あらすじ
ニュース配信社の記者、ベンジャミンは、英国の次期国王ジェイムス皇太子を取材するためケニアにやってきた。滞在先のホテルの中庭で出会ったのは、あろうことかジェイムスその人だった。雨が上がるまでの時間つぶしに、ベンの部屋のテラスでチェスを始めた二人は、駒を取られるたびに一つ秘密を打ち明ける取り決めをする。それは軽いゲームのはずだった。しかしいつのまにか二人の間に不思議な感覚が通い始め――。世界で一番秘密の恋が、いま始まる。
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まさにローマの休日!!
初めて外国の作家さんのBL本みました。情熱的で違和感ないどころかエロいし読みごたえバッチリでした。外国映画を見てるみたいな、、登場人物の言い回しが素敵でジェイムスとベンの魅力があふれていて。映画「ローマの休日」も好きなので、お家お泊まりデートとか公園にお忍びで行くとことかキュンキュンでした!!
王子と記者(一般人)だからこその葛藤に胸が熱くなりました。王族であるからこそゲイであることのカミングアウトの困難さ、パパラッチからの自由のない生活。
映画みたく二人が出会いを思い出に秘めて生きていくっていうよりはベンが障害を乗り越える決断をしたことに驚きで!希望の残る感じで終わってるので続編あったら読みたいです!
こういう身分違いの恋ってすごく萌えます。
そしてこのカップル、ちょいちょいリバなんです。ベンがタチだと当たり前に思って読んでたから途中違和感感じたんだけど、ジェイムスもカッコいいし、まぁどっち役なんて二人の愛の中じゃ問題じゃないのかも!!
匿名
素晴らしい!英国と言うだけで良いイメージが浮かびます。初めは思っていたのと攻めと受けが違い驚きましたが、その後を読んでみて、こういう海外っぽいリバ良いですね。でも、イギリス王室が舞台で、名前やシチュエーションなど、何となく想像してしまいます。
両片思いのような流れ
英国の皇子と記者という身分差の恋愛で、最初は割り切った体だけの関係をお互い望みます。逢瀬を繰り返すうちにどんどんお互いを大切に思う気持ちが伝わってきて、とてももどかしいですが、2人のやりとりにはキュンキュンします。海外の小説になりますが、翻訳も自然でとても読みやすいです。気になるところで終わりますのでぜひ続編も読んで欲しいです。
イギリス皇太子ではないけどのハリー王子とメーガン妃をふっと思い出したわけで。彼らはマスコミの暴挙を批判し、王室内の差別等告白し結局アメリカに逃げてしまったんですが。ある意味今までの王室を変えようとしたのかもしれないけど、今では完璧ヒール役ですよね。この作品はゲイである身分を隠し、替え玉として親友の女性も巻き込み隠蔽しようとしてた中、ジャーナリストの彼と恋に落ち最初はお互い身体の関係のみと割り切りってたのだが、徐々に相手が自分らにとってかけがえの相手になり、最終的に隠し通すのをやめてカムアウトすることに。ベンは別れないと決断して終わりましたが。イギリスの王室という世界観と海外の作家といいエッチ度多めです。それもリバ。翻訳もしっかりしてるし、綺麗な作品なので読みやすいです。購入躊躇してる人この作品BL好きなら気に入るとおもいます。
後半にいくにつれて…
ジェイムスもベンもいまいち好きになれなくて、気が乗らなかった前半戦。なんとか堪えて読み進めるうちに、少しずつ彼らの心情を理解できるようになりました。
最初は誤解があって上手くいかなかったけど、それでも惹かれ合っていった彼らとまさしく感覚がリンクしていたのだな、と今となっては納得。
クリスマスプレゼントのエピソードあたりから、めちゃくちゃふたりが愛おしく思えました。
ローマの休日
海外の作家さんだからどうかなと思いましたが面白かったです
それにしても最初の出会いで綺麗に別れていればまるっきりローマの休日になりましたね
ドキドキが止まりません
ずーっとドキドキしながら読んでました。
雨の日の偶然の出会いから、再会し愛し合いながらも、お互い『終わりのある関係』と割り切っていたのにも関わらず…
これからが正念場だ!
というところで終わっているので、続きがめっちゃ気になります。
心からこの2人を応援したいし、2人の仲が認められますように…
読み応えあります。
皇太子という特殊すぎる設定と、そこからくる葛藤や取り巻く環境と、それを受け入れ諦めて、一人強くあろうとする姿に切なくなりました。
でも、そこに希望の持てるラストが。
幸せになってほしい、次巻に期待です。
Posted by ブクログ
翻訳小説特有の読みづらさが本当に少なく、ストレスなく読めた。
ジェイムスがベンとの関係に溺れていきつつもとても理性的な人物なので
そのバランスもよかった。
リバ。英国王室をモデルにしてることを全く隠さないというかそのまま書いてるので
大丈夫なのかな、とちょっとハラハラしたりもするけど、多分大丈夫なんでしょう。
こっそり夜中に逢瀬を重ねる二人がエロティックで良かった。
ジェイムスの決断は1巻通しての葛藤がわかったので自然に見えたけど、
最後のベンの急旋回がちょっとびっくりしたかな。
ベッドシーンは少し多すぎるように感じた。
私はベッドシーンなくてもいいタイプなのでもうお腹いっぱい…ってなってしまったかな…。
続編もあるとのことで楽しみ。
Posted by ブクログ
イギリス皇太子と記者の話。
皇太子(ジェイムズ)は立場上ゲイであることを隠している。
また、恋人に脅された過去もあり、恋人を作るのは難しいと思ってる。
記者(ベン)も特定の相手を作るつもりはないので、セフレみたいな関係。
続巻もあるのですが、この巻はジェイムズがカミングアウトし、2人がパートナーになるまでの話でした。
会う度イチャイチャしてました。
日本のBLみたいに受け攻めの概念がないのが新鮮でした。
リアルだとこんな感じなんですかね?
小説の中でジェイムズは頭が切れる人って設定だったんですが、そのとおりで、ベンが距離を置きたいと思ってることなど、よく察していました。
立場上そういうのが得意なんでしょうか。可哀そうなくらい周りに気を使ってました。
良くわからないのが、なぜそんなに国王になることに固執するのか。
これまで努力だったり、両親のことを考えてってことなんでしょうか。
伯父に渡しちゃえばいいのにと思いました。
また、妹も今後どうなるのか気になりました。
Posted by ブクログ
王子と記者ってローマの休日みたいやな…しかしほんまもんの英国王室(直系)設定にまず驚き。日本では到底置き換えられない題材(笑)
最大のスキャンダル、王太子がゲイであること。そんな秘密を知ってしまった記者とセフレのような関係に。
この記者、信用のおける人物かと思えば、束縛はナンセンスとばかりに遊びに行ったり。うーん、病気もらってくるかもしれないのに…結構浅はか。んで海外BLってリバ多いけど、これはリバらないでほしかった~攻めだと思っていた記者がいきなりメスっぽくなるのには萎えた…。
ゲイクラブにも行けない王太子のために、自分達で疑似クラブつくって疑似プレイ(笑)するシーンは、めちゃめちゃ色っぽいのに、なんだか切なかった。