あらすじ
王城で一番年若い魔術師アンリは、おやつと昼寝が大好きなのんびり屋。強大な魔力を持ちながら自覚が足りないと度々お説教を受けていた。ところが王妃さまの病を治すため、国一番の騎士バルドーと旅に出ることになる。行く先ははぐれ魔術師オッドの住む西方の黒の森。共に過ごすうちアンリは、年は近いのに頼もしくて優しいバルドーに好感を抱く。けれど彼が自分の命を大切にしていないようなのが気になって……?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この話、大好き!!
ちょっと緩めなファンタジーだけど、受が可愛くて、攻と互いに惹かれあう様子が自然すぎて、読んでいてとってもモエモエした。
中世ヨーロッパ風のファンタジー世界だからか、受が女の子っぽいのも気にならない。というかカワイイ。涙ぐんじゃうところとかもいとけなくってイイ!!
対する攻も、一見正統派の騎士なのにその実人間として大きな何かが欠落しているのも良かったです。その辺を埋められる者同士というところが、この話の魅力だと思う。
なんかずっと読んでいたくなるお話でした。
ラストは綺麗に収まっていたので続編は望めないかもしれないけど、安西さんまたこういう話、書いてくれないかな…。
Posted by ブクログ
優しく可愛らしいお話で、もうすでに何度か読み返したのですが
読めば読むほど、丁寧に作りこまれた優しい世界観が心地の良い作品でした。
どちらもウブで初めての恋ですが、いざとなると幼さが残るアンリの方が大胆だったり
ふたりの言葉遣いがとても丁寧なところも、ふたりの間にある強い信頼感も心地よく、
想いが通じ合った後いつまでもバルドーがアンリに対して、
「こんな美しい人が自分のものなってくれるのか…」と感慨深げなところは
とても微笑ましく感じ、いつまでも初々しいふたりに好感が持てました。
また脇を固めるキャラクターも誰もみな魅力的ですが、
特に魔術師団の他言無用の真の姿が意外で・・・親近感があり過ぎで微笑ましい!
タイトルの通り、かわいいお話でした!
クロネコの時も 人間の時も、アンリ可愛すぎる!バルドーはカッコいい騎士ではあるけれど、かわいい成分多め
ほっこり安心してお話を堪能したい人におすすめです
オッドがいい感じにひねくれてて大好き
キュンキュンする
アンリが可愛らしい!猫の姿はさらに可愛さマシマシです。
まるで貴族のような相方は、アンリが思ってもみなかったような過去があり……。(王妃様の過去にはさらに驚きだったけど)
全体的に出てくる人達が暖かくてほっこり。
その分、悪人にはホントに腹が立つけれど。
魔術師と騎士のファンタジーBL
半径500メートルの日常笑をお得意とする安西リカ先生には珍しい、異世界ファンタジー!
幼くして家族と離れて魔術師としての修行をするアンリと、孤児院育ちの国一番の騎士バルトの成長と恋愛物語
祖国の王妃を敬愛する2人が、王妃の病を治すべく旅に出る。道中、お互いを深く知っていきながら、大切な人になっていく。
純真無垢で素直な2人が本当に可愛い。
作品の半分は2人が想いを伝え合い結ばれるまで。後半は後日談の様な短編。
カワイイ2人
バルドーもアンリも純粋で
可愛かった。
後半の話では、アンリが格好よく
ちょっと寂しくなる展開でしたが
基本的に良い人達ばっかりで
ほっこりします
安西さんのファンタジー
捨て身の騎士バルドー×末っ子魔術師アンリ
幼い頃に親元を離れて魔術師になったため、同僚たちから可愛がられいつまでも子供扱いされているアンリ。ある日団長に呼ばれ猫になって体調を崩した王妃様を慰めるように言われる。王妃は昔買っていた黒猫をたいそう可愛がっていたので、黒猫に変身できるアンリに頼んできたのだった。しかし早いペースで弱っていく王妃。団長は黒い森の魔術師へ助力を求めるため、ふたりを派遣するという。アンリの黒猫姿をいたく気に入ったバルドーのため、移動中は猫になって彼の懐へ入り、旅する日々で恋心を育てていく。
黒猫に変身するアンリがとてつもなく可愛い!
そしてバルドーを思いやる、幼くて純粋なアンリの気持ちが甘酸っぱい…。アンリが恋を自覚したシーンにはじんわりきました。バルドーが童貞だったことには胸熱。しかしすんなり事に至れることにファンタジーを感じる。
前半は王妃とオッドの存在感が大きすぎた。それを解決する物語だから仕方ないですが。
後半はとても良かった。アンリの怒り炸裂!
あとユキムラさんの描くバルドーが秀逸でした。
読みやすい
山あり谷ありって話ではなく、スラスラ読めちゃいます。
アンリ殿可愛いです。もう、向かう所敵なしなお話でしたが、
新しい下働きの魔術師君も出てきたところなので、続編も希望です。
Posted by ブクログ
センセの中世ファンタジーもの。
勇敢な騎士×かわいい黒猫に変身できる魔術師。表題どおりにとても可愛めの仕上がりで、おどろおどろしさがなくてふんわり楽しく読めた作品でした。
…いつもの大人なリアル恋愛話の雰囲気とはテイストが全く違っていて、これはこれで面白かったです。
アンリは、王妃の病気を治すために魔術師オッドの住む隣国のさらに西、黒の森まで騎士のバルドーと二人で旅に出ることに。
その旅のさなかに、二人はピュアな愛を育んでいきます(もちろん、最後にはラブラブで結ばれます)。
何度か危機らしきものにも遭遇するけど、ドキドキハラハラはほとんど皆無で、子供っぽかったアンリが身も心も大人になっていくのを微笑ましく見守るのみでした。
王道ファンタジーなんだけど、やっぱりストーリー展開が面白くて中だるみがないところはさすが。
特に、アンリが絶妙のタイミングで黒猫の姿から人間の姿に戻っちゃうシーンがあって、そこがとても面白かったです。
書き下ろしの、バルドー視点から見たアンリの覚醒もとてもよかったです。
P227のイラストが何度見ても面白いです!
オッドとカロが思ってたよりいいヤツだった~!
Posted by ブクログ
★3.5。ゆるっとした、けれど王道ファンタジーで読みやすい。
最近立て続けに読む安西作品。こちらはほのぼのしてて仲良しこよし。可愛いは正義!な受けちゃんでした。猫になって攻めに可愛がられている描写ににんまり。攻めも優しい騎士様で。しかも、童貞(笑)いや童貞攻め好きだけど、無理やりそんな設定しなくてもと思わなくもない。
悪役オッドが一番キャラとしては最高の受け設定だった(脇役です)。というか偉かったね~って褒めてあげたい。からす君とのスピンないのかな?
ゆるかわってやつですかね
初めての作家さん
可愛くてゆる〜い感じで表紙そのままって感じでした
これはこれでいいのかも知れないけど、自分にはちょっと物足りないかな
旅というより、初めてのおつかい感