名称未設定さんのレビュー一覧

音楽をつくる少年少女たち

素晴らしい音楽ってどうして心を揺さぶられるんでしょうか。
それはきっと、音を作る人達の心が込められているからだと思います。

この漫画は人の心が見えてしまう体質の主人公・神峰が、人の心を掴むほどの凄腕のサックス演奏者・刻坂と出会い、吹奏楽の指揮者を目指すようになって、自分自身を含めた人の心と向き合う青春スポ根ストーリーです。
作中では実在の楽曲名が使われており、物語を色付けています。
同じ曲でも指揮者や演奏者が違えば音色どころか曲が別物にさえ感じてしまう。
それほどまでに音楽とは奥深いと思います。
この漫画に興味を持ったことをきっかけに、その登場曲を聴きながらこの漫画を読んでみる...続きを読むとまた違った感想が生まれるかもしれません。
私は2話で泣きました。

気がつけば

各話それぞれの内容がとても濃密。かといって展開が雑というわけでもありません。
ストーリーの繋げ方が上手くて、もう少しだけ、もう少しだけ、とページをめくっていたら読み終えてしまいました。

こんな教員と教科書が欲しかった

ギャグ構成ですが性についての知識が散りばめられている漫画です。
作中でも触れていますが、「寝た子を起こすな」と言われているほど日本では性教育をタブー視する傾向にあります。
一方で、ネットやティーン雑誌で過剰な演出や偏った編集を簡単に見ることができる環境にあり、
色事に対して正しい知識を見つけにくくなっていると思います。
現に、2020年現在、10代の性や妊娠に関しての相談が急増しているニュースを見かけています。
そんな中で推したいのがこの漫画。
とても分かりやすく、しかもギャグ構成なので楽しく読み進められます。
第1話から同性愛どころか動物愛にまで触れる性知識漫画本はそうそうあり...続きを読むません。
私が学校関係者だったらすぐに図書室にこの漫画を入荷したい。
オススメです。

風の子

スーちゃん回です。
いつも元気いっぱいでふわふわで笑顔がまぶしくて可愛らしい彼女が、
出会いのエピソードとともに動き回ります。かわいい。
漫画のオリジナル要素として、切なくも前を向く強さを思わせる展開が描かれています。救いたい。
あと、チラッとだけあの人物も出てきます。素敵かわいい。
買ってよかったです。

全てはここから始まった

王道RPGグランブルーファンタジーの、ゲーム内でも読める公式4コマ漫画が書籍化されたものです。
終わりのほうにはゲーム内では読めない単行本限定のものも収録されています。
内容的には、ビィくんがまだオイラじゃなかった頃を読むことができます。
グラブルファンなら是非。

おでかけ

デートですよ！デート回ですよ！
センパイと長瀞さんが！デートに行くんですよ！
しかも！
センパイがちょっと！カッコいいとこ見せるんですよ！
いいですよね！こういうの！
あとタイツ履きます。

ジト目クール

タイトルと作品紹介の説明で「そっち系の漫画かな」と一瞬びっくりしますが、
読んでみたら全然そんなことはない可愛い作品でした。
むしろ男の子側も女の子側も探り探りというどちらにも初々しさを感じる恋愛漫画で、
素敵な関係になってほしいなーと見守りたくなるような気持ちになりました。

2巻ラストで和が「蘇芳くん」呼びになって驚きましたが、その理由が少し紐解かれます。
本人も周りの人も苦しいだろうなーと。
でもちゃんと今と向き合う描写に強さと優しさを感じます。
あとサブキャラにもスポットが当たって物語が豊かになっていってますね。

異種族交流

異種族がいるなら、一緒に生活したらどんな感じなんだろう？って思うことありますよね。
例えば半身が蛇のラミアと一緒に寝たらとか。
手が翼で足が鉤爪のハーピーとお風呂に入ったらとか。
半身が馬のケンタウロスと交差点で運命的な衝突をしたらとか。
そんな楽しそうで羨ましい異種族交流な内容のドタバタコメディで面白いです。

前巻の衝撃のラストから続く今巻ですが、その張本人が新キャラで登場します。
そして2巻も衝撃のラストが……。

紙

攻めるのは得意でも攻められるのは弱い極振りの嫁が出てきます。
誠実で嫁さんを大切にする攻撃力高めの夫も出てきます。
つまり、こうなります。

仲がよかった幼馴染の間柄にノーマークだった人が割って入ってきたら、そりゃあよく思わないですよね。
でも幼馴染ちゃんは素直すぎるのでこうなります。
このあとどうなるんでしょうね。絵柄の可愛さもあって続きが読みたくなります。

いやー、先生が可愛いすぎる！
シチュエーションのアイディアも素晴らしく、
自分の中の「そうはならんやろ」→「なっとるやろがい」が止まらなかった

バランス

女性キャラクターが感情豊かで丁寧だなって思います。
展開はシリアスだけれど、ところどころでコミカルが挟んでそれぞれの表情がころころ変わるので、
ミステリーながら時々肩の力を抜けるような絶妙なバランスで構成されていると思います。

あの人

アニメから知ってコミックも読みました。
面白いなあと思ってよく見たら、スパイラルやヴァンパイア十字界の原作を担当された城平京さんではありませんか。
説明パートにおける1ページ分のセリフ量が多く見えますが、読者にも情報を渡して一緒に考えさせるような描写は
この方の得意とする手法なので、読んでいていて楽しいです。

至って真面目な先生が「どうしてこうなった」と戸惑うような展開をしていって面白いです。先生の仕事中の丁寧な言葉遣いと心の中の声の歯に衣着せぬ言い方のギャップに注目です。

コメディです

召喚された際のルールに従って魔界に帰るためにあの手この手でドロップキック（）する作品。可愛い絵柄で危険なやりとりしてるのに邪神ちゃんは頑丈なポンコツなので謎の安心感と信頼感をもって読めるコメディ。