あらすじ
甘美な抱擁が世界を救うのか。運命の男と女。炎の狼の化身と地球霊の化身。ようやくめぐり合った二人に過酷な試練が! 彼女こそ黄金の女だ! ――宝鏡を奪取しようと、超大国の殺戮部隊が、伝説の秘境に迫った。魔力を持つ絶世の美女の力を借りるため、九鬼鴻三郎たちは禁断の聖域へと進んだ。膚も素顔も隠した女が語る「神話」。官能の秘儀を行う洞窟で起こった凄まじい事件。キキを心から求める九鬼の前に、またしても魔人・スペシネフが立ちはだかった! <全11巻>
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Posted by ブクログ
九鬼たちは、「月のマジックミラー」があるブドゥール奥地の聖地へと向かいます。そこで九鬼は、彼が追い求めていた蒔絵の影ともいうべき美女メリッサに出会い、スペシネフのねらいを教えられます。
その後、スペシネフが彼らの前に現われますが、九鬼とムラキは窮地を脱し、その後ソ連に侵入し、キキが捕らえられたというルビヤンカへと向かいます。
アフリカ編が終わり、ソ連へと舞台を移していよいよスペシネフとの戦いにいどむことになります。物語が佳境にさしかかってきましたが、世界観についての謎はすでにおおむね明らかにされており、ここからどのように盛り上げていくのか、ちょっと気になるところです。