あらすじ
被害者たちの復讐を支援する組織「朝食会」に教師の尾藤から勧誘され、拒否していた加世子だが様々な被害者たちの現状を知り入会することに。そんな中クラスメートの御子柴が卑劣な男達の餌食となり、教師だった尾藤は突然姿を消し…!?東京支部支部長・榎加世子の過去が明らかになる「外道の歌」シリーズのスピンオフ!
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様々な形の家族が描く愛憎劇
本作で3巻目であるが、ほとんどの登場人物が家族としての関係を持っている。(敵対する犯罪組織ですら疑似家族)
これは、作者が家族をテーマにしているものと思われる。そのため、復讐物としては珍しく、家族間や家族内の愛憎劇が中心として描かれている。
本巻で特に目を引いたのが「結婚」で、母親は「結婚は家同士を結びつけるもので、当人だけの問題ではない」と考えているのに対して、娘は「自分とパートナーだけの問題」で考えているところである。このすれ違いが悲劇を生むのだと思われるが、続きは4巻でいうことなのだろう。
そういえば、最近、某ロイヤルファミリーでも同じようなトラブルがあったがネタ元はもしかして・・・
匿名
本編だっけ?
鶴巻に「自分もくすぶっていた」と言った加代子の「くすぶっていた時代」の話。
尾藤先生がやけにグイグイくるけど何か企んでそうなのはバレバレなので
冷静に対応できる加代子の強さに感心してしまう。
かと思うと御子柴ちゃんに心動かされたりして、年相応の心の柔らかさも持っている。
これからも加代子の魅力を沢山見せて欲しいです。