【感想・ネタバレ】ヴァンパイヤー戦争1 吸血神ヴァーオゥの復活のレビュー

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Posted by ブクログ

全11巻+番外編が3冊あり。

じつはジャケ買い。絵はTYPE-MOONの武内先生。彼らの作品も素敵です。
ペダントリーな笠井潔らしく、重火器類、諜報機関やらNASA的な用語が頻出します。
物語の核はヒロインキキと、九鬼と出会っては死んでいく女たちの美しさですね。

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2011年04月24日

Posted by ブクログ

 今まで、名前だけは聞いていたのですが、なかなか読む機会がなかった笠井潔さん。この度、講談社文庫から装い新たに『ヴァンパイヤー戦争』が出版されたのをきっかけについに読み始めました。

 面白い。
 内容的には、オカルトチックなタイトルにも関わらず、どちらかというとハードボイルド風。しかし、それでありながら一昔前の伝奇のエッセンスがあますところなく使われているのには脱帽。
 全11巻もあるのに序章と終章以外は全て一人称。それも信じられない。

 特に興味深いのは背景にある思想です。
 やはり、ムラキに憧れてしまいます。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 けっこう昔に出版されたシリーズの新装版。昨今のセカイ系も良いですが、この圧倒的なスケールには圧倒されます。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

SFというか怪奇小説というか、ハードボイルドというか、とにかくたくさんの要素がぎゅっぎゅっと詰まった小説です。今回新装版として加筆修正されているそうです。昔々読んだのですが、どこに加筆があるのか分かりません。
とにかく広がっていく世界観がおもしろいです。ただ、講談社版の挿絵にはちょっとひいてしまいました。残念。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ミステリ作家や批評家としても活躍している著者による、長編伝奇小説です。

KGBのスパイとしての活動歴をもつ九鬼鴻三郎は、パリの街でフランスの秘密情報機関に所属するジョルジュ・ラザールの依頼を引き受けることになります。それは、CIAのチャーリー・ミランの目的をさぐるというものでした。九鬼は、「キキ」ことラミア・ヴィンダウというファッション・モデルの少女をCIAが追っていることを知り、彼女の身柄を確保します。しかし、そんな彼の前に蝙蝠のような恰好をした不気味な怪人が現われ、その人間離れした力で九鬼を翻弄します。九鬼は、キキの身体を流れる血にかくされた秘密を知るために日本にわたり、世界の秘められた真理を求めている室田玄有という老人のもとへと向かいます。

壮大なスケールの伝奇的想像力と、エロス、ヴァイオレンスが詰め込まれた作品で、エンターテインメントに振り切った内容です。あまりの荒唐無稽さについていけないという読者もいるかと思いますが、かつての伝奇小説ムーヴメントのひとつの到達点であり、奈須きのこなどのいわゆる「新伝綺」ムーヴメントからこの世界に入ったひとにとっては、その来歴を知ることができるという意味でも興味深く読めるのではないかと思います。

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2020年09月18日

Posted by ブクログ

表紙買い(笑)

戦争と銘あって銃撃アクションシーンが多いし、またセクシュアルでもある。
また、吸血鬼関連の話もいろいろと出てきて勉強になる(かも?)

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2009年10月04日

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