修医としてイタリアにやって来たケリーは、上司になる男性を見て驚愕する。彼はルカ・フェレーロ。2年前、初めての熱烈な恋に落ちたが、彼は「別の女性と結婚する」という1本の冷たい電話だけをよこして関係を終わらせた。ケリーは深く傷つき、苦しみ、ようやくその痛手から立ち直って、新しい一歩を踏みだしたところだった。仕事としてわりきった関係を貫こうとするケリーだったが、彼を見るたびに心が震える。乗りこえるしかないわ…彼は結婚しているんだもの。
  • キプロスの花嫁
    -
    「あの島でわたしの新しい人生が始まるんだわ…!!」そう期待に胸ふくらませ、ケィティが向かった先は恋人の故郷“キプロス島”。しかし空港に現れたのは恋人のいとこ、クリストス・コンスタンティン。彼の冷酷な言葉が彼女を悲しみの底へ突き落とす。「いとこの結婚式をだいなしにするつもりならイギリスに帰ってくれ」どういうこと!?本人に確かめたいのに彼は連絡先も教えてくれない。ケィティはやむなくクリストスの監視下で看護師として働くことになったが…。
  • 迷える花嫁
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    “この結婚は過ちだ”結婚式当日を迎えたヘザーは悩み苦しんでいた。教会では父や親族、友人たちが、祝福しようと待ちかまえている。いまさら気づくなんて。崩れ落ちそうになっていたヘザーを支えてくれたのは、見知らぬ男性だった。彼はやさしくヘザーの話に耳を傾け、頭で考えるのをやめて自分の心に素直になるよう忠告し励ましてくれた。3か月後、結婚をキャンセルしてロンドンで再出発しようとしたヘザーは、新しい職場であの時の男性アーチーと再会した…!!
  • 理由なき情熱
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    ★出会えた幸運に感謝していたのに、最も会いたくない人だったなんて。★心臓移植のためのチャリティー・パーティーで、キャサリンは謎めいた男性にダンスを申し込まれた。グレイと名乗る彼は、新聞にも載るほどの有名建築家だった。間違いなく初対面のはずなのに、なぜか彼に自分のことを知られている気がしてならない。魅惑的な笑顔に惹かれる半面、不穏な胸騒ぎを覚えたキャサリンだったが、成り行きで彼の新居が完成するまで自宅の離れを貸すことになった。グレイが胸に秘めている、彼女に近づいた本当の目的も知らずに……。
  • 危険すぎる恋
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    海外派遣医療チームの一員に選ばれたケイシーは、チームの責任者を知って愕然とする。五年前の恋人、アダム……。ケイシーは彼をとりこにし、そのあげく捨てたのだ。すべては、ある復讐のためだった。彼はいまだに私の仕打ちを恨みに思っているに違いない。案の定、再会したアダムは冷酷に言い放った。「あいにくだが、君をチームに加えることはできない」しかし、彼の瞳に怒り以外の感情がよぎるのをケイシーは見逃さなかった。★緊迫した紛争地域を舞台に火花を散らすふたり。思わず引き込まれてしまうストーリーです。★
  • ジーナの小さな秘密
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    記憶喪失の彼に教える? 私との関係と娘の存在を ある日、救急搬送されてきたイタリア人を見て看護師のジーナは凍りついた。なぜマルコがロンドンに? 3年前、出張先のフィレンツェで医師である彼と出会い強く惹かれあった。めくるめく6週間を過ごしたのに、冷たく別れを告げられた。その後、ジーナはマルコの子を産んだが、彼はそれを知らない。そして今、病室で意識を取り戻したマルコの言葉に、ジーナは慄然とした。「なぜか、君とは親しい仲だった気がするが」…マルコは記憶を失ってしまったのだ!
  • 愛を知った一週間【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    教師をしているジェーンは、内気で目立たない存在の26歳。ある夏、旅先のコート・ダジュールで地図を見ていてぶつかった、グリーンの瞳をした男性ザビエルの美しさにどぎまぎした。だが奥手で経験のないジェーンは、彼からの食事の誘いを断ってしまう。その後、たまたま訪れたホテルで再びザビエルと出会い、なんと彼がホテル王で名うてのプレイボーイであることを知った。やっぱり、相手に不自由しない彼が私に本気になるはずがないわ……。それなのに、「ここにいる1週間、僕と過ごしてほしい」と囁かれ、ザビエルの抗いがたい魅力に、思わず知らずうなずいていた。4カ月後、イギリスに戻ったジェーンは一人、つわりに苦しんでいた―― ■女性に苦労したことのないザビエルは、最初の誘いを断られ、なんとしてもジェーンを落とそうと躍起に。しかし、約束の1週間が終わると、彼の態度はあまりにそっけなくて……。〈遅咲きの恋の花〉と題して、奥手なヒロインの甘く切ない恋模様をお届けします! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 秋冷えのオランダで【ハーレクイン・マスターピース版】
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    ささやかな幸せを夢みるシンデレラ。ずっと私生活を犠牲にしてきたけれど……。 ロンドンの病院で忙しい日々を過ごす看護師長のソフィー。仕事を離れても、亡き両親に代わって弟と妹の面倒を長年見てきた。でもこの頃、将来についてふと考えてみることがある。これまで社交生活に割ける時間がなく、もうすぐ26歳になるのに、取り立てて美しくもない彼女に声をかけてくる男性もいなかった。いつか好きな人と巡り逢い、両親のように明るい家庭が築けたら……。そんなある日、休暇を取ることになった上司の代任として、オランダ人外科医マックス・ファン・オースターウェルデが現れた。ソフィーは見上げるほど長身で碧眼のマックスに冷たい印象を持ったが、彼の言葉に心をつかまれる。「きみは小細工なんて必要のない美人だよ」 ■オランダのアムステルダムと近郊のユトレヒトが舞台のロマンスで、歴史ある懐かしい街並みが旅情を誘う名作の初再版! 出逢った当初は表情からは感情を読み取りがたい年上のドクターヒーローを警戒するヒロインでしたが、乙女心をくすぐる言葉をかけられ……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シンデレラは孤独な夜に
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    彼との日々は夢のように、海の色に溶けていった。 「ぼくはアレクサンダー・ディミトリウ。きみがバルコニーから見ているのには気づいていたよ」キャサリンは慌てて否定しながら、頬が火照るのを感じていた。彼は幼い娘が邪魔をしたお詫びにと、キャサリンを食事に誘った。亡き母の故郷にほど近いギリシアの村で独り静養しているけれど、わたしがここにいるのは既婚者とデートするためではないわ!しかし、彼が妻を亡くしていると知り、互いに医師であることからともに感染症の対応にあたるうち、二人の距離は急速に近づいた。つかのまの恋でいい。わたしは幸せになれない人間だから……。そう自分に言い聞かせ、亡き妻を愛する彼にキャサリンは全てを捧げた。 ■人目を忍んで、めくるめく情熱に身をまかせる二人。やがてアレクサンダーの娘や祖母も含めた家族ぐるみの付き合いが始まり、愛のぬくもりを知るキャサリンでしたが、アレクサンダーの亡き妻の幻影に悩み続けます。そしてついに、せつない片恋は砕け散って……。
  • 幸せへの扉【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    キャサリンは1年前、父を破産から救うために形だけの結婚に応じた。相手は有能な実業家ジョーダン。別居同然の夫は世界中を飛び回り、彼女はともにパーティに出席するときだけ妻としてふるまっていた。だが今度は兄が借金を作り、またもジョーダンが救いの手をさしのべる。ただし、彼が出した条件に、キャサリンは茫然とした。実際に夫婦として暮らし、子どもを作らなければならない、と。彼女の脳裏に、結婚式の夜――忘れられない夜のことが浮かんだ。ジョーダンに抱きすくめられたあのとき、彼が手を離さなければ、身を任せていたかもしれない。キャサリンは奔放な母の血を怖れていた。いま夫の提案を受け入れた場合、私はどうなってしまうの……? ■〈妻として、夫として〉と題して、夫婦の愛がテーマのロマンスをお届けします。結婚していながら別居するふたりが、冷えた関係を乗り越えて名実ともに夫婦となる物語です。HQイマージュで人気を博し、感動作を多く残したジェニファー・テイラーの珠玉の名作! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 純白の中の出逢い【ハーレクイン・イマージュ版】
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    知らず知らずのシンデレラ。気づいた瞬間、魔法はとける運命で……。 猛吹雪の日、テッサは林の中で気を失ったハンサムな男性を助けた。高価そうな服は汚れ、体じゅう傷だらけの彼を自宅へ連れ帰ると、ほどなく目覚めた彼は、いっさいの記憶を失っていた。戸惑うテッサだったが、二人きりで過ごすうち彼の人柄のよさに惹かれ、いつしか互いの気持ちを確かめるように、身を捧げたのだった。だが、彼が“アッシュ”という自分の名を思い出したことで、テッサは不安に苛まれた。いつか彼は元の生活に戻っていくのね……。そのときの彼女は、まだ知らなかった――彼が巨万の富を有する大富豪、アッシャー・ブラボーで、1カ月後には美しい婚約者と結婚する予定であることを。 ■日を追うごとにアッシュへの愛が増していくテッサと、少しずつ記憶を取り戻していくアッシュ。二人きりの幸せな暮らしの終焉が刻一刻と近づいていることを知るテッサの思いが切ないです。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 再会は聖夜の奇跡
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    私をこっぴどく振ったのに、なぜ、今もそんな目で見つめるの? 夜勤の看護師モリーは、2年前に恋愛も結婚もあきらめた。クリスマスを間近に控えたある夜、病院に出勤すると、思いがけない再会が待っていた。なんてこと……シェイン?彼こそ、2年前、理由も告げずにモリーを捨てた最愛の人だった。同じ病院に、非常勤として着任したのだという。以来、モリーはいつも彼の姿を目で追ってしまうし、別の男性からランチに誘われても、ちっとも楽しめない。しかも、シェインは同じレストランにわざわざやってきて、モリーには目もくれずに、近くの席についたのだ。せっかく傷が癒えかけていたのに、なぜ、私の心を乱すの……? ■心に沁みるロマンスに定評のあるジェニファー・テイラー。聖夜の再会物語をお贈りします。2年前、シェインはなぜモリーに冷たく別れを告げたのか。その理由が明らかになったとき、モリーは……。失いかけた愛を二人で共に取り戻す、感動のクリスマス・ロマンス。
  • 再会のウエディングベル
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    身を引き裂かれる思いで別れた彼……。偶然の再会は、新たな苦しみの始まりだった。 小児病院の看護師ルーシーは、5年前につらい別れを経験した。病気がもとで、ほぼ子を望めないと医師に言われた彼女は、温かい家庭を築くことを何より望む最愛の恋人トムに、泣く泣く別れを告げたのだ――別に好きな人ができたと、うそをついて。そのトムが今、愛らしい息子を連れ、新しい医長として赴任してきた。1年前に妻を亡くしたというトムの目には悲しみが浮かび、3歳の息子と二人だけで生きていくつもりだと、彼は言い放った。それでも、あの日と変わらず魅力的なトムと一緒に働くうち、ルーシーは彼への気持ちが5年前と変わっていないことに気づき、どうしようもなく胸を締めつけられるのだった……。 ■命の現場を舞台に綴られる感動的なロマンスで人気の作家、ジェニファー・テイラー。本作は、愛するトムのために、優しいうそをつくことで彼の夢を守ったルーシーの、感涙必至の切ない再会物語!
  • 彼女のエンディングノート
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    愛しい命を守りたい――それが彼女の、最後の願い。 子供のころに家族を失い、施設で孤独に育ったゾーイは、ある日元恋人の医師ベンと再会し、熱く切ない一夜を過ごした。だが愛を失う恐怖にとらわれて逃げだした――2年前と同じように。そして今、目の前にまたベンがいる。今日こそ彼に伝えなければ。自分の生き方についての考え方が変わったことを。この最後のチャンスを、絶対に逃したくはないことを……。「妊娠しているのか、ゾーイ?」ベンの率直な問いを受け、ゾーイは数奇な運命を伝えるための勇気をかきあつめた。「ええ。あなたの子よ。それと、妊娠がわかってから癌が見つかったの。私が死んだときには、この子のことをお願いしてもいいかしら」 ■ショックと悲しみにうちひしがれながらも、深い愛でゾーイの願いを受け入れたベン。身重の体で働きながら治療を受け、徐々にやつれていくゾーイを懸命に支えますが、彼女はかたくなに愛を拒みつづけて……。小さな天使が絆をつなぐ、ドラマチックな運命の愛。
  • ジーナの小さな秘密
    2.0
    私が守るべき秘密ーーそれは、私を捨てた彼の娘を、産んだこと。 ある日、事故で頭を打って救急搬送されてきたイタリア人を見るなり、看護師のジーナは凍りついた。なぜ、マルコがロンドンに?3年前、出張先のフィレンツェで医師の彼に出会って強く惹かれ、めくるめく6週間を過ごしたのに、あっさり別れを告げられたのだ。その後、ジーナは娘を――マルコの子を産んだが、彼はそれを知らない。妊娠を伝えようとしたが、電話でも手紙でも連絡がつかなかった。そこまで嫌われているのなら……。そう思い、あきらめたのだった。今、病室で意識を取り戻すも、記憶喪失に陥ったマルコの言葉に、ジーナはうろたえる。「なぜか、君とは親しい仲だった気がするが?」娘のことは言わないわ! 冷たい彼にもう傷つけられたくないから。 ■「君との将来は考えていない」かつてマルコに投げつけられた台詞を忘れられないジーナ。もしもマルコに娘の存在を明かしたら、今度は娘が傷つくと考えます。けれども、マルコは偶然ジーナの娘を見かけたとき、その瞳の色から、自分の子だと気づいてしまい……。
  • 天使の笑みをもう一度
    -
    幼い命に笑顔を取り戻したい。願いは、ただそれだけだった。 ベスは決心した。亡き妹の娘を引き取って1年近く、不運続きの人生にようやくかすかな光が見えてきた。白血病とわかった姪の命が、ひょっとしたら助かるかもしれない。独りで子育てをしていた妹の日記に、姪の父親とおぼしき、アダムという名の医師の連絡先をついに見つけたのだ。姪を邪魔者扱いしたフィアンセとも別れ、ベスは看護師として田舎町の診療所に転職し、その2階に姪と住める部屋も見つけた。あとはアダムが娘を認知して、骨髄ドナーになってくれれば……。妹との約束とはいえ、彼に娘がいると知らせなかった私の頼みを、はたして聞いてもらえるのだろうか。電話を取るベスの手が、震えた―― ■命の現場を舞台に感動ロマンスを描いたジェニファー・テイラーの珠玉作をお届けします。ベスの電話は用件も聞かずに切られてしまいますが、その後、誰もが振り返るほど容姿端麗なアダムが、新任の医師として現れ……。『ひとりぼっちの聖母』(I-2589)の関連作。
  • 灰かぶりの秘密
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    あの笑顔を忘れられるはずがない。彼は、12歳の私が憧れた王子さま。 清掃員のカミには、今も深く心に残る忘れられない記憶がある。12歳のとき、父の運転するタクシーから見た、黒髪の美しい若者の姿。王子さまさながらに紋章付きの黒塗りの車に乗り込むところで、彼に釘づけのカミに気づいて、ほほ笑みかけてくれたのだ。その後、父は亡くなり、カミはいま働きながら大学に通っている。でもまさか清掃作業で訪れた邸宅で、黒髪の彼に会うとは思わなかった。邸宅の主は、プロヴァンスの大富豪、ラウル・フォンテスキュー。予想に反して、ラウルもまた彼女のことを覚えていてくれたことで、カミは彼に強く惹かれていく――その胸に、大きな秘密を抱えたまま。クリスマスを迎える頃には、私は余命わずかかもしれない……。 ■愛する人と過ごすクリスマス。憧れの王子さまから、一緒に過ごしたいと望まれても、深刻な病を抱えるヒロインは、成功するかわからない手術を控えていて……。R・ウインターズらしい愛と優しさのつまった、担当編集が自信をもっておすすめするシンデレラ・ストーリー!
  • 十八年後の奇跡
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    この腕に抱いた幼子の温もりは、片時も忘れたことがなかった。 ローズは17歳で、生まれたばかりのダニエルを養子に出した。初めて愛した相手には去られ、両親にも見捨てられて、彼女は独り、ロンドンに出て、息子のダニエルを産んだのだった。息子とのつらい涙の別れの後、ローズは看護師として自立した。それから18年、彼女に奇跡のような再会の機会が訪れた。ダニエルの養父であるオーウェンに呼び出されたのだ。会ってみると、オーウェンは荒削りだがハンサムな男性だった。養母を亡くして失意の息子が、生母に会いたがっているという。すぐにも会わせてほしいと懇願するローズに、オーウェンはしかし、息子に近づかせまいと、金を渡して引き下がらせようとして……。 ■2017年に惜しまれつつこの世を去ったロマンス小説家ジェニファー・テイラー。作家と生前に親交のあった泉智子氏が翻訳を手がけた本作は、やむなき事情で手放したわが子を想うヒロインと、その子を守ろうとするヒーローの出逢いと深い愛を描く感動ロマンスです。
  • 大富豪と置き去りの花嫁
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    形だけの夫婦はもう終わり。会えば後ろ髪を引かれるけれど―― マッテオと結婚して3年、デイジーはもう耐えられなかった。彼が、食堂のウエイトレスだった地味なデイジーを拾って妻にし、ギリシアの小さな町に置き去りにしてから、ずっと会っていない。そう、マッテオと私は書類の上だけの夫婦。彼が余命わずかな祖父の会社を受け継ぐための契約結婚だった。約束は2年のはず。だが祖父は生きながらえ、結婚は宙に浮いた。いま、ついに契約解消を訴えたデイジーを前にして、マッテオはかすかな動揺を瞳に浮かべつつも、尊大に言った。「ぼくは決めた。ぼくたちの夫婦関係を……本物にする」なぜ今になって? 結婚を公にもせず、私を無視してきたのに。 ■人気作家のケイト・ヒューイットがその実力をいかんなく発揮したドラマティックな夫婦ロマンス! 妻の顔さえ覚えていなかった夫は、3年の時を経て大人になった妻を見るに、たちまち手放すのが惜しくなり……。傲慢なプレイボーイ大富豪の変貌ぶりが見物です。
  • 数億分の一の授かり物
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    愛の奇跡は訪れた――数億分の一の確率で。 自分が住む田舎町に医師のベンが現れて、看護師のエミリーは驚いた。3年前の夏、わたしはベンに熱烈な恋をして、赤ちゃんを授かった。なのに、パリに住む彼に伝えに行くと、嘘をつくなと追い返され、ただの都合のいい遊び相手だったのだと思い知らされた。ところが、再会したベンはエミリーの子を見るなり、顔色を変えた。なんという運命のいたずらか、息子はベンにそっくりだったから。エミリーは、わが子ともども拒絶されたことを忘れてはいなかった。だが、ベンが過去に癌を患い、子どもは持てないと宣告されたと聞き、もう一度彼に愛されたいと願うようになる。たとえベンが、エミリーのいない人生を望んでいても。 ■生涯を通じて、愛と命をテーマにした胸を打つ作品を世に送りつづけたJ・テイラー。今回も涙を誘う感動作です。ヒロインは息子に接するヒーローを見て、3人で家族になる夢を抱きます。そして彼がパリに帰るまでの1週間で、その本心を知ろうとしますが……。
  • ひとりぼっちの聖母
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    この愛をつらぬけば、傷つくのはわかってる。だから、本当の気持ちは言わない―― 看護師のアナは癌を患った姉のため、代理母になることにした。ところが体外受精で妊娠したのもつかの間、姉は帰らぬ人となる。すると姉の夫は子どもはいらないと言いだし、愛人のもとへ走った。姉の形見の子を喪うことに耐えられず、産む決心をしたアナは、妊娠を隠したまま短期の仕事を見つけて、診療所で働き始める。同僚のベン・コールは優秀な医師で、とても魅力的なうえに、いつも何かと気にかけてくれて、孤独なアナの心は揺れ動いた。そしてついにキス――それは心ときめく、情熱的な口づけだった。でも、この恋はあきらめなければ……。訳ありの子を産む私は、彼の重荷にしかならないのだから。 ■2017年に惜しまれつつ亡くなった人気作家のジェニファー・テイラー。読み手の心を揺さぶる感動のロマンスは、永遠に不滅です。周りの人々のため懸命に生きる本作のヒロインは、その優しさゆえに孤独で、手に入りそうになった愛すら逃してしまうのですが……。
  • 花嫁になれなかった日
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    ずっと温かな家族がほしかった。でも、彼は愛に背を向けていて……。 結婚式の前日、助産師のポリーは婚約者から一方的に別れを告げられた。花嫁になるはずだった翌朝、車の接触事故を目撃した彼女は、その一方が自分が担当する、過去に流産の経験がある妊婦だと気づく。しかし、そこに居合わせた高名な小児外科医エリオットは、ポリーの経験も知識も信用せず、彼女に冷淡な態度をとり続けた。二人で協力して妊婦を病院に運んだあと、あらためて自分に起こった大事件を思い出し、ポリーが青ざめた顔で歩き出したときだった。呼びとめる声がして振り返ると、先ほど会ったばかりのエリオットがいる。「きみは悩みごとがあるようだな。ぼくに話してみないか?」その声に、彼女は不思議と慰められ、心の傷も少し癒えた気がした……。 ■今作はJ・テイラーの遺作『遠回りのラブレター』に登場する、ポリーがヒロインの物語です。困っている人を放っておけない彼女は人生最悪の日に、仕事と車椅子の息子がすべてというヒーローに出会います。彼の凍った心を、優しいポリーは溶かせるでしょうか?
  • 遠回りのラブレター
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    あなたは我が子のために帰ってきた。わたしを愛していたからではなく……。 ベスとカラムは平凡ながらも幸せな夫婦……のはずだった。けれど彼女にはなかなか赤ん坊ができず、不妊治療も失敗が続いた。そんな妻に愛想を尽かしたように、カラムは離婚を切り出し、仕事と言って遠い異国へ旅立ってしまう。ところがその後、ベスは自分が妊娠していることに気づいた。やっと苦労が報われた。これでカラムとわたしは親になれる……。だが喜びは続かず、ベスが書いた手紙に彼からの返事はなかった。捨てられた失意の中、彼女は待ち望んだ赤ん坊を出産して育て始める。だから1年後、突然カラムが戻ってきても、ベスの気持ちは複雑だった。心は親子で拒絶された悲しみと、今もつのる彼への愛に引き裂かれていた。 ■2017年、惜しくもこの世を去った名作家J・テイラー。今作は彼女が闘病中に執筆した一作です。元夫婦のあいだに生まれた、未来の象徴である小さな女の子に、作家がどんな思いを託していたか……。愛と命を紡ぐ温かな涙流れる物語を、どうぞお読みのがしなく!
  • 命のかぎりの愛を
    5.0
    あの日、彼は私とお腹の子を捨て、私は彼への恋心を、捨てた……。 エイミーはギリシアの島に、幼いわが子を連れてきた。恋人だった外科医ニコに子どもは欲しくないと言われ、別れて独りで産んで、看護師を続けながら育ててきただいじな息子だ。流産したと思っているニコは、その存在さえ知らない。これは、父親の顔も知らない子と学校でいじめられた息子に、パパはギリシアの人だと話し、その地でルーツを感じてもらう旅だった。まさか、そこでニコ本人と、偶然の再会を果たすとは思いもせずに。幼い心はただでさえ傷ついているのに、もしもまた拒絶されたら……。息子を守りたい一心で事実をひた隠しにするエイミーだったが、皮肉にも、9年ぶりに会うニコとわが子は、あまりにも生き写しで―― ■2017年、惜しくもこの世を去った名作家による、涙あふれる感動作をお贈りいたします。別れる前、ニコに知らせた流産は双子のうちの一人だけで、もう片方の胎児はお腹の中で無事に生きていた――そんな奇跡が生んだ、シークレットベビー&運命の再会の物語!
  • プリンスの贈り物 ハーレクイン・ディザイア傑作選
    4.0
    身に覚えのない妊娠――相手は、思いがけない人だった! ニコルは打ちのめされた気分で病院をあとにした。妊娠……。もう何年も男性のベッドに近づいてすらいないのに。いつ? どうして? もしそんなことがあったとしたら、疲労とシャンパンとで記憶のないクリスマス・パーティしかない。つまり相手は、会社でいつも会っている誰かということになる。動揺し、出社後も優れない顔色のニコルを見て声をかけたのは、半年前から一緒に働いている、やり手のミッチだった。ずば抜けてセクシーだが、なぜかニコルを苛立たせる彼が、お腹の子の父親ということはありえない。そこで、体調が悪いのは妊娠のせいだと漏らすと、彼は色を失い……。 ■“ハーレクイン・ディザイア傑作選”より、RITA賞をはじめ数々の受賞歴を誇る実力派作家J・グリーンのヒット作をお届けします。まるで覚えていない一夜の恋を経て、小さな命を身ごもったニコル。そうと知ったミッチとの関係は、いったいどのような展開に!? *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・ディザイア傑作選となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋も愛も知らないまま
    4.0
    情熱に身を任せる喜びを初めて知った夜。忘れられなかったあの人が今、ここにいる。 「ザンダー……」アラナは友人の招待で訪れた由緒ある邸宅で、苦い一夜の恋の相手と再会した。1年前、襲われかけたところを助けてくれたハンサムな実業家、ザンダーの魅力に抗えず、彼のペントハウスで純潔を捧げた。けれど翌朝、身分違いの恋が怖くなって逃げ出したのだ。まさか彼が覚えているはずもない。1年前に彼の寝室から逃げ出した、臆病な娘のことなど……。ところが、巨万の富を持つ彼はアラナが勤める会社を買収し、あろうことか新しい上司として赴任してきた! ■2017年11月に惜しまれつつ亡くなった、ハーレクイン・ロマンスの大人気作家サラ・クレイヴンの遺作をお贈りします。ドラマチックかつ流麗な筆致で描かれる、ヒロインの愛と哀しみ、そして熱情。世界中の読者を魅了した実力派の逸作をご堪能ください。
  • シンデレラへ最後の贈り物
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    あなたがそばにいなくなるなら、シンデレラになっても虚しいだけ……。 キャリーは不慮の事故で両親を亡くして抜け殻のようになっていたが、兄に助けられてようやくホテルの仕事に就けるようになった。それなのに、経営が傾いた会社を立て直すべく、グループのCEOであるブレイクがやってきて、人員整理をすると言う。解雇されれば兄やその他の従業員ともども路頭に迷ってしまうわ……。圧倒されるほど美しいボスに、キャリーが必死の思いで反発すると、彼は意外にも代替案を出し、彼女を自分のそばで働かせると言いだした。その日から、ふたりきりでオフィスにこもる仕事が始まり、キャリーはなすすべなくブレイクの虜になっていく――想いが募るほど、彼が距離をおくようになる理由もわからぬままに。 ■思わず胸がキュンとするエピソードがちりばめられた、いちおしの珠玉のシンデレラ・ストーリーをお贈りします! ふたりで取り組んだ仕事が終わりを迎えるころ、ブレイクの計らいでキャリーはまるでプリンセスのように変身するのですが、彼の真意は……。
  • 内気なマーメイド
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    嵐が運んできたのは、結ばれぬ運命の哀しき恋―― 貧しい家に生まれたクレアは幼少期にいじめられ、今は身寄りもない。苦学のすえ弁護士になるも、同僚の陰謀で失業してから孤島暮らしだ。ある日、嵐の海で溺れかけていた男性ラウールを助け、彼女はしだいに友情以上の気持ちを抱くようになっていった。そんな中、ラウールが衝撃の告白をする。「僕はさる国の皇太子なんだ」驚き、動転するクレアに、彼は一緒に王国へ来ないかと提案した。彼女は悲惨な身の上から、人前に出るのが怖く、内気だった。妃なんて務まるはずがない。つかのまの慰み者になるのがおちだわ。しかし、平民と皇太子の間に未来なんてないと知りつつも、彼を愛してしまったクレアはつかのまの夢に溺れていくのだった……。 ■壮絶な人生を送ってきた天涯孤独のヒロインが恋に落ちた男性は、王位を受け継ぐために国王夫妻から帰国を求められているプリンスでした。一筋縄ではいかない身分違いの恋の結末やいかに? 人気作家マリオン・レノックスが贈るシンデレラ・ストーリーの決定版!
  • 富豪伯爵と秘密の妻 メイド物語 I
    4.5
    身を落とした悲運のメイドの前に、疎遠だった伯爵の夫が現れた! 父が莫大な負債を残して急逝したため、エマは夢をあきらめ、メイドとして働きながらこつこつ返済している。ロンドンの高級住宅街にある屋敷でのパーティに派遣された夜、ずっと音信不通だった最愛の男性の姿を目にし、彼女は息をのんだ――ああ、あれはレッドミンスター伯爵ジャック・ウエストウッド!6年前に渡米し、今や世界的企業の社長となった彼が、なぜここに?激しく動揺したエマは派手な失態を演じてしまい、烈火のごとく怒った屋敷の主人に乱暴されそうになる。すると、突然ジャックが現れ、威嚇するように言い放った。「僕の妻に、手を出さないでくれないか」 ■〈メイド物語〉は、富裕な顧客向けにメイドを派遣する会社で働く4人の女性たちのロマンスを作家競作で描く華麗なミニシリーズ!1話目は『獅子と醜いあひるの子』で颯爽と日本デビューを果たしたクリスティ・マッケランが愛の復活の物語をお届けします。
  • 砂漠の魔法に魅せられて
    4.0
    母国の女性を娶るのが彼の定め――愛を夢見た私は、愚かなシンデレラ。 介護施設にいる母を見舞う生活を6年続けている看護師のアデル。有能な医師であり砂漠の国の皇太子でもあるザヒールに片思い中だが、彼は次々と浮き名を流しているのに、彼女には目もくれない。しかし、病に倒れたザヒールの母を看護しに砂漠の国を訪れたとき、彼がやがて父王の選ぶ同国出身の花嫁を娶ることを知る。それが故にザヒールがこれまであえて自分を避けていたと気づき、アデルはほとばしる愛をどうすることもできず、彼に純潔を捧げた。しかし、二人が深い仲になった事実を知って激怒した父王によって、彼女はあえなくロンドンに帰されてしまう――愛してはいけないザヒールの子を、その身に宿しているとも知らず。■主人公たちの心の機微を、こまやかに切なく描く表現者キャロル・マリネッリによるシンデレラストーリーをお贈りします。結ばれる望みのない恋と砂漠の魔法にからめとられ、無垢なアデルの運命は激しく翻弄され……。ドラマティックな展開に一気読み間違いなし!
  • 恋愛劇場
    4.0
    彼は知りもしない。私が今も純潔であることを。 18歳のベットは町の小劇団で出会った年上の男性カルと惹かれ合い、身を捧げようとしたが彼に制止された。“きみはバージンだ”と言われて。ほどなく彼への想いが無残にも打ち砕かれる日がやってきた。カルが芝居の演出のためにひとりでニューヨークへ行くと宣言したのだ。わたしは捨てられたのよ……。涙がかれるまで泣いたあと彼女は決心した。“小劇団止まりの女優”という彼の蔑みの言葉が間違いだと証明するわ!カルのあとを追うようにニューヨークに来て6年、ベットは舞台女優として成功をおさめ、権威ある賞にもノミネートされた。そんな折、どうしても主役の座を射止めたい芝居のオーディション会場に、突然カルが審査員として現れ言い放った。「この芝居は僕が演出する!」 ■1988年に出版されたダイアナ・パーマーの名作『恋愛劇場』を新訳版でお届けします! かつて心から愛した男性と驚愕の再会を果たしたヒロイン。ずっと守ってきた純潔を彼に捧げて妊娠したものの、残酷な言葉を浴びせられ……。
  • 狙われた貴婦人
    -
    星の降る町エンジェル・アイ---。そこは、傷ついた心が癒される場所。■「緊急事態なんだぞ!きみみたいな若い娘になにができる!」患畜を診るためにダニエルの家を訪れた獣医のアントニアは、会うなり頭ごなしに怒鳴られて、悔しさが込み上げた。苦労して獣医になったのに、女だからといって侮辱されるとは。三カ月前、アントニアは悲しい過去から逃げるようにしてこのエンジェル・アイの町にやってきた。噂では、富裕でハンサムなダニエルは女性たちの憧れの的と聞いていたけれど・・・男性優位主義者なんて、願い下げよ!患畜が助かると、ダニエルは我に返ったらしく非礼をわびた。簡単には許せないわ。だが次の瞬間、彼女は唇を奪われていた。 *本書は、ハーレクインMIRA文庫から既に配信されておりましたMRB-543「レディは泣かない」の初版LS-176「狙われた貴婦人」となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ボスとの偽りの蜜月
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    楽園でのハネムーン。隣にいる大好きな人。だけどわたしは……花嫁じゃない。 ボスが婚約したですって? 入社以来、片想いしていたケイドに結婚式の計画を依頼され、秘書のアビーは大きなショックを受けた。スーツにセクシーな身を包み、強力なオーラを放つ憧れの彼。事業拡大のために、愛してもいない名門企業の令嬢と結婚するなんて……。その夜、アビーがバーで慣れないお酒を飲んでつぶれかけたとき、なんとそこにケイドが現れ、彼女を強引に連れ出し車に乗せた。「どうしてこんな振る舞いをしたんだ? きみらしくもない」あなたが好きだからよ……。だが彼女は何も言えず、眠りに落ちた。翌朝、アビーは見慣れない豪華な部屋で一人目覚める。服も靴もそのまま……けれどここは、ケイドの家! うそでしょう? ■数々の受賞歴とノミネート経験を誇るジュールズ・ベネットが、満を持して日本デビュー! まるで新婚夫婦みたいなのに、未来の花嫁は別の女性――世界各国のリゾート地で、傲慢なボスとの偽りのハネムーンを体験する秘書のアビー。切ない恋心のゆくえは?
  • 恋する街角
    3.0
    「指輪の跡が消えるまで」リズ・フィールディング/泉 智子 訳■秘書のジェイニーは、上司のマークから突然、結婚を申し込まれた。マークが妻を亡くし、幼い娘と暮らしているのは知っている。彼が欲しいのは娘の面倒を見てくれる人。決して愛する妻ではない。そう知りつつも、ジェイニーは彼を見捨てるわけにはいかなかった。■「いくつもの夜を星の下で」ニコラ・マーシュ/泉 智子 訳■インドのゴアに住むクウシ。彼女は海辺でハリソンと会い恋に落ちた。彼はオーストラリアから来た医師で、一緒に国に帰ろうと誘う。だがクウシには残しては行けない、年老いたおばがいた。■「マンハッタンのシンデレラ」トリッシュ・ワイリー/泉 智子 訳■パーティ会場にカップケーキを届けに行ったエリンは、まさか自分が急病のモデルの代役になるとは思いもしなかった。しかも百万ドルのダイヤを身につけ、億万長者にエスコートされて。■三つの街を舞台に、イマージュの代表作家が、すてきな恋人たちのめぐり合いを描きました。ニコラ・マーシュの作品は「愛を知らない大富豪」(I-2107)、トリッシュ・ワイリーの作品は「マンハッタンの恋模様」(I-2071)の関連作ともなっています。
  • レディは泣かない
    -
    過去の恋愛に傷つき、遠く離れた町に越してきた獣医のアントニア。星空の美しいその地で、彼女はダニエルと出会った。女性なら誰もが憧れてしまう、長身で端整な顔立ちの富豪だ。第一印象は最悪だった。尊大なダニエルは、アントニアが若い女というだけで獣医として無能と決めてかかったのだ。だが彼をよく知るにつれ、あらがいがたい魅力と優しさに触れていき、最初に覚えた反発心はいつしか別の何かへと形を変えていく。その正体に気づいたときアントニアは息をのんだ――それは、二度と抱きたくなかった恋という感情だった。
  • 悩める恋人たち
    3.0
    探偵事務所で受付をするクレアは親友のハリスに片想い中だ。ある日、仕事中に偶然ヌード写真を拾ったというハリスが、被写体となった女性の身元調査を頼みにやってきた。ボスとハリスが写真を熱視する横で、クレアは激しく動揺する。それは、何者かに隠し撮りされた彼女自身の写真だったのだ!(『謎の想い人』)。建築士としての成功を夢見るサマンサは恋より仕事に励んできたが、三十歳を超えた今、尊敬できる相手を求めていた。一夜限りの元恋人、ティーグのような不良にはもう惑わされない。そう決意していた―建築現場の溝に誤って落ちたところを、ティーグのたくましい腕に抱き留められるまでは(『最初で最後の夜』)。
  • 純白の中の出逢い
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    なんてことなの……彼には美しい婚約者がいたんだわ! 猛吹雪の日、テッサは林の中でひとりの男性に出逢った。その男性は彼女に話しかけてくるやいなや気を失い、地面に倒れた。よく見れば、高価そうな服は汚れ、体じゅう傷だらけ。こんな天候の中、そのまま放っておくこともできず、テッサは苦労して自宅へと彼を連れ帰った。ほどなく目覚めた彼の口から驚くべき言葉がもれる。「僕は自分が誰で、どこから来たかもわからない……」雪に閉じ込められ、ビルと名づけた彼とふたりきりで過ごすうち、テッサはその人柄のよさに魅了され、身も心も捧げてしまった。彼が、巨万の富を持つブラボー家の一員アッシュだとは知らずに。■クリスティン・リマーはこれまでもミニシリーズ〈都合のいい結婚〉で名門ブラボー家の人々の華麗なロマンスを描いてきました。その関連作をイマージュからお届けします。
  • 秋冷えのオランダで
    4.0
    ソフィーはもうすぐ26歳。ロンドンの病院で、手術室付きの看護師長として忙しい日々を過ごしている。仕事を離れても、事故で亡くした両親に代わって、3人の弟妹たちの面倒を長年にわたって見てきた。けれどもこのごろ、自分の将来についてふと考えてみることがある。いつか誰かとめぐり会い、両親たちのように明るい家庭が築けたらと。でもこんなわたしには、社交生活に割ける時間などなかった。それに美人でもない同僚に、声をかけてくる職場の男性などいない。なのに、休暇を取る上司に代わって赴任したマックスは違った。「きみは小細工なんて必要のない美人だよ」容姿を気にする彼女に、そんな言葉で語りかけてくる彼を、ソフィーは無視できなくなった。■今回の舞台はアムステルダムと近郊のユトレヒト。歴史ある懐かしい街並みが旅情を誘います。
  • 罪深き花嫁
    3.0
    キャシーは舞踏室から、ミューアの腕の中から逃げ出した。いったい何を考えていたの? 出張中に男の人と親しくなるなんて。「あちこち捜したよ。こんなところで何をしているんだ?」ミューアの声にびくりとしながらも、全身が激しく反応した。タキシードに包まれた長身の体、グレーの目に浮かぶけだるい笑み。1週間前に出会ったときから、キャシーは彼に魅了されていた。でも、私には大切な幼なじみのスティーブンがいる。ミューアのように心をかき乱されないとはいえ、彼のことは裏切れない。今夜こそ真実を打ち明けて、恋はできないとミューアに告げなければ。キャシーはなんとか重い口を開いた。「わたしは婚約しているの」■すべてを捨てて、彼の胸に飛びこむことができたなら……。初めて知った抑えきれない恋心と道義心のはざまで苦悩するヒロインと、どこまでも強引で情熱的なヒーローの激しい愛の物語。往年の名作家シャーロット・ラムの貴重な初邦訳作品です。
  • ティアラは似合わない 取り替えられた運命 I
    5.0
    デリで働くキャロは将来自分の店を持つことを夢見ていたが、不幸にも勤め先は倒産し、婚約者からは捨てられてしまった。臨時雇いの職にありついて傷心を癒そうとしていたある日、寄宿学校時代の親友ロッティからメールが届く。ロッティはヨーロッパの小国モンリュースのプリンセスで、自由がないことと、皇太后からの縁談攻撃を普段から嘆いていた。今回のメールによれば、次期王位継承者であるフィリップとの縁談が、双方の意思とはまったく無関係に進められようとしているという。そこで、キャロはロッティから縁談をぶち壊す手助けを求められた。今すぐモンリュースに来てフィリップの恋人役を演じてほしい、と。■同じ寄宿学校出身のキャロとロッティは身分の差を超えた親友同士。ある日、二人はそれぞれ見知らぬ世界に足を踏み入れることに……。5月5日刊ではロッティの物語をお届けします。どうぞお楽しみに。
  • 妻という名の囚人
    4.0
    あの男たちは私を狙っているのかしら? ペイジは夜のモスクワの町をひとり逃げまわった。社長秘書をつとめる彼女はボスの出張に同行中だが、一緒に来た妹の姿が見えず、仕方なく自分で捜すことにしたのだ。しかし、いかにも外国人といういでたちは、酔っ払いのかっこうの標的になってしまったらしい。ようやく暗闇に隠れたが、そこにいた男に体をつかまれ、ペイジは恐怖に息をのんだ。とうとうつかまってしまった!だが次の瞬間、深みのある声とともに唇を奪われ、うっとりとなった。「さあ、恋人同士を装ってやりすごすんだ。僕にキスをして」■セクシーなストーリーで人気のリン・レイ・ハリス。今月のヒーローは、ロシア皇族の血を引くアレクセイです。我を忘れるようなキスで身を守ってくれた彼は、実は憎むべき人だった! 豪奢な雰囲気もお楽しみください。
  • プリンセスの休日
    4.0
    ★王宮の外でプリンセスが見つけた恋---そこに幸せな結末などあるはずもなかった。★ソフィーはカルパティア王国の若きプリンセス。みんなに美しいと崇められた祖母や母とは違い、地味で、救いがたいほどやぼったいプリンセスだ。公務に追われる毎日、愛してもいない相手との縁談話。そんな日々に、満たされない寂しさを募らせていた彼女は、アメリカで会議に出席した帰り、ついに行動に出た。眼鏡をコンタクトレンズに替え、髪をブロンドにブリーチし、流行の服に着替え、ボディガードの目を盗んで逃げだしたのだ!そして、身を隠した町で、ハンサムな男性スティーヴに出会う。地味なお姫様という自分を隠したまま、彼に惹かれていくが・・・・・・。
  • 傷ついたシンデレラ 男たちのER I
    3.0
    「赤ちゃんのお父さんはどうしたの?」産婦人科医のレベッカは、兄に連れられて病室を訪れた少女に尋ねた。十八歳のエイミーは歯を食いしばったまま何も答えない。心配する兄のゲイブにも、どうしても相手の名を言わず、六カ月になるおなかの子供にもなんの関心も示さないという。もしかしてエイミーは誰かから暴力を受け、望まぬ妊娠をしたのでは?彼女の目に浮かぶ罪悪感と恐怖に、レベッカはふとそんな気がした。ゲイブはかつて婚約者とおなかの子供を事故で失った経験があるため、赤ん坊がちゃんと生まれてくることを望み、レベッカに助けを求める。だが、レベッカにはエイミーの気持ちがよくわかった。なぜならレベッカ自身、心ない暴力の犠牲者だったのだから……。
  • 美しき容疑者
    3.0
    ★ある日、目の前に現れたミステリアスな“ボディガード”――彼を信じてもいいのだろうか? 全米ベストセラーの危険なロマンス★工芸品鑑定士のアニーは窮地に立たされていた。ヨーロッパで相次ぐ美術品窃盗事件の容疑者として当局にマークされたうえ、何者かに命を狙われているのだ。そんなある日、アニーの身を案じた人物に雇われたというボディーガードが彼女の前に現れた。見ず知らずの異性を家に泊めるなんて冗談じゃないわ!反発するアニーにかまわず、彼は平然と言い放つ。「僕が眠るのは、きみのベッドルームだ」彼の瞳の奧に宿る欲望に気づいた瞬間、アニーは強烈に意識した――いま身に迫る危険よりも、この謎めいた男の魅力にとらわれる危機を。
  • 白衣に包まれて
    3.0
    看護師として国際医療支援組織で働いていたナタリーは、心臓発作で倒れた父に代わって製薬会社を経営することになった。ところが、同じ組織で働く医師のラファティはそれを快く思わず、ある日、いきなり会社に押しかけてきてナタリーを責めたてた。君は天職を捨てて、金もうけに走ったと。あまりに一方的な言い分に反発を覚え、ナタリーは彼に会社の身分証を渡して言い放つ。「一カ月間、そばで私の仕事を見ていて!」看護師でなく、一人の女としての私を見てほしい。ナタリーの提案には切実な願いがこめられていた。★「危険すぎる恋」に続き、海外援助の医療チームの一員として活躍する医師と看護師のラブ・ストーリーをお届けします。★
  • 奇跡が街に訪れて
    -
    アナはダルヴァーストン総合病院で働く産婦人科医。さまざまな事情を抱えて訪れる患者を親身に見守る彼女には、スタッフにさえ打ち明けていない秘密があった。それは五年前に離婚したこと。夫のサムを愛していなかったわけではない。むしろ愛していたからこそ、つらい別れを告げたのだ。けれど新任の救急科の医師が彼だと知って、動揺は隠せなかった。別々の人生を歩むなら、同僚としてうまく接しなくてはならない。アナは必死にサムを友人として見ようとするが、当時は気づかなかった幸せな日々ばかりがよみがえってくる。そして欲しかった子供が持てないとわかった、あの日の記憶が……。
  • 涙の雨のあとで
    3.0
    数カ月の休暇のあと、看護師のルーシーは仕事に復帰した。その初日、彼女は信じられない話を耳にする。コナーが小児科長として病院に戻ってきたというのだ。なによりも仕事を優先し、恋人だったルーシーを捨てていった彼が?医師としてさらに出世するためアメリカへ渡ったはずなのに、なぜ今になって戻ってきたのか……その答えは、ルーシーが恐れていたとおりのことだった。コナーは別れたあとで彼女が産んだ娘イザベルに会いに来たのだ。彼は娘の正式な父親になるためならなんでもすると言い放つ。ルーシーは不実な彼が信じられず、なんとしても娘を守ると心に誓った。■今月から、同じ病院を舞台に、ジェニファー・テイラーの作品を二カ月連続でお届けします。生と死が交錯する過酷な医療現場で起こる、家族をめぐる愛の絆の物語にどうぞご期待ください。
  • 天使に届いたプレゼント
    -
    クリスマスシーズンを目前にした日、デザイン会社を営むペイジのもとに、一人のハンサムな男性が訪れた。彼はサムと名乗り、ペイジに一通の封筒を手渡す。なんでもペイジに渡してほしいと、ある人物に頼まれたというのだ。困惑してペイジはあれこれ質問するが、サムは彼女の問いにはいっさい答えず、去ってしまう。狐につままれた気分で開けた封の中には、指定の場所に行けば欲しいものが待っているというメモが入っていた。何かのいたずらかしら? それに、あのハンサムな彼は何者?思い悩んだあげく、翌日ペイジは指定された場所に向かうが……。■筆力に定評のある人気作家ケイシー・マイケルズがディザイアに初登場! 本作は10月刊D~1334「キスの意味を教えて」の関連作品です。クリスマスの雰囲気がたっぷりつまった一作に仕上がっています。どうぞ最後までお楽しみください!
  • 迷える花嫁
    -
    ヘザーは挙式前日に結婚を取りやめ、ロンドンにやってきた。過去を知る者のいない場所で新しい暮らしを始めたかったのだ。ところが派遣の看護師として勤務についた初日、思いもよらない男性と再会する――小児科医長のアーチーだ。彼こそ、あの日私に勇気をくれた人だった。教会の外でベンチに座って思い悩んでいた私に、優しく声をかけ、自分の心に従うことだと励ましてくれた彼。そのアドバイスに力づけられ、私は婚約を解消した……。実のところアーチーは思いやりのある優秀な医師だった。なのにもうすぐ辞めるという。ヘザーは胸に鈍い痛みを覚えた。
  • 瞳の中の切望
    -
    赴任先の病院で新しく上司となった男性に会い、ケリーは絶句した。彼は……ルカ・フェレーロだわ!二年前、ルカは突然、恋人だったケリーのもとを去った。ただ一言、別の女性と結婚することになった、とだけ告げて。ケリーは深く傷つき、苦しみ、やっとその痛手から立ち直って、新しい一歩を踏み出したところだった。それなのに、こんなふうにルカと再会するなんて!いいえ、今のルカは単なる上司だ。距離をおき、冷静にふるまおう。だが、あのときルカが彼女を捨てた理由の一部が明らかになり、ケリーの決意は数日で崩れ去った。★「キプロスの花嫁」(I~1924)で愛を見つけたケイティの双子の妹ケリーの物語をお届けします。イタリア人医師との苦しみに満ちた別離を経験した彼女を襲う新たな苦難とは……?★
  • キプロスの花嫁
    -
    故郷へ帰った恋人を追い、ケイティはキプロスへ飛んだ。どういうわけか数日前から恋人と連絡がつかなくなっていたが、到着時刻は知らせてあるから、迎えに来てくれるはずだ。ところが、空港に彼の姿はなく、携帯電話もつながらない。しかたなく勤務先に電話をすると、電話口に出たのは、彼のいとこだという男性、クリストス・コンスタンティンだった。「いとこの結婚をじゃまするつもりで来たなら帰ってくれ!」クリストスの冷徹な言葉にケイティは凍りついた。あれほど愛してると言ってくれた人がほかの女性と結婚する?そんなはずないわ。ケイティは電話を手に呆然と立ち尽くした。
  • 愛を知った一週間
    -
    教師のジェーンは貧しい家庭に育ち、これまでに恋愛経験もない。だがある夏、コート・ダジュールでバカンスを過ごすことになり、そこでザビエルというゴージャスな雰囲気の男性と出会った。ザビエルは近くの美しい小島を所有する大富豪で、女優とも浮き名を流す名うてのプレイボーイだという。デートに誘われ、危険とわかっていながらも彼女は抗うことができなかった。ザビエルは偶然見かけたジェーンにひと目で心奪われた。絶対にものにしてみせる。そう心に誓い、自分の城にジェーンを連れていくことにした――彼女が休暇を終えるまでの、短いひとときを楽しむつもりで。■日本初登場の作家アビー・グリーンが、南フランスのコート・ダジュールを舞台にひと夏の恋のゆくえを描きます。めくるめくような一週間のあとで、ザビエルの口から出た言葉は……。
  • お針子王女の結婚
    -
    お針子のわたしが本当は王女?!だからって、愛なき結婚なんて……。 針仕事が得意で顧客のためにドレスを作っているルイーザは、亡き両親のように大恋愛をして結婚することを夢見ている。ある日、彼女のもとに、セバスチャンと名乗る男性が現れた。黒髪に黒い瞳、形のいい唇、地中海系の肌の色をして魅力的……。見知らぬ男性にたちまち惹かれるなんて、わたし、どうかしているわ!ルイーザのときめく密かな恋心をよそに、彼が衝撃の事実を告げる。「きみは地中海の王国シャルムーの王女なんだ」国王の亡き一人息子が生前に民間人と極秘結婚をし、娘をもうけた――その娘がルイーザだという! しかも、王位継承順位第1位の王女だと。彼女が発見されるまでは、セバスチャンが第1位だったのだが……?! ■自分が生まれる前に死んだ父のことはよく知らなかったルイーザ。ただ、父方の親族は、母を葬儀に参列させず酷く扱ったことだけは聞いて快く思っていませんでした。そんな国のプリンセスになんてなりたくない! でも、セバスチャンに愛なき結婚を提案され……。
  • 小さな天使の父の記憶を
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    髪も、肌も、瞳も――この子はあなたに瓜二つ。 1年半前、バイオレットはタクシーの衝突事故で1週間の記憶を失った。ほどなく妊娠に気づくが、困ったことにおなかの子の父親を思い出せず、今は生後6カ月になった息子を独りで育てている。そんなある日、仕事で偶然出逢った魅力的な男性エイダンを見て、記憶が怒濤のごとく甦り、バイオレットの頬を涙が伝った――そう、この人よ! エイダンと過ごしたあの夜は人生最高の夜だった。バイオレットはこれまで彼に連絡をとれなかった理由を説明したが、エイダンの反応は冷たかった。「記憶喪失だって? 都合のいい話だな」しかし、エイダンが不意にそばにあった赤ん坊の写真に気づいたとき、彼女は告げた。「そうよ、この子は間違いなく……あなたの息子よ」 ■抜群の発想力であっと驚くストーリーを次々に生み出す作家アンドレア・ローレンスが描く、記憶喪失&予期せぬ妊娠物語! 突然、自分に子供がいることを知らされたエイダンはショックを受け……。『大富豪と貧しき相続人』『仮面の富豪とエマの秘密』の関連作。
  • 遠回りのラブレター【ハーレクイン・イマージュ版】
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    もし本当に愛してくれていたのなら、私と娘にすぐに会いに来たはず……。 ベスと夫のカラムは平凡ながらも幸せな夫婦……のはずだった。なかなか子供を授かれず、不妊治療も失敗が続いた末に、カラムから離婚を切り出されるまでは。ベスが妊娠に気づいたのは、皮肉にも、離婚後のこと。けれど、待ち望んだ赤ちゃんのことを知らせる手紙を送っても、返事すらよこさなかったカラムに、彼女は絶望した。ただのすれ違いではなく、愛が冷めたから彼は私を捨てたのだ。それから1年後、小さな娘を大切に育てるベスの前に現れたのは、変わらず魅力的なカラムだった。「会いに来た――君と、僕らの子供に」もっと早く来ることだってできたはずなのに、なぜ今になって? ■別々の道を歩み始めた二人の人生が、遅れてやってきた我が子の誕生を機に再び交錯する、愛の復活物語! ヒーローが戻ってきても、結局のところ愛が冷めて厄介払いされたという気持ちがぬぐえないヒロイン。いっそ彼を拒めたら、心は楽になるのだろうけれど……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 宿した天使を隠したのは
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    恋心と誤解と嫉妬がもつれ合う、惑いのシークレットベビー物語! 看護師のレイチェルは亡き姉の娘を引き取って育ててきた苦労人。その姪が成長してようやく手が離れたのを機に、世界で救護活動をおこなう仕事に応募して合格する。リーダーで名高い外科医のシャイローが放つ威圧感に圧倒される一方、彼がときおり見せる温かでセクシーな笑顔に、彼女は強く惹かれた。 しかし、妻を亡くしたシャイローは二度と恋はしないと誓っていて、それを知ったレイチェルは彼のために身を引くつもりだった。なのに、理性とは裏腹に、二人は求め合って一夜をともにしてしまう。数カ月後、小さな命を身ごもったことに気づいたレイチェルが独りで産み育てる決意をすると、シャイローが彼女の家を訪ねてきて―― ■いくつもの心温まる感動物語を世に送り出した、英国の大人気ロマンス小説家ジェニファー・テイラー。初邦訳の本作は、予期せぬ妊娠&シークレットベビーをテーマにした、切なくて、もどかしくて、それでいてとっても甘い極上のラブストーリーです!
  • 瞳の中の切望【ハーレクイン・イマージュ版】
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    彼は私の夢を現実にしたような人。でも私は、彼には必要のない存在……。 赴任先のイタリアの病院で上司となる男性を見て、ケリーは絶句した。ルカ・フェレーロ! 2年前、彼は恋人だった私のもとを突然去った。ただ一言、別の女性と結婚することになった、とだけ告げて。ケリーは深く傷つき、やっとその痛手から立ち直って、今まさに、新しい人生の一歩を踏み出そうとしたところだった。まさかこんな形で再会するなんて……。もう忘れたつもりでいたのに! いいえ、彼はただの上司。距離をおいて冷静にふるまわなくちゃ。どう転んでも、ルカはもう、別の女性の夫になったのだから。だが、ケリーはまだ知らなかった――ルカが今は独身であることも、彼の結婚には、彼女が想像もしなかった理由が隠されていたことも。 ■ルカがケリーを捨てたのには、やむをえない深い理由がありました。道ならぬ恋の末に妊娠し、病で残り少ない余命を賭して産もうとしている幼なじみとおなかの子のために、便宜結婚を選んだのでした。しかし、故人との約束により、彼は今なおすべてを話せず……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 授かった天使は秘密のまま
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    突然のお別れ宣言――赤ちゃんを授かったと言えなくて。 十代で妊娠したものの相手に逃げられ、独りで息子を育てたレイチェル。その息子が、レイチェルの同僚医師マシューの娘と婚約したが、結婚式当日に花嫁が逃げ出し、式は中止となってしまった。レイチェルとマシューはやるせない気持ちを分かち合ううち、いつしか互いを心の支えとして、そして異性として強く意識し始めた。黒髪に白いものがまざり、円熟味のある魅力を放つマシューはしかし、8年前に最愛の妻を病で失って以来、恋愛をする気になれずにいた。それでもある日、二人はとうとう一線を越え、一夜を共にする。やがてレイチェルはマシューの子を身ごもったことに気づくが、再婚を望んでいない彼に迷惑はかけられないと、町を去る決意をし……。 ■心を打つ感動作を多く生んだ英国の作家ジェニファー・テイラーによるシークレットベビー物語! お腹の赤ちゃんのことは秘密にしたまま、理由も告げずに彼のもとを去ろうとするヒロインですが、ヒーローは彼女の突然の別離宣言にどう反応するのでしょうか?
  • 二つの小さな宝物
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    大切に育てた子と、血を分けた子。どちらかなんて、選べない……。 「あなたが産んだ子は、事実、僕の息子なんだ」圧倒的にハンサムで尊大な男性レオの言葉に、ミアの頭は真っ白になった。この人は突然、私の前に現れて、いったい何を言っているの?不妊治療のすえ人工授精で授かった息子ももう5歳になる。看護師をしながら女手一つで子育てするのは大変だけれど、楽しい毎日だ。なのに、互いの息子が受精卵のときに取り違えられたと彼は主張する。最愛の息子を奪われる恐怖から、ミアは逃げるようにその場を去った。翌日、仕事先の病院で新しい科に配属されたミアは、あまりの厳しさに仕事の鬼と恐れられる医師を見て驚愕する!まさか、信じられない……なぜこんなところに、レオが? ■心を揺さぶる感動作を数多く遺してこの世を去ったジェニファー・テイラーの作品をお贈りします。話しかけることさえためらわれるほど恐い存在として君臨するレオに、ただ一人対峙するミア。命より大事な息子を奪われまいとする母の強さに胸を打たれます。
  • 奇跡が街に訪れて【ハーレクイン・イマージュ版】
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    最愛の人の幸せのために、わたしはそっと身を引いた。 アナはダルヴァーストン総合病院で働く産婦人科医。 さまざまな悩みや事情を抱える患者を親身に見守る彼女にも、スタッフにさえ打ち明けていない秘密があった。 それは3年前に離婚したこと。夫サムを愛していなかったわけではない。 むしろ愛していたから、彼に本当の理由を告げずにつらい別れを選んだ。 けれど今、新しくやってきた救急医が彼と知り、アナは激しく動揺する。 別々の人生を歩むなら、同僚としてうまく接しなくてはならない。 アナは必死にサムへの愛を抑えこもうとするが、結婚当時は気づかなかった幸せな日々ばかりがよみがえってくる。 欲しかった子供が持てないとわかった、あの日の記憶と共に……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 涙の雨のあとで【ハーレクイン・イマージュ版】
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    私以外、だれも知らない―― この子の本当の父親を。 数カ月の休暇のあと、看護師のルーシーは仕事に復帰した。 その初日、彼女は信じられない話を耳にする。 コナーが小児科長として病院に戻ってきたというのだ。 なによりも仕事を優先し、恋人だったルーシーを捨てていった彼。 医師としてさらに出世するためアメリカへ渡ったはずなのに、 なぜ今になって戻ってきたのかしら……? その答えは、ルーシーが恐れていたとおりだった。 コナーは、別れたあとで彼女が密かに産んだ娘に会いに来たのだ! そして、娘の正式な父親になるためならなんでもすると言い放つ。 ルーシーは不実な彼を信じられず、なんとしても娘を守ると心に誓った。 ■心揺さぶる感動作を多く生んだジェニファー・テイラーの、切なくて情感豊かな“シークレットベビー・ロマンス”です! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品になります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 天使が眠りにつく前に
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    愛する娘を守るためなら、胸が張り裂けてもかまわない。 「あなたの子供をもう一人産ませて。私たちの娘を助けるために」イタリアにあるヴィンチェンツォの豪邸を訪れ、ローリは懇願した。忘れられていても、頭がおかしいと思われても当然だわ。ヴィンチェンツォにとって私は、5年も前のゆきずりの女なのだから。私にとってあの夢のような日々は、生涯忘れえぬ恋だけれど……。その後ひそかに独りで産み育ててきた娘が難病とわかり、適合するドナーが見つからない今、父親である彼にすがるしか道はない。震える声で人工授精の手順を説明しようとするローリの心を、ヴィンチェンツォの冷徹な声が切り裂いた。「僕の人生計画に子供は入っていない。今までも、これからも」 ■深く傷ついてイギリスへ帰ったローリのもとに、突然現れたヴィンチェンツォ。驚くローリに彼は言います――人工授精より成功率の高い自然妊娠を選ぶべきだと。うろたえながらも合意するローリでしたが、愛なき関係が深まるほどに、切なさは募るばかりで……。
  • 路地裏のシンデレラ
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    朝が来て、シンデレラは路地裏に戻った。王子と永遠の絆で結ばれたとも知らず。 6年前、サマンサは王子にして外科医のハリドと恋に落ちた。突然、花嫁としてふさわしくないと、彼がサマンサを切り捨てるまでは。彼女はずっと異性関係の派手な母と、服役中の兄に苦しめられてきた。そんな育ちのわたしが、王子の配偶者としてふさわしいわけがない。しかしそのハリドから、自分の祖国で一緒に働いてくれないか、という依頼が飛びこんできて、サマンサの心は揺れた。恐れていたとおり、再会するなり彼女の目はハリドに釘づけになった。その堂々とした姿は相変わらずで、いかにも王族らしい。サマンサの胸は締めつけられた。だから、わたしは分不相応だったのだ。頭ではわかっている。でもなぜか、ときめく胸はわかってくれない……。 ■ヒーローに捨てられた過去を持つヒロインは、彼のそばで働くこととなり、かつての失恋の痛手がうずき出します。王子との結婚なんて望まない。でも一度でいいから、彼に求められたという思い出をください。その後、小さな命が彼女のおなかに宿って――。
  • 三人のホワイトクリスマス
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    天涯孤独のシンデレラ。 ついに見つけた幸せは、儚い幻なの? 生後すぐに捨てられて施設で育った看護師のエマにとって、 クリスマスは独りで自宅で過ごすのが常だった。 ある日、町へ買い物に出かけた彼女は、 容姿端麗な新任ドクターのダニエルに出くわした。 親を亡くした幼い姪を引き取って育てている彼は、 エマの身の上を知り、クリスマスを一緒に過ごそうと提案してきた。 看護師たちがこぞって憧れる彼と特別な時間を過ごせるなんて! 人生で初の幸せなクリスマス。そのまま自然と二人は結ばれた。 ところが翌朝出勤すると、入院患者の指輪がないと大騒ぎになっていて、 エマが犯人扱いされてしまう――そして、ダニエルからも疑われ……。
  • 恋愛劇場【ハーレクイン・ロマンス版】
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    今もなお純潔を守っている私に、なぜ彼はこんなにつらく当たるの? ベットは町の劇団で出会った年上の男性カルと惹かれ合い、身を捧げようとしたが制止された――バージンを理由に。やがて彼への想いが無残にも打ち砕かれる日がやってきた。彼が芝居の演出のため単身でニューヨークへ行くと言ったのだ。捨てられたベットは、涙がかれるまで泣いたあと決心した。“小劇団止まりの女優”という彼の侮言が間違いだと証明するわ!カルのあとを追うようにニューヨークに来て6年、ベットは舞台女優として着実に成功をおさめていった。そんな折、主役の座を射止めたい芝居のオーディション会場に、突然カルが脚本家として現れ宣言する。「芝居は僕が演出する!」 ■ロマンス小説の世界でトップを走ってきた作家ダイアナ・パーマー。その作品は長い年月にわたって愛され、新訳版まで出るほどです。本作も1988年に初めて邦訳されたあと、新しい翻訳で刊行されました。うぶなヒロインと年上ヒーローの再会ロマンスの超傑作! *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シンデレラと秘密の天使
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    あなたの重荷になりたくなかった。あなたの夢は、わたしの夢だから。 神様、お願いです。どうか人違いでありますように。看護師クレアの祈りもむなしく、近づいてきた新任の医師は忘れられない元恋人ショーン――愛する息子ベンの父親だった。8年前、クレアは彼の夢を邪魔したくない一心で彼のもとを去った。そして密かにベンを産み育ててきた――父親は死んだことにして。どんなに辛くても、この嘘を一生背負って生きる覚悟でいたのに……。千々に乱れる心を抱えながら、再びショーンに惹かれていくクレア。真実を告げられないまま、家族ぐるみのつきあいが始まったが、ベンの誕生日を知るやいなや、ショーンは激しい怒りを燃え上がらせた。「きみがぼくを振ったのは、ほかの男の子供を産むためだったとはな!」 ■クレアのことを誤解し、失望して辞表を出したショーン。また彼を失うのは耐えられないと気づいたものの、勇気を出せないクレア。そんなある日、ベンが喘息の発作を起こして二人の病院に搬送され……。魅惑のドクターと健気なナースの、切なくも美しい純愛物語。

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