あらすじ
鳥の姿無き江戸の町を飛ぶ不気味な鴉の正体
ある大名屋敷に、猫に姿を変える鴉が現れるという噂が。夜回り同心・土久呂は屋敷の怪事に気づき…南町奉行・根岸肥前守が謎を解く。
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Posted by ブクログ
シリーズが長く続く中なんとなくタイトルで色分けされているけれど、このタイトルは何色目になるだろうか。
今回も安定の内容。
単発で完結しているように見える。
しめさんと雨傘屋が中心のエピソードが続いているから、そろそろ宮尾あたりの活躍も見たいな、と思ったり。
Posted by ブクログ
耳袋秘帖シリーズ「南町奉行」編・第十二弾。
・・てか、表紙怖いって!
ということで(?)、今回は何故か鳥の姿を見かけなくなった江戸の町で起こる“鳥がらみ”(ムササビとか鳥じゃないのもありますけど)の数々の事件から、とある大名家の背後で図られた“計画”の謎に至るまで、根岸奉行とその配下たちが事件解決に挑みます。
前巻でめでたくよし乃さんと所帯を持った凶四郎さんは、夜に“ちゃんと眠く”なったりと精神が安定したようで何よりですね。
ただ、これで昼勤になるわけではなく、今後も江戸の治安の為に夜回りを続ける模様でございます。
そんな凶四郎&源次コンビと、しめさん&雨傘屋コンビ、そしてちょっと出番少なかったけど椀田&宮尾コンビが今回も安定の活躍で根岸奉行をサポート。
特にしめさんは、拉致られてしまったりと思わぬ大ピンチに陥りましたが、“チーム根岸”が救出できない訳ないでしょ!と思いながら読んでいるので、(少しハラハラしたものの)まぁ安心の展開ってことですな。
それにしても毎回思うのですが、根岸奉行のパーフェクトヒューマンっぷりにはホント感服しちゃいますね。
“チーム根岸”は勿論、根岸様の御屋敷で働いている女中さん達も働きやすそうですし、仲も良さそう・・私も根岸様の元で働きたくなった次第です。
ということで、この度もサクッとストレスフリーに楽しませて頂きました。
このところ、多忙からの心身疲弊でなかなか読書ができなかったのですが、そんな時本書のようなライトなシリーズ物はリハビリ(?)にピッタリでありがたいですね~。