あらすじ
香港・マカオに別れを告げてバンコクへと飛んだものの、どこをどう歩いても、バンコクの街も人々も、なぜか自分の中に響いてこない。〈私〉は香港で感じたあの熱気を期待しながら、鉄道でマレー半島を南下し、一路シンガポールへと向かった。途中、ペナンで娼婦の館に滞在し、女たちの屈託のない陽気さに巻き込まれたり、シンガポールの街をぶらつくうちに〈私〉はやっと気がつくのだった――。「あの旅をめぐるエッセイII コロッケと豆腐と人魚」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。高倉健氏との対談「死に場所を見つける」は収録しておりません。
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Posted by ブクログ
沢木さんのテンションがなかなか上がらないマレー半島編。
国によって相性もあるんだろうかと読み進めていくこちらもなかなかテンションが上がらない。
タイってもうちょっと良い国のイメージなのにな。
描かれた当時はそんなもんだったのかな。
ペナン島だけが唯一楽しそうだった。
最初に訪れたのが香港だったから、やっぱり物足りなさを感じるのかな…でもその国にはその国の良さがあるよ…いつまで香港引きずるんだろう…と思っていたけど、シンガポールで気付いてくれてよかった。
いろんな人と出会って、いろんなことに気付いていく26歳の青年の成長を見届けているようでとても楽しい。
ニュージーランドの若者に先輩風を吹かせているのが微笑ましく感じた。
さぁ次はインドだ。
巻末のエッセイに自分の幼い頃のおつかいの風景を思い出してとても心に響いた。