【感想・ネタバレ】幻世の祈り―家族狩り 第一部―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅刑事は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童心理に携わる氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。山本賞受賞作の構想をもとに、歳月をかけて書き下ろされた入魂の巨編が、いま幕を開ける。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

児童相談センターに勤める氷崎遊子は、日々色々な事情を抱えた子供と接するが、虐待される女の子に胸を痛めていた。救いきれない自分の無力さを日々実感していた。
また、高校で美術を教えている教師・巣藤浚介は、家庭を作ることに抵抗を感じていた。そんな中、教えている高校のある女子生徒・亜衣と出会う。絵のことで、声をかけたことから始まり、警察で保護された時に何故か巣藤の名前をあげ、しかも嘘をでっちあげられ、巻き込まれていく。そこで、氷崎と出会う。
刑事の馬見原は、夫の暴力から逃げ今は平和に暮らしている綾女とその息子研司との旅の終わりに、心の疼きを感じていた。
そして、その平和な暮らしは長続きせず、夫は出所し、また綾女たちを追うようになる。
また、馬見原の妻も退院し、いろいろな問題が交差する。

以前放送されていたドラマも見ていて、なんとなく話はわかりながらも、やはり読み進めていくと止まらなくなりました。ドラマの方が明るいイメージがありました。
家族とは何か。
この先のストーリーが楽しみです。

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2015年12月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は4.

内容(BOOKデーターベース)
高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅刑事は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童心理に携わる氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。山本賞受賞作の構想をもとに、歳月をかけて書き下ろされた入魂の巨編が、いま幕を開ける。

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2017年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマの方は観ていませんがとりあえず読んでみました。

なかなかにして暗い話ですが、続きが気になるのでぼちぼち読んでいこうと思います。

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2021年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第一部と書いてあるのにラストの方になって「あれ、話が全く終わりそうにない」と思ってしまって・・・
全部で五部もあるんですね。
私が購入したのはタイトルが「家族狩り」となっている黒と青の色使いに羽のある「テレビドラマ化」と書いてあるものでした。
なので、タイトルのイメージからは家族が殺される、みたいなミステリーを想像してしまったため、若干物足りないというか、根本のテーマがずれたまま読み始めてしまいました。
内容は興味深く続きが気になるので、ぜひ五部とも読んでみたいです。

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2014年07月16日

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