あらすじ
日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ完結の第8巻!
アン48歳、第一次大戦が始まり息子3人が兵隊として欧州の戦場へ。
出征を見送り、激戦が報じられる不安な日々、赤十字の活動をして、家族の無事を祈る。
そして悲劇、感涙の復員。アンの娘リラの視点で描く戦争と銃後の暮らし、リラの成長と甘い恋。
日本初の全文訳・訳註付アン・シリーズ完結の第8巻。
地図、写真、年表入り。
●特徴1──日本初の全文訳
●特徴2──巻末訳註で、作中の約590項目を解説
●特徴3──口絵写真10点と地図2点
●特徴4──あとがき……小説をより深く味わうために
●特徴5──付録の年表
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
いよいよ最終巻!アンは48歳。第一次世界大戦が始まり、息子たちが戦地へ向かう展開に胸が締めつけられる。でもリラの恋が描かれることで、少し救われた気がした。カナダがどんな立場で戦争に参加したのかは知らなかったので、当時の社会情勢を知れる部分も興味深かった。やっぱり私はアンとギルバートの結婚までの話が一番好きな。
Posted by ブクログ
アンシリーズ最終巻。やったー完走した!訳者の松本侑子さんに感謝!
お話は、第一次世界大戦のカナダ。主人公はタイトル通り、アンの娘のリラ。
アンシリーズを初めから追ってた読者の立場からすると、アンは娘時代の時、すごく素敵な日々を過ごしてたのに、リラはホントに忍耐の日々で、戦争はそういう意味でもやはり残酷だと思った。
食糧事情、最後の方は少し制限してたくらいだけど、日本の戦争末期とはえらい違いだと思った。
まぁアメリカはたらふく食ってたけどさ。
オーストリアが始めて、巻き込まれた形のドイツなのに、ドイツがヘイト一身に集めててなんか草。オーストリアの空気っぷりがすごい。
個人的にはスーザンが前作と変わらないスーザンで良かった。
サブタイトルちょっとだけ見て「え?スーザン結婚しちゃうの?」「月に頬髯みたいなビミョーに女見下してるヤツと結婚するのか!?」とヤキモキしたけど、熱々のなべを振りかざして頬髯を撃退してて、何かスッとした(笑)
反戦の方に話が進みそうだなと思ってたけど、そうはならず、ギリギリのバランスを保っているのは流石だな、と思った。