あらすじ
旅の果て、何かに呼ばれるようにこの岸辺に辿り着いた方々の失せもの探しをお手伝いいたします。四ツ辻で占を売る閑(しずく)の少年時代を含む珠玉作6編。
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ちょっと不思議なお話その五
時に辛く悲しく、時にハッピーエンドだったり、全体的に淡々とした展開の短編連作集。短編だからなのか、キャラの心情がやや画一的な感じもあります。
「通り魔」→カッターを懐に隠し、事件を起こそうとする少年。見知らぬ女性に目をつけますが……。
「物語」→神社で暮らす捨て子の少年と洞穴の先の老女。神と人。閑の過去が描かれています。何度か読んでようやく関係性が分かったかも。
「カワボタル」→アメリカVS日本。度々戦争絡みの話が登場しますが、作者の好み?ちょっと定型過ぎる印象。
「橋姫」→夕暮れ時、橋の上に女性が一人。とある女に恨みを抱いて……。下手したらストーカー案件。
「供物」→道に迷って百鬼夜行?の中に入ってしまった少年。そこで出会った謎の子供。二人の願いは叶うのか?
「ぼたんどうろう」→事故の加害者の男と被害者の少女。彼らの結末は?