あらすじ
これは、最も一線を越える「結婚」!!
児童相談所に勤務する夏目アラタは、結婚に夢など抱いていない30代・独身。
彼はある日、担当児童・卓斗から「父を殺した犯人に代わりに会って欲しい」という依頼を受ける。
犯人の名は品川真珠。【品川ピエロ】と呼ばれる有名連続殺人犯だった…!!
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肌が粟立つような心理戦
極めてリアリティがあり、また先が読めずゾクゾクする心理戦。
私は本作の魅力はそこだと思う。
真意も正体もわからない知能犯のヒロインと主人公のスレスレの駆け引きは、息をつく間も無いほどの緊張感に満ちている。
なにより、ヒロインのデザインが素晴らしいです。
可憐な点もありながら、歯並びや表情、そして知略から絶妙に恐怖心を煽ってくる。
主人公もやり返されるばかりでなく、「そう来るか!」と言いたくなるような、人間心理に沿った見事な切り返しを見せてくれる。
そこには薄っぺらさがなく、非常に重厚なやり取りが繰り広げられている。
サイコスリラーや、デスノートのような心理戦が好きな方には是非ともおススメしたいです。
匿名
面白すぎる。何を考えているのか分からない殺人犯との駆け引き。ストーリーが引き込まれるだけでなく絵もとんでもなく綺麗。ゾッとする場面が絵柄によってより引き立てられる。作画と分かれてるのかと思ったら1人でやっているのか....。凄すぎる。
続きが気になる……!
3人の遺体をバラバラにした殺人鬼との面会時間の中での駆け引きがめちゃくちゃ面白いです……。
面会した時に得た情報と調べて分かったことの照らし合わせも新しいことが分かったりして先が気になります!!
めちゃくちゃ面白いです!
幼少期の傷を抱えた男女。隔たれた殺人鬼と主人公は結婚をするのか。お互いがお互いを読み合う心理戦の応酬に読む手が止まりません。
まるでサスペンス映画
結論からいえば超面白いです!特に謎に包まれた殺人鬼、品川真珠の目的がまるで分からないところが!
主人公の夏目アラタの目的は、まだ見つかっていない遺族の遺体を見つけ出す事。ただもう最初のカマ掛けでアラタが手紙の差出人とは別人な事や、アラタの目的まで見透かしている。それなのになお敢えてアラタに付き合う理由は?そして幼少期よりIQが30も上昇したのは何故?彼女は本当に殺人鬼なのか??(いや殺人鬼なんだろうけど!)
謎が謎を呼び、気付けばアラタと同じ気分にさせられます。あと彼が不良気質なのに子供の為を思う児相職員で、根が良い奴なのにも好感が持てました。
ドキドキ
連続猟奇殺人犯の被害者遺族から見つからない首のありかを聞き出してほしいと頼まれた主人公が、犯人の女と面会して結婚の約束をしてしまう。
相変わらずワクワクさせるなぁw
心理ゲームのようなやりとり
あまり事前情報がないまま読んだ。
夏目アラタは児童相談所に勤める国家公務員。
問題家庭で育ち、児童相談所のお世話になることもしばしば。
その経験もあってひどい状況にあるこどもたちを見ると放っておけず、実力行使にでることもある。
自身を鉄砲玉と称し、同僚がなかなか手を出せない案件でもグイグイ仕事をする。
そんなある日、殺人事件の被害者の遺族がアラタに扮して殺人犯と手紙のやり取りをするというトラブルに巻き込まれる。
それをやったのは、被害者の息子でまだ見つかってない父親の体の一部を隠した場所が知りたいとの理由からだった。
しかし少年から、殺人犯とやり取りを続ける中で、危険な傾向がみられたことからその手紙の中に書いてあった「直接会って話そう」という言通りアラタは殺人犯に会いに行く……。
元ヤンで仕事に対して時に破天荒に挑むアラタ。
ただ自身の幼少期の経験から子供たちの置かれている状況を少しでも改善したいという思いで動いている。
そんな彼が被害者の息子だけでなく、昔虐待されていたであろう殺人犯の品川真珠にも次第に向けられていくようになる。
二人のパワーゲームのようなやりとりの中に隠れた真意が今後どう本編に影響をあたえるのか続きが楽しみ。
いい
すごくおもしろいマンガです。
真珠は怖いしキモいし不気味だけれど、不思議で怪しい魅力あってついつい興味を惹かれてしまう。
犠牲になった男たちもそんな風に魅了されたんでしょうね。
危うさに惹かれる
試し読みで、ヒロインの品川真珠に惹かれて購入しました。
主人公のアラタと婚約を交わし、またメインキャラとして描かれているのでヒロインと呼びましたが、
実際は残虐な連続殺人事件の犯人として死刑判決が下っている危険人物です。
可憐な見た目をしていますが、その可憐さを含め、様々な手段を使って駆け引きを仕掛け、人々を翻弄します。
アラタと真珠は獄中結婚の約束を餌に、相手から欲しいものを引き出そうとします。
この欲しいものというのがミソで、真珠の本当に望んでいるものが我々には明かされていません。
本心では結婚する気がない、したとしても真珠が出所しなければいいとするアラタに対し、真珠はアラタとの結婚に積極的なようです。
それが愛からくるものなのか、何か目論みがあるのか、
そもそも愛があったとして、その「愛情表現」は安全なものなのか、それが分からないのです。
愛に飢えているようにも、全く逆のようにも、猟奇的なようにも、弱いようにも見える。
真珠自体にどこにも着地しないような危うさがあり、怖いけれど、同時にとても可愛らしい、庇護欲をそそる一面がよく描かれています。
その危うさにアラタも揺さぶられ、気がつけば彼女のシナリオ通りに動いているのではないか? と読んでいるこちらがハラハラします。
サスペンスにも危険を逃れつつ謎を追うなど緩急がありますが、
当作では真珠が謎を持つキーマンであり、常に危険と渡り合わなければなりません。
おまけに真珠自体の人間性が分からないため、ゴールが結婚なのか、和解なのか、決裂なのか、殺人なのか、それも分からないままなのです。
いわば真珠のこれからの目的と事件の真相とで謎の入れ子構造になっており、
その中で選択を間違えないよう手探りで進まなければなりません。
事件や解決やちょっとしたスリルを見物する観客ではなく、絶え間ない緊張のプロセスに晒される当事者の気分を味わうことが出来ます。
今後の展開に目が離せません。
Posted by ブクログ
映画の予告で知って読んでみた。
予告の印象より、アラタが誂うようなつもりで
プロポーズをした訳ではなく
人助けから始まっているところが興味深い。
真珠の本心も全く読めないし、ガラスに隔てられ
法に守られているはずなのに
向き合うことに恐怖を感じる。
アラタも負けずによく渡り合っているが
綱渡りの緊張感に続きが気になってしまう。
展開のテンポも良く読みやすい。
不思議な心理戦
ピエロの格好をした女性の殺人鬼はちょっと珍しそうです。面会でのやり取り等、虚実の境界線で危ういところを綱渡しているかのようでした。
担当弁護士経由でも新たな事実が出てきたりで、医龍の作者だけあり、作品は盤石そうです。
ただこの作品、小学館系マンガアプリでは読めないんですよね……。
(白骨化した遺体の一部も出てきていますし、真犯人なのでしょうが、田中ビネー式知能検査の結果が途中から劇的に改善しているというのも謎ですしね。さすがに上手い方です)
続きが気になる!
先が全く解らない展開で、ドキドキしながら読んでいます。これから少しずつ謎が解けていく様子を自分も追い続けたい。
絵が綺麗なぶんリアルな心理を読み手も感じられるので実際に法廷で傍聴している気分になる。
夏目アラタ1
予想外の恐ろしい設定と展開にビックリ。。。とにかく不気味で気持ちの悪いハラハラしっぱなしの重い展開にビビりまくりです。結婚っていっても、全然甘くなくて。。。