あらすじ
四ツ辻は人と生死が交わる処。四ツ辻にて、吉凶お見立ていたします。盲目の弟と古書店を営みながら占を売る閑と悩める人々の物語。癒しの手を持つ少女・舞子を襲った突然の厄災。そして、閑に訪れる運命の変転……。心に染み渡るヒーリングホラー第9巻。
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ちょっと不思議なお話その九
時に辛く悲しく、時にハッピーエンドだったり、全体的に淡々とした展開の短編連作集。短編だからなのか、キャラの心情がやや画一的な感じもあります。
「落ちる男」→繰り返し何度も飛び降りる男を見てしまう女。閑が道を示してあげますが……。中々怖い結末。
「七夕夜話」→閑の所へ来た女運のない男と未信に助けを求める子供。こちらは自業自得な結末。
「盤古」→作家を探す担当編集者。閑の指示通り動いた先は見知らぬ街?そこで知る真実。
「天使」→不満だらけの引きこもり男。ネットの言葉に誘われて外出しますが、その結末は……。
「柿暖簾」→舞子のいる施設の男の子。孫を育てる祖母。子供を持つ母親。悩みを閑に相談。どちらも身勝手で執念も怖いです。
「幻臭」→男運最悪の女性。閑の助言で道を歩いていると、次々男に声をかけられます。匂いで悪者退治!しかし自分が犠牲に……。
「舞子」→施設の先生が舞子を庇って心配停止。ヒーリングで救出するも、今度は舞子が意識不明。閑が助けに来てくれますが……。