あらすじ
榎加世子は被害者たちの復讐を支援する組織「朝食会」に教師の尾藤から勧誘され、様々な被害者たちの現状を知り入会することに。尾藤の妻を殺した溝口が出所し尾藤の代わりに加世子が追う中、尾藤に手を貸したのは母親を尾藤に殺された阿久津弁護士だった!?「朝食会」東京支部支部長・榎加世子の過去が明らかになる「外道の歌」シリーズのスピンオフ!
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6巻のテーマは「姉妹」かな
朝食会の連載で作者は家族をテーマにしていると思われるが、今回のテーマは「姉妹」だと思う。
兄弟や姉妹は他人とは違い、成人前は関係がうまくいかないからといって距離をとるということができない関係にある。そのため、関係がうまくいかないときは親がなんとかとりもってやる必要があるのだが、親にも問題がある場合は姉妹が不幸になることは容易に想像できる。
自分にとって6巻の見どころは、登場する姉妹がどうして不幸になった理由が徐々に明らかになるところである。
朝食会のような復讐ものは結末がだいたい予想どおりになるためマンネリ化しやすいのだが、登場人物がどうしてこのようなことになった経緯については物語を読み進めないと分からないため、登場人物に感情移入してしまうと、飽きがこないような構成になっている。
また、巻をまたがないと姉妹がどうしてこうなったかが分からないため、次の巻も購入したくなってしまう。
危機
加世子最大のピンチ。
とはいえ会もあからさまに怪しい人物を入れて
危ない橋を渡ってるあたりやり方がおかしいと言わざるを得ない。
阿久津に手が届くのか?