あらすじ
各メディア激賞、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。謎が謎呼ぶ「弟夫婦編」収録の7巻!
悠々自適の老後を過ごしていたはずの伯母がまさかの孤独死。山口鳴海(やまぐちなるみ)、35歳独身、美術館学芸員の人生は婚活から終活へと急旋回。よりよく死ぬにはよりよく生きる。最終&絶対王者を目指し、相棒のおキャット様・魯山人とともに黄泉(よみ)へと激走する物語が始まった。
いまいち存在感のなかった実弟が実はクソモラハラ男だった!?
身内にいたのは最大の敵でした。
孤独死した伯母のようにならずに、弟家族とコミットしていくためには?
それぞれの想いが交差し複雑に絡み合う…「家族」ってやつはなんてめんどくさいんだ!
現実を忘れさせない、向き合わざるを得ない、この漫画がヤバい第1位。――TBS「ラヴィット!」では「子供に読ませたい漫画」第1位。みんなで生きよう、恐怖に打ち勝つ道をシェアしよう!
月刊モーニング・ツー(講談社)で始まった連載は、コミックDAYS(講談社)に媒体を移し、隔週日曜日に更新中。
講談社ViVi&FRIDAYデジタル&FRaU&mi-mollet、北海道新聞、読売新聞、神戸新聞、MORE、週刊文春、文春オンライン、扶桑社SPA!オンライン、産経新聞、QJWeb、楽天証券トウシル、LIFULL介護tayorini、ダ・ヴィンチweb、ねとらぼ、日刊工業新聞、Real Sound、文化放送、Sirabee、NHK福岡、finasee、オリコンニュース、BRUTUS、CREATIVE VILLAGE、YBSラジオ、朝日新聞telling.などで、作者インタビューほか関連記事が掲載・配信・放送されました。
「孤独死への不安」という重々しいテーマを実にコミカルに描いている作品です。主人公の山口鳴海は、叔母の孤独死をきっかけに「一人できれいに死ぬ」ことを目標に終活を考えていきます。しかし、目の前に立ちはだかるのは結婚・介護・老後資金というかなりハードな課題ばかり。職場のエリート後輩の那須田にも「何も考えてこなかったからですね」と自身の無知を思い知らされる始末…。鳴海は易々と結婚に踏み切ることもできない(そもそも相手がいない)ため、きれいな孤独死に向けての学習を始めるのだった。
めちゃくちゃ重めの鬱マンガ…?と見せかけて実は、登場人物みなキャラが濃く、ネタ要素も多いです。それでいて、たしかに人間だれしも、家族がいてもいなくても死ぬのだから準備しなければいけないよなぁ。といつの間にか主人公を自分事のように追っていってしまう。結婚しない、子供をもたないという選択が当たり前の世の中であるからこそ生まれたテーマですし、令和の時代にぜひおすすめしたいマンガです!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
鳴海の弟一家が再び登場。しかも、さらに弟のモラハラに磨きがかかっていた。孤独死した伯母のようにならずに、弟家族とつきあっていくにはどうしたよいのか。鳴海は、弟の嫁と本音で語り合おうとする。果たして彼女は敵か味方か。血の絆は切れない、身内という最大の難物とつきあうにはどうしたらいいかを考えさせられる。
Posted by ブクログ
弟嫁との会話と独白で1冊終わってしまった。
ありそうでありそうでありそうで…私はそういうのやる間もなかったけど、とても身に積まされる。両親揃って元気で居た頃の気持ち。まだ大丈夫、どうにかなる。お母さんがんばって。いろいろ逃げてた。30代独身、まだ若いと思うよ。最大の敵、これからもっと出てくるのでは?
Posted by ブクログ
アラサー独身女性の終活マンガとして始まったけれど、いつの間にか2020年代におけるコミュニケーションのありようを問うトコロまで。
「逃げ恥」はカシコイ人のより良い生き方を提示したと思うけど。「ひとりでしにたい」はカシコクナイ人はどうやって生きるべきかを示してる。
これと「ブスなんて言わないで」はドラマ化すべきだと思うけどなぁ・・・
Posted by ブクログ
まゆさんの方が二枚も三枚も上手、しかしへこたれず追い地雷するのが鳴海流?
鳴海-ナスダ-まゆの「三角関係」、サスペンスのようなスリリングさだったよ。
「終活ネタ」は勿論、人間関係の展開がすごく面白くて、しかしこの人間関係をどう構築・清算するか!?というのも「終活ネタ」なんだなあ……