あらすじ
カモとトラとは異なったポリシーで被害者たちの復讐を支援する組織「朝食会」の東京支部支部長・榎加世子。彼女の過去が明らかになる「善悪の屑」「外道の歌」シリーズのスピンオフ!今回はクラスメートに悪い男達の魔の手が迫る!
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復讐物としては斬新です
本作は復讐代行を描いている作品だが、斬新な視点で作品を描いている。
復讐代行を描くのであれば、依頼者、復讐代行者、標的の3者と復讐代行を依頼する経緯を物語の中心に据える必要があるが、本作品では依頼者の描写が薄くなっている。そのため、依頼者に感情移入できない分、復讐代行者と標的に対してより強く感情移入し易い構成となっている。
従来の復讐代行作品が第3者視点なら、本作品は主観視点と言っていいと思う。
また、本作品は共通のテーマを家族としているように思う。依頼者、復讐代行者、標的の3者と依頼の経緯のほとんどが家族と何らかの関係があり、作者から家族をテーマに物語を描きたいいう強い意思を感じる。これからも作者が家族をテーマにどのように物語を描くのかが楽しみである。
先生
加世子の同級生が胸くそ悪い事件の被害者に。
担任が単独でその復讐を!?
本筋のほうでも印象深い悪役だったあの「家族」、
やはりキャラは立ってるなぁ。